第3章〈完結〉
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救急車に同乗する為に走って向かった。
血まみれのシュウに救急隊員が驚いており急いで処置をしようとしていた所だった。
「なんともありません。」
「そんなわけないでしょう!胸を撃たれたと機長からは聞いていますよ!」
「気のせいでしょう。」
ジャケットとシャツを脱いで傷がないことを見せていた。
「あのー、私も同乗します。…彼は撃たれてませんよ。私が犯人だけを撃ち抜きましたから。」
流石に一緒に撃ち抜きましたなんて言えない。
傷は塞いだし大丈夫なはずだ。
「ええっ、そうですか…。ですが念の為病院でCTを撮ることになるかと思います。」
病院に行きCTを撮るも何の問題もない事が分かりすぐに帰宅になった。
「あっ、電話だ。シュウ、ちょっと待ってて。」
「あぁ。外の喫煙所にいる。終わったら呼んでくれ。」
「…もしもし、ジェイムズ?」
「ナマエくん、赤井くんは大丈夫かね?」
「大丈夫よ。」
「赤井君ごと撃ったと聞いたが…?」
「…すぐに治療したから問題ないよ。病院の結果も大丈夫だった。他に方法なかった。
シュウを盾にされて機長と副操縦士の首には爆弾。
後ろは操縦席の窓。爆発する前に犯人を仕留めないと危険だった。」
「…そうか。ご苦労だった。また別の日に正式に報告してくれ。そうだ、また同じセーフハウスを使って構わない。鍵はこれからジョディに持たせる。家の前にいてくれ。」
「分かった。ありがとう。
あ、…そうだ、せっかくなら志保ちゃんに会いたいんだけど。」
「宮野志保かね?監視中だが特に日常に制限はしていない。好きに会ってくれて構わない。連絡先を教えよう。」
「うん、よろしく。」
病院から出て少し離れた道路にある喫煙所に向かうとシュウが見えた。遠くからシュウに手を振るとすぐにタバコの火を消してこちらに来た。
「思ったより早かったな。」
「ジョディがセーフハウスの鍵持ってきてくれるって。家に向かおう。」
「そうか。それは早く向かわなくてはな。」
既に家に着いていたらしい。
ジョディが門の前に立っていた。
「久しぶりね!これ、鍵。あと空港から荷物も持ってきたわよ。」
「すまんなジョディ。」
「ありがとう!」
「…2人とも元気そうで良かったわ。
じゃあ私は行くわね。またね!」
さっさと行ってしまった。以前の私を試した事もあり気まずいのかもしれない。
家に入り荷解きをした後志保ちゃんに連絡した。
「もしもし、哀ちゃん?」
「あら、その声はナマエさんね。ジェイムズさんから連絡が来るって聞いていたわよ。何か用?」
「うん、ちょっと…作って欲しい薬があって…。」
「許可があれば何でも作れるわ。これから会って話せるかしら?」
「家に行っても良い?」
「えぇ。住所伝えるわね。」
「ねぇ、シュウ。ちょっと出かけてくる。」
「何処へ行くんだ?」
「志保ちゃんの所に行くんだけど、一緒に行く?明美ちゃんもいるよ。」
「俺も行こう。たまには二人の顔を見たいからな。」
レンタカーを借りて出発した。
車で30分。思ったより遠くはない。
場所はオートロック付きマンションの6階だった。
ピンポーン
「あら、いらっしゃい。…貴方も来たのね。」
「久々に顔が見たくなってな。元気そうで良かった。」
「…入っていいわよ。」
「お邪魔します!」
「あ、ナマエさん!大君!」
「明美、久しぶりだな。」
「私、ちょっと志保ちゃんと部屋に籠るね。」
「どうぞ〜!」
「…大君、元気そうで良かった。
ソファーに座ってて。今コーヒー入れてくるね。」
「ありがとう。」
「…大くん、なんだか雰囲気が丸くなったわね。奥さんのお陰かしら?結婚おめでとうございます!」
「知っていたのか。」
「ジェイムズさんから聞いたの。ねぇ、結婚式の写真とかないの?」
「スマホに入っている。…これだ。」
「わー!素敵!二人とも良く似合ってる!」
明美とたわいもない話をしてしばらく経つが、志保とナマエはなかなか部屋から出てこない。
コーヒーも飲み終わってしまった。
「あ、タバコ吸う?ベランダ使って良いわよ。灰皿ないけど。」
「…すまんな、ベランダ借りるぞ。」
「大君、タバコ吸いたい時少し目が泳ぐの…変わらないね。」
「そうだったか…。君はいつもよく見ているな。」
「えぇ。貴方が私を見てくれていなかったから。
なーんて。…ごめんなさい、嫌味のつもりじゃないの。気にしないで、忘れて。」
「明美……本当に悪かった。」
「いいのよ。おかげで私、今とっても幸せ。志保とこんな安全な所に住めるんだもの。
赤井秀一さん…ありがとう。」
ガチャ
「お待たせ〜!」
「随分長かったな。」
「ごめん、ちょっと時間かかっちゃった。用は済んだから。」
「明日には出来るから。また取りに来てね。」
「ありがとう。頼んじゃってごめんね。」
「大丈夫よ。暇してるから。」
お礼を行って部屋を出た。
「そういえば、何しに来たんだ?」
「…とある薬をね!」
