第3章〈完結〉
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あれからシュウと計画を立てようとしていたものの、なかなか確実な方法が見つからなかった。
「どうしたら良いのー!」
「こんな時は…ボウヤにアイデアを貰うか…。」
新一くんにアイデアを提供して貰い、当日。
昴は色々教えて貰っているお礼と称してあの女を食事に誘い、貸し切ったレストランへと連れてきた。
店内はハティとスコールに頼んで幻覚で他に客が大勢居るように見せかけて貰っている。
実際は私と昴と、あの女しか店内にはいない。
外に認識妨害魔法をかけているので他の人が間違って店内に入る事はない。
店の存在も音も何も認識出来なくなっているはずだ。
初めに私が男の店員に変装しメニュー表を渡すと一旦厨房へと入る。
少しして注文を聞きに席へと向かい、注文を取りまた厨房へと戻った。
厨房にいる間も昴達を観察する。
あの女は妙に昴にベタベタ触れているように見える。
イライラする。私の夫に触れてほしくない。
だが作戦だし仕方がない。少しの間我慢しよう。
これさえ終えれば…
そしてライフルを持つと、再度別の男に変装して外から突入した。
「全員手を上げて跪け!」
空砲を1発天井に向けて撃つ。
幻覚の人達も含めて手を挙げて跪かせた。
凄いな、皆寸分くるわず同じ動き。
「…そこの2人以外出て行っていいぞ。」
昴と女以外の幻覚の人達を一斉に外に出させた。
「またお前か。懲りませんね?」
昴が呆れたように言う。
もちろん演技だ。
私も昴の因縁の男、犯人として演じ切らなければ。
「何度シャバに出てこようとお前だけは許さない。
今度こそ殺してやる。…そいつはお前の女か?
2人まとめてあの世へ送ってやるよ。」
「関係あるのは僕だけのハズです。」
「必死になっているのが笑えるな。大事な女だと肯定しているようなもんだが?」
「…。」
「じゃあな。」空砲を女に向けて撃った。
昴がわざと前に出て、ジャケットの右胸と口から血が吹き出した。
「がはっ…くっ…!」
「いやあああ!沖矢さんっ!」
「早く行け。逃げろ。早く応援を。」
「すぐ呼んできます!死なないでね!」
そう言って走って出ていった。
外に出た女は認識妨害魔法のせいで店が跡形もなく消えたように見えただろう。
戻ってはこれまい。
外から女がキョロキョロしながら店を探しつつ誰かに電話している。
さっさと店内を掃除して電気を消し、姿くらましで店から居なくなった。それと同時に店にかけた魔法を消した。店が消えた時間は1分も無いだろう。
「何これ!また急に店が出てきた…。沖矢さんは!?」
女は店に入ろうとするも鍵がかかって入れない。
「ウソ…。」
「おい、それで状況は?」
「店は暗くて鍵がかかってる…。」
「は?何か見間違いじゃないのか?…俺が一緒に見に行ってやる。待ってろ。」
「ありがとうリアム。」
しばらくしてリアムという女の友人と思われる男が到着した。後で調べたら女とは同じ部署の男らしい。
「?…なんもねぇ、ただの店じゃねぇか。暗いし鍵がかかってる。明日店が開いてる時に様子見に来ようぜ。」
「目の前の家の人に銃声が聞こえなかったか聞いてみる!」
そう言って聞き込みもするも誰も銃声なんて聞いていない。
その日女は狐に摘まれたような顔で帰宅した。
ーーーー
上手くいったようだ。
血が吹き出すのは以前と同じく阿笠博士の発明品。私の空砲に合わせて血を吹き出させた。
「これで付き纏われないと良いね。」
「ハティとスコールに感謝だな。もちろん君にも。…明日から昴はFBI館内からは姿を消す。」
「皆には口裏を合わせてもらって、そんな人は知らないと言ってもらうんでしょ?」
「…あぁ。明日が楽しみだな。」
昴がほくそ笑んだ。
次の日、案の定あの女は沖矢昴の事を色々な人に聞いていた。だが皆はそんな人は知らない言う。
もちろん私にもシュウにも尋ねる。
「沖矢昴?誰だそいつは?」
「私も知らない。」
「ウソ…なんで皆…。」
上手くいったようだ。沖矢昴の事ばかりをその日以降考えているらしくシュウに付き纏う事はなかった。
これでしばらくは安泰なはず。次戻って来た時また付き纏うことがあればあの女の異動をお願いしよう。
シュウが教育した新人のワトソン君はメキメキ上達しているらしい。即戦力だそうだ。
もう他の人に教育を任せても良さそうとの事。
他の新人達も最初に比べれば格段に上手くなったらしい。シュウは結構教えるのが上手いんだろう。
