第3章〈完結〉
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「やぁ、安室くん。君がこのマスタングに乗る日が来るとはな。」
「僕も意外だよ。外車はあまり好きじゃない。」
「文句を言わないでくれ。俺は気に入ってるんだ。
そうだ、安室君。酒はあるんだがつまみがない。
…買いに行って良いか?」
「じゃあ酒のお礼に僕が何か作りますよ。」
「いいのか!それは楽しみだ。スーパーに寄ろう。」
「何が食べたいものあります?」
「唐揚げ。」
「…随分大変なものを選んでくれますね。調理器具はあります?」
「多分。俺の家にはなくてもナマエの家にはあるだろう。マンション隣の部屋なんだ。」
「あれ、一緒に住んでるのかと思ってました。」
「それでも構わないんだが、一応普段は沖矢として生活しているんでね。もしも戸籍を調べられたら、
ナマエは別の男と結婚しているのに沖矢と一緒に住んでいたら変に思われるからな。」
「なるほど。…大変ですね、そちらも。」
「まぁな。あと大体一年の辛抱だ。時が来たらアメリカへ帰るよ。…君の日本から出て行ってやろう。」
「そうですか。ではとっとと残党を捕まえてくださいね。」
「努力する。スーパー着いたぞ。」
車から降りて買い物をしていると周囲の女性達に妙に見られている気がする。
「二人でいると目立つようだな。」
「そうですね。まぁこういった視線はポアロで慣れてるんであまり気になりませんけど。」
「そうか。流石だな。」
「…赤井って刺身大丈夫ですか?」
「大丈夫だ、特に嫌いなものはない。」
「…赤井って昔、カロリーメイトかカップ麺しか食ってるの見た事無かったな。
僕が時々料理を作ってやった時はまともに食べてましたけど。」
「そうだったな…。まぁ一人だと食うの面倒だったからな…。外食した時はちゃんと食べていたぞ。
それに今は少しは料理が出来る。」
「…料理している所を見たら少し笑えますね。あの赤井が、料理。笑える。」
「そんなに家事できない男に見えるのか。」
「生活感無いんだよお前。」
「そうか?」
「よし、これくらいかな。」
「色々買ったな。」
「どんな調味料が家にあるか分からないだろ。」
「隣から借りてくれば良い。」
「勝手に調味料とか使われるのは嫌だろ、いくら世帯は同じでも。大丈夫だ、全部ボトルの小さい物しか買ってないから。」
「金は払う。」
「僕が払います。お邪魔するお礼です。…手ぶらで来てしまったので。」
「…遠慮なく。」
二人で買い物袋を持って歩いていると好意的な目線に混ざって時々妙な、獲物を見るような目で見られた。
「やはり妙な視線を感じるんだが。好意的な眼差しとはまた別な。」
「あー…。ボーイズラブがお好きな女性の方なんじゃないですか?一緒に買い物をしているし何か勘違いされてるのでは?」
「あー…なるほど。そういう事か。」
安室の肩をグイッと引き寄せ肩に腕を回すと妙な視線を送る女性達をちらりと見た。
キャーという軽い悲鳴と尊いという言葉が聞こえて数名どこかへ行ってしまった。
「ふざけるのはやめろ。そんなに近寄るな、気持ち悪いだろ。」
腕を払い除けてパッパッと肩を払う。
「…零くん。」
「赤井、名前で呼ぶなバカ!背筋がゾッとする!」
「面白いな、零くんは。」
「からかうな!」
駐車場に着き、家に向かって車を走らせた。
「赤井があんなふざけた事をするとは思わなかった。…赤井って冗談言うんですね。」
「冗談や悪戯は割と好きだぞ。昔はよく弟にちょっかいを出したり色々と悪戯を仕掛けたものだ。
そのおかげなのかあいつは先を読むのが物凄く上手くなった。」
「弟さんいたんですね。妹だけかと思ってました。」
「羽田秀吉を知っているか?」
「太閤名人ですよね?」
「あいつは俺の弟だ。」
「えっ、そうだったんですか!?
