1冊目
「ゾムやった、ゾムやった」
高揚した声のグルッペンから報告が来た。
あとはシッマとグルッペンとエミさんを倒せば…勝てる。エミさんとシッマはすぐ殺せるから…グルッペンを殺そう。
そう思っていると、近くにグルッペンを発見した。油断しているところを殺りたいなぁと思っていると、突然目の前でグルッペンが死んだ。
ヒッと声を上げそうになるのを抑え、誰が殺ったのか確認しに行く。
そこにはアイテムを拾い上げているロボロが居た。ロボロはこっちに気づくとshiftを押し、ペコッと挨拶してきた。俺も同じくshiftを押し、ペコッと挨拶を交わす。
「さっきグルッペンが動いてたから殺したんやけど…終わらへんって事は後はコネシマやな」
「グルッペン死んだんか!?ならラストウルフはロボロかいな…」
あとはエミさんとシッマ。シッマならロボロがやってくれると思うので俺はエミさんを探す事にした。エミさん、よく芋りゲーションしとるから探すの大変やわ…すぐガバるくせにな。
「コネシマやったで!」
ロボロからシッマを殺したと報告が来た。ならあとエミさんだけやな!
「エミさん、どこおんねん。あとエミさんだけやで?」
「やっぱりロボロさんが人狼やったか…」
「せやせや。もう逃げ場ないで?大人しく俺らの餌食になってもらうで」
ロボロと合流してエミさんを探しているが…どこにも見当たらない。マップを一周しても見つけられない。
「エミさんまじどこおんの?」
「エーミさーん!どこですかー!」
注意深く見てもいない。本当にどこ行った…?
しばらく探し続けていると、ふっと何かが画面の端に見えた。まさかと思いジッと見ていると、エミさんと思われるスキンがちらりと見えた。
「あ、おった」
「ナイス!シャオロン今どこ?」
「ここやここ!」
ぴょんぴょんと跳ね、ロボロに自分の位置を教える。
エミさんは高所から狙える場所にいた。普通なら入った瞬間に矢を当てられるが、実はここには裏口がある。そこからなら狙われずに済む。よし、ロボロが来たら突撃しよ。
「お、シャオロン!」
「おぉ~ロボロや!」
ロボロと合流し、少しの作戦会議。
俺は裏口から、ロボロには建物の周りをウロウロしてもらうことになった。
万が一に備えて注意しつつエミさんの所に行くと、やっぱりエミさんは入口に矢を向けていた。後ろから来た俺にはまだ気づいていない。
そのガラ空きな背中に矢を放つ。それを避けられるはずもなく、エミさんはパタリと倒れる。
「はい、雑魚乙~w」
「終了」
画面の向こうからゲーム終了を知らせる声がした。つまり今回は人狼側の勝利。
やっぱりトントンを黒側だと思わせたのが良かったのかもしれない。
「結局人狼ってロボロと誰なん?」
「シャオちゃん僕ですぅ~」
なんともう一人の人狼は大先生だった。大先生が早く死んだから、もしかしたらゾムが人狼かもと思ってたけど…まさか大先生が人狼やったとは…
「何で死んだん?」
「え、いや…自滅したw」
本当に自滅してたんやな…やっぱ大先生は大先生やわw
「まぁでも今回はシャオロンとロボロが上手かったわ」
「せやな…誰も見てへんってなったらシャオちゃんが疑われるけど、ロボロが見てたって言うたからなぁ」
あれは本当に助かった。誰も見てないって展開だったら俺も疑われちゃうからな。まじロボロナイスやったわ。
「これ最終ゲームやろ?じゃこれで終わりな、俺まだ編集残っとるし」
「せやな。編集頑張ってぇや!そんじゃ、また!」
これで今回のマイクラ人狼が終わった。通話を切り、ふぅと一息吐く。
ごろんとその場に横になると、タイミング良くスマホから通知音が鳴る。何やろと不思議に思い画面を点けると、その通知はエミさんからだった。
高揚した声のグルッペンから報告が来た。
あとはシッマとグルッペンとエミさんを倒せば…勝てる。エミさんとシッマはすぐ殺せるから…グルッペンを殺そう。
そう思っていると、近くにグルッペンを発見した。油断しているところを殺りたいなぁと思っていると、突然目の前でグルッペンが死んだ。
ヒッと声を上げそうになるのを抑え、誰が殺ったのか確認しに行く。
そこにはアイテムを拾い上げているロボロが居た。ロボロはこっちに気づくとshiftを押し、ペコッと挨拶してきた。俺も同じくshiftを押し、ペコッと挨拶を交わす。
「さっきグルッペンが動いてたから殺したんやけど…終わらへんって事は後はコネシマやな」
「グルッペン死んだんか!?ならラストウルフはロボロかいな…」
あとはエミさんとシッマ。シッマならロボロがやってくれると思うので俺はエミさんを探す事にした。エミさん、よく芋りゲーションしとるから探すの大変やわ…すぐガバるくせにな。
「コネシマやったで!」
ロボロからシッマを殺したと報告が来た。ならあとエミさんだけやな!
