第3章〈完結〉
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やはり中は広い。
左へ行くとさっき来た廊下になる。
右へ行ってみよう。
この広さにして今の所あまり人がいない。
適当に部屋を少しだけ開けて中の様子を伺う。
「さっきの男達どうなったんすかねー。」
「1人は殺されてるんじゃないか?あの毒ガスで死ななかった奴いねーし。あれで生きていたら化け物だよ。」
そっとドアを閉めて奥の部屋に向かった。
「…赤井って化け物だったんですか。」
降谷君が笑いを堪えながら俺を見た。
「化け物で悪かったな。ナマエのおかげだ。」
「魔法か何かですか。凄いな。」
奥の部屋はまるで社長室だった。
デスクトップパソコンが1台あり、高級そうなソファーや棚がいくつかある。
降谷君がパソコンを起動し、どこかから隠し持っていたUSBをさした。
「公安お得意の違法捜査といきますか。」
ハッキングして内部の情報を探った。
「あった。これは…行方不明になった社員の名簿と行先だ。」
「ここ、瀬川という名前があるな。おそらくこの間事情を聞きに行った企業の社員だろう。行先は…アメリカか。すぐにでもジェイムズと連絡を取りたい所だが…あいにくここは圏外だ。」
「とにかく上へ行かないと。」
「そうだな。」
データをコピーして電源を消し、部屋から出て階段を探した。
なんとか探し回ってようやく遠くの方に階段が見えた。階段は折り返し型で踊り場がある。
とにかく急いで階段を駆け上がり、2つ上の階に来たであろう時、突然踊り場の床が揺れた。
「!」
「赤井、危ない!」首をグイッと引っ張られた直後、目の前に鉄の柵が降ってきた。
どうやら二人して檻のようなものに閉じ込められたらしい。
「こんなトラップがあるとは…。」
「お二人さんどうも。」
さっきの女がどこからともなく来て嫌味ったらしく話しかけてきた。
「まさかあの毒ガスから逃げ切るなんてね。この檻は重量センサーで勝手に作動するの。
我々は皆エレベーターで上へ行くからここは通らない。
…ザンネンだったわねぇ。せっかく逃げられると思ったのにネェー。」
その女が手元のスイッチを押した瞬間また檻が揺れた。
そのまま踊り場の壁が開きその中に入れられる。
「これエレベーターになってるの。便利でしょう?
ここから上へ行って、コンテナに積まれる。
「貴方たちは外国行きよ。二人して可愛がってもらえると良いわね。じゃあねぇ〜!」
「クソッ!」
「…ちょうど良かった。これで取引現場には行けるな。」
「何呑気な事を。とにかく連絡しないと。」
「しかしまだ圏外だ。」
少しすると外が見え、機械でコンテナに運ばれた。
外が見えた瞬間、二人でスマホで位置情報と状況報告、覚えている限りリストにある人物と移動先を打ち込んでメールを送った。
コンテナに積まれた瞬間スマホは使えなくなった。
「おそらく妨害電波だな。」
「なんとかして外に出て取引現場の場所を伝えないと…。」
「大丈夫だ、俺には特殊なGPSがついている。
以前隣に住んでいた発明家の博士が作ってくれたものだ。妨害電波だろうが関係なく作動する。
それに…俺の体内にあるから盗まれることも無い。」
「は?飲み込んでるのか?」
「あぁ。見た目はただのカプセルだった。スイッチを押して飲み込むと24時間作動する。
今頃ナマエが追跡してくれているだろう。」
「あぁ、MI6も顔負けの発明品を作っている博士か。コナン君が色々発明品を持っていたな…。」
「そうだな。俺も博士のおかげで命を救われたしな。」
「あぁ、帽子から血が吹き出すとかいうやつ。
昔僕もキールが撮っていた映像見ましたよ。
よく出来ていましたよね。あの時は本当に貴方が死んだと思いました。」
「なかなか迫真の演技だっただろう?」
「今見たらきっとものすごく笑えそうです。」
コンテナが少々揺れはじめた。
