第3章〈完結〉
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「えっ、そんな事があったんだ…。ほんと怪我なくて何よりだね。」
「おそらく犯人は子供だ。
子供じみているものばかりな上に、危険性が分かっていない悪戯が多い。
それにスーパーボールが当たらないと分かってBB弾を俺の腹付近に目掛けて慌てて撃ってきたようだった。
急いで撃ったという事は大体銃口を真っ直ぐかほんの少し下向きで対象に向けるものだ。
それを踏まえると大体俺の腹より少し上ぐらいの身長のはず。
それに子供一人で行動しているという事は、客の子供というよりも旅館の構造を良く知っている旅館の関係者の子供という可能性が高い。
怪我人が出る前に辞めさせたい所だが…何か理由があってやっているんだろう。
闇雲に怒られてもまた繰り返すだろうしな。」
「もし一人で行動している子供を見つけたらさりげなく声をかけてみる。」
「そうしてくれ。俺だときっと怖がらせてしまいそうだ。」
そうこうしているうちに夕食の時間になってしまった。
「ご飯食べに行こ。」
「もう時間か。腹減ったな。」
「料理楽しみだなー!」
エレベーターで降りようとしたら佐藤刑事と高木刑事にまたしても遭遇した。
どうやら隣の部屋だったらしい。
一緒に下に降りると夕食も同じ部屋だった。
「隣だったなんて。」
高木刑事が照れくさそうに笑う。
「そっちも露天風呂付きの部屋?」
気になって聞いてみた。確か隣もグレード高い部屋だったはず。
「そうなの。せっかくなら部屋でゆっくりお風呂入りたいじゃない?大浴場や上の貸切も良いけど。」
「分かるー!いつでも露天風呂入れるっていう贅沢感!」
「ねー!」
話をしているうちに旅館のスタッフが来て料理を運んできた。
「お飲み物は?」
「このお茶で大丈夫です。」
「俺はこの瓶ビール。」
「グラスはお一つでよろしいでしょうか?」
「一つで。」
「かしこまりました。少々お待ち下さい。」
「ナマエは呑まないのか?」
「だって旅館って料理多いじゃない?ビール呑んだらお腹いっぱいになりそう。後で露天風呂予約してるし、部屋にチューハイあるし。」
「そうか。」
「後でお風呂入るんだからあんまり呑みすぎないでよ。」
「大丈夫だ、瓶一本程度では酔う事はない。」
「赤井さんってお酒強いんですか?まぁ見るからに強そうですけど。」
「覚えている限り泥酔した事はないな。」
「私も見た事ない。ほんと変わらないよね。」
「お待たせしました。お二組共、瓶ビールですね。」
瓶ビールを受け取り、シュウに注いだ。
「一緒に乾杯しましょ!」
佐藤さん達に誘われ一緒に乾杯した。
「「「「乾杯!」」」」
「たまにはビールも良いな。」
「いつも何呑むんですか?」
「最近はバーボン一筋でね。昔はスコッチもよく呑んでいたんだが。」
そう言ったシュウの顔がほんの少しだけ曇った。
その後次々運ばれてくる料理に舌鼓を打った。
「やば、全部美味しかった…。」
「本当にどれも旨いな。
ナマエ、デザートはやる。」
「じゃあ遠慮なく貰う。」
「お腹がはち切れそう。」(佐藤)
「結構量があるよね。」お腹いっぱいなのかデザートに苦戦している佐藤さんに声をかける。
「僕は既に限界です。」高木刑事はご飯ものの時点で満腹になりデザートは断念していた。
気付いたら後1時間で露天風呂の予約時間だ。
食べ終わったしちょっと部屋で休憩しよ。
「じゃあお先です。」
「えぇ。またね!赤井さん、ナマエちゃん!」
「また明日!」
「完食した上にデザート2人前はキツいわ。これだけ食べたら運動しないと太りそう。」
「俺が運動に付き合ってやろう。風呂入った後でな。」
「え、ありがとう。」
部屋に戻り、
テレビと布団が一直線なので布団に寝転がりながらボーッとテレビを見て過した。
「食っちゃ寝して…贅沢な時間だわー。」
「…予約の時間まで30分か。仮眠するから起こしてくれ。」
「OK。」
布団に入ると数秒で寝てしまった。
「寝るの早…。」少しでも休憩を取るためにすぐに寝て起きれるようになったらしい事を前に聞いた。
シュウはショートスリーパーだ。平均して3〜4時間睡眠、たまに昼寝することはあるものの睡眠時間は少ない。
「だから隈が消えないんじゃない?」
シュウの目の下の隈を指でなぞるように撫でた。
それでも全く身動きしない。
熟睡しているのをいい事にシュウの髪で遊んだ。
初めにくしゃくしゃと髪を撫でてみた。
…これでもまったく動かない。