…言われれば雰囲気は近いけど…顔はあまり似てないな。」
「あいつは父親、俺は母親似。」
「太閤名人僕、割とファンなんです。今度サイン貰ってきて下さいよ。」
「意外だな。」
「将棋は日本の伝統ですから。」
「それならいつか会わせてやる。」
「…初めて赤井が知り合いで良かったと思いました。」
「酷いな。それに俺は友人ではないのか?」
「仕方がない。…一応友人枠にいれてあげますよ。」
「安室君、俺の扱いをもう少しマシにしてくれないか?」
マンションに到着し部屋に入った。
「赤井、キッチン借ります。」
「すまないな、料理させて。」
「好きだから大丈夫です。」
「俺の事が?」
「…コロス。」
「すまない、冗談だ。その包丁を下ろしてくれ。」
「…赤井ってもっと凶悪な人かと思ってました。意外とよく冗談言いますよね。
…僕はライの時はいつもピリピリと殺気を放っていていけ好かなかった。だから普段の、素の貴方の事は何も知らないんだなって思いました。」
「…俺がNOCだとバレた時、もしも君達と仲良くしていたら巻き込んでしまうかもしれないと思っていたんだ。だからわざと嫌われるように仕向けていた。」
「…そんなこと…。」
「ま、それだけではないが。あの頃は常にイライラしていたからつい八つ当たりしていた所もあったかもしれん。」
「…僕もですよ、きっと。あの頃の敵対関係からこうやって友人になれるとは思ってませんでした。」
「そうだな。平和でなりよりだ。」
「赤井、揚げ物用の鍋ない。」
「取ってくる。」
ガチャ
「…これ使ってくれ。」
「もしかして、そのドア隣に繋がっているのか?
勝手にドア作って大丈夫か?」
「魔法で作ってもらったんだ。便利だろ。」
「なんでも出来すぎて怖いな。」
「大丈夫だ、悪用はせんよ。」
「そうだろうけど。」
唐揚げ、タイのカルパッチョ、フライドポテト、キュウリのキムチ和え、厚揚げのチーズ焼きを作ってくれた。
「美味そうだ。酒とグラス取ってくる。何が飲みたい?」
「初めはビールがいいです。」
「待ってろ。」
安室の前にドンとジョッキを置いた。
「ジョッキ冷やしておいたんだ。」
「冷た!お店みたいですね。」
「注いでやる。」
「では僕も。」
「ありがとう。」
「「乾杯」」
「ビールうま…。体に染みる…。」
「安室くん、唐揚げ食べていいか?」
「どうぞ。熱いから火傷するなよ。」
「いただきます。…美味しいな。
ビールに唐揚げ、最高だな…。」
「うん、旨い。いつも通りだ。今回ニンニクは少し控えました。帰って彼女に会うのに臭いと思われたく無いですし。」
「助かるよ。…お、キュウリ旨い。」
「新婚生活、どうですか?」
「さほど変わらんな。アメリカ帰って家でも買ったら意識は変わるかもしれん。」
「子供とか考えてるんですか?」
「考えはするけどな。…ここだけの話だが…。
ナマエの家系の関係で、実は俺と彼女は普通の人の寿命の倍生きるらしい。だから今急いで子供を作ろうとせず、時期を見て考えようと思っている。」
「そうなんですか…。」
「見た目も、今の状態からほとんど変わらなくなるらしい。だからいつか不審がられる。
何十年後かに違う所で仕事をしないといけなくなるかもしれない。」
「しょうがないですね、もし行くところ無くなったら公安にどうぞ。部下としてこき使ってあげます。」
「頼もしいな、そうしてくれ。君こそどうなんだ?」
「彼女とは普通に一緒に暮らしてますよ。」
「結婚はしないのか?」
「赤井、結婚っていつ頃考えました?」
