第4章
夢小説設定
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目が覚めたら昼の1時になっていた。
とりあえず魔法でなんとかパジャマから服に着替えられた。
…といっても横側の一部を切って開いて脱ぎ、元に戻すという作業を繰り返すという面倒臭い方法だが。
その方法でシュウのジャケットとシャツも鎖から取り除いた。
そんな事をしていたら目が覚めたらしい。
「ん…おはよう。」
「おはよう。もうお昼だけどね。」
「そうか。」いつもと違って横になったままぼんやりと天井を眺めている。
「どうしたの…?」
「…君が隣に居てくれる喜びを噛み締めている。」
ちらりと私を見ると優しく目を細めた。
「はー…。その顔ずるい。顔が良すぎる…。」
思わず額に手を当てた。
「ありがとう。」余裕たっぷりに返事をすると軽く伸び欠伸をした。伸びをしたせいで掛け布団がはだけて胸板が露わになる。
「腹が減った。昨日の昼から何も食ってないんだ。」
「えっ、晩御飯食べなかったの?」
「居場所を調べたり手錠を用意してもらったり大変だったんだ。夕食を摂る気持ちの余裕がそもそもなかったけどな。」
「急いで作るから!」
「一緒に作ろう。」
「せめて下着とズボン履いて!」
お昼ご飯はすぐに茹でられる素麺にした。
「冷たくて美味い。」
「狭いテーブルで横並びはやっぱりキツいね。」
「まぁな。」
もうすぐ食べ終わりそうだと言う時にLINEの通知音が鳴った。
「えっ、蘭ちゃんと園子ちゃんからだ。渡したい物があるから5分位したら来るって…。どうしよ、この状態で…。」
「説明すればいいじゃないか。また来てもらうのも手間だろ。」
「シュウ、まず服きて!それから食べて!」
なんとか服を着させて残りの素麺を啜った。
皿を片付けるとちょうどインターホンが鳴ったので慌てて手錠を隠しながら出た。
「「こんにちは!」」
「二人共いらっしゃい!」
「この間は泊まらせてくれてありがとう。」
「蘭ちゃん、遠慮なくまた来てね!園子ちゃん久しぶり!」
「なかなか勉強が大変で連絡出来なくてごめんね。蘭とも電話はしてたんだけど会うの久々!
今日はナマエちゃんと赤井さんに会えて良かったわよ。ん…。あれ…
もしかして、私たちお邪魔だった?」
園子ちゃんが顔を赤らめながら、私が後ろ手に隠していた腕を見た。手錠を見られてしまったか。
「違うの!これ、そういうのじゃなくて!」
「悪いがこういうのは俺の趣味じゃない。ちょっと訳ありでな。」
「とにかく、これを誰かに見られる訳にいかないから入って!!」
2人を中に入れてお茶を出した。
動き回る度シュウもついてくることになる。
「ふ、不便そうね。」園子ちゃんが苦笑する。
「不便極まりないよ。」
「もしかして…トイレとか、お風呂も…キャー!」
2人共何かを考えたのか顔を赤らめる。
「そもそもどうしてこんな事に…。」
「よくぞ聞いてくれました…蘭ちゃん…。」
「ナマエが俺が浮気をしていると勘違いして怒って出ていったんだ。
なんとか居場所を突き止めて、逃げられないように手錠をかけたんだが…外れなくなってしまった。」
「これ阿笠博士が作ったらしいんだけど、外す時遠隔操作するリモコンが壊れてて作動しなくて。」
「鎖を壊しちゃえば…?」
「思ったより頑丈でな…。それに制作費が高かったから壊すなと言われてしまった。」
「いつ外せるの?」蘭ちゃんが不安そうに聞いた。
「あと2日位かなー。」
「でも逃げられたから居場所を突き止めて手錠をかけるなんて…赤井さんって結構束縛するタイプなのね!」
ニヤニヤしながら園子ちゃんが口元に手を当てる。
「ナマエの能力はFBIでもトップを誇るからな…。次に逃走されたら俺でももう見つけられないと思ったんだ。
犯人を確保する時もそうだが、そう何度も確保するチャンスは訪れない。
確実に仕留めなければ。」
「ナマエちゃんって見た目はキリッとしてるけど時々抜けててのほほんとしてるし、親しみやすくてぜーんぜんそんな感じしないけど。やっぱり凄いのね〜。」
「園子!当たり前でしょ!FBIなんだから!」