「…。」ものすごく怪訝な顔をされた。
元々はシュウが頼んだものだよ…。
血まみれのシュウに救急隊員が驚いており急いで処置をしようとしていた所だった。
「なんともありません。」
「そんなわけないでしょう!胸を撃たれたと機長からは聞いていますよ!」
「気のせいでしょう。」
ジャケットとシャツを脱いで傷がないことを見せていた。
「あのー、私も同乗します。…彼は撃たれてませんよ。私が犯人だけを撃ち抜きましたから。」
流石に一緒に撃ち抜きましたなんて言えない。
傷は塞いだし大丈夫なはずだ。
「ええっ、そうですか…。ですが念の為病院でCTを撮ることになるかと思います。」
病院に行きCTを撮るも何の問題もない事が分かりすぐに帰宅になった。
「あっ、電話だ。シュウ、ちょっと待ってて。」
「あぁ。外の喫煙所にいる。終わったら呼んでくれ。」
「…もしもし、ジェイムズ?」
「ナマエくん、赤井くんは大丈夫かね?」
「大丈夫よ。」
「赤井君ごと撃ったと聞いたが…?」
「…すぐに治療したから問題ないよ。病院の結果も大丈夫だった。他に方法なかった。
シュウを盾にされて機長と副操縦士の首には爆弾。
後ろは操縦席の窓。爆発する前に犯人を仕留めないと危険だった。」
「…そうか。ご苦労だった。また別の日に正式に報告してくれ。そうだ、また同じセーフハウスを使って構わない。鍵はこれからジョディに持たせる。家の前にいてくれ。」
「分かった。ありがとう。
あ、…そうだ、せっかくなら志保ちゃんに会いたいんだけど。」
「宮野志保かね?監視中だが特に日常に制限はしていない。好きに会ってくれて構わない。連絡先を教えよう。」
「うん、よろしく。」
病院から出て少し離れた道路にある喫煙所に向かうとシュウが見えた。遠くからシュウに手を振るとすぐにタバコの火を消してこちらに来た。
「思ったより早かったな。」
「ジョディがセーフハウスの鍵持ってきてくれるって。家に向かおう。」
「そうか。それは早く向かわなくてはな。」
既に家に着いていたらしい。
ジョディが門の前に立っていた。
「久しぶりね!これ、鍵。あと空港から荷物も持ってきたわよ。」
「すまんなジョディ。」
「ありがとう!」
「…2人とも元気そうで良かったわ。
じゃあ私は行くわね。またね!」
さっさと行ってしまった。以前の私を試した事もあり気まずいのかもしれない。
家に入り荷解きをした後志保ちゃんに連絡した。
「もしもし、哀ちゃん?」
「あら、その声はナマエさんね。ジェイムズさんから連絡が来るって聞いていたわよ。何か用?」
「うん、ちょっと…作って欲しい薬があって…。」
「許可があれば何でも作れるわ。これから会って話せるかしら?」
「家に行っても良い?」
「えぇ。住所伝えるわね。」
「ねぇ、シュウ。ちょっと出かけてくる。」
「何処へ行くんだ?」
「志保ちゃんの所に行くんだけど、一緒に行く?明美ちゃんもいるよ。」
「俺も行こう。たまには二人の顔を見たいからな。」
レンタカーを借りて出発した。
車で30分。思ったより遠くはない。
場所はオートロック付きマンションの6階だった。
ピンポーン
「あら、いらっしゃい。…貴方も来たのね。」
「久々に顔が見たくなってな。元気そうで良かった。」
「…入っていいわよ。」
「お邪魔します!」
「あ、ナマエさん!大君!」
「明美、久しぶりだな。」
「私、ちょっと志保ちゃんと部屋に籠るね。」
「どうぞ〜!」
「…大君、元気そうで良かった。
ソファーに座ってて。今コーヒー入れてくるね。」
「ありがとう。」
「…大くん、なんだか雰囲気が丸くなったわね。奥さんのお陰かしら?結婚おめでとうございます!」
「知っていたのか。」
「ジェイムズさんから聞いたの。ねぇ、結婚式の写真とかないの?」
「スマホに入っている。…これだ。」
「わー!素敵!二人とも良く似合ってる!」
明美とたわいもない話をしてしばらく経つが、志保とナマエはなかなか部屋から出てこない。
コーヒーも飲み終わってしまった。
「あ、タバコ吸う?ベランダ使って良いわよ。灰皿ないけど。」
「…すまんな、ベランダ借りるぞ。」
「大君、タバコ吸いたい時少し目が泳ぐの…変わらないね。」
「そうだったか…。君はいつもよく見ているな。」
「えぇ。貴方が私を見てくれていなかったから。
なーんて。…ごめんなさい、嫌味のつもりじゃないの。気にしないで、忘れて。」
「明美……本当に悪かった。」
「いいのよ。おかげで私、今とっても幸せ。志保とこんな安全な所に住めるんだもの。
赤井秀一さん…ありがとう。」
ガチャ
「お待たせ〜!」
「随分長かったな。」
「ごめん、ちょっと時間かかっちゃった。用は済んだから。」
「明日には出来るから。また取りに来てね。」
「ありがとう。頼んじゃってごめんね。」
「大丈夫よ。暇してるから。」
お礼を行って部屋を出た。
「そういえば、何しに来たんだ?」
「…とある薬をね!」
「…。」ものすごく怪訝な顔をされた。
元々はシュウが頼んだものだよ…。