「エミさん、どこおんねん。あとエミさんだけやで?」
「やっぱりロボロさんが人狼やったか…」
「せやせや。もう逃げ場ないで?大人しく俺らの餌食になってもらうで」
ロボロと合流してエミさんを探しているが…どこにも見当たらない。マップを一周しても見つけられない。
「エミさんまじどこおんの?」
「エーミさーん!どこですかー!」
注意深く見てもいない。本当にどこ行った…?
しばらく探し続けていると、ふっと何かが画面の端に見えた。まさかと思いジッと見ていると、エミさんと思われるスキンがちらりと見えた。
「あ、おった」
「ナイス!シャオロン今どこ?」
「ここやここ!」
ぴょんぴょんと跳ね、ロボロに自分の位置を教える。
エミさんは高所から狙える場所にいた。普通なら入った瞬間に矢を当てられるが、実はここには裏口がある。そこからなら狙われずに済む。よし、ロボロが来たら突撃しよ。
「お、シャオロン!」
「おぉ~ロボロや!」
ロボロと合流し、少しの作戦会議。
俺は裏口から、ロボロには建物の周りをウロウロしてもらうことになった。
万が一に備えて注意しつつエミさんの所に行くと、やっぱりエミさんは入口に矢を向けていた。後ろから来た俺にはまだ気づいていない。
そのガラ空きな背中に矢を放つ。それを避けられるはずもなく、エミさんはパタリと倒れる。
「はい、雑魚乙~w」
「終了」
画面の向こうからゲーム終了を知らせる声がした。つまり今回は人狼側の勝利。
やっぱりトントンを黒側だと思わせたのが良かったのかもしれない。
「結局人狼ってロボロと誰なん?」
「シャオちゃん僕ですぅ~」
なんともう一人の人狼は大先生だった。大先生が早く死んだから、もしかしたらゾムが人狼かもと思ってたけど…まさか大先生が人狼やったとは…
「何で死んだん?」
「え、いや…自滅したw」
本当に自滅してたんやな…やっぱ大先生は大先生やわw
「まぁでも今回はシャオロンとロボロが上手かったわ」
「せやな…誰も見てへんってなったらシャオちゃんが疑われるけど、ロボロが見てたって言うたからなぁ」
あれは本当に助かった。誰も見てないって展開だったら俺も疑われちゃうからな。まじロボロナイスやったわ。
「これ最終ゲームやろ?じゃこれで終わりな、俺まだ編集残っとるし」
「せやな。編集頑張ってぇや!そんじゃ、また!」
これで今回のマイクラ人狼が終わった。通話を切り、ふぅと一息吐く。
ごろんとその場に横になると、タイミング良くスマホから通知音が鳴る。何やろと不思議に思い画面を点けると、その通知はエミさんからだった。