第3章〈完結〉
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次の日、朝食を食べてチェックアウトした。
昨日の料理代は差し引いてくれたらしい。
スタッフからのお礼として地元の日本酒をもらった。
そのまま昨日の警察署へ向かうと佐藤さんと高木刑事に会った。
「おはよう。」(シュウ)
「おはようございます!」(高)
「おはよう。これから事情聴取かしら?」(佐)
「おはよう。そうなの。ふたりもでしょう?」
「えぇ。でも私達はきっとすぐ終わるわ…。赤井さん達は時間がかかりそうね。お昼一緒にどうかと思ったんだけど。」佐藤さんが苦笑した。
「一緒にお昼行きたかったけど、終わる時間が分からないから…。時々警視庁で仕事を手伝う予定があるから、その時にでも。」
「そうね!」
話をしていると警察官に呼ばれそれぞれ別室に通された。
昨日の誘拐の状況や時刻、狙撃理由等を説明した。
色々事細かに聞かれて休憩もあったが気付いたら15時過ぎだった。
その後男の子はまだ病院にいるらしいのでお菓子を買ってお見舞いへ行った。
4人部屋の大部屋らしい。
部屋に入ると男の子が見えた。
思いの外元気そうだ。
「こんにちは〜!」
声をかけると若女将と若旦那さんが立ち上がって駆け寄ってきて、何度もお礼を言われた。
「お兄さん、お姉さん…ごめんなさい。あと、ありがとう…。」
男の子がベッドに入ったまましょんぼりした顔で、少し頭を下げた。
「ボウヤ、無事で良かった。怪我はなかったか?」
シュウが少し屈んで男の子に目線を合わせた。
「うん。」
「昨日は強く言ってしまって悪かったな。」
「ううん。」
「悪戯した理由を聞いても良いか?」
「僕ね…昨日誕生日だったんだ。それでお父さんとお母さんさんがディズニー連れてってくれるって言ってたのに、忙しいからまた今度って言われて…。
悪戯してお客さんが来なければ良いって思ってやった。」
「なるほど。」
「そうだったのか…。ごめんな、実はもうチケット買っていたんだよ、明後日行くつもりで。
泊まりで行く予定だったんだが…今日はディズニーのホテルが空いてなくて明後日になってしまったんだ。驚かせようと思って言わなかったんだけど、きちんと説明すべきだった。」
お父さんが子供の手を取り少し涙目で説明した。
「えっ!?…そうだったんだ。それなのに…ごめんなさい!」
男の子も目に涙を浮かべて謝った。
「明後日ディズニー楽しんできてね。あ、これお菓子、良かったら食べてね。じゃあね!」
「わざわざすみません。」
「俺達は帰ります。警察にはもう事情を説明してありますので。」
「本当にありがとうございました!」
「お二人がいなかったらどうなっていたか…。」
「いえいえ。また泊まりに行きますね。素敵な旅館でした!」
「えぇ、是非。お待ちしております。」
病院を出ると窓から男の子が手を振っていた。
2人で手を振り返し、車へ乗り込んだ。
「私、道の駅寄りたい。」
「了解。」
再度車を走らせた。
昨日の料理代は差し引いてくれたらしい。
スタッフからのお礼として地元の日本酒をもらった。
そのまま昨日の警察署へ向かうと佐藤さんと高木刑事に会った。
「おはよう。」(シュウ)
「おはようございます!」(高)
「おはよう。これから事情聴取かしら?」(佐)
「おはよう。そうなの。ふたりもでしょう?」
「えぇ。でも私達はきっとすぐ終わるわ…。赤井さん達は時間がかかりそうね。お昼一緒にどうかと思ったんだけど。」佐藤さんが苦笑した。
「一緒にお昼行きたかったけど、終わる時間が分からないから…。時々警視庁で仕事を手伝う予定があるから、その時にでも。」
「そうね!」
話をしていると警察官に呼ばれそれぞれ別室に通された。
昨日の誘拐の状況や時刻、狙撃理由等を説明した。
色々事細かに聞かれて休憩もあったが気付いたら15時過ぎだった。
その後男の子はまだ病院にいるらしいのでお菓子を買ってお見舞いへ行った。
4人部屋の大部屋らしい。
部屋に入ると男の子が見えた。
思いの外元気そうだ。
「こんにちは〜!」
声をかけると若女将と若旦那さんが立ち上がって駆け寄ってきて、何度もお礼を言われた。
「お兄さん、お姉さん…ごめんなさい。あと、ありがとう…。」
男の子がベッドに入ったまましょんぼりした顔で、少し頭を下げた。
「ボウヤ、無事で良かった。怪我はなかったか?」
シュウが少し屈んで男の子に目線を合わせた。
「うん。」
「昨日は強く言ってしまって悪かったな。」
「ううん。」
「悪戯した理由を聞いても良いか?」
「僕ね…昨日誕生日だったんだ。それでお父さんとお母さんさんがディズニー連れてってくれるって言ってたのに、忙しいからまた今度って言われて…。
悪戯してお客さんが来なければ良いって思ってやった。」
「なるほど。」
「そうだったのか…。ごめんな、実はもうチケット買っていたんだよ、明後日行くつもりで。
泊まりで行く予定だったんだが…今日はディズニーのホテルが空いてなくて明後日になってしまったんだ。驚かせようと思って言わなかったんだけど、きちんと説明すべきだった。」
お父さんが子供の手を取り少し涙目で説明した。
「えっ!?…そうだったんだ。それなのに…ごめんなさい!」
男の子も目に涙を浮かべて謝った。
「明後日ディズニー楽しんできてね。あ、これお菓子、良かったら食べてね。じゃあね!」
「わざわざすみません。」
「俺達は帰ります。警察にはもう事情を説明してありますので。」
「本当にありがとうございました!」
「お二人がいなかったらどうなっていたか…。」
「いえいえ。また泊まりに行きますね。素敵な旅館でした!」
「えぇ、是非。お待ちしております。」
病院を出ると窓から男の子が手を振っていた。
2人で手を振り返し、車へ乗り込んだ。
「私、道の駅寄りたい。」
「了解。」
再度車を走らせた。