第3章〈完結〉
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最後の日、観光は出来なかったので自宅用に道の駅でお土産を買うことにした。
「何買おっかなー。あ、ブロッコリー安い。
シュウ、ウィスキー用に買ってた氷の残りを保冷剤代わりに使っていい?」
「あぁ、構わない。家に氷はあるからな。」
「じゃあ冷凍モノも買お。」
野菜と、卵と、魚と、調味料と…
気付いたら袋2つ分になるくらい大量に買い込んでしまった。
「こんなに使いきれるか?冷蔵庫は二つあるから保存は大丈夫だとは思うが…。」
「調味料とかはあむ兄とえれなちゃんの所にお土産にあげようかと思って。」
「なるほど。二人なら喜ぶな。」
荷物を両方持ってさっと店から出て行ってしまった。
慌てて追いかける。
「一つ袋持つ!重いでしょ。」
「大丈夫だ。大した事はない。
…駐車場、車通り激しいから轢かれるなよ。」
「轢かれないよ笑」
「心配だ、手を繋いでおこう。」
そう言って荷物を持ち替えて手を差し出された。
なんだ、手を繋ぎたかったのか。ちょっと可笑しくてニヤつきながら手を繋いだ。
そのまま駐車場を歩いていた時、シュウに突然手を引っ張られた。
「危ない!」
「わっ!」
突如手を引っ張られて転びそうになったものの、
シュウによって抱き止められた。
その数秒後、すぐ隣を何かが横切り、物凄い衝突音が辺りに響いた。
後ろを振り返ると車同士が正面衝突していた。
駐車していた車が動いて目の前の車に突っ込んだらしい。
すぐに動いた方の車の運転席を確認すると、子供が呆然としていた。
どうやら車に置き去りにされた子供が運転席で車をいじってしまったのだろう。
シュウが荷物をとりあえず下に置き運転席をこじ開け救出した。
子供は泣いていたが怪我はしていないようだった。
セダンタイプで前が長かったのが不幸中の幸いだ。
その後店員やその両親と思われる人達が慌てて駆けつけた。
事情を説明し、店員が警察を呼んだ。
再度警察に説明するまで待たないと。
荷物を車に運ぼうとした時、店員さんが気にかけてくれて荷物を店内裏方の冷蔵庫に保管してくれる事になった。ありがたい。
パトカーは10分位で来た。
とりあえず見たままを説明し、男の子は念の為救急車で運ばれた。
駐車場に防犯カメラもあったので署で事情を聞かれる事はなく、すぐに帰れる事になった。
2度目はごめんだ。
男の子の親からは物凄い謝られた。
「シュウが助けてくれなかったら轢かれてたよ。」
「手を繋いでいて正解だったな。
実は子供が運転席にいるのが見えた。エアコンを入れている為かエンジンがかかったままだったから、少し気がかりだった。まさかとは思ったが…。」
「さすが。私買い物に浮かれてて全然見えてなかった。」
「あぁ、そうだろうな。買い物中あんなに目を輝かせていたからな。」
「恥ずかしい。」
「安室君も君も食べ物や料理の事となると周りが見えなくなるというか目付きが違うからな。」
「シュウが買い物中目を輝かせてるの見た事ない。」
「俺が真剣に買い物するのはライフルやスコープといった銃に関する物を買う時位だな。」
「じゃあいつかそう言った物を買う時同行しよ。」
「構わんがそういう時の俺の買い物は長いぞ。」
保管して貰っていた商品を受け取り再度車に向かった。
「ん。」
「もう手を繋がなくても危なくないよ?」
「俺が繋ぎたいだけだ。」
ちょっと照れたように手を繋がれた。
思わず私も少し照れた。
車に乗り込んだ安心感で急激に眠気が襲った。
「ナマエ、寝てろ。」
「うーん…。シュウにばっかり運転させてる…。」
「そんな眠そうな顔をした人に俺の車は運転させられない。…気にするな、もし運転に疲れたら起こす。」
「うん、起こ…して…ね。」
一瞬で睡魔に負けた。
「…きろ、おい、ナマエ、起きろ。」
「ん…はっ!!運転代わる?」
「もう着いた。」
「えっ!?ウソ!結局私、1度も運転してない!ごめん。」
「いや、気持ちよさそうに寝ている寝顔を見れただけで十分だ。」
「何その笑み!?絶対私変な顔してたよね?」
「いや、寝言は言っていたな。」
「私何言ってた!?」
「さあな。忘れた。」
「ウソ!ニヤついてるもん。心読んでやる!」
シュウの腕を掴んで開心術をかけた。
「よせ、やめろ。」
〜〜回想〜〜
「んーむにゃむにゃ…シュウ…愛してる…zzz」
「フッ…俺も愛している…。」
〜〜
「ギャー!!穴があったら入りたい!!でも嬉しいぃぃ!」
「くっ……だから知られたくなかったんだ…。」
二人で照れながら大量の荷物を持ってエレベーターに乗り込んだ。
