▼おや?叔父さん の ゴルーグ の 様子 が …… ?
【ゴルーグと労り】
色々あって叔父さんのゴルーグはテレパシーで喋れる様になった。そんなゴルーグを生み出した叔父さん(血縁関係無し)のシュウは無愛想で無口だ。私を含めた身内や家族がいないと笑わないし喋らない、それなのにいつも一言多いし顔 怖いし身長2mぐらいあるから威圧感すごいしやっぱり慣れてないと怖いと思う、バンギラスが人間になった様なもんだし。
そんな人間版バンギラス、実は結婚してる上に子供もいる、ちなみに子供(息子)はヨーギラスって言うよりガーディっぽい。そしてシュウの家はカロス地方にある。でもまだ家にいる、つまりシンオウにまだいる。何故なのか、帰れや。
「ロウ、前から思っていたがお前いつも家にいるな。あいつから聞いていたが本当にニートになっているとはな……」
「ニート違う、病院の手伝いしてるから、ニートじゃない」
「五七五っぽく言ってるが字余りどころの話じゃないぞ」
「なんで五七五知ってんだよ……」
先日ゴルーグを噛もうとした預かったパチリスを思い出しながら、私のパチリスをブラッシングしてやる。うーん子供と大人のパチリスを比べても大きさに大差はない、でもやっぱり毛並と静電気の量が違う、ブラッシングしているだけで髪の毛が逆立っていく。
そしてシュウの事はあえて無視する。何か考えている様に首を傾げてるけど、無視だ無視。
「お前、ギャロップはどうした。レーサーとしてまた活動しないのか?」
「なんと!!ロウさんはギャロップレーサーだったのですか!?ゴルーグですが初耳です!!」
ほらもう来ちゃったよウザいのが。シュウのゴルーグは平均的なゴルーグ(2.8m)より大きくて家の中には当然入れられないからポケモン用に広めに作られてる庭にいるけど、それでも滑り込んできて窓を開けてわざわざ膝(?)を付いてまでして顔を覗かせる。どういう絵面だよこれ、むしろシュウはなんでゴルーグをボールから出してんの?
「ギャロップレーサーっていうかポケモンレーサーな。でもレーサーは今休止中なんだっ!」
「それはまた、どうして休止されているのでしょう?」
「……勝ち過ぎだから」
「勝ち過ぎ」
「勝ち過ぎが原因、だと……」
そう、シンオウから出て留学の建前でイッシュに旅立った私は、読んで字の如くポケモンに乗って速さを競うレースの騎手、"ポケモンレーサー" としても活動していた。地上部門、水中部門、空中部門の3つの部門から1つ選んで規定内のポケモンを使用してレースを行う、それが "ポケモンレース" 。規定内と言ってもレーサーは大体速さに定評のあるポケモンを選ぶので、地上部門では1レース全頭ギャロップとかそういうのも珍しくはない(その時は流石にレースっつか競馬じゃんと思った)
そして私がレーサーを休止しなければならない理由は───ハッキリ言って "出禁" になったと言わざるを得ない。
「地上部門専門にやってたけど、私が出場した大会は必ず私が優勝してる事に運営委員会が気付きやがって……流石に委員会的にも思うところがあったんじゃない? "殿堂入り" っていう形で3年くらい出場停止になったわ」
「……まさかとは思うが1つの地方で出場停止になったんだよな?」
「うんまぁ、イッシュでレーサー始めたしそこは大丈夫だったんだけど、ホウエンでフェザーバッチ手に入れた後くらいの大会から界隈で噂になってたみたいで、ジョウトに移った後 委員会から連絡来た」
「……何と言うか、気の毒だな」
「喧しい」
もっと他に言う事ないんかい、気の毒って。
……いやこの場合何を言ってもらえばいいんだろう。確かに気の毒以外に言う事ないな、悪い事して出場停止なら兎も角 勝ち過ぎで停止って、聞く人によっては皮肉や自慢そのものだしなぁ。
「御労しやロウさん……まさかそんな理由で出場停止とは……」
「お前だけだよそんな真摯に受け止めてくれんの」
寧ろ真摯に受け止められ過ぎてビックリだよ。
「しかし運営委員会は地方ごとに設立されている訳ではないのですね、ゴルーグですがそこまで考え付く事ができませんでした。ゴルーグだというのに情けない限りです」
「いやその理屈はよくわかんないんだけど……
レースの運営委員会は地方ごとにあるんだけどほら、ああいうのって大本が繋がってるじゃん、どの地方にあるかは知らないけど本部あるらしいし。だから地方跨いでもそういう事になったんじゃない?