トラックが移動を始めたようだ。
さて…これからは反撃させてもらおう。
左へ行くとさっき来た廊下になる。
右へ行ってみよう。
この広さにして今の所あまり人がいない。
適当に部屋を少しだけ開けて中の様子を伺う。
「さっきの男達どうなったんすかねー。」
「1人は殺されてるんじゃないか?あの毒ガスで死ななかった奴いねーし。あれで生きていたら化け物だよ。」
そっとドアを閉めて奥の部屋に向かった。
「…赤井って化け物だったんですか。」
降谷君が笑いを堪えながら俺を見た。
「化け物で悪かったな。ナマエのおかげだ。」
「魔法か何かですか。凄いな。」
奥の部屋はまるで社長室だった。
デスクトップパソコンが1台あり、高級そうなソファーや棚がいくつかある。
降谷君がパソコンを起動し、どこかから隠し持っていたUSBをさした。
「公安お得意の違法捜査といきますか。」
ハッキングして内部の情報を探った。
「あった。これは…行方不明になった社員の名簿と行先だ。」
「ここ、瀬川という名前があるな。おそらくこの間事情を聞きに行った企業の社員だろう。行先は…アメリカか。すぐにでもジェイムズと連絡を取りたい所だが…あいにくここは圏外だ。」
「とにかく上へ行かないと。」
「そうだな。」
データをコピーして電源を消し、部屋から出て階段を探した。
なんとか探し回ってようやく遠くの方に階段が見えた。階段は折り返し型で踊り場がある。
とにかく急いで階段を駆け上がり、2つ上の階に来たであろう時、突然踊り場の床が揺れた。
「!」
「赤井、危ない!」首をグイッと引っ張られた直後、目の前に鉄の柵が降ってきた。
どうやら二人して檻のようなものに閉じ込められたらしい。
「こんなトラップがあるとは…。」
「お二人さんどうも。」
さっきの女がどこからともなく来て嫌味ったらしく話しかけてきた。
「まさかあの毒ガスから逃げ切るなんてね。この檻は重量センサーで勝手に作動するの。
我々は皆エレベーターで上へ行くからここは通らない。
…ザンネンだったわねぇ。せっかく逃げられると思ったのにネェー。」
その女が手元のスイッチを押した瞬間また檻が揺れた。
そのまま踊り場の壁が開きその中に入れられる。
「これエレベーターになってるの。便利でしょう?
ここから上へ行って、コンテナに積まれる。
「貴方たちは外国行きよ。二人して可愛がってもらえると良いわね。じゃあねぇ〜!」
「クソッ!」
「…ちょうど良かった。これで取引現場には行けるな。」
「何呑気な事を。とにかく連絡しないと。」
「しかしまだ圏外だ。」
少しすると外が見え、機械でコンテナに運ばれた。
外が見えた瞬間、二人でスマホで位置情報と状況報告、覚えている限りリストにある人物と移動先を打ち込んでメールを送った。
コンテナに積まれた瞬間スマホは使えなくなった。
「おそらく妨害電波だな。」
「なんとかして外に出て取引現場の場所を伝えないと…。」
「大丈夫だ、俺には特殊なGPSがついている。
以前隣に住んでいた発明家の博士が作ってくれたものだ。妨害電波だろうが関係なく作動する。
それに…俺の体内にあるから盗まれることも無い。」
「は?飲み込んでるのか?」
「あぁ。見た目はただのカプセルだった。スイッチを押して飲み込むと24時間作動する。
今頃ナマエが追跡してくれているだろう。」
「あぁ、MI6も顔負けの発明品を作っている博士か。コナン君が色々発明品を持っていたな…。」
「そうだな。俺も博士のおかげで命を救われたしな。」
「あぁ、帽子から血が吹き出すとかいうやつ。
昔僕もキールが撮っていた映像見ましたよ。
よく出来ていましたよね。あの時は本当に貴方が死んだと思いました。」
「なかなか迫真の演技だっただろう?」
「今見たらきっとものすごく笑えそうです。」
コンテナが少々揺れはじめた。
トラックが移動を始めたようだ。
さて…これからは反撃させてもらおう。