第4章
夢小説設定
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夕食にウェルカムバーガーを食べて家に帰宅したが、早い時間帯に食べてしまったせいか21時を過ぎる頃には小腹が空いてきた。
「微妙にお腹すいたなー。」
「俺もだ。ナマエ、せっかくなら外に呑みに行かないか?」
「あ、いいね。」
「最近近くにBritishPubが出来てたな。そこにするか。」
「行ってみたい!」
歩いて7分、黒い外観に金色の英字で
"BRITISH PUB"と店名が書かれている。
外から見ると薄暗いように見えたが店内に入ると思いの外明るい。
18世紀頃のイギリスでは町に「public house(公共の家)」と呼ばれるものがあった。
人々の集会場や社交場、ときには結婚式を開く場所として使われていた施設だ。
そのpublic houseが進化して、やがてパブという名前が一般化していった。
パブはバーとは違いカウンターの店員に声をかけて注文し、空いている所で席に座るのは勿論立ち飲みも出来る。
だが1番の特徴は他の客と会話を楽しみながら酒を呑むという点だろう。
勿論会話は必須ではない。1人で黙々と呑む人もいる。
カウンターの方へ行こうとした時、後ろから来た50代位の男に声をかけられた。
「兄ちゃん、ガタイ良くて酒強そうだな。
一つ、賭けをしないか?」
「なんだ、賭け事なら他所でやれ。」
「まぁまぁ。…もしおたくが勝ったら良いものをやるよ。これだよ。」
小さい袋に入った錠剤のようなものを見せられた。
「なんだそれは。」
「これ飲んでその女とヤったら…もうこれ無しではいられなくなるぞー。うへへへ。」
こいつは恐らく、MDMA…別名セックスドラッグ。違法な薬物だ。シュウと目配せをした。
「ホォー…そいつはそんなにイイのか。」
「興味があるか?じゃあ賭けをしよう。
お互いテキーラをショットで、何杯呑めるかだ。
もしオレが勝ったら酒代は全て払ってもらおう。
だが残念賞としてこの錠剤一つやるよ。
お前さんが勝ったら酒代は勿論払ってやるし錠剤二錠やる。どうだ?。」
「いいだろう。それともう1つ、俺が勝ったら一つ言うことを聞いてもらおうか。」
「できる範囲内ならな。じゃあ酒を楽しもうじゃないか。とりあえず店員にはそれぞれで金を払おう。」
男と共にテキーラのボトルを注文しショットグラスを受け取った。
「お前さん、煙草は持っているか?」
「あぁ。」
「一杯呑む毎に煙草を1本、テーブルに置いていく。
限界を感じたらお互い申告する事。
若造、無茶はするなよ。
泥酔されても周囲に迷惑だからな。」
「大丈夫だ。」
「それじゃー、色男に…乾杯。」
シュウは無言でテキーラをグラスに注ぐと一気に煽った。
テキーラの度数は35〜55度、40度が主流だ。
ショットグラス一杯が45mL程度なので、テキーラをショットグラスで一杯飲むと、アルコールとして15g程度摂取することになる。これはビール350ml程度相当。
今頼んだテキーラは1瓶に750mL入っているので、アルコールで240g。ビール換算で6L。
これが体内に摂取されると、人によってだが
450mg/dL程度の血中アルコール濃度となり呼吸が停止する。
いくら酒に強いシュウとはいえ、こんな呑み方危険すぎる。
魔法で生き返らせた時の恩恵があるので死ぬ事はないが、意識を失う事は確実だろう。
不安そうに隣でじっとシュウを見つめていると優しく見つめ返され頭を撫でられた。
「そんな顔をするな。大丈夫だ。向こうで何か軽くて甘い酒でも呑んでいろ。ほら、俺の財布を渡すから何か食えるものと一緒に買ってこい。」
「分かった…無茶しないでね…。」
店員に声をかけてウィンナーの盛り合わせ3皿とシャンディガフを頼んだ。
空腹でお酒を煽っているのも心配なので、それぞれ二人にウィンナーの盛り合わせを渡して席についた。
立ち飲みしている二人の近くの席でウィンナーを頬張りシャンディガフで喉を潤した。
「…うま。」
その後20分位経ったか。男がついに音を上げた。
「参った。俺はテキーラ8杯…お前さんは13杯か。
他の店で何度か賭けをした事はあったがここまで呑んだやつは初めてだ。やるな。」
シュウのボトルは3分の2以上減っていた。
「仕方ねぇな…約束通り金を払うよ。」
「金はいらん。さっきのものを見せろ。」
「分かったよ。こいつだ。」
懐から男が薬を出した時、シュウが男の写真を撮った。男は驚いて顔を伏せた。
「何写真撮ってやがる。」
「これは証拠だ。おい、入ってきていいぞ。」
店の外に向かって手招きをする。
「警察だ!」
10人ほどの警察官が店内になだれ込んできた。
「薬物所持及び売買の疑いで逮捕する。」
「お前ら…!!謀ったな!」
「悪いな…俺はFBIなんでね。」
フンと鼻で笑い、「さっき言った通り一つ言う事を聞いてもらおう。…こんな事二度とするなよ。」と言うと男は怒って暴れだした。
が、酔っ払っていたせいかふらついて千鳥足になっていておぼつかない。
「後で急性アルコール中毒になるかもしれない。念の為病院に連れて行け。」
