第3章〈完結〉
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マスタングを駐車場に入れて風見と共に警視庁内に入った。
まずは公安の極秘資料とそうでないものに分けてもらい、その後休みの人がいたデスクを借りてまだ纏まっていない捜査資料作りをすることにした。
FBIでも元々私は事務統括なのでこんなのは朝飯前だ。
10分で資料の高層ビルが平屋位の高さにはなったかな。
私の資料作りの速さに両隣の人達が驚いて作業の手が止まっており、風見に窘められていた。
しかし数分後、資料の山がなくなりやる事がなくなったのでとりあえず掃除をする事にした。
皆限界だったんだろう。カップ麺の空の容器やペットボトルが無惨にいくつも置かれたままになっていたり資料が山崩れしているデスクもあった。
「ナマエさん、掃除なんてさせられません!」
「大丈夫よ。こんな状態では皆まともに頭働かないでしょう。」
掃除が一段落した所でシュウが戻ってきた。
「赤井さん!」
「すまない、タクシーで戻ってきたんだが道が少し混んでいて遅くなってしまった。
降谷君は無事に帰らせたぞ。…さて、俺は何をすれば良いのかな?」
「赤井さん!助かります。赤井さんには未解決事件の捜査の考察を手伝って頂けると。こちら、資料です。
未解決事件が結構ありまして…。順々にやっているのですがなかなか終わらず…。」
「分かった。」
口元に手を当てて考え込むと考察をパソコンに打ち込み始めた。後は私は裏方に徹する事にしようかな。
皆の分のお昼ご飯を適当に近くのコンビニで買い込んで戻った。戻ってくるとシュウがホワイトボードを使って皆と事件の議論を交わしていた。
「これが俺の考えなんだが、他に何か気付いた事がある奴はいるか?」
「僕はこの男とこの男が関連あるんじゃないかと思います。理由はー」
こうやってラフに皆思った事をずらずら言い合う議論は珍しいのだろうか。皆なんだか楽しそうだった。
まるでシュウが先生のようだ。
少し落ち着いてきた所でお昼を買ってきた事を伝えると皆大喜びしていた。
「シュウ、これサンドイッチといつものコーヒー。」
「あぁ、ありがとう。」
シュウはいつも仕事しながら食べる時は片手で食べられる物を好む。
「後で野菜スープ買ってあるから食べる時言ってね。」
「すまんな。」
夕方には資料はほとんど片付いて、捜査の展望が開けた。
これで少しは休みが取れそうだ、定時で帰るのはいつぶりだろうかと皆浮き足立っていた。
とりあえず役に立てて何より。
「そろそろ帰ろう。風見君、また降谷君が無理している時や人手が必要になったら呼んでくれ。最低でも今年中は日本にいるから。」
「助かります。本当にありがとうございました!」
駐車場へ向かう途中でトイレに行きたくなったのでシュウには先に駐車場に行ってもらった。
トイレを済まし、駐車場へと向かった。
シュウの車を見かけて駆け寄ろうとした時、後ろから1人の女性がシュウの車に向かって走っていった。
「あの…私、やっぱり赤井さんの〜…忘れられないんです!前に言ったように不倫相手でも良い、2番でも良いから…恋人にしてください!」
「は?どういう事…?」
「ナマエ、これは」
「忘れられないって…何?どういう関係?…死ぬなら俺の隣でとか言ってたのは…全部私へのご機嫌取りだったの?」
「違う、俺は何も」
「しばらく顔、見たくない!最ッ低!大嫌い!」
怒りのあまりシュウの言葉もろくに聞かずに姿くらましでマンションへ帰ると適当に荷物をまとめた。
その足でえれなちゃんと安室の家へ向かう事にした。
インターホンを鳴らすと驚いた顔で安室が出てきた。
午前中に会ったのとは違ってしっかり寝たのか隈は薄らいで元気になったようだ。
「ナマエちゃん、今日はありがとう。急にどうしたの?」
「シュウが…シュウがッ」
思い出したら途端に怒りから悲しみに変わった。
涙が止まらず周囲を気にすること無く大泣きした。
「うわああぁ!ぶぇぇぇ!シュウなんて大嫌いぃ!!!あの浮気男!最低!f**k!」
「ちょ、とりあえず家に入って!」
安室に引きずられるように連れられて部屋のソファーに置かれた。
えれなちゃんが緑茶をそっとテーブルに置いてくれたけど泣きすぎて飲める状態では無かった。
「ゆっくり、何があったか話してくれないか?」
しゃくりあげながらだったから聞きづらかっただろうに、2人共うんうんと聞いてくれた。
「んー…。あの赤井に限って…有り得ないと思うんだけどな。」
「私も。そこまで知っているわけでは無いけれども、赤井さんってナマエちゃんの事にしか見てないと思うけど。」
「信じたい…けど…。けど…ッ…。"赤井さんの事が忘れられない"って、何…?どーゆこと…?」
