第3章〈完結〉
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【降谷視点】
赤井から連絡が来た時は驚いた。
まさか知り合いの子が誘拐されるとは。
赤井から犯人の居場所の連絡が来て急いで車を出した。
その後赤井に返信を送るが一向に返信がない。
嫌な予感がする。
廃ビルに着いてすぐ他の捜査員と共に突入した。
地下二階まで降りている途中から明らかに血の臭いが充満していた。
鉄のような臭いが鼻を突く。
そして妙に静かだ。
冷や汗が止まらない。
慌てて階段をかけ降りると、割れたドアの窓から血の海が見えた。
急いでドアを開けると部屋の中央に男の遺体があり、一瞬ヒヤリとしたがこれは赤井じゃない。
部屋は子供の泣き声が響いている。
部屋の隅と目の前に子供がいた。
誘拐されてきた子達か。
よく見ると目の前の子供は光彦君と歩美ちゃんだった。
「あ…安室さぁん!」
「光彦…君…。隣は歩美ちゃんか。何があった?こっちは…赤井か?檻にいるのは…。」
「転入してきた諸星ナマエちゃんです。」
よく見ると顔はナマエちゃんだ。
子供の姿になって誘拐でもされたんだろうか。
とりあえず仲間の捜査官が子供達を保護した。
光彦君と歩美ちゃんも当然連れて行かれようとしていた。
「2人とも…死んでないですよね?脈ありますし…。」
「大丈夫だよ、きっと助かるから。」
精一杯微笑むと2人は頷いて部屋から出ていった。
急いで脈をとる。
赤井も子供の姿をしているナマエちゃんも
脈はあるものの、弱くて早い。顔色が青白い。
2人とも傷は塞いである。しかし傷を塞ぐ前に2人共随分出血したようだ。
事前に救急車を呼んでおいて良かった。
ナマエちゃんの手首の手錠を力任せに壊して外した。
2〜3分後に救急車のサイレンが聞こえた。
救急救命士が慌てて駆け込んできて担架で運ばれていく。
「風見、僕は同乗するから後は任せた。」
「はい。大丈夫です。」
救急車に同乗し病院へと向かった。
二人とも腕に針が刺され、輸液がされる。
少し持ち直したようだったが輸血をしなければ未だ危険だった。顔色は変わらない。
病院に着くとすぐに血液型を検査して輸血をするとの事だった。
「僕は…無力だ。」
友人二人が死の淵に居るのに見守る事しか出来ない。
「なんで…無茶をするんだよ。せっかく赤井と良い友人関係を築いたのに。
やっぱり僕が友人になると皆…。
僕は…やっぱり死神だな…。」
救急の処置室の前のソファーで無事を祈るしかなかった。
自分達がもっと早く着いていれば。
ポアロでバイトなんて止めさせていれば。
自責の念に駆られた。
赤井から連絡が来た時は驚いた。
まさか知り合いの子が誘拐されるとは。
赤井から犯人の居場所の連絡が来て急いで車を出した。
その後赤井に返信を送るが一向に返信がない。
嫌な予感がする。
廃ビルに着いてすぐ他の捜査員と共に突入した。
地下二階まで降りている途中から明らかに血の臭いが充満していた。
鉄のような臭いが鼻を突く。
そして妙に静かだ。
冷や汗が止まらない。
慌てて階段をかけ降りると、割れたドアの窓から血の海が見えた。
急いでドアを開けると部屋の中央に男の遺体があり、一瞬ヒヤリとしたがこれは赤井じゃない。
部屋は子供の泣き声が響いている。
部屋の隅と目の前に子供がいた。
誘拐されてきた子達か。
よく見ると目の前の子供は光彦君と歩美ちゃんだった。
「あ…安室さぁん!」
「光彦…君…。隣は歩美ちゃんか。何があった?こっちは…赤井か?檻にいるのは…。」
「転入してきた諸星ナマエちゃんです。」
よく見ると顔はナマエちゃんだ。
子供の姿になって誘拐でもされたんだろうか。
とりあえず仲間の捜査官が子供達を保護した。
光彦君と歩美ちゃんも当然連れて行かれようとしていた。
「2人とも…死んでないですよね?脈ありますし…。」
「大丈夫だよ、きっと助かるから。」
精一杯微笑むと2人は頷いて部屋から出ていった。
急いで脈をとる。
赤井も子供の姿をしているナマエちゃんも
脈はあるものの、弱くて早い。顔色が青白い。
2人とも傷は塞いである。しかし傷を塞ぐ前に2人共随分出血したようだ。
事前に救急車を呼んでおいて良かった。
ナマエちゃんの手首の手錠を力任せに壊して外した。
2〜3分後に救急車のサイレンが聞こえた。
救急救命士が慌てて駆け込んできて担架で運ばれていく。
「風見、僕は同乗するから後は任せた。」
「はい。大丈夫です。」
救急車に同乗し病院へと向かった。
二人とも腕に針が刺され、輸液がされる。
少し持ち直したようだったが輸血をしなければ未だ危険だった。顔色は変わらない。
病院に着くとすぐに血液型を検査して輸血をするとの事だった。
「僕は…無力だ。」
友人二人が死の淵に居るのに見守る事しか出来ない。
「なんで…無茶をするんだよ。せっかく赤井と良い友人関係を築いたのに。
やっぱり僕が友人になると皆…。
僕は…やっぱり死神だな…。」
救急の処置室の前のソファーで無事を祈るしかなかった。
自分達がもっと早く着いていれば。
ポアロでバイトなんて止めさせていれば。
自責の念に駆られた。