第3章〈完結〉
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目が覚めると白い天井が見えた。
「起きたか?」
「シュウ…良かった、無事だったんだね。」
「ナマエが傷を塞いでくれたのと、安室君が救急車を呼んでおいてくれたおかげだな。」
その時病室のドアが勢いよく開いた。
「二人とも何やってんだ馬鹿!そこに正座しろ!」
やばい…ものすごく怒ってらっしゃる。
背後に般若が見える…。
ベッドの上に正座した。
シュウは椅子の上に正座している。
いや、そこ不安定過ぎる…。
「なんで勝手な事してるんだ!捜査するならせめて言えよ!ポアロでバイトするとか意味わからない事やってるなと思ったけど!公安の仕事手伝うより安全だと思ったから協力したのに潜入捜査しているとは!」
「ごもっともです。」
「悪かった…安室君。」
「あともう少し出血していたら死んでたぞ!」
「生きていたからいいじゃないか…。」
「あ゛ぁ!?」
「…すまない…。」
その後も散々怒られた。
30分以上怒られた所で看護師が来て血圧等測定すると苦笑いしながら去っていった。
今日中には退院出来るらしい。
「今後何か捜査する事があれば先に言え!…帰る。」
ようやく安室が帰った。
少々やつれていた。きっと飲まず食わずに寝ずに心配して付き添ってくれていたんだろうな…。
申し訳ない。
だけど…………
「くうぅぅ…足がああぁ!痺れたァ!」
「俺もだ…グウゥッ…足がッ…!」
「ちょっ、シュウ、椅子の上でもがいたら倒れる!」
慌てて引っ張ったらバランスを崩したシュウが倒れ込んできた。
倒れ込んでくるのは良いが、痺れた足にシュウの身体が直撃した。
「ギャアアア!」
「ちょっと!何やってるんですか!」
ヤバい、私の叫び声を聞いて看護師さんが入ってきた。明らかに子供の私を押し倒しているように見える。
「あっ、いや、これは違くて…転んだだけで…。」
「さっさと退きなさい!」
「足が…ッ…。」
シュウがズルズルとベッドの下に沈んでいった。
「大丈夫?」看護師さんが心配して私の顔を覗き込んだ。
「大丈夫です。転んだ拍子に足が痺れている所に乗られただけなので。」
「そう…?」
違うんです、児童虐待とかではないんです、決して!
「二人はどういう関係なの?」
「し、親戚です。」
「…そう。確かに雰囲気は似てるわね…。」
納得して部屋を出ていった。
良かった、二人とも黒髪で少々日本人離れした顔が役に立った。出身国が同じで良かったと初めて思ったかも。
「シュウ、大丈夫?」
「大丈夫だ、ようやく足が治ってきた。」
そう言いながらベッドの下から這い上がってきた。
「そういえば、事件はどうなったの?」
「犯人は死んだ。男の家には証拠となる映像や写真がごっそりあったらしい。
これだけ罪を犯しているのに今まで誘拐時に犯人の指紋や髪の毛一本すら見つかっていないかった上、犯行時防犯カメラに映ってすらいなかったらしい。
流石は元FBIといった所か…。
それと、子供達は念の為皆入院している。
光彦君や歩美ちゃんも。」
「…子供達全員の部屋に案内して。犯人は私が殺した。しかもその後子供達が死体を見てしまった。
だから死体を見た記憶だけは…消してあげたい。」
「分かった。案内しよう。」
子供一人一人に魔法をかけて一部の記憶を消した。
これで少しでも子供達の心の負担が無くなれば良いんだけど…。
「起きたか?」
「シュウ…良かった、無事だったんだね。」
「ナマエが傷を塞いでくれたのと、安室君が救急車を呼んでおいてくれたおかげだな。」
その時病室のドアが勢いよく開いた。
「二人とも何やってんだ馬鹿!そこに正座しろ!」
やばい…ものすごく怒ってらっしゃる。
背後に般若が見える…。
ベッドの上に正座した。
シュウは椅子の上に正座している。
いや、そこ不安定過ぎる…。
「なんで勝手な事してるんだ!捜査するならせめて言えよ!ポアロでバイトするとか意味わからない事やってるなと思ったけど!公安の仕事手伝うより安全だと思ったから協力したのに潜入捜査しているとは!」
「ごもっともです。」
「悪かった…安室君。」
「あともう少し出血していたら死んでたぞ!」
「生きていたからいいじゃないか…。」
「あ゛ぁ!?」
「…すまない…。」
その後も散々怒られた。
30分以上怒られた所で看護師が来て血圧等測定すると苦笑いしながら去っていった。
今日中には退院出来るらしい。
「今後何か捜査する事があれば先に言え!…帰る。」
ようやく安室が帰った。
少々やつれていた。きっと飲まず食わずに寝ずに心配して付き添ってくれていたんだろうな…。
申し訳ない。
だけど…………
「くうぅぅ…足がああぁ!痺れたァ!」
「俺もだ…グウゥッ…足がッ…!」
「ちょっ、シュウ、椅子の上でもがいたら倒れる!」
慌てて引っ張ったらバランスを崩したシュウが倒れ込んできた。
倒れ込んでくるのは良いが、痺れた足にシュウの身体が直撃した。
「ギャアアア!」
「ちょっと!何やってるんですか!」
ヤバい、私の叫び声を聞いて看護師さんが入ってきた。明らかに子供の私を押し倒しているように見える。
「あっ、いや、これは違くて…転んだだけで…。」
「さっさと退きなさい!」
「足が…ッ…。」
シュウがズルズルとベッドの下に沈んでいった。
「大丈夫?」看護師さんが心配して私の顔を覗き込んだ。
「大丈夫です。転んだ拍子に足が痺れている所に乗られただけなので。」
「そう…?」
違うんです、児童虐待とかではないんです、決して!
「二人はどういう関係なの?」
「し、親戚です。」
「…そう。確かに雰囲気は似てるわね…。」
納得して部屋を出ていった。
良かった、二人とも黒髪で少々日本人離れした顔が役に立った。出身国が同じで良かったと初めて思ったかも。
「シュウ、大丈夫?」
「大丈夫だ、ようやく足が治ってきた。」
そう言いながらベッドの下から這い上がってきた。
「そういえば、事件はどうなったの?」
「犯人は死んだ。男の家には証拠となる映像や写真がごっそりあったらしい。
これだけ罪を犯しているのに今まで誘拐時に犯人の指紋や髪の毛一本すら見つかっていないかった上、犯行時防犯カメラに映ってすらいなかったらしい。
流石は元FBIといった所か…。
それと、子供達は念の為皆入院している。
光彦君や歩美ちゃんも。」
「…子供達全員の部屋に案内して。犯人は私が殺した。しかもその後子供達が死体を見てしまった。
だから死体を見た記憶だけは…消してあげたい。」
「分かった。案内しよう。」
子供一人一人に魔法をかけて一部の記憶を消した。
これで少しでも子供達の心の負担が無くなれば良いんだけど…。