実際 出場停止になったのはジョウトのレースだけで、他の地方はどうなるのかジョウトの委員会に聞いたら「地方ごとの委員会の判断に委ねる」的な事言われたし、お祈りメールみたいな事言われたし」
「ほほう、つまりどの委員会もロウさんにとっての悪者にはなりたくないといったところでしょうか」
「まぁ勝ち過ぎで邪魔になったって感じだからなぁ」
「邪魔言うな」
でもシュウの言ってる事は間違っていない。委員会は兎も角 他のレーサーから見れば邪魔そのものだっただろうし、あくまでも私は一般枠での出場だったから、ワンチャンどこかのレーサーのスポンサーが圧力かけた可能性だってある。
そう考えるとなんか、むしゃくしゃしてくるな。
「ゴルーグ、ちょっとギャロップ呼んできて。たぶんゼブライカと一緒に庭走ってるだろうから」
「おや、お出かけですか?」
「むしゃくしゃしてきたからちょっと走ってくる」
「理屈が完全に走り屋のそれだな……」
「それでしたら私もお供致しましょう!話の聞き手くらいなら致しますよ!!」
「えっ別に」
いらないと言い切る前にギャロップを探しに走っていく。大丈夫、シンオウは地盤がしっかりしてるからゴルーグが走るくらいじゃ何ともない、多少揺れるけど、大丈夫地下通路は崩れたりしてないといいなぁ。
呆然とゴルーグが開けて行った窓を見つめているとシュウに頭を圧されいだだだだ何で押し込むのこの人私ゼニガメじゃないんだけど!?
「あんなんだがお前の事を心配してるんだろう。連れて行ってやってくれ」
「わかったわかったからまずは手離せクソ野郎!!普通に首捥げる!!」
「きゅいー!きゅきゅうー」
「パチリスお前は主人がピンチなのに楽しそうにするのやめなさい!!状態の理解力が低過ぎる!!」
「お前イッシュに行ってから本当に口が悪くなったな……昔は本当に無口だったくせに……そんな元気があるなら働け」
「前から気になってたけど会話能力鍛えたシュウ がこれなのにゴルーグ があんなテンションになんの!?どういう過程踏んだんだよ!!」
そう言った途端に手の力が一気に弱くなる、顔を上げると深刻そうな面持ちのシュウが。
ヤバい何か地雷踏んだ?
「それは、俺が一番 気にしてるんだ……出会った頃は文献通りで一般的なゴビットで、喋れる様になる前は普通のゴルーグだったんだが、やっぱり何かおかしいよなあいつ……」
「えっ、あ、あの、えぇ……何かごめん……」
気にしてたんだ……昔を知ってるなら尚更気になるかそりゃそうかぁ……
1匹はしゃぎ続けるパチリスの鳴き声が響く中、私とシュウの間にはお通夜の様な空気が漂う事になった。今ほどゴルーグの登場を待ちわびた時はない。
「お待たせしましたー!ギャロップさんをお連れしましたよ~」
「めっちゃ待ってた!!
ギャロップ、急に呼んでっていうかシュウのゴルーグ見たの初めてだったな!怖かったなごめんごめん熱いごめんアッツぅ結構怒ってるわ」
地団駄を踏みながら炎混じりの鼻息を浴びせられる。そういえば私のポケモンにゴルーグの事教えるの忘れてた。ごめんねギャロップ今日もカッコかわいアッツぅ。
───ついにゴルーグが喋る事前提に物考え始めてるぞいい加減にしろ私!ゴルーグは喋らないのが基本だから!
