第3章〈完結〉
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今日からシュウも公安の仕事の手伝いをしに警視庁へ行く事になる。
どうせ同じ所へ行くんだ、シュウの車に乗せてもらう。
「車乗せて〜。」
「最初からそのつもりだ。車の鍵を持っていない事は気付いている。」
「バレてたか。」
助手席のドアを開けてくれエスコートされる。
「ありがとう。」
「スカート挟むぞ。」
「やば、ごめん…OK。」
「閉めるぞ。」
「俺の助手席に乗ることが増えたな。」
シュウがシートベルトを締めながらこっちを見た。
「そうだねー。運転助かります。」
公安での仕事には少々懸念がある。
"赤井と降谷が一緒に平穏に仕事が出来るのか"という事だ。
時々呑みに行くような仲になったとはいえ、仕事になるとお互い激高するタイプだ。
大丈夫だろうか…。
警視庁公安部で改めてシュウが自己紹介する。
以前から組織の後始末を一緒にしているのでほとんどの人がシュウの事を知っているけれども。
「赤井、この書類やっておいてくれ。」
「分かった。」
カタカタと真面目にキーボードを打つ。
思ったような事態は何も無く、1日平穏に仕事が終わった。
「…意外と喧嘩はなかったね。」
コソッと隣のシュウに声をかける。
「当たり前だ。ここは公安、"彼"の畑だろ。俺がやすやすと反論出来る立場ではない。」
「なるほど。」私の心配はどうやら杞憂だったらしい。
「FBIの二人、定時だから帰っていいぞ。特に急ぎの仕事はないからな。」
「皆帰らないの?」つい気になって声をかけてしまった。
「そうだな…たまには全員定時で帰ろう。」
降谷さんのその一言に全員驚きつつ、数名喜びの雄叫びを上げた。
「あむ兄、余計な事言った?ごめんね。」
「いや、たまには定時退社も必要だ。最近最低でも1時間は残業させていたから少し反省した。
もう少ししたら大きい事件の捜査がある。少しでも職員を休ませないとな…。」
「それって…最近ニュースでやってるあの…。」
「そう、ある企業に出入りしている社員が相次いで行方不明になっている事件だ。恐らく人身売買か臓器売買だと言われている。」
「安室君、俺もその事件の捜査一緒に行く事は出来ないか?」
「それは僕の領域ですが。」
「1人で行くより2人で行った方が調べるにも効率的だろ。…君1人で潜入する気か?」
「…他の人を危険に巻き込む訳にはいきません。特に貴方は既婚者なんですから。」
「君にだってえれなさんがいるじゃないか。」
「僕は結婚はしていませんから。」
「何かあったら彼女は悲しむ。」
「………赤井、あくまでついてくるだけですからね!」
「分かった。ライフルと銃は持っていくが。」
「好きにしてください。」
「私も行きたい…。」
「「ダメだ。」」二人に一刀両断されてしまった。
「なんで!?」
「遠方からの監視は構わないがダメだ。」
シュウに厳しく窘められた。
「この事件では狙われているのは健康な成人男性。一緒にいると囮にならない。」
「ナマエちゃん、君には僕らに何かあったら公安職員の指揮をとってほしい。上にも伝えておく。」
「…分かった。怪我しないでね。」
「それでいつ頃潜入予定なんだ?」
「1週間後。」
どうせ同じ所へ行くんだ、シュウの車に乗せてもらう。
「車乗せて〜。」
「最初からそのつもりだ。車の鍵を持っていない事は気付いている。」
「バレてたか。」
助手席のドアを開けてくれエスコートされる。
「ありがとう。」
「スカート挟むぞ。」
「やば、ごめん…OK。」
「閉めるぞ。」
「俺の助手席に乗ることが増えたな。」
シュウがシートベルトを締めながらこっちを見た。
「そうだねー。運転助かります。」
公安での仕事には少々懸念がある。
"赤井と降谷が一緒に平穏に仕事が出来るのか"という事だ。
時々呑みに行くような仲になったとはいえ、仕事になるとお互い激高するタイプだ。
大丈夫だろうか…。
警視庁公安部で改めてシュウが自己紹介する。
以前から組織の後始末を一緒にしているのでほとんどの人がシュウの事を知っているけれども。
「赤井、この書類やっておいてくれ。」
「分かった。」
カタカタと真面目にキーボードを打つ。
思ったような事態は何も無く、1日平穏に仕事が終わった。
「…意外と喧嘩はなかったね。」
コソッと隣のシュウに声をかける。
「当たり前だ。ここは公安、"彼"の畑だろ。俺がやすやすと反論出来る立場ではない。」
「なるほど。」私の心配はどうやら杞憂だったらしい。
「FBIの二人、定時だから帰っていいぞ。特に急ぎの仕事はないからな。」
「皆帰らないの?」つい気になって声をかけてしまった。
「そうだな…たまには全員定時で帰ろう。」
降谷さんのその一言に全員驚きつつ、数名喜びの雄叫びを上げた。
「あむ兄、余計な事言った?ごめんね。」
「いや、たまには定時退社も必要だ。最近最低でも1時間は残業させていたから少し反省した。
もう少ししたら大きい事件の捜査がある。少しでも職員を休ませないとな…。」
「それって…最近ニュースでやってるあの…。」
「そう、ある企業に出入りしている社員が相次いで行方不明になっている事件だ。恐らく人身売買か臓器売買だと言われている。」
「安室君、俺もその事件の捜査一緒に行く事は出来ないか?」
「それは僕の領域ですが。」
「1人で行くより2人で行った方が調べるにも効率的だろ。…君1人で潜入する気か?」
「…他の人を危険に巻き込む訳にはいきません。特に貴方は既婚者なんですから。」
「君にだってえれなさんがいるじゃないか。」
「僕は結婚はしていませんから。」
「何かあったら彼女は悲しむ。」
「………赤井、あくまでついてくるだけですからね!」
「分かった。ライフルと銃は持っていくが。」
「好きにしてください。」
「私も行きたい…。」
「「ダメだ。」」二人に一刀両断されてしまった。
「なんで!?」
「遠方からの監視は構わないがダメだ。」
シュウに厳しく窘められた。
「この事件では狙われているのは健康な成人男性。一緒にいると囮にならない。」
「ナマエちゃん、君には僕らに何かあったら公安職員の指揮をとってほしい。上にも伝えておく。」
「…分かった。怪我しないでね。」
「それでいつ頃潜入予定なんだ?」
「1週間後。」