第3章〈完結〉
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「あ、この席じゃない?」
「ここだ。席どちらでも良いぞ。」
「やった!じゃあ窓際にするー。」
今、日本に戻るため飛行機に乗り込んだ所。
時間が長いのでビジネスクラスのペアシートにした。
今回残念だったのは、家探しする余裕がなかった事。
次までにジェイムズがオススメの家をいくつかピックアップしてくれると言うので任せる事にした。
ありがたい。
「荷物貸せ。上に入れてやる。」
「ありがとう。上に入れるの苦手なんだよねー。
高さが高いし。」
「君は俺より随分小さいからな。」
「シュウが高いんだよ。身長どれくらいだっけ?」
「6 フィート 2.02。日本で言うと…188cmだったかな。」
「ホント背高い…。米津玄師さんか松重豊さん並だよ。」
「あぁ、ナマエが好きな歌手と、よく見るドラマの主演俳優…だったかな。」
「そうそう。…いやそれはいいんだけど。
今回思ったよりアメリカに長く居たね…。
少しでも残党を捕まえられて良かった。
けどまさか私が、空砲とはいえ昴を撃つことになるとは思わなかったな〜。
ちょっとドキドキしちゃった。」
「そうだな。
…まぁ君になら万が一殺されても構わないが。」
ニヤリと笑い冗談ともつかない真剣な眼差しでシュウに見つめられた。
「何言ってんの、もう!」
「それにしてもあの血糊は凄いな。洗濯があんなにも大変とは。」
「口からも胸からもだもんね。そういえば水無怜奈に撃たれたフリをした時はどうしたの?」
「服は急いで脱いで一緒に燃やしてしまったからな。同じ服装をして近くをうろつくのも危険だろ。」
「あー、なるほど。」
出発のアナウンスが聞こえて飛行機は離陸した。
「んー…時差に備えて徹夜しちゃったから眠い〜。」
「寝ていて良いぞ。機内食が来たら起こす。」
「うん、よろしく。」
シートをフルに倒して横になると無言で頭をわしゃわしゃと撫でられた。
その後シュウはイヤホンを引っ張り出してサイドテーブルに刺した。映画を見て暇を潰すようだ。
横になるとあっという間に寝れた。
肩を叩かれて目を覚ました。
「ん…?機内食来たの?」
「シッ。」
静かにしろとポーズを取られた。
…周りが随分静かだ。
そして妙な緊迫感がある。
身体を起こすと銃を持った男が前方と後方にいた。
「ハイジャックだ。」シュウが小声で呟く。
こんな時に事件に遭遇するなんて。
まずは空間認識能力魔法で飛行機全体の敵数を確認する。
どうやら全部で7人。
エコノミー、ビジネス、ファーストに各2名、
操縦席に1名。
それだけならまだしも、どうやら3箇所に爆弾が設置されているようだ。
状況を小声で伝える。
「お前ら何コソコソ喋ってんだ!」
「あっ、ごめんなさい。…怖くて。」
「静かにしてろよ。」
「はい。」
まずい、小声でも会話がバレるようだ。
ジェスチャー等でお互い意思疎通するしかない。
シュウと目が合った。
口パクで"お前は後ろをやれ。"と言って手で銃を形作った。
銃を奪えと言う事が。シュウが指でカウントダウンする。
3…
2…
1…
二人で飛び出し私は後方の男を魔法で失神させ銃を奪った。
周りが歓声をあげようとしたが静かにさせた。
シュウも銃を奪えたらしい。
お互い頷く。
手錠を持っていたので二人にかけた。
ただお互い1つずつしか手錠を持っていなかったので他の奴らにはかけられない。どうにかしないと。
銃を手にエコノミーの方に向かった。
私が左、シュウが右に壁に隠れた。
「俺が奥の奴の銃を撃ち抜く。」
「私が手前ね。銃を手から離させたら奥の男には失神魔法かける。」
「頼んだぞ。手前の男は俺が制圧する。」
3.2.1…
パァン!
銃声と同時に男達の手から銃が吹っ飛ぶ。
急いで奥の奴を失神させた。
チラッと見るとシュウが手前の男を抑え込んでいた。
「何が目的だ?」
「お前に言うわけなイタタタ!」
「指をへし折るぞ。爪を剥いでも良い。…答えろ。」
「…ホワイトハウスに突っ込むつもりだ。大統領に制裁を!アヒャヒャヒャ!」
シュウがイラッとした顔で首に手刀を食らわして気絶させた。
客室乗務員に何か紐のような物はないかと聞くとロープを二つ持ってきた。
残念ながら機内にこれ以上ロープは無いらしい。
とりあえず二人をロープで拘束する。
後はファーストクラスにいる二人と操縦席にいる男一名。
銃二つを更に確保しファーストクラスに向かう。
ファーストクラスは空間が狭いのであまり大きく暴れられない。
狭いので失神魔法かけると不審に思うかもしれない。
再度銃を撃ち抜いて手から離させシュウが奥、私が手前の男を殴って気絶させた。
よし、1発KO!