残党はこれ以上出ては来なさそうだし、そろそろ日本に戻ろうと思う。
日本行きの飛行機のチケットを購入し2日後戻ることにした。
「どうしたら良いのー!」
「こんな時は…ボウヤにアイデアを貰うか…。」
新一くんにアイデアを提供して貰い、当日。
昴は色々教えて貰っているお礼と称してあの女を食事に誘い、貸し切ったレストランへと連れてきた。
店内はハティとスコールに頼んで幻覚で他に客が大勢居るように見せかけて貰っている。
実際は私と昴と、あの女しか店内にはいない。
外に認識妨害魔法をかけているので他の人が間違って店内に入る事はない。
店の存在も音も何も認識出来なくなっているはずだ。
初めに私が男の店員に変装しメニュー表を渡すと一旦厨房へと入る。
少しして注文を聞きに席へと向かい、注文を取りまた厨房へと戻った。
厨房にいる間も昴達を観察する。
あの女は妙に昴にベタベタ触れているように見える。
イライラする。私の夫に触れてほしくない。
だが作戦だし仕方がない。少しの間我慢しよう。
これさえ終えれば…
そしてライフルを持つと、再度別の男に変装して外から突入した。
「全員手を上げて跪け!」
空砲を1発天井に向けて撃つ。
幻覚の人達も含めて手を挙げて跪かせた。
凄いな、皆寸分くるわず同じ動き。
「…そこの2人以外出て行っていいぞ。」
昴と女以外の幻覚の人達を一斉に外に出させた。
「またお前か。懲りませんね?」
昴が呆れたように言う。
もちろん演技だ。
私も昴の因縁の男、犯人として演じ切らなければ。
「何度シャバに出てこようとお前だけは許さない。
今度こそ殺してやる。…そいつはお前の女か?
2人まとめてあの世へ送ってやるよ。」
「関係あるのは僕だけのハズです。」
「必死になっているのが笑えるな。大事な女だと肯定しているようなもんだが?」
「…。」
「じゃあな。」空砲を女に向けて撃った。
昴がわざと前に出て、ジャケットの右胸と口から血が吹き出した。
「がはっ…くっ…!」
「いやあああ!沖矢さんっ!」
「早く行け。逃げろ。早く応援を。」
「すぐ呼んできます!死なないでね!」
そう言って走って出ていった。
外に出た女は認識妨害魔法のせいで店が跡形もなく消えたように見えただろう。
戻ってはこれまい。
外から女がキョロキョロしながら店を探しつつ誰かに電話している。
さっさと店内を掃除して電気を消し、姿くらましで店から居なくなった。それと同時に店にかけた魔法を消した。店が消えた時間は1分も無いだろう。
「何これ!また急に店が出てきた…。沖矢さんは!?」
女は店に入ろうとするも鍵がかかって入れない。
「ウソ…。」
「おい、それで状況は?」
「店は暗くて鍵がかかってる…。」
「は?何か見間違いじゃないのか?…俺が一緒に見に行ってやる。待ってろ。」
「ありがとうリアム。」
しばらくしてリアムという女の友人と思われる男が到着した。後で調べたら女とは同じ部署の男らしい。
「?…なんもねぇ、ただの店じゃねぇか。暗いし鍵がかかってる。明日店が開いてる時に様子見に来ようぜ。」
「目の前の家の人に銃声が聞こえなかったか聞いてみる!」
そう言って聞き込みもするも誰も銃声なんて聞いていない。
その日女は狐に摘まれたような顔で帰宅した。
ーーーー
上手くいったようだ。
血が吹き出すのは以前と同じく阿笠博士の発明品。私の空砲に合わせて血を吹き出させた。
「これで付き纏われないと良いね。」
「ハティとスコールに感謝だな。もちろん君にも。…明日から昴はFBI館内からは姿を消す。」
「皆には口裏を合わせてもらって、そんな人は知らないと言ってもらうんでしょ?」
「…あぁ。明日が楽しみだな。」
昴がほくそ笑んだ。
次の日、案の定あの女は沖矢昴の事を色々な人に聞いていた。だが皆はそんな人は知らない言う。
もちろん私にもシュウにも尋ねる。
「沖矢昴?誰だそいつは?」
「私も知らない。」
「ウソ…なんで皆…。」
上手くいったようだ。沖矢昴の事ばかりをその日以降考えているらしくシュウに付き纏う事はなかった。
これでしばらくは安泰なはず。次戻って来た時また付き纏うことがあればあの女の異動をお願いしよう。
シュウが教育した新人のワトソン君はメキメキ上達しているらしい。即戦力だそうだ。
もう他の人に教育を任せても良さそうとの事。
他の新人達も最初に比べれば格段に上手くなったらしい。シュウは結構教えるのが上手いんだろう。
残党はこれ以上出ては来なさそうだし、そろそろ日本に戻ろうと思う。
日本行きの飛行機のチケットを購入し2日後戻ることにした。