第3章〈完結〉
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部屋で寛いでいるとシュウが隣の部屋から来た。
「ナマエ、今良いか?」
「どうしたの?」
「ジェイムズから電話があってな。数日以内に一度帰国しろとの事だ。新人達に狙撃を教えて欲しいらしい。」
「そうなんだ、じゃあ院の教授に伝えないと。」
「未だに大学院の手伝いをしているんだったな。
俺も大使館に連絡しないとな…。
飛行機のチケットは俺がやろう。」
「ありがとう。いつ行く?」
「チケット次第だが明日には行きたい所だな。」
「荷物まとめないと。」
「忙しくなるな。念の為手持ちの銃は警視庁へ預けていこう。空港には持ち込めないしこの家に置いていくのも不安だ。…安室君にでも頼むか。
そういえば俺はアメリカにライフルを預けてあるが
ナマエは大丈夫か?」
「私も一丁預けてあるから大丈夫。」
「そうか。さっそく今警視庁に行ってくる。銃を預かろう。」
「ありがとう。今取ってくる。」
銃が入ったケースを手に取るとリビングにいるシュウに預けた。
「よろしく。」
「あぁ。じゃあ行ってくる。」
「いってらっしゃい。」
「帰る時に連絡するよ。」
そう言うと部屋を出ていった。
とりあえず急いでトランクに荷物を詰めないと。
大学院の教授に電話で連絡をし、冷蔵庫の中身を整理。
「これでよし、と。」
"スコール、ちょっと来て"と呟くとインターホンが鳴った。
「呼んだか?」
「明日から数日留守にするから。たまにで良いから家の様子を見て欲しい。ずっと留守なのは不用心だから。」
「はいよ。ハティと交互に見に来るぜ。」
「よろしくね。…ねぇスコール、予定なければ一緒にどこか行かない?しばらくシュウは帰ってこないだろうし。」
「お、一緒に出かけるのは久しぶりだな。日本円の財布持ってくるべきだったな。ちょっと取ってくるから待ってろ!」
「私が出すし良いよ!」
「兄貴分として出させるわけにいかねぇよ。」
一瞬消えるとすぐ戻ってきた。
「行こうぜ!」
私の車で近場のショッピングモールへと行き、お気に入りのカフェでパフェを頼んだ。
スコールはコーヒーのみ。
「…美味いか?」
「うん。」
「本当に甘いもの好きだな。」
スコールがものすごく慈愛のこもった目で見てくる。
「ちょ、何その子供を見るような目!」
「こーんなちっちゃい子供の頃からそうやってパフェ食ってたなーと思って。だって産まれた時から知ってるし。ほんと大きくなったなー。」
「子供扱いしないでよ!」
もーっ、と少し怒っているとテーブルの隣に誰かが立った。
「アンタ、今度は違う男ひっかけてるのかい!根っからの男好きは変わらないね!」
誰かと思えばあのコーヒーぶちまけ事件の鬼塚さんだった。
「鬼塚さん…この人はー」
「そうやって言い訳しようとするんじゃないよ!アンタのせいで安室さんは居なくなったんだろ、どうせ!ファンクラブもなくなっちまうし!」
怒りの表情で手に持っていた水をかけようとしてきた。
"バシャ"
「…なにすんだてめえ。俺はこいつの兄貴だが?」
私を庇ってスコールが頭から水を被り、びしょ濡れになっていた。
「どうせそうやって言わせてるんだろ!このアバズレが!」
店員が慌てて警備員を呼び、鬼塚さんは事務所に連行されていった。
店員が慌ててタオルを手渡すもそれを断った。
「スコール、ごめんね。大丈夫?」
「大したことねぇよ。ちょっとトイレ行ってくる。食い終わったらこれで支払いしてくれ。」
財布を置くとさっと行ってしまった。
その後事情を説明したりしていたら食べている所ではなくなってしまい、スコールもコーヒーを飲みに戻る事もなかった。
それに気付いた店員さんが料金を無料にしてくれた。
ちなみに鬼塚さんはお店出入り禁止になったと後日連絡があった。
お店を出て近くのトイレの方へ行くとスコールが待っていた。
「スコール!」
「おう。しょっぴかれてたな、あのババア。」
「ババアとか言っちゃダメだよ。ちゃんと乾かした?」
「こんなの一瞬で乾かしたから大丈夫だ。
いったいなんなんだ、アイツ。」
「ポアロの安室さんのファンの人。」
「あー、あの金髪のポアロの人な!前にハティと行ったぜ。なるほど、色々勘違いされてんだな。
苦労してんな。」
「まさか今度は水をかけられるとは。
ま、アメリカ帰ったら二度と会わないからいいけどね。でもいつかえれなちゃんが心配だな…。」
「その金髪の男の彼女か?」
「そう。勘違いして暴走しそう。あむ兄に連絡しておかないと。」
