第1章<完結>
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シュウから、"出かけてくる。"と一言告げられた。
いつも持たない大きめのバッグを持っていることに違和感を覚えたが、笑顔で見送る。
嫌な予感がした。帰ってこないかも、と思ったが止めるべきではない事は分かっている。
夜になってもやはり赤井秀一は帰ってこなかった。
次の日10時頃インターホンが鳴る。
出ると見た事のある捜査官だった。
アンドレ・キャメルと名乗る人物だった。
「赤井さんの荷物を引き取りにきました。」
やっぱりか、と思った。
悲しみがこみ上げ涙が出そうになったけど、いつか離れる日が来るのは分かっていたはずだと自分に言い聞かせ堪える。
ほとんど消耗品が多く、引き取って貰うようなものはほとんどなかった。
タオルや下着・本などは全て処分。
服が数点クローゼットに残っており、結局処分する事が決まったのだが、なんだか寂しくなり彼がよく着ていたお気に入りのTシャツを1枚貰うことにした。
気に入っているバンドのTシャツだ、と言っていたのが思い出される。
駄目だ、鼻の奥がツンとする。片付けをすすめないとキャメルさんが困っている。
洗面用品は同じものを使っていたからそのまま私が引き取る事にした。
結局キャメルさんに渡すものは鍵くらいであとはほとんど処分になった。
自分も荷造りを済ませ、家を引き払い元々住んでいたマンションへ戻ることにした。
管理人に連絡したら空室だったのでまた借りられたのだ。
部屋に戻って数日後ジェイムズから電話があった。
「赤井君の潜入日が決まった。潜入方法について
ナマエくんに相談があるのだが。」
「なんでしょうか?」
「赤井君がね、対象の車にわざと轢かれると言っていてね。鍛えているから大丈夫だと。でも万が一打ちどころが悪いと危険だと言ったんだが…。」
「なるほど、私が遠方から防御魔法をかけて大きな怪我をしないよう調節すれば良いんですね。」
「そうだ。可能かね?」
「そうですね…上半身は狙撃に影響が出ますから、脚の怪我が良いかもしれないですね。」
「…赤井君は打撲程度だと入院出来ない、多少骨折するくらいが良いと言っていた。」
「わかりました…。加減が難しいですが、やってみます。私が補佐することは知っているんですか?」
「あぁ。だがナマエくんとは遭遇しないよう配慮してくれと。」
「分かりました。」
彼の演技力とタイミング、私の魔力のさじ加減でどうなるか決まる。
絶対成功させないと。手を握りしめた。
すぐさま支度をして日本へ行くことにした。
せっかく借りたのに、また日本でも家を借りないと。
いつも持たない大きめのバッグを持っていることに違和感を覚えたが、笑顔で見送る。
嫌な予感がした。帰ってこないかも、と思ったが止めるべきではない事は分かっている。
夜になってもやはり赤井秀一は帰ってこなかった。
次の日10時頃インターホンが鳴る。
出ると見た事のある捜査官だった。
アンドレ・キャメルと名乗る人物だった。
「赤井さんの荷物を引き取りにきました。」
やっぱりか、と思った。
悲しみがこみ上げ涙が出そうになったけど、いつか離れる日が来るのは分かっていたはずだと自分に言い聞かせ堪える。
ほとんど消耗品が多く、引き取って貰うようなものはほとんどなかった。
タオルや下着・本などは全て処分。
服が数点クローゼットに残っており、結局処分する事が決まったのだが、なんだか寂しくなり彼がよく着ていたお気に入りのTシャツを1枚貰うことにした。
気に入っているバンドのTシャツだ、と言っていたのが思い出される。
駄目だ、鼻の奥がツンとする。片付けをすすめないとキャメルさんが困っている。
洗面用品は同じものを使っていたからそのまま私が引き取る事にした。
結局キャメルさんに渡すものは鍵くらいであとはほとんど処分になった。
自分も荷造りを済ませ、家を引き払い元々住んでいたマンションへ戻ることにした。
管理人に連絡したら空室だったのでまた借りられたのだ。
部屋に戻って数日後ジェイムズから電話があった。
「赤井君の潜入日が決まった。潜入方法について
ナマエくんに相談があるのだが。」
「なんでしょうか?」
「赤井君がね、対象の車にわざと轢かれると言っていてね。鍛えているから大丈夫だと。でも万が一打ちどころが悪いと危険だと言ったんだが…。」
「なるほど、私が遠方から防御魔法をかけて大きな怪我をしないよう調節すれば良いんですね。」
「そうだ。可能かね?」
「そうですね…上半身は狙撃に影響が出ますから、脚の怪我が良いかもしれないですね。」
「…赤井君は打撲程度だと入院出来ない、多少骨折するくらいが良いと言っていた。」
「わかりました…。加減が難しいですが、やってみます。私が補佐することは知っているんですか?」
「あぁ。だがナマエくんとは遭遇しないよう配慮してくれと。」
「分かりました。」
彼の演技力とタイミング、私の魔力のさじ加減でどうなるか決まる。
絶対成功させないと。手を握りしめた。
すぐさま支度をして日本へ行くことにした。
せっかく借りたのに、また日本でも家を借りないと。