元々真ん中わけに近いけれども、横わけにしてみたりくせっ毛の部分を伸ばしてみたり。
「フフッ、横わけだと違和感ある。」
寝顔を眺めたりして遊んでいたらあっという間に30分経ってしまった。
「シュウ、時間だよ?」
軽く肩を揺するとパチッと目を覚ました。
「よし、行こうか。」
「本当に寝た?」
「寝ていたが…何かあったか?」
「なんでもない。」すみませんめっちゃ髪弄り倒してました。…ちょっと頭ボサボサ。
着替えを持って受付で鍵を預かり、屋上の露天風呂へ向かった。
「わー!凄い!空が見える。」
「夜は少し風が冷たいな。」
とりあえずバスタオルを巻きつつ服を脱いだ。
「それだと脱ぎにくくないか?散々見ているんだから恥ずかしがることないだろ。」
「恥ずかしいに決まってるでしょ!はいはい後ろ向いて!」
「…髪でも洗っておく。」
シュウが頭からシャワーを浴びているのを確認してさっさと脱いで隣で身体を洗った。
私は髪はさっき洗ったから良いや…。
「先に湯船入るね。」
「ん。」声をかけるとタオルで顔を拭いている所だった。ささっとお湯に浸かった。
「あったかい。最高…。」
少しするとシュウも私の隣で浸かった。
「…。最高だな。」
「癒されるよねぇ。」
しばらく無言で堪能していたが少しするとお腹の辺りにシュウの腕が伸びた。
「ちょっ、食べ過ぎてお腹出てるから!」
「そうか?気にしすぎだ。俺の方がきっとヤバい。」
「腹筋が凄すぎて全く分かりません。」
そのまま肩に顎を乗せられた。
髪から滴る水滴がくすぐったい。
「…さっきはよくも俺の髪を乱してくれたな。」
「バレてましたかすみません楽しかったです。」
「寝ていても髪を触られていたのはうっすら分かった。」
「流石です。」
露天風呂でゆっくりして鍵を返し、部屋に戻った。
「ナマエ。」
シュウが布団の近くで手のひらを上に向け手招きをしていた。
「来い。」
シュウの目が獲物を見るような目だ。
少しずつ近づいた。
「運動したいんだろ?」
なんだ、筋トレでも付き合ってくれー
るのかと思ったらやっぱり押し倒された。
口にゴムのパッケージを咥えてニヤリと笑う。
そのまま袋からを出すとシュウ自身に付けた。
「声出すなよ。隣に聞かれても良いならいいが。」
布団の横をちらりと見るとゴムの箱が2〜3個用意されていた。
これは…明日観光する余裕があるだろうか…。
「おそらく犯人は子供だ。
子供じみているものばかりな上に、危険性が分かっていない悪戯が多い。
それにスーパーボールが当たらないと分かってBB弾を俺の腹付近に目掛けて慌てて撃ってきたようだった。
急いで撃ったという事は大体銃口を真っ直ぐかほんの少し下向きで対象に向けるものだ。
それを踏まえると大体俺の腹より少し上ぐらいの身長のはず。
それに子供一人で行動しているという事は、客の子供というよりも旅館の構造を良く知っている旅館の関係者の子供という可能性が高い。
怪我人が出る前に辞めさせたい所だが…何か理由があってやっているんだろう。
闇雲に怒られてもまた繰り返すだろうしな。」
「もし一人で行動している子供を見つけたらさりげなく声をかけてみる。」
「そうしてくれ。俺だときっと怖がらせてしまいそうだ。」
そうこうしているうちに夕食の時間になってしまった。
「ご飯食べに行こ。」
「もう時間か。腹減ったな。」
「料理楽しみだなー!」
エレベーターで降りようとしたら佐藤刑事と高木刑事にまたしても遭遇した。
どうやら隣の部屋だったらしい。
一緒に下に降りると夕食も同じ部屋だった。
「隣だったなんて。」
高木刑事が照れくさそうに笑う。
「そっちも露天風呂付きの部屋?」
気になって聞いてみた。確か隣もグレード高い部屋だったはず。
「そうなの。せっかくなら部屋でゆっくりお風呂入りたいじゃない?大浴場や上の貸切も良いけど。」
「分かるー!いつでも露天風呂入れるっていう贅沢感!」
「ねー!」
話をしているうちに旅館のスタッフが来て料理を運んできた。
「お飲み物は?」
「このお茶で大丈夫です。」
「俺はこの瓶ビール。」
「グラスはお一つでよろしいでしょうか?」
「一つで。」
「かしこまりました。少々お待ち下さい。」
「ナマエは呑まないのか?」
「だって旅館って料理多いじゃない?ビール呑んだらお腹いっぱいになりそう。後で露天風呂予約してるし、部屋にチューハイあるし。」
「そうか。」
「後でお風呂入るんだからあんまり呑みすぎないでよ。」
「大丈夫だ、瓶一本程度では酔う事はない。」