「ずっと考えてはいたんだが、今回の突入前に籍を入れておきたくて結婚した。」
「きっかけ次第ですよね。」
「ずっと一緒にいたいと思ったらプロポーズすればいいじゃないか。」
「今付き合って1年半ちょっとです。まだ早いのかなと思ってしまって。」
「本当に好きなら早いも遅いもないんじゃないか?」
「そうですよね。…今年中にプロポーズしようかと思ってます。」
「そうか。アメリカに帰っても結婚式は行くよ。」
「その時はお願いします。」
「…安室くん、不躾だが彼女との夜の相性はどうなんだ?アメリカだと身体の関係を踏まえて付き合いや結婚を考える事が多い。」
「……。」
「おい…。もしかして、まだ手を出していない…のか?」
「えぇ。彼女はとてもウブなようで、キスしただけで顔を真っ赤にするくらいです。それは可愛いんですが、強引にするのは違うかなと。」
「安室くん、そこまで進んでから結婚だと思うんだが?彼女が結婚してから初めてを捧げたいというなら、それでも良いとは思うが。」
「…ですよね。」
「ホテルに連れ込んだらあちらも覚悟を決めるだろ。」
「どうにかします…。」
「…安室くん、呑もう…。バーボンもスコッチもライもあるぞ。何が良い?」
「…スコッチ。」
その後二人で呑みまくったがお互いお酒が強いのでほろ酔い程度にしかならなかった。
ほろ酔いテンションで女性陣には聞かせられない下ネタを話しまくり盛り上がった。
二人共胸より脚フェチだと分かった所で、安室がそろそろ帰るらしい。
「今日は楽しかったです。」
「俺もだ。今までたまに店で呑んでいたが安室くんの料理が美味しすぎて今日はいつもより酒が進んだ。ありがとう。」
「また機会があったら作りますよ。あ、この辺タクシー拾えます?」
「大通り出ると時々タクシーが通る。」
「…じゃあ、また。」
「あぁ、またな。」
「僕も意外だよ。外車はあまり好きじゃない。」
「文句を言わないでくれ。俺は気に入ってるんだ。
そうだ、安室君。酒はあるんだがつまみがない。
…買いに行って良いか?」
「じゃあ酒のお礼に僕が何か作りますよ。」
「いいのか!それは楽しみだ。スーパーに寄ろう。」
「何が食べたいものあります?」
「唐揚げ。」
「…随分大変なものを選んでくれますね。調理器具はあります?」
「多分。俺の家にはなくてもナマエの家にはあるだろう。マンション隣の部屋なんだ。」
「あれ、一緒に住んでるのかと思ってました。」
「それでも構わないんだが、一応普段は沖矢として生活しているんでね。もしも戸籍を調べられたら、
ナマエは別の男と結婚しているのに沖矢と一緒に住んでいたら変に思われるからな。」
「なるほど。…大変ですね、そちらも。」
「まぁな。あと大体一年の辛抱だ。時が来たらアメリカへ帰るよ。…君の日本から出て行ってやろう。」
「そうですか。ではとっとと残党を捕まえてくださいね。」
「努力する。スーパー着いたぞ。」
車から降りて買い物をしていると周囲の女性達に妙に見られている気がする。
「二人でいると目立つようだな。」
「そうですね。まぁこういった視線はポアロで慣れてるんであまり気になりませんけど。」
「そうか。流石だな。」
「…赤井って刺身大丈夫ですか?」
「大丈夫だ、特に嫌いなものはない。」
「…赤井って昔、カロリーメイトかカップ麺しか食ってるの見た事無かったな。
僕が時々料理を作ってやった時はまともに食べてましたけど。」
「そうだったな…。まぁ一人だと食うの面倒だったからな…。外食した時はちゃんと食べていたぞ。
それに今は少しは料理が出来る。」