「「うーん…。」」
「やっぱり、やっぱり…普通に考えたら
"あの夜が忘れられない!"みたいな意味だよね…?」
「言葉だけ捉えたらどうとでも言えちゃうよ。きちんと話し合う気はないのか?」
「…しばらく、顔見たくない…。」
「実家に帰るとか?」
「事情があって今日本国外には出れないの…。どこかホテルでも泊まろうかな…。」
「もし良ければ空いてる公安のセーフハウスを使うかい?」
「え、悪いよ…。」
「構わないよ。今まで色々助けて貰っているからね。家具も家電も一応一通りある。これ、鍵ね。今住所書くから。」
サラサラと紙に住所を書いて握らせてくれた。
「恐らく、赤井はすぐにでもここに来るだろう。もしもここに来たら適当に誤魔化すか?まぁ無理かもしれないけど。」
「うん、よろしく…。」
「スマホの電源は切っているか?」
「切ってる。」
「僕のスマホの番号覚えて。新しいスマホを買ったら時々連絡をくれ。」
「ありがとう…。なんでここまでしてくれるの?」
「…あの赤井が焦ってる姿が見たいんだよ。今は友人とはいえ、組織にいる頃多少嫌な思いをさせられたのは事実だからな。」
ニヤリと意地悪そうに笑うとスマホの画面を見せられた。
「…覚えた。」
「何かあったらいつでも連絡して。」
「食べ物いくつか持って行って!今簡単に用意するから。」
「えれなちゃんも本当にありがとう…。」
今度は嬉し涙が頬に伝った。
膝に乗ってきたハロちゃんが心配そうに頬をペロペロと舐めてくれた。
「ハロちゃんもありがとう。嬉し涙だから大丈夫。」
白くてフワフワなハロちゃんを撫でていたら随分落ち着いた。アニマルセラピー最高。
そうして、受け取った食べ物と共に紙に書いてある住所へ行く事にした。書いてあった住所へ行くと、随分綺麗なセキュリティのしっかりしてそうなマンションに着いた。
部屋に入ると殺風景だが家具や家電はしっかり置いてあった。だがほとんど使われていないのか割と真新しくて綺麗だった。
魔法で部屋を掃除して荷物の整理をした。
お湯を沸かしてリラックス作用のあるハーブティーを飲みながら持たされた料理をタッパーから皿にあけて温めて食べた。
…凄く美味しい味付けなのに、喧嘩して落ち込んでいるのもあって食が進まなかった。
なんだか少しだけ寂しかった。
コンビニへ行ったら今日はさっさと寝よう。
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まずは公安の極秘資料とそうでないものに分けてもらい、その後休みの人がいたデスクを借りてまだ纏まっていない捜査資料作りをすることにした。
FBIでも元々私は事務統括なのでこんなのは朝飯前だ。
10分で資料の高層ビルが平屋位の高さにはなったかな。
私の資料作りの速さに両隣の人達が驚いて作業の手が止まっており、風見に窘められていた。
しかし数分後、資料の山がなくなりやる事がなくなったのでとりあえず掃除をする事にした。
皆限界だったんだろう。カップ麺の空の容器やペットボトルが無惨にいくつも置かれたままになっていたり資料が山崩れしているデスクもあった。
「ナマエさん、掃除なんてさせられません!」
「大丈夫よ。こんな状態では皆まともに頭働かないでしょう。」
掃除が一段落した所でシュウが戻ってきた。
「赤井さん!」
「すまない、タクシーで戻ってきたんだが道が少し混んでいて遅くなってしまった。
降谷君は無事に帰らせたぞ。…さて、俺は何をすれば良いのかな?」
「赤井さん!助かります。赤井さんには未解決事件の捜査の考察を手伝って頂けると。こちら、資料です。
未解決事件が結構ありまして…。順々にやっているのですがなかなか終わらず…。」
「分かった。」
口元に手を当てて考え込むと考察をパソコンに打ち込み始めた。後は私は裏方に徹する事にしようかな。
皆の分のお昼ご飯を適当に近くのコンビニで買い込んで戻った。戻ってくるとシュウがホワイトボードを使って皆と事件の議論を交わしていた。
「これが俺の考えなんだが、他に何か気付いた事がある奴はいるか?」
「僕はこの男とこの男が関連あるんじゃないかと思います。理由はー」
こうやってラフに皆思った事をずらずら言い合う議論は珍しいのだろうか。皆なんだか楽しそうだった。
まるでシュウが先生のようだ。
少し落ち着いてきた所でお昼を買ってきた事を伝えると皆大喜びしていた。
「シュウ、これサンドイッチといつものコーヒー。」
「あぁ、ありがとう。」
シュウはいつも仕事しながら食べる時は片手で食べられる物を好む。
「後で野菜スープ買ってあるから食べる時言ってね。」
「すまんな。」
夕方には資料はほとんど片付いて、捜査の展望が開けた。