「私怯えられていたのですか。ゴルーグなのに配慮が行き届いていませんでしたね、申し訳ありません!」
「だからその理屈何なんだ??」
ところでついてくるって言ったけどどうやってついてくる気なんだろう。足の速さを考えたら数秒で引き離されるだろうに。
「え?それはもちろん "そらをとぶ" でついていきますが、こう、低空飛行で行こうかと」
低空飛行でついてくるゴルーグを想像してみる。
206番道路を駆けるギャロップとその横を飛ぶゴルーグ……そもそもクロガネシティからついてくるから街並みを歩くゴルーグ……
「却下」
「何故です!?」
「あまりにも酷い絵面なので却下」
「これは俺としても却下したい」
「シュウさんまで!?何故です、ゴルーグなのに!!」
「だからその理屈なんなんだ!!?」
余談だけど「ポケモンレース」は基本的に地上部門に用いられる通称で、水中部門はオーシャンレース、空中部門はエアレースとも呼ばれてる。
水中部門は "ガチで水中" で行われるレースで、レーサーは酸素ボンベを付けてポケモンに騎乗するスタイルだ。会場は海が多く、ガチで水中というのは要するに「水面からポケモンかレーサーの頭が出たらアウト」というレースの中で最も鬼畜、いや過酷と言われてたりする。そしてゴルダックが規定外どころか使用禁止のポケモンに指定されているよ、詳しくはお手元のポケモン図鑑を見てほしい。
「ん?というかこの間ゴルーグに教えてもらったわざの中にそらをとぶはなかった気がするんだけど」
「ああそれな、喋れる様になったおかげで俺との意思疎通が楽になったからなのか、知能が上がったからなのかはよくわからんがそらをとぶみたいな普段使いするわざは、最早自転車に乗る感覚で使える様になったんだ。
……本当に、なんでなのかはよくわからないんだが自主的に飛ぶんだこいつ……何故だ?」
「悩むな!軽率に聞いてごめんだから悩むな!!」
色々あって叔父さんのゴルーグはテレパシーで喋れる様になった。そんなゴルーグを生み出した叔父さん(血縁関係無し)のシュウは無愛想で無口だ。私を含めた身内や家族がいないと笑わないし喋らない、それなのにいつも一言多いし顔 怖いし身長2mぐらいあるから威圧感すごいしやっぱり慣れてないと怖いと思う、バンギラスが人間になった様なもんだし。
そんな人間版バンギラス、実は結婚してる上に子供もいる、ちなみに子供(息子)はヨーギラスって言うよりガーディっぽい。そしてシュウの家はカロス地方にある。でもまだ家にいる、つまりシンオウにまだいる。何故なのか、帰れや。
「ロウ、前から思っていたがお前いつも家にいるな。あいつから聞いていたが本当にニートになっているとはな……」
「ニート違う、病院の手伝いしてるから、ニートじゃない」
「五七五っぽく言ってるが字余りどころの話じゃないぞ」
「なんで五七五知ってんだよ……」
先日ゴルーグを噛もうとした預かったパチリスを思い出しながら、私のパチリスをブラッシングしてやる。うーん子供と大人のパチリスを比べても大きさに大差はない、でもやっぱり毛並と静電気の量が違う、ブラッシングしているだけで髪の毛が逆立っていく。
そしてシュウの事はあえて無視する。何か考えている様に首を傾げてるけど、無視だ無視。
「お前、ギャロップはどうした。レーサーとしてまた活動しないのか?」
「なんと!!ロウさんはギャロップレーサーだったのですか!?ゴルーグですが初耳です!!」
ほらもう来ちゃったよウザいのが。シュウのゴルーグは平均的なゴルーグ(2.8m)より大きくて家の中には当然入れられないからポケモン用に広めに作られてる庭にいるけど、それでも滑り込んできて窓を開けてわざわざ膝(?)を付いてまでして顔を覗かせる。どういう絵面だよこれ、むしろシュウはなんでゴルーグをボールから出してんの?
「ギャロップレーサーっていうかポケモンレーサーな。でもレーサーは今休止中なんだっ!」
「それはまた、どうして休止されているのでしょう?」
「……勝ち過ぎだから」
「勝ち過ぎ」
「勝ち過ぎが原因、だと……」
そう、シンオウから出て留学の建前でイッシュに旅立った私は、読んで字の如くポケモンに乗って速さを競うレースの騎手、"ポケモンレーサー" としても活動していた。地上部門、水中部門、空中部門の3つの部門から1つ選んで規定内のポケモンを使用してレースを行う、それが "ポケモンレース" 。規定内と言ってもレーサーは大体速さに定評のあるポケモンを選ぶので、地上部門では1レース全頭ギャロップとかそういうのも珍しくはない(その時は流石にレースっつか競馬じゃんと思った)
そして私がレーサーを休止しなければならない理由は───ハッキリ言って "出禁" になったと言わざるを得ない。
「地上部門専門にやってたけど、私が出場した大会は必ず私が優勝してる事に運営委員会が気付きやがって……流石に委員会的にも思うところがあったんじゃない? "殿堂入り" っていう形で3年くらい出場停止になったわ」
「……まさかとは思うが1つの地方で出場停止になったんだよな?」
「うんまぁ、イッシュでレーサー始めたしそこは大丈夫だったんだけど、ホウエンでフェザーバッチ手に入れた後くらいの大会から界隈で噂になってたみたいで、ジョウトに移った後 委員会から連絡来た」
「……何と言うか、気の毒だな」
「喧しい」
もっと他に言う事ないんかい、気の毒って。
……いやこの場合何を言ってもらえばいいんだろう。確かに気の毒以外に言う事ないな、悪い事して出場停止なら兎も角 勝ち過ぎで停止って、聞く人によっては皮肉や自慢そのものだしなぁ。
「御労しやロウさん……まさかそんな理由で出場停止とは……」
「お前だけだよそんな真摯に受け止めてくれんの」
寧ろ真摯に受け止められ過ぎてビックリだよ。
「しかし運営委員会は地方ごとに設立されている訳ではないのですね、ゴルーグですがそこまで考え付く事ができませんでした。ゴルーグだというのに情けない限りです」
「いやその理屈はよくわかんないんだけど……
レースの運営委員会は地方ごとにあるんだけどほら、ああいうのって大本が繋がってるじゃん、どの地方にあるかは知らないけど本部あるらしいし。だから地方跨いでもそういう事になったんじゃない?