「…料理している所を見たら少し笑えますね。あの赤井が、料理。笑える。」
「そんなに家事できない男に見えるのか。」
「生活感無いんだよお前。」
「そうか?」
「よし、これくらいかな。」
「色々買ったな。」
「どんな調味料が家にあるか分からないだろ。」
「隣から借りてくれば良い。」
「勝手に調味料とか使われるのは嫌だろ、いくら世帯は同じでも。大丈夫だ、全部ボトルの小さい物しか買ってないから。」
「金は払う。」
「僕が払います。お邪魔するお礼です。…手ぶらで来てしまったので。」
「…遠慮なく。」
二人で買い物袋を持って歩いていると好意的な目線に混ざって時々妙な、獲物を見るような目で見られた。
「やはり妙な視線を感じるんだが。好意的な眼差しとはまた別な。」
「あー…。ボーイズラブがお好きな女性の方なんじゃないですか?一緒に買い物をしているし何か勘違いされてるのでは?」
「あー…なるほど。そういう事か。」
安室の肩をグイッと引き寄せ肩に腕を回すと妙な視線を送る女性達をちらりと見た。
キャーという軽い悲鳴と尊いという言葉が聞こえて数名どこかへ行ってしまった。
「ふざけるのはやめろ。そんなに近寄るな、気持ち悪いだろ。」
腕を払い除けてパッパッと肩を払う。
「…零くん。」
「赤井、名前で呼ぶなバカ!背筋がゾッとする!」
「面白いな、零くんは。」
「からかうな!」
駐車場に着き、家に向かって車を走らせた。
「赤井があんなふざけた事をするとは思わなかった。…赤井って冗談言うんですね。」
「冗談や悪戯は割と好きだぞ。昔はよく弟にちょっかいを出したり色々と悪戯を仕掛けたものだ。
そのおかげなのかあいつは先を読むのが物凄く上手くなった。」
「弟さんいたんですね。妹だけかと思ってました。」
「羽田秀吉を知っているか?」
「太閤名人ですよね?」
「あいつは俺の弟だ。」
「えっ、そうだったんですか!?
…言われれば雰囲気は近いけど…顔はあまり似てないな。」
「あいつは父親、俺は母親似。」
「太閤名人僕、割とファンなんです。今度サイン貰ってきて下さいよ。」
「意外だな。」
「将棋は日本の伝統ですから。」
「それならいつか会わせてやる。」
「…初めて赤井が知り合いで良かったと思いました。」
「酷いな。それに俺は友人ではないのか?」
「仕方がない。…一応友人枠にいれてあげますよ。」
「安室君、俺の扱いをもう少しマシにしてくれないか?」
マンションに到着し部屋に入った。
「赤井、キッチン借ります。」
「すまないな、料理させて。」
「好きだから大丈夫です。」
「俺の事が?」
「…コロス。」
「すまない、冗談だ。その包丁を下ろしてくれ。」
「…赤井ってもっと凶悪な人かと思ってました。意外とよく冗談言いますよね。
…僕はライの時はいつもピリピリと殺気を放っていていけ好かなかった。だから普段の、素の貴方の事は何も知らないんだなって思いました。」
「…俺がNOCだとバレた時、もしも君達と仲良くしていたら巻き込んでしまうかもしれないと思っていたんだ。だからわざと嫌われるように仕向けていた。」
「…そんなこと…。」
「ま、それだけではないが。あの頃は常にイライラしていたからつい八つ当たりしていた所もあったかもしれん。」
「…僕もですよ、きっと。あの頃の敵対関係からこうやって友人になれるとは思ってませんでした。」
「そうだな。平和でなりよりだ。」
「赤井、揚げ物用の鍋ない。」
「取ってくる。」
ガチャ
「…これ使ってくれ。」
「もしかして、そのドア隣に繋がっているのか?
