第3章〈完結〉
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あの後2日以上シュウからの連絡は無かった。
ふと窓の外を眺めると綺麗な満月が見える。
月があまりに綺麗過ぎて見ていられなくなって、
思わずカーテンを雑に閉めた。
ニュースでは連日銀行強盗の事件の話題で持ちきりだった。
どのチャンネルを見ても同じような場面が映る。
ため息をついてテレビを消しリモコンをソファーに投げた。
あーぁ。今日も帰って来なさそうだな。
時計の針はどちらも12を指そうとしていた。
寝る支度をしなければと思いつつも、ついついソファーでうたた寝をしてしまった。
頭がガクンと前に倒れて目が覚めた時、ガチャガチャと鍵を開ける物音がした。
慌てて飛び起きて鍵を開けると驚いた顔でシュウが部屋に入ってきた。
「おい、きちんと誰がいるか確認せずドアを開けただろ?俺じゃなかったらどうする。きちんと確認しろ。」
「ごめん、つい嬉しくて。」
「そうか…。随分と待たせてしまったな。」
「おかえりなさい!」
抱きしめると火薬と煙草と香水が混ざった香りの奥にほのかに汗のつんとするような匂いがした。
さぞ辛い現場だったんだろう。
「離れてくれ。風呂にも入れなかったんだ。」
「……。」
「おい、そんなに嗅ぐなよ。恥ずかしい。」
「…お疲れ様。」
「あぁ。まさかこんなに時間がかかるとは思わなかった。だが俺は役に立てたようだ。」
「無事に帰ってきてくれて良かった。」
「ナマエの顔を見ると安心する。
君の笑顔を見るために俺は生きていると思えるよ。」
「今お風呂追焚きするね。晩ご飯は?」
歯の浮いたようなセリフに恥ずかしくなって誤魔化すように言った。
「ろくに食べていない。腹が減った…。」
その声に反応するようにシュウのお腹の虫が鳴いた。
「フフフ…お腹の虫もお返事ありがとう。」
シュウの顔を見ると少し恥ずかしそうに笑った。
お風呂へ向かうシュウの背中を見送ってキッチンから追焚きボタンを押し夕食に作っていた味噌汁を火にかけ始めた。
少しするとシュウがお風呂から出てきた。
「すまないな、寝る所だったんだろう。」
「よく分かったね。」
「帰ってきた時に寝起きの顔をしていた。
どうせソファーでうたた寝でもしていたんだろう?」
「正解…。さ、早く食べて。」
今日はサラダに鶏肉のソテー、味噌汁にご飯。
余程お腹がすいていたのか飢えた狼のように食事をかきこんでご飯と味噌汁をおかわりしていた。
「…この3日弱何食べてたの?」
「一度だけ安室君がコンビニ弁当と飲み物を差し入れしてくれたが…後はカロリーメイト。」
「…それはお腹すくわ。やっぱりちょっとやつれたよね。」
「ほとんど寝ていないのもあるかもしれないな。
今度は満腹で眠くて死にそうだ。」
「生きてる証拠。……一緒に寝よ?」
「…そうだな。先に横になっていてくれ。」
洗面所に消えたと思ったらゴンという鈍い音が響いた。
慌てて洗面所へ行くとシュウが頭をおさえていた。
「ちょっと、大丈夫!?」
「…大丈夫だ、つい気が緩んで意識を飛ばしてしまった。」
「ろくに寝てなくて栄養失調だったんでしょ。
それに神経をすり減らしてたから…。」
「駄目だな、家に帰ってくると随分気が緩んでしまう。さっさと寝ることにするよ。」
数分後布団に潜り込んできたシュウに抱きつくとそっと抱き締め返してくれた。
お風呂に入ったのにシュウからは石鹸と、ほんの少しだけ火薬のような匂いがした。