近くにいた客にカーディガンを借りて紐状にし、男達の腕を拘束した。
これで残すは一名。しかし爆弾が残っている。
「俺はFBIだ。俺の預けた荷物の中に工具箱がある。荷物の場所を教えてくれないか?」
「案内します!」
客室乗務員に連れられてシュウは貨物室へと急いだ。
その間操縦席にいる奴をどうするか考えなくては…。
「ここだ。席どちらでも良いぞ。」
「やった!じゃあ窓際にするー。」
今、日本に戻るため飛行機に乗り込んだ所。
時間が長いのでビジネスクラスのペアシートにした。
今回残念だったのは、家探しする余裕がなかった事。
次までにジェイムズがオススメの家をいくつかピックアップしてくれると言うので任せる事にした。
ありがたい。
「荷物貸せ。上に入れてやる。」
「ありがとう。上に入れるの苦手なんだよねー。
高さが高いし。」
「君は俺より随分小さいからな。」
「シュウが高いんだよ。身長どれくらいだっけ?」
「6 フィート 2.02。日本で言うと…188cmだったかな。」
「ホント背高い…。米津玄師さんか松重豊さん並だよ。」
「あぁ、ナマエが好きな歌手と、よく見るドラマの主演俳優…だったかな。」
「そうそう。…いやそれはいいんだけど。
今回思ったよりアメリカに長く居たね…。
少しでも残党を捕まえられて良かった。
けどまさか私が、空砲とはいえ昴を撃つことになるとは思わなかったな〜。
ちょっとドキドキしちゃった。」
「そうだな。
…まぁ君になら万が一殺されても構わないが。」
ニヤリと笑い冗談ともつかない真剣な眼差しでシュウに見つめられた。
「何言ってんの、もう!」
「それにしてもあの血糊は凄いな。洗濯があんなにも大変とは。」
「口からも胸からもだもんね。そういえば水無怜奈に撃たれたフリをした時はどうしたの?」
「服は急いで脱いで一緒に燃やしてしまったからな。同じ服装をして近くをうろつくのも危険だろ。」
「あー、なるほど。」
出発のアナウンスが聞こえて飛行機は離陸した。
「んー…時差に備えて徹夜しちゃったから眠い〜。」
「寝ていて良いぞ。機内食が来たら起こす。」
「うん、よろしく。」
シートをフルに倒して横になると無言で頭をわしゃわしゃと撫でられた。
その後シュウはイヤホンを引っ張り出してサイドテーブルに刺した。映画を見て暇を潰すようだ。
横になるとあっという間に寝れた。
肩を叩かれて目を覚ました。
「ん…?機内食来たの?」
「シッ。」
静かにしろとポーズを取られた。
…周りが随分静かだ。
そして妙な緊迫感がある。
身体を起こすと銃を持った男が前方と後方にいた。
「ハイジャックだ。」シュウが小声で呟く。
こんな時に事件に遭遇するなんて。
まずは空間認識能力魔法で飛行機全体の敵数を確認する。
どうやら全部で7人。
エコノミー、ビジネス、ファーストに各2名、
操縦席に1名。
それだけならまだしも、どうやら3箇所に爆弾が設置されているようだ。
状況を小声で伝える。
「お前ら何コソコソ喋ってんだ!」
「あっ、ごめんなさい。…怖くて。」
「静かにしてろよ。」
「はい。」
まずい、小声でも会話がバレるようだ。
ジェスチャー等でお互い意思疎通するしかない。
シュウと目が合った。
口パクで"お前は後ろをやれ。"と言って手で銃を形作った。
銃を奪えと言う事が。シュウが指でカウントダウンする。
3…
2…
1…
二人で飛び出し私は後方の男を魔法で失神させ銃を奪った。
周りが歓声をあげようとしたが静かにさせた。
シュウも銃を奪えたらしい。
お互い頷く。
手錠を持っていたので二人にかけた。
ただお互い1つずつしか手錠を持っていなかったので他の奴らにはかけられない。どうにかしないと。
銃を手にエコノミーの方に向かった。
私が左、シュウが右に壁に隠れた。
「俺が奥の奴の銃を撃ち抜く。」
「私が手前ね。銃を手から離させたら奥の男には失神魔法かける。」
「頼んだぞ。手前の男は俺が制圧する。」
3.2.1…
パァン!
銃声と同時に男達の手から銃が吹っ飛ぶ。
急いで奥の奴を失神させた。
チラッと見るとシュウが手前の男を抑え込んでいた。
「何が目的だ?」
「お前に言うわけなイタタタ!」
「指をへし折るぞ。爪を剥いでも良い。…答えろ。」
「…ホワイトハウスに突っ込むつもりだ。大統領に制裁を!アヒャヒャヒャ!」
シュウがイラッとした顔で首に手刀を食らわして気絶させた。
客室乗務員に何か紐のような物はないかと聞くとロープを二つ持ってきた。
残念ながら機内にこれ以上ロープは無いらしい。
とりあえず二人をロープで拘束する。
後はファーストクラスにいる二人と操縦席にいる男一名。
銃二つを更に確保しファーストクラスに向かう。
ファーストクラスは空間が狭いのであまり大きく暴れられない。
狭いので失神魔法かけると不審に思うかもしれない。
再度銃を撃ち抜いて手から離させシュウが奥、私が手前の男を殴って気絶させた。
よし、1発KO!
近くにいた客にカーディガンを借りて紐状にし、男達の腕を拘束した。
これで残すは一名。しかし爆弾が残っている。
「俺はFBIだ。俺の預けた荷物の中に工具箱がある。荷物の場所を教えてくれないか?」
「案内します!」
客室乗務員に連れられてシュウは貨物室へと急いだ。
その間操縦席にいる奴をどうするか考えなくては…。