これで少しは休みが取れそうだ、定時で帰るのはいつぶりだろうかと皆浮き足立っていた。
とりあえず役に立てて何より。
「そろそろ帰ろう。風見君、また降谷君が無理している時や人手が必要になったら呼んでくれ。最低でも今年中は日本にいるから。」
「助かります。本当にありがとうございました!」
駐車場へ向かう途中でトイレに行きたくなったのでシュウには先に駐車場に行ってもらった。
トイレを済まし、駐車場へと向かった。
シュウの車を見かけて駆け寄ろうとした時、後ろから1人の女性がシュウの車に向かって走っていった。
「あの…私、やっぱり赤井さんの〜…忘れられないんです!前に言ったように不倫相手でも良い、2番でも良いから…恋人にしてください!」
「は?どういう事…?」
「ナマエ、これは」
「忘れられないって…何?どういう関係?…死ぬなら俺の隣でとか言ってたのは…全部私へのご機嫌取りだったの?」
「違う、俺は何も」
「しばらく顔、見たくない!最ッ低!大嫌い!」
怒りのあまりシュウの言葉もろくに聞かずに姿くらましでマンションへ帰ると適当に荷物をまとめた。
その足でえれなちゃんと安室の家へ向かう事にした。
インターホンを鳴らすと驚いた顔で安室が出てきた。
午前中に会ったのとは違ってしっかり寝たのか隈は薄らいで元気になったようだ。
「ナマエちゃん、今日はありがとう。急にどうしたの?」
「シュウが…シュウがッ」
思い出したら途端に怒りから悲しみに変わった。
涙が止まらず周囲を気にすること無く大泣きした。
「うわああぁ!ぶぇぇぇ!シュウなんて大嫌いぃ!!!あの浮気男!最低!f**k!」
「ちょ、とりあえず家に入って!」
安室に引きずられるように連れられて部屋のソファーに置かれた。
えれなちゃんが緑茶をそっとテーブルに置いてくれたけど泣きすぎて飲める状態では無かった。
「ゆっくり、何があったか話してくれないか?」
しゃくりあげながらだったから聞きづらかっただろうに、2人共うんうんと聞いてくれた。
「んー…。あの赤井に限って…有り得ないと思うんだけどな。」
「私も。そこまで知っているわけでは無いけれども、赤井さんってナマエちゃんの事にしか見てないと思うけど。」
「信じたい…けど…。けど…ッ…。"赤井さんの事が忘れられない"って、何…?どーゆこと…?」
「「うーん…。」」
「やっぱり、やっぱり…普通に考えたら
"あの夜が忘れられない!"みたいな意味だよね…?」
「言葉だけ捉えたらどうとでも言えちゃうよ。きちんと話し合う気はないのか?」
「…しばらく、顔見たくない…。」
「実家に帰るとか?」
「事情があって今日本国外には出れないの…。どこかホテルでも泊まろうかな…。」
「もし良ければ空いてる公安のセーフハウスを使うかい?」
「え、悪いよ…。」
「構わないよ。今まで色々助けて貰っているからね。家具も家電も一応一通りある。これ、鍵ね。今住所書くから。」
サラサラと紙に住所を書いて握らせてくれた。
「恐らく、赤井はすぐにでもここに来るだろう。もしもここに来たら適当に誤魔化すか?まぁ無理かもしれないけど。」
「うん、よろしく…。」
「スマホの電源は切っているか?」
「切ってる。」
「僕のスマホの番号覚えて。新しいスマホを買ったら時々連絡をくれ。」
「ありがとう…。なんでここまでしてくれるの?」
「…あの赤井が焦ってる姿が見たいんだよ。今は友人とはいえ、組織にいる頃多少嫌な思いをさせられたのは事実だからな。」
ニヤリと意地悪そうに笑うとスマホの画面を見せられた。
「…覚えた。」
「何かあったらいつでも連絡して。」
「食べ物いくつか持って行って!今簡単に用意するから。」
「えれなちゃんも本当にありがとう…。」
今度は嬉し涙が頬に伝った。
膝に乗ってきたハロちゃんが心配そうに頬をペロペロと舐めてくれた。
「ハロちゃんもありがとう。嬉し涙だから大丈夫。」
白くてフワフワなハロちゃんを撫でていたら随分落ち着いた。アニマルセラピー最高。
そうして、受け取った食べ物と共に紙に書いてある住所へ行く事にした。書いてあった住所へ行くと、随分綺麗なセキュリティのしっかりしてそうなマンションに着いた。
部屋に入ると殺風景だが家具や家電はしっかり置いてあった。だがほとんど使われていないのか割と真新しくて綺麗だった。
魔法で部屋を掃除して荷物の整理をした。
お湯を沸かしてリラックス作用のあるハーブティーを飲みながら持たされた料理をタッパーから皿にあけて温めて食べた。
…凄く美味しい味付けなのに、喧嘩して落ち込んでいるのもあって食が進まなかった。
なんだか少しだけ寂しかった。
コンビニへ行ったら今日はさっさと寝よう。
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