「そうか。こんな事もあったしもう帰るか?そろそろ旦那帰ってくるんじゃないか?」
「そうだね。帰ろ。」
マンションの駐車場に車をとめていたら丁度シュウと出くわした。
「シュウ、おかえり。」
「出かけていたのか。久しぶりだな、スコール。」
「秀一さん聞いてくださいよ!ババアが何か勘違いしてナマエに水かけてきたんですよ!俺が庇ったんで良いんですけど。」
「誰がかけた。」
「鬼塚とかいうー」
「…またか。…スコール、助かった。すまなかったな。ちゃんと乾かしたか?」
「そんなんすぐ乾くから大丈夫だ。」
「鬼塚さん、私のせいで安室さんがポアロからが居なくなった!って勘違いしてた。私は良いけど、いつかえれなちゃんに被害行きそうで怖い。」
「そうだな…。その件安室くんに連絡しよう。
銃は安室くんが保管してくれる事になった。今日たまたま警視庁に居たんでな。」
「そうなんだ。お礼言わないと。」
その後スコールは帰っていった。
部屋に戻り、安室に電話をかけた。
「もしもしあむ兄、久しぶりー!銃の保管ありがとう。」
「いや、かまわないさ。保管場所はあるからね。」
「後1つ言いたいことが。」
「どうした?」
「鬼塚さんにまた水かけられた。私のせいであむ兄がポアロから居なくなったと思われて…連れが代わりにびしょ濡れになった。
いつかえれなちゃんが彼女だとバレたら大暴れしそうで怖いから、気をつけて。」
「そうだったのか。分かった。ちょっと様子見てみる。元々僕のせいだよね、ごめん。」
「そんな事ないよ、大丈夫。とにかく、彼女さんを守ってあげてね。」
「もちろんだ。…今後も鬼塚さんに会ったら気をつけて。何かあったらまた言ってくれ。
…アメリカから帰ったら連絡待ってるよ。銃返却するから。」
「うん。ありがとう、またね。」
ーーー
「飛行機のチケットは取ったぞ。明日アメリカへ帰ろう。それと、向こうで余裕があったら一緒に家を見ないか?」
「家?」
「あちらに帰った時の為に家を買おうと思っている。注文でも建売でもどちらでも構わん。気に入った所を選ぶと良い。」
「うん!…せっかくなら庭付きが良いなぁ。…一緒に花を植えたい。」
「そうだな。一緒に良い所を探そう。
…さて、俺も荷造りをしないとな。一旦部屋に戻るぞ。また後でな。」
「うん。」
明日出発かぁ、。久々のアメリカちょっと嬉しい。
「ナマエ、今良いか?」
「どうしたの?」
「ジェイムズから電話があってな。数日以内に一度帰国しろとの事だ。新人達に狙撃を教えて欲しいらしい。」
「そうなんだ、じゃあ院の教授に伝えないと。」
「未だに大学院の手伝いをしているんだったな。
俺も大使館に連絡しないとな…。
飛行機のチケットは俺がやろう。」
「ありがとう。いつ行く?」
「チケット次第だが明日には行きたい所だな。」
「荷物まとめないと。」
「忙しくなるな。念の為手持ちの銃は警視庁へ預けていこう。空港には持ち込めないしこの家に置いていくのも不安だ。…安室君にでも頼むか。
そういえば俺はアメリカにライフルを預けてあるが
ナマエは大丈夫か?」
「私も一丁預けてあるから大丈夫。」
「そうか。さっそく今警視庁に行ってくる。銃を預かろう。」
「ありがとう。今取ってくる。」
銃が入ったケースを手に取るとリビングにいるシュウに預けた。
「よろしく。」
「あぁ。じゃあ行ってくる。」
「いってらっしゃい。」
「帰る時に連絡するよ。」
そう言うと部屋を出ていった。
とりあえず急いでトランクに荷物を詰めないと。
大学院の教授に電話で連絡をし、冷蔵庫の中身を整理。
「これでよし、と。」
"スコール、ちょっと来て"と呟くとインターホンが鳴った。
「呼んだか?」
「明日から数日留守にするから。たまにで良いから家の様子を見て欲しい。ずっと留守なのは不用心だから。」
「はいよ。ハティと交互に見に来るぜ。」
「よろしくね。…ねぇスコール、予定なければ一緒にどこか行かない?しばらくシュウは帰ってこないだろうし。」
「お、一緒に出かけるのは久しぶりだな。日本円の財布持ってくるべきだったな。ちょっと取ってくるから待ってろ!」
「私が出すし良いよ!」
「兄貴分として出させるわけにいかねぇよ。」
一瞬消えるとすぐ戻ってきた。
「行こうぜ!」
私の車で近場のショッピングモールへと行き、お気に入りのカフェでパフェを頼んだ。
スコールはコーヒーのみ。
「…美味いか?」
「うん。」
「本当に甘いもの好きだな。」
スコールがものすごく慈愛のこもった目で見てくる。
「ちょ、何その子供を見るような目!」