「それもそうね。ごめん。」
「いや、普段抜けてるのは事実だから…。」
「そうだな、仕事中とはまるで別人のようだからな。」
「シュウまで…。」
「買い物とか大丈夫?良かったら代わりに何か買ってくるけど…。」
「ほんと!?蘭ちゃんありがとう。凄い助かる。この状態だと出前も頼めないから…。今メモするね!」
「私も一緒に買いに行くから沢山買っても大丈夫よ!あ、そうだ。これ良かったら受け取って。」
「園子ちゃんわざわざありがとう!カップ麺?」
「これね、パパの会社の関連工場の新作商品なんだけどね。ちょっと在庫が余ってるのよ。だから何人かに配ってるんだけど…。」
「何種類かある。全部カップラーメンだ。なになに…ちょい辛、辛口、激辛、ウルトラスーパー刺激タイム…。ねぇ、この最後のウルトラスーパー刺激タイムって何?新しい拷問?」
「ネーミングセンスやばいでしょ?私、試しに作ろうと思ったんだけど…もうね、開けただけで匂いが辛すぎて無理だった。食べる以前の問題よ!目が痛くなるし涙が止まらないの。」
「え、何?兵器なの?開発者大丈夫?」
「ものすっっっっごい辛党の開発者さんがいてね。 これ、一部の辛党には大人気らしいんだけど普通の人にはつらいだけ。辛いもの大丈夫?」
「好きだけど、そういう辛すぎるのをあんまり食べた事ないから試してみるね。」
「俺は辛いものは割と好きだ。ありがとう。頂くよ。これは…名前からして辛そうだな。」
「食べられなかったら無理しないでね。
あと、これ。こっちが本題よ。」
「ん?チケット?…大規模サバゲー祭り…?」
「鈴木財閥が新たに構えるホテルなんだけど、併設施設に大々的なサバイバルゲームの会場をいくつか作ることにしたの!ホテルに泊まりつつ隣の建物でサバイバルゲームが楽しめる。
だからお試し期間に遊びに来て感想を聞かせて欲しいの!だから今なるべく色々な人を誘ってて。」
「ホォー、面白そうだな。」
「全部で四枚チケット渡すから、他にも誰か知り合い呼んでくれても良いわよ!
あ、時期は来月だからまだ先なんだけどね。」
「園子ちゃんありがとう。絶対行くね!」
とりあえず魔法でなんとかパジャマから服に着替えられた。
…といっても横側の一部を切って開いて脱ぎ、元に戻すという作業を繰り返すという面倒臭い方法だが。
その方法でシュウのジャケットとシャツも鎖から取り除いた。
そんな事をしていたら目が覚めたらしい。
「ん…おはよう。」
「おはよう。もうお昼だけどね。」
「そうか。」いつもと違って横になったままぼんやりと天井を眺めている。
「どうしたの…?」
「…君が隣に居てくれる喜びを噛み締めている。」
ちらりと私を見ると優しく目を細めた。
「はー…。その顔ずるい。顔が良すぎる…。」
思わず額に手を当てた。
「ありがとう。」余裕たっぷりに返事をすると軽く伸び欠伸をした。伸びをしたせいで掛け布団がはだけて胸板が露わになる。
「腹が減った。昨日の昼から何も食ってないんだ。」
「えっ、晩御飯食べなかったの?」
「居場所を調べたり手錠を用意してもらったり大変だったんだ。夕食を摂る気持ちの余裕がそもそもなかったけどな。」
「急いで作るから!」
「一緒に作ろう。」
「せめて下着とズボン履いて!」
お昼ご飯はすぐに茹でられる素麺にした。
「冷たくて美味い。」
「狭いテーブルで横並びはやっぱりキツいね。」
「まぁな。」
もうすぐ食べ終わりそうだと言う時にLINEの通知音が鳴った。
「えっ、蘭ちゃんと園子ちゃんからだ。渡したい物があるから5分位したら来るって…。どうしよ、この状態で…。」
「説明すればいいじゃないか。また来てもらうのも手間だろ。」
「シュウ、まず服きて!それから食べて!」
なんとか服を着させて残りの素麺を啜った。
皿を片付けるとちょうどインターホンが鳴ったので慌てて手錠を隠しながら出た。
「「こんにちは!」」
「二人共いらっしゃい!」
「この間は泊まらせてくれてありがとう。」
「蘭ちゃん、遠慮なくまた来てね!園子ちゃん久しぶり!」
「なかなか勉強が大変で連絡出来なくてごめんね。蘭とも電話はしてたんだけど会うの久々!