「分かりました。また後日ご連絡します。」
「あぁ。まかせたぞ。」
男は無事警察に連れていかれた。
「微妙にお腹すいたなー。」
「俺もだ。ナマエ、せっかくなら外に呑みに行かないか?」
「あ、いいね。」
「最近近くにBritishPubが出来てたな。そこにするか。」
「行ってみたい!」
歩いて7分、黒い外観に金色の英字で
"BRITISH PUB"と店名が書かれている。
外から見ると薄暗いように見えたが店内に入ると思いの外明るい。
18世紀頃のイギリスでは町に「public house(公共の家)」と呼ばれるものがあった。
人々の集会場や社交場、ときには結婚式を開く場所として使われていた施設だ。
そのpublic houseが進化して、やがてパブという名前が一般化していった。
パブはバーとは違いカウンターの店員に声をかけて注文し、空いている所で席に座るのは勿論立ち飲みも出来る。
だが1番の特徴は他の客と会話を楽しみながら酒を呑むという点だろう。
勿論会話は必須ではない。1人で黙々と呑む人もいる。
カウンターの方へ行こうとした時、後ろから来た50代位の男に声をかけられた。
「兄ちゃん、ガタイ良くて酒強そうだな。
一つ、賭けをしないか?」
「なんだ、賭け事なら他所でやれ。」
「まぁまぁ。…もしおたくが勝ったら良いものをやるよ。これだよ。」
小さい袋に入った錠剤のようなものを見せられた。
「なんだそれは。」
「これ飲んでその女とヤったら…もうこれ無しではいられなくなるぞー。うへへへ。」
こいつは恐らく、MDMA…別名セックスドラッグ。違法な薬物だ。シュウと目配せをした。
「ホォー…そいつはそんなにイイのか。」
「興味があるか?じゃあ賭けをしよう。
お互いテキーラをショットで、何杯呑めるかだ。
もしオレが勝ったら酒代は全て払ってもらおう。
だが残念賞としてこの錠剤一つやるよ。
お前さんが勝ったら酒代は勿論払ってやるし錠剤二錠やる。どうだ?。」
「いいだろう。それともう1つ、俺が勝ったら一つ言うことを聞いてもらおうか。」
「できる範囲内ならな。じゃあ酒を楽しもうじゃないか。とりあえず店員にはそれぞれで金を払おう。」
男と共にテキーラのボトルを注文しショットグラスを受け取った。
「お前さん、煙草は持っているか?」
「あぁ。」
「一杯呑む毎に煙草を1本、テーブルに置いていく。
限界を感じたらお互い申告する事。
若造、無茶はするなよ。
泥酔されても周囲に迷惑だからな。」
「大丈夫だ。」
「それじゃー、色男に…乾杯。」
シュウは無言でテキーラをグラスに注ぐと一気に煽った。
テキーラの度数は35〜55度、40度が主流だ。
ショットグラス一杯が45mL程度なので、テキーラをショットグラスで一杯飲むと、アルコールとして15g程度摂取することになる。これはビール350ml程度相当。
今頼んだテキーラは1瓶に750mL入っているので、アルコールで240g。ビール換算で6L。
これが体内に摂取されると、人によってだが
450mg/dL程度の血中アルコール濃度となり呼吸が停止する。
いくら酒に強いシュウとはいえ、こんな呑み方危険すぎる。
魔法で生き返らせた時の恩恵があるので死ぬ事はないが、意識を失う事は確実だろう。
不安そうに隣でじっとシュウを見つめていると優しく見つめ返され頭を撫でられた。
「そんな顔をするな。大丈夫だ。向こうで何か軽くて甘い酒でも呑んでいろ。ほら、俺の財布を渡すから何か食えるものと一緒に買ってこい。」
「分かった…無茶しないでね…。」
店員に声をかけてウィンナーの盛り合わせ3皿とシャンディガフを頼んだ。
空腹でお酒を煽っているのも心配なので、それぞれ二人にウィンナーの盛り合わせを渡して席についた。
立ち飲みしている二人の近くの席でウィンナーを頬張りシャンディガフで喉を潤した。
「…うま。」
その後20分位経ったか。男がついに音を上げた。
「参った。俺はテキーラ8杯…お前さんは13杯か。
他の店で何度か賭けをした事はあったがここまで呑んだやつは初めてだ。やるな。」
シュウのボトルは3分の2以上減っていた。
「仕方ねぇな…約束通り金を払うよ。」
「金はいらん。さっきのものを見せろ。」
「分かったよ。こいつだ。」
懐から男が薬を出した時、シュウが男の写真を撮った。男は驚いて顔を伏せた。
「何写真撮ってやがる。」
「これは証拠だ。おい、入ってきていいぞ。」
店の外に向かって手招きをする。
「警察だ!」
10人ほどの警察官が店内になだれ込んできた。
「薬物所持及び売買の疑いで逮捕する。」
「お前ら…!!謀ったな!」
「悪いな…俺はFBIなんでね。」
フンと鼻で笑い、「さっき言った通り一つ言う事を聞いてもらおう。…こんな事二度とするなよ。」と言うと男は怒って暴れだした。
が、酔っ払っていたせいかふらついて千鳥足になっていておぼつかない。
「後で急性アルコール中毒になるかもしれない。念の為病院に連れて行け。」
「分かりました。また後日ご連絡します。」
「あぁ。まかせたぞ。」
男は無事警察に連れていかれた。