「赤井さんってお酒強いんですか?まぁ見るからに強そうですけど。」
「覚えている限り泥酔した事はないな。」
「私も見た事ない。ほんと変わらないよね。」
「お待たせしました。お二組共、瓶ビールですね。」
瓶ビールを受け取り、シュウに注いだ。
「一緒に乾杯しましょ!」
佐藤さん達に誘われ一緒に乾杯した。
「「「「乾杯!」」」」
「たまにはビールも良いな。」
「いつも何呑むんですか?」
「最近はバーボン一筋でね。昔はスコッチもよく呑んでいたんだが。」
そう言ったシュウの顔がほんの少しだけ曇った。
その後次々運ばれてくる料理に舌鼓を打った。
「やば、全部美味しかった…。」
「本当にどれも旨いな。
ナマエ、デザートはやる。」
「じゃあ遠慮なく貰う。」
「お腹がはち切れそう。」(佐藤)
「結構量があるよね。」お腹いっぱいなのかデザートに苦戦している佐藤さんに声をかける。
「僕は既に限界です。」高木刑事はご飯ものの時点で満腹になりデザートは断念していた。
気付いたら後1時間で露天風呂の予約時間だ。
食べ終わったしちょっと部屋で休憩しよ。
「じゃあお先です。」
「えぇ。またね!赤井さん、ナマエちゃん!」
「また明日!」
「完食した上にデザート2人前はキツいわ。これだけ食べたら運動しないと太りそう。」
「俺が運動に付き合ってやろう。風呂入った後でな。」
「え、ありがとう。」
部屋に戻り、
テレビと布団が一直線なので布団に寝転がりながらボーッとテレビを見て過した。
「食っちゃ寝して…贅沢な時間だわー。」
「…予約の時間まで30分か。仮眠するから起こしてくれ。」
「OK。」
布団に入ると数秒で寝てしまった。
「寝るの早…。」少しでも休憩を取るためにすぐに寝て起きれるようになったらしい事を前に聞いた。
シュウはショートスリーパーだ。平均して3〜4時間睡眠、たまに昼寝することはあるものの睡眠時間は少ない。
「だから隈が消えないんじゃない?」
シュウの目の下の隈を指でなぞるように撫でた。
それでも全く身動きしない。
熟睡しているのをいい事にシュウの髪で遊んだ。
初めにくしゃくしゃと髪を撫でてみた。
…これでもまったく動かない。
元々真ん中わけに近いけれども、横わけにしてみたりくせっ毛の部分を伸ばしてみたり。
「フフッ、横わけだと違和感ある。」
寝顔を眺めたりして遊んでいたらあっという間に30分経ってしまった。
「シュウ、時間だよ?」
軽く肩を揺するとパチッと目を覚ました。
「よし、行こうか。」
「本当に寝た?」
「寝ていたが…何かあったか?」
「なんでもない。」すみませんめっちゃ髪弄り倒してました。…ちょっと頭ボサボサ。
着替えを持って受付で鍵を預かり、屋上の露天風呂へ向かった。
「わー!凄い!空が見える。」
「夜は少し風が冷たいな。」
とりあえずバスタオルを巻きつつ服を脱いだ。
「それだと脱ぎにくくないか?散々見ているんだから恥ずかしがることないだろ。」
「恥ずかしいに決まってるでしょ!はいはい後ろ向いて!」
「…髪でも洗っておく。」
シュウが頭からシャワーを浴びているのを確認してさっさと脱いで隣で身体を洗った。
私は髪はさっき洗ったから良いや…。
「先に湯船入るね。」
「ん。」声をかけるとタオルで顔を拭いている所だった。ささっとお湯に浸かった。
「あったかい。最高…。」
少しするとシュウも私の隣で浸かった。
「…。最高だな。」
「癒されるよねぇ。」
しばらく無言で堪能していたが少しするとお腹の辺りにシュウの腕が伸びた。
「ちょっ、食べ過ぎてお腹出てるから!」
「そうか?気にしすぎだ。俺の方がきっとヤバい。」
「腹筋が凄すぎて全く分かりません。」
そのまま肩に顎を乗せられた。
髪から滴る水滴がくすぐったい。
「…さっきはよくも俺の髪を乱してくれたな。」
「バレてましたかすみません楽しかったです。」
「寝ていても髪を触られていたのはうっすら分かった。」
「流石です。」
露天風呂でゆっくりして鍵を返し、部屋に戻った。
「ナマエ。」
シュウが布団の近くで手のひらを上に向け手招きをしていた。
「来い。」
シュウの目が獲物を見るような目だ。
少しずつ近づいた。
「運動したいんだろ?」
なんだ、筋トレでも付き合ってくれー
るのかと思ったらやっぱり押し倒された。
口にゴムのパッケージを咥えてニヤリと笑う。
そのまま袋からを出すとシュウ自身に付けた。
「声出すなよ。隣に聞かれても良いならいいが。」
布団の横をちらりと見るとゴムの箱が2〜3個用意されていた。
これは…明日観光する余裕があるだろうか…。