「こーんなちっちゃい子供の頃からそうやってパフェ食ってたなーと思って。だって産まれた時から知ってるし。ほんと大きくなったなー。」
「子供扱いしないでよ!」
もーっ、と少し怒っているとテーブルの隣に誰かが立った。
「アンタ、今度は違う男ひっかけてるのかい!根っからの男好きは変わらないね!」
誰かと思えばあのコーヒーぶちまけ事件の鬼塚さんだった。
「鬼塚さん…この人はー」
「そうやって言い訳しようとするんじゃないよ!アンタのせいで安室さんは居なくなったんだろ、どうせ!ファンクラブもなくなっちまうし!」
怒りの表情で手に持っていた水をかけようとしてきた。
"バシャ"
「…なにすんだてめえ。俺はこいつの兄貴だが?」
私を庇ってスコールが頭から水を被り、びしょ濡れになっていた。
「どうせそうやって言わせてるんだろ!このアバズレが!」
店員が慌てて警備員を呼び、鬼塚さんは事務所に連行されていった。
店員が慌ててタオルを手渡すもそれを断った。
「スコール、ごめんね。大丈夫?」
「大したことねぇよ。ちょっとトイレ行ってくる。食い終わったらこれで支払いしてくれ。」
財布を置くとさっと行ってしまった。
その後事情を説明したりしていたら食べている所ではなくなってしまい、スコールもコーヒーを飲みに戻る事もなかった。
それに気付いた店員さんが料金を無料にしてくれた。
ちなみに鬼塚さんはお店出入り禁止になったと後日連絡があった。
お店を出て近くのトイレの方へ行くとスコールが待っていた。
「スコール!」
「おう。しょっぴかれてたな、あのババア。」
「ババアとか言っちゃダメだよ。ちゃんと乾かした?」
「こんなの一瞬で乾かしたから大丈夫だ。
いったいなんなんだ、アイツ。」
「ポアロの安室さんのファンの人。」
「あー、あの金髪のポアロの人な!前にハティと行ったぜ。なるほど、色々勘違いされてんだな。
苦労してんな。」
「まさか今度は水をかけられるとは。
ま、アメリカ帰ったら二度と会わないからいいけどね。でもいつかえれなちゃんが心配だな…。」
「その金髪の男の彼女か?」
「そう。勘違いして暴走しそう。あむ兄に連絡しておかないと。」
「そうか。こんな事もあったしもう帰るか?そろそろ旦那帰ってくるんじゃないか?」
「そうだね。帰ろ。」
マンションの駐車場に車をとめていたら丁度シュウと出くわした。
「シュウ、おかえり。」
「出かけていたのか。久しぶりだな、スコール。」
「秀一さん聞いてくださいよ!ババアが何か勘違いしてナマエに水かけてきたんですよ!俺が庇ったんで良いんですけど。」
「誰がかけた。」
「鬼塚とかいうー」
「…またか。…スコール、助かった。すまなかったな。ちゃんと乾かしたか?」
「そんなんすぐ乾くから大丈夫だ。」
「鬼塚さん、私のせいで安室さんがポアロからが居なくなった!って勘違いしてた。私は良いけど、いつかえれなちゃんに被害行きそうで怖い。」
「そうだな…。その件安室くんに連絡しよう。
銃は安室くんが保管してくれる事になった。今日たまたま警視庁に居たんでな。」
「そうなんだ。お礼言わないと。」
その後スコールは帰っていった。
部屋に戻り、安室に電話をかけた。
「もしもしあむ兄、久しぶりー!銃の保管ありがとう。」
「いや、かまわないさ。保管場所はあるからね。」
「後1つ言いたいことが。」
「どうした?」
「鬼塚さんにまた水かけられた。私のせいであむ兄がポアロから居なくなったと思われて…連れが代わりにびしょ濡れになった。
いつかえれなちゃんが彼女だとバレたら大暴れしそうで怖いから、気をつけて。」
「そうだったのか。分かった。ちょっと様子見てみる。元々僕のせいだよね、ごめん。」
「そんな事ないよ、大丈夫。とにかく、彼女さんを守ってあげてね。」
「もちろんだ。…今後も鬼塚さんに会ったら気をつけて。何かあったらまた言ってくれ。
…アメリカから帰ったら連絡待ってるよ。銃返却するから。」
「うん。ありがとう、またね。」
ーーー
「飛行機のチケットは取ったぞ。明日アメリカへ帰ろう。それと、向こうで余裕があったら一緒に家を見ないか?」
「家?」
「あちらに帰った時の為に家を買おうと思っている。注文でも建売でもどちらでも構わん。気に入った所を選ぶと良い。」
「うん!…せっかくなら庭付きが良いなぁ。…一緒に花を植えたい。」
「そうだな。一緒に良い所を探そう。
…さて、俺も荷造りをしないとな。一旦部屋に戻るぞ。また後でな。」
「うん。」
明日出発かぁ、。久々のアメリカちょっと嬉しい。