今日はナマエちゃんと赤井さんに会えて良かったわよ。ん…。あれ…
もしかして、私たちお邪魔だった?」
園子ちゃんが顔を赤らめながら、私が後ろ手に隠していた腕を見た。手錠を見られてしまったか。
「違うの!これ、そういうのじゃなくて!」
「悪いがこういうのは俺の趣味じゃない。ちょっと訳ありでな。」
「とにかく、これを誰かに見られる訳にいかないから入って!!」
2人を中に入れてお茶を出した。
動き回る度シュウもついてくることになる。
「ふ、不便そうね。」園子ちゃんが苦笑する。
「不便極まりないよ。」
「もしかして…トイレとか、お風呂も…キャー!」
2人共何かを考えたのか顔を赤らめる。
「そもそもどうしてこんな事に…。」
「よくぞ聞いてくれました…蘭ちゃん…。」
「ナマエが俺が浮気をしていると勘違いして怒って出ていったんだ。
なんとか居場所を突き止めて、逃げられないように手錠をかけたんだが…外れなくなってしまった。」
「これ阿笠博士が作ったらしいんだけど、外す時遠隔操作するリモコンが壊れてて作動しなくて。」
「鎖を壊しちゃえば…?」
「思ったより頑丈でな…。それに制作費が高かったから壊すなと言われてしまった。」
「いつ外せるの?」蘭ちゃんが不安そうに聞いた。
「あと2日位かなー。」
「でも逃げられたから居場所を突き止めて手錠をかけるなんて…赤井さんって結構束縛するタイプなのね!」
ニヤニヤしながら園子ちゃんが口元に手を当てる。
「ナマエの能力はFBIでもトップを誇るからな…。次に逃走されたら俺でももう見つけられないと思ったんだ。
犯人を確保する時もそうだが、そう何度も確保するチャンスは訪れない。
確実に仕留めなければ。」
「ナマエちゃんって見た目はキリッとしてるけど時々抜けててのほほんとしてるし、親しみやすくてぜーんぜんそんな感じしないけど。やっぱり凄いのね〜。」
「園子!当たり前でしょ!FBIなんだから!」
「それもそうね。ごめん。」
「いや、普段抜けてるのは事実だから…。」
「そうだな、仕事中とはまるで別人のようだからな。」
「シュウまで…。」
「買い物とか大丈夫?良かったら代わりに何か買ってくるけど…。」
「ほんと!?蘭ちゃんありがとう。凄い助かる。この状態だと出前も頼めないから…。今メモするね!」
「私も一緒に買いに行くから沢山買っても大丈夫よ!あ、そうだ。これ良かったら受け取って。」
「園子ちゃんわざわざありがとう!カップ麺?」
「これね、パパの会社の関連工場の新作商品なんだけどね。ちょっと在庫が余ってるのよ。だから何人かに配ってるんだけど…。」
「何種類かある。全部カップラーメンだ。なになに…ちょい辛、辛口、激辛、ウルトラスーパー刺激タイム…。ねぇ、この最後のウルトラスーパー刺激タイムって何?新しい拷問?」
「ネーミングセンスやばいでしょ?私、試しに作ろうと思ったんだけど…もうね、開けただけで匂いが辛すぎて無理だった。食べる以前の問題よ!目が痛くなるし涙が止まらないの。」
「え、何?兵器なの?開発者大丈夫?」
「ものすっっっっごい辛党の開発者さんがいてね。 これ、一部の辛党には大人気らしいんだけど普通の人にはつらいだけ。辛いもの大丈夫?」
「好きだけど、そういう辛すぎるのをあんまり食べた事ないから試してみるね。」
「俺は辛いものは割と好きだ。ありがとう。頂くよ。これは…名前からして辛そうだな。」
「食べられなかったら無理しないでね。
あと、これ。こっちが本題よ。」
「ん?チケット?…大規模サバゲー祭り…?」
「鈴木財閥が新たに構えるホテルなんだけど、併設施設に大々的なサバイバルゲームの会場をいくつか作ることにしたの!ホテルに泊まりつつ隣の建物でサバイバルゲームが楽しめる。
だからお試し期間に遊びに来て感想を聞かせて欲しいの!だから今なるべく色々な人を誘ってて。」
「ホォー、面白そうだな。」
「全部で四枚チケット渡すから、他にも誰か知り合い呼んでくれても良いわよ!
あ、時期は来月だからまだ先なんだけどね。」
「園子ちゃんありがとう。絶対行くね!」