それがなんだか守られているような気がしてほっとして目を閉じると、あっという間に夢の世界へと行く事が出来た。
ふと窓の外を眺めると綺麗な満月が見える。
月があまりに綺麗過ぎて見ていられなくなって、
思わずカーテンを雑に閉めた。
ニュースでは連日銀行強盗の事件の話題で持ちきりだった。
どのチャンネルを見ても同じような場面が映る。
ため息をついてテレビを消しリモコンをソファーに投げた。
あーぁ。今日も帰って来なさそうだな。
時計の針はどちらも12を指そうとしていた。
寝る支度をしなければと思いつつも、ついついソファーでうたた寝をしてしまった。
頭がガクンと前に倒れて目が覚めた時、ガチャガチャと鍵を開ける物音がした。
慌てて飛び起きて鍵を開けると驚いた顔でシュウが部屋に入ってきた。
「おい、きちんと誰がいるか確認せずドアを開けただろ?俺じゃなかったらどうする。きちんと確認しろ。」
「ごめん、つい嬉しくて。」
「そうか…。随分と待たせてしまったな。」
「おかえりなさい!」
抱きしめると火薬と煙草と香水が混ざった香りの奥にほのかに汗のつんとするような匂いがした。
さぞ辛い現場だったんだろう。
「離れてくれ。風呂にも入れなかったんだ。」
「……。」
「おい、そんなに嗅ぐなよ。恥ずかしい。」
「…お疲れ様。」
「あぁ。まさかこんなに時間がかかるとは思わなかった。だが俺は役に立てたようだ。」
「無事に帰ってきてくれて良かった。」
「ナマエの顔を見ると安心する。
君の笑顔を見るために俺は生きていると思えるよ。」
「今お風呂追焚きするね。晩ご飯は?」
歯の浮いたようなセリフに恥ずかしくなって誤魔化すように言った。
「ろくに食べていない。腹が減った…。」
その声に反応するようにシュウのお腹の虫が鳴いた。
「フフフ…お腹の虫もお返事ありがとう。」
シュウの顔を見ると少し恥ずかしそうに笑った。
お風呂へ向かうシュウの背中を見送ってキッチンから追焚きボタンを押し夕食に作っていた味噌汁を火にかけ始めた。
少しするとシュウがお風呂から出てきた。
「すまないな、寝る所だったんだろう。」
「よく分かったね。」
「帰ってきた時に寝起きの顔をしていた。
どうせソファーでうたた寝でもしていたんだろう?」
「正解…。さ、早く食べて。」
今日はサラダに鶏肉のソテー、味噌汁にご飯。
余程お腹がすいていたのか飢えた狼のように食事をかきこんでご飯と味噌汁をおかわりしていた。
「…この3日弱何食べてたの?」
「一度だけ安室君がコンビニ弁当と飲み物を差し入れしてくれたが…後はカロリーメイト。」
「…それはお腹すくわ。やっぱりちょっとやつれたよね。」
「ほとんど寝ていないのもあるかもしれないな。
今度は満腹で眠くて死にそうだ。」
「生きてる証拠。……一緒に寝よ?」
「…そうだな。先に横になっていてくれ。」
洗面所に消えたと思ったらゴンという鈍い音が響いた。
慌てて洗面所へ行くとシュウが頭をおさえていた。
「ちょっと、大丈夫!?」
「…大丈夫だ、つい気が緩んで意識を飛ばしてしまった。」
「ろくに寝てなくて栄養失調だったんでしょ。
それに神経をすり減らしてたから…。」
「駄目だな、家に帰ってくると随分気が緩んでしまう。さっさと寝ることにするよ。」
数分後布団に潜り込んできたシュウに抱きつくとそっと抱き締め返してくれた。
お風呂に入ったのにシュウからは石鹸と、ほんの少しだけ火薬のような匂いがした。
それがなんだか守られているような気がしてほっとして目を閉じると、あっという間に夢の世界へと行く事が出来た。