今誰もエレベーターに入ってきて欲しくない。
2人して耳まで赤いから。
「何買おっかなー。あ、ブロッコリー安い。
シュウ、ウィスキー用に買ってた氷の残りを保冷剤代わりに使っていい?」
「あぁ、構わない。家に氷はあるからな。」
「じゃあ冷凍モノも買お。」
野菜と、卵と、魚と、調味料と…
気付いたら袋2つ分になるくらい大量に買い込んでしまった。
「こんなに使いきれるか?冷蔵庫は二つあるから保存は大丈夫だとは思うが…。」
「調味料とかはあむ兄とえれなちゃんの所にお土産にあげようかと思って。」
「なるほど。二人なら喜ぶな。」
荷物を両方持ってさっと店から出て行ってしまった。
慌てて追いかける。
「一つ袋持つ!重いでしょ。」
「大丈夫だ。大した事はない。
…駐車場、車通り激しいから轢かれるなよ。」
「轢かれないよ笑」
「心配だ、手を繋いでおこう。」
そう言って荷物を持ち替えて手を差し出された。
なんだ、手を繋ぎたかったのか。ちょっと可笑しくてニヤつきながら手を繋いだ。
そのまま駐車場を歩いていた時、シュウに突然手を引っ張られた。
「危ない!」
「わっ!」
突如手を引っ張られて転びそうになったものの、
シュウによって抱き止められた。
その数秒後、すぐ隣を何かが横切り、物凄い衝突音が辺りに響いた。
後ろを振り返ると車同士が正面衝突していた。
駐車していた車が動いて目の前の車に突っ込んだらしい。
すぐに動いた方の車の運転席を確認すると、子供が呆然としていた。
どうやら車に置き去りにされた子供が運転席で車をいじってしまったのだろう。
シュウが荷物をとりあえず下に置き運転席をこじ開け救出した。
子供は泣いていたが怪我はしていないようだった。
セダンタイプで前が長かったのが不幸中の幸いだ。
その後店員やその両親と思われる人達が慌てて駆けつけた。
事情を説明し、店員が警察を呼んだ。
再度警察に説明するまで待たないと。
荷物を車に運ぼうとした時、店員さんが気にかけてくれて荷物を店内裏方の冷蔵庫に保管してくれる事になった。ありがたい。
パトカーは10分位で来た。
とりあえず見たままを説明し、男の子は念の為救急車で運ばれた。
駐車場に防犯カメラもあったので署で事情を聞かれる事はなく、すぐに帰れる事になった。
2度目はごめんだ。
男の子の親からは物凄い謝られた。
「シュウが助けてくれなかったら轢かれてたよ。」
「手を繋いでいて正解だったな。
実は子供が運転席にいるのが見えた。エアコンを入れている為かエンジンがかかったままだったから、少し気がかりだった。まさかとは思ったが…。」
「さすが。私買い物に浮かれてて全然見えてなかった。」
「あぁ、そうだろうな。買い物中あんなに目を輝かせていたからな。」
「恥ずかしい。」
「安室君も君も食べ物や料理の事となると周りが見えなくなるというか目付きが違うからな。」
「シュウが買い物中目を輝かせてるの見た事ない。」
「俺が真剣に買い物するのはライフルやスコープといった銃に関する物を買う時位だな。」
「じゃあいつかそう言った物を買う時同行しよ。」
「構わんがそういう時の俺の買い物は長いぞ。」
保管して貰っていた商品を受け取り再度車に向かった。
「ん。」
「もう手を繋がなくても危なくないよ?」
「俺が繋ぎたいだけだ。」
ちょっと照れたように手を繋がれた。
思わず私も少し照れた。
車に乗り込んだ安心感で急激に眠気が襲った。
「ナマエ、寝てろ。」
「うーん…。シュウにばっかり運転させてる…。」
「そんな眠そうな顔をした人に俺の車は運転させられない。…気にするな、もし運転に疲れたら起こす。」
「うん、起こ…して…ね。」
一瞬で睡魔に負けた。
「…きろ、おい、ナマエ、起きろ。」
「ん…はっ!!運転代わる?」
「もう着いた。」
「えっ!?ウソ!結局私、1度も運転してない!ごめん。」
「いや、気持ちよさそうに寝ている寝顔を見れただけで十分だ。」
「何その笑み!?絶対私変な顔してたよね?」
「いや、寝言は言っていたな。」
「私何言ってた!?」
「さあな。忘れた。」
「ウソ!ニヤついてるもん。心読んでやる!」
シュウの腕を掴んで開心術をかけた。
「よせ、やめろ。」
〜〜回想〜〜
「んーむにゃむにゃ…シュウ…愛してる…zzz」
「フッ…俺も愛している…。」
〜〜
「ギャー!!穴があったら入りたい!!でも嬉しいぃぃ!」
「くっ……だから知られたくなかったんだ…。」
二人で照れながら大量の荷物を持ってエレベーターに乗り込んだ。
今誰もエレベーターに入ってきて欲しくない。
2人して耳まで赤いから。