第3章〈完結〉
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「後方貨物室はこちらです。貨物室は2箇所ありますのでどちらにあるか分かりませんが…。」
「大丈夫だ。ここにあるはずだ。」
積まれた荷物から自分のキャリーケースを見つけて開けた。工具箱を取り出し、客達に念の為救命胴衣を着けさせるように伝えた。
「さて。やるか。爆弾は後方貨物室とビジネスクラスの椅子の下、前方貨物室にあると言っていたな。」
まずはこの後方貨物室にある爆弾を解除しなければ。
少し探すと荷物の後ろに隠れている爆弾を発見した。
慎重にネジを開けて蓋を外す。
おそらくプラスチック爆弾だ。
プラスチック爆弾とは特殊な化学薬品に通電させて爆発させるタイプのものだ。
タイマーは…50分もある。余裕だな。
さっさと必要なコードを切り解除した。
そんなに複雑ではなかった。
工具箱を持って急いでビジネスクラスの方へ向かった。
「あっ、シュウ。おかえり。」
「一つは解除した。次はどこだ?」
「それが…上の荷物入れの中…。」
「随分変なところにあるな。」
近くの席のシートに乗って荷物入れに顔を突っ込んで解除した。しかし違和感がある。
中に薬品は入っていないようだ。偽物の爆弾かもしれない。
「ナマエ、他には爆弾はないか?」
「えっ、シートの下とかかな…待ってね…。」
現在ビジネスクラスにいる客は全員エコノミーかファーストクラスの空いている座席に移動してもらっている。
「あっ、もしかして、これかな?」
反対側のシートの下に貼り付けてあった。
そちらも急いで解除した。
今度は本物だったらしい。
他にはないか念入りに探したが大丈夫そうだ。
「もう客を戻しても大丈夫ですよ。」
「ありがとうございます!」
前方貨物室へと急いだ。
前方貨物室に行くと人影が見えた。
「ん…?」
よく見ると本当に人がいる。
爆弾付きのベストを着せられて手や口をガムテープでぐるぐる巻にされて拘束されていた。
口のガムテープを剥がしてやる。
「助けてくれ!トイレに行ったら急に変なもんつけられてここに連れてこられたんだ!」
「そうか。大丈夫だ。すぐに解除するから待っていろ。」
他の爆弾と仕組みはそんなに変わらないのでさっさと解除した。しかし…
「待ってシュウ、ベストのベルト、バックル外しちゃダメ!外すと爆発する!」
「…分かっているさ。ここにもなにやらコードがある。」
コードを辿ると拘束された男の腰にも小さい爆弾が括り付けられていた。
男をうつ伏せにして慎重に解除する。
「これは随分厄介なものを…。」
カチャカチャと解除していると上に動きがあった。
「ん!マズイ、操縦席から犯人が出てきた。」
「仲間が居ないことに気付かれたら他の客が危険だ。…俺が上に行く。爆弾頼めるか?」
「大丈夫、ほとんどシュウがやってくれたからあと少しだし。」
「落ち着いてやれよ。」
「シュウも気をつけてね。」
「あぁ。ライフルが二つもある。問題は無い。」
赤井は急いで操縦席の方へと向かった。
「大丈夫だ。ここにあるはずだ。」
積まれた荷物から自分のキャリーケースを見つけて開けた。工具箱を取り出し、客達に念の為救命胴衣を着けさせるように伝えた。
「さて。やるか。爆弾は後方貨物室とビジネスクラスの椅子の下、前方貨物室にあると言っていたな。」
まずはこの後方貨物室にある爆弾を解除しなければ。
少し探すと荷物の後ろに隠れている爆弾を発見した。
慎重にネジを開けて蓋を外す。
おそらくプラスチック爆弾だ。
プラスチック爆弾とは特殊な化学薬品に通電させて爆発させるタイプのものだ。
タイマーは…50分もある。余裕だな。
さっさと必要なコードを切り解除した。
そんなに複雑ではなかった。
工具箱を持って急いでビジネスクラスの方へ向かった。
「あっ、シュウ。おかえり。」
「一つは解除した。次はどこだ?」
「それが…上の荷物入れの中…。」
「随分変なところにあるな。」
近くの席のシートに乗って荷物入れに顔を突っ込んで解除した。しかし違和感がある。
中に薬品は入っていないようだ。偽物の爆弾かもしれない。
「ナマエ、他には爆弾はないか?」
「えっ、シートの下とかかな…待ってね…。」
現在ビジネスクラスにいる客は全員エコノミーかファーストクラスの空いている座席に移動してもらっている。
「あっ、もしかして、これかな?」
反対側のシートの下に貼り付けてあった。
そちらも急いで解除した。
今度は本物だったらしい。
他にはないか念入りに探したが大丈夫そうだ。
「もう客を戻しても大丈夫ですよ。」
「ありがとうございます!」
前方貨物室へと急いだ。
前方貨物室に行くと人影が見えた。
「ん…?」
よく見ると本当に人がいる。
爆弾付きのベストを着せられて手や口をガムテープでぐるぐる巻にされて拘束されていた。
口のガムテープを剥がしてやる。
「助けてくれ!トイレに行ったら急に変なもんつけられてここに連れてこられたんだ!」
「そうか。大丈夫だ。すぐに解除するから待っていろ。」
他の爆弾と仕組みはそんなに変わらないのでさっさと解除した。しかし…
「待ってシュウ、ベストのベルト、バックル外しちゃダメ!外すと爆発する!」
「…分かっているさ。ここにもなにやらコードがある。」
コードを辿ると拘束された男の腰にも小さい爆弾が括り付けられていた。
男をうつ伏せにして慎重に解除する。
「これは随分厄介なものを…。」
カチャカチャと解除していると上に動きがあった。
「ん!マズイ、操縦席から犯人が出てきた。」
「仲間が居ないことに気付かれたら他の客が危険だ。…俺が上に行く。爆弾頼めるか?」
「大丈夫、ほとんどシュウがやってくれたからあと少しだし。」
「落ち着いてやれよ。」
「シュウも気をつけてね。」
「あぁ。ライフルが二つもある。問題は無い。」
赤井は急いで操縦席の方へと向かった。