勝手にドア作って大丈夫か?」
「魔法で作ってもらったんだ。便利だろ。」
「なんでも出来すぎて怖いな。」
「大丈夫だ、悪用はせんよ。」
「そうだろうけど。」
唐揚げ、タイのカルパッチョ、フライドポテト、キュウリのキムチ和え、厚揚げのチーズ焼きを作ってくれた。
「美味そうだ。酒とグラス取ってくる。何が飲みたい?」
「初めはビールがいいです。」
「待ってろ。」
安室の前にドンとジョッキを置いた。
「ジョッキ冷やしておいたんだ。」
「冷た!お店みたいですね。」
「注いでやる。」
「では僕も。」
「ありがとう。」
「「乾杯」」
「ビールうま…。体に染みる…。」
「安室くん、唐揚げ食べていいか?」
「どうぞ。熱いから火傷するなよ。」
「いただきます。…美味しいな。
ビールに唐揚げ、最高だな…。」
「うん、旨い。いつも通りだ。今回ニンニクは少し控えました。帰って彼女に会うのに臭いと思われたく無いですし。」
「助かるよ。…お、キュウリ旨い。」
「新婚生活、どうですか?」
「さほど変わらんな。アメリカ帰って家でも買ったら意識は変わるかもしれん。」
「子供とか考えてるんですか?」
「考えはするけどな。…ここだけの話だが…。
ナマエの家系の関係で、実は俺と彼女は普通の人の寿命の倍生きるらしい。だから今急いで子供を作ろうとせず、時期を見て考えようと思っている。」
「そうなんですか…。」
「見た目も、今の状態からほとんど変わらなくなるらしい。だからいつか不審がられる。
何十年後かに違う所で仕事をしないといけなくなるかもしれない。」
「しょうがないですね、もし行くところ無くなったら公安にどうぞ。部下としてこき使ってあげます。」
「頼もしいな、そうしてくれ。君こそどうなんだ?」
「彼女とは普通に一緒に暮らしてますよ。」
「結婚はしないのか?」
「赤井、結婚っていつ頃考えました?」
「ずっと考えてはいたんだが、今回の突入前に籍を入れておきたくて結婚した。」
「きっかけ次第ですよね。」
「ずっと一緒にいたいと思ったらプロポーズすればいいじゃないか。」
「今付き合って1年半ちょっとです。まだ早いのかなと思ってしまって。」
「本当に好きなら早いも遅いもないんじゃないか?」
「そうですよね。…今年中にプロポーズしようかと思ってます。」
「そうか。アメリカに帰っても結婚式は行くよ。」
「その時はお願いします。」
「…安室くん、不躾だが彼女との夜の相性はどうなんだ?アメリカだと身体の関係を踏まえて付き合いや結婚を考える事が多い。」
「……。」
「おい…。もしかして、まだ手を出していない…のか?」
「えぇ。彼女はとてもウブなようで、キスしただけで顔を真っ赤にするくらいです。それは可愛いんですが、強引にするのは違うかなと。」
「安室くん、そこまで進んでから結婚だと思うんだが?彼女が結婚してから初めてを捧げたいというなら、それでも良いとは思うが。」
「…ですよね。」
「ホテルに連れ込んだらあちらも覚悟を決めるだろ。」
「どうにかします…。」
「…安室くん、呑もう…。バーボンもスコッチもライもあるぞ。何が良い?」
「…スコッチ。」
その後二人で呑みまくったがお互いお酒が強いのでほろ酔い程度にしかならなかった。
ほろ酔いテンションで女性陣には聞かせられない下ネタを話しまくり盛り上がった。
二人共胸より脚フェチだと分かった所で、安室がそろそろ帰るらしい。
「今日は楽しかったです。」
「俺もだ。今までたまに店で呑んでいたが安室くんの料理が美味しすぎて今日はいつもより酒が進んだ。ありがとう。」
「また機会があったら作りますよ。あ、この辺タクシー拾えます?」
「大通り出ると時々タクシーが通る。」
「…じゃあ、また。」
「あぁ、またな。」