実際 出場停止になったのはジョウトのレースだけで、他の地方はどうなるのかジョウトの委員会に聞いたら「地方ごとの委員会の判断に委ねる」的な事言われたし、お祈りメールみたいな事言われたし」
「ほほう、つまりどの委員会もロウさんにとっての悪者にはなりたくないといったところでしょうか」
「まぁ勝ち過ぎで邪魔になったって感じだからなぁ」
「邪魔言うな」
でもシュウの言ってる事は間違っていない。委員会は兎も角 他のレーサーから見れば邪魔そのものだっただろうし、あくまでも私は一般枠での出場だったから、ワンチャンどこかのレーサーのスポンサーが圧力かけた可能性だってある。
そう考えるとなんか、むしゃくしゃしてくるな。
「ゴルーグ、ちょっとギャロップ呼んできて。たぶんゼブライカと一緒に庭走ってるだろうから」
「おや、お出かけですか?」
「むしゃくしゃしてきたからちょっと走ってくる」
「理屈が完全に走り屋のそれだな……」
「それでしたら私もお供致しましょう!話の聞き手くらいなら致しますよ!!」
「えっ別に」
いらないと言い切る前にギャロップを探しに走っていく。大丈夫、シンオウは地盤がしっかりしてるからゴルーグが走るくらいじゃ何ともない、多少揺れるけど、大丈夫地下通路は崩れたりしてないといいなぁ。
呆然とゴルーグが開けて行った窓を見つめているとシュウに頭を圧されいだだだだ何で押し込むのこの人私ゼニガメじゃないんだけど!?
「あんなんだがお前の事を心配してるんだろう。連れて行ってやってくれ」
「わかったわかったからまずは手離せクソ野郎!!普通に首捥げる!!」
「きゅいー!きゅきゅうー」
「パチリスお前は主人がピンチなのに楽しそうにするのやめなさい!!状態の理解力が低過ぎる!!」
「お前イッシュに行ってから本当に口が悪くなったな……昔は本当に無口だったくせに……そんな元気があるなら働け」
「前から気になってたけど会話能力鍛えた
そう言った途端に手の力が一気に弱くなる、顔を上げると深刻そうな面持ちのシュウが。
ヤバい何か地雷踏んだ?
「それは、俺が一番 気にしてるんだ……出会った頃は文献通りで一般的なゴビットで、喋れる様になる前は普通のゴルーグだったんだが、やっぱり何かおかしいよなあいつ……」
「えっ、あ、あの、えぇ……何かごめん……」
気にしてたんだ……昔を知ってるなら尚更気になるかそりゃそうかぁ……
1匹はしゃぎ続けるパチリスの鳴き声が響く中、私とシュウの間にはお通夜の様な空気が漂う事になった。今ほどゴルーグの登場を待ちわびた時はない。
「お待たせしましたー!ギャロップさんをお連れしましたよ~」
「めっちゃ待ってた!!
ギャロップ、急に呼んでっていうかシュウのゴルーグ見たの初めてだったな!怖かったなごめんごめん熱いごめんアッツぅ結構怒ってるわ」
地団駄を踏みながら炎混じりの鼻息を浴びせられる。そういえば私のポケモンにゴルーグの事教えるの忘れてた。ごめんねギャロップ今日もカッコかわいアッツぅ。
───ついにゴルーグが喋る事前提に物考え始めてるぞいい加減にしろ私!ゴルーグは喋らないのが基本だから!
「私怯えられていたのですか。ゴルーグなのに配慮が行き届いていませんでしたね、申し訳ありません!」
「だからその理屈何なんだ??」
ところでついてくるって言ったけどどうやってついてくる気なんだろう。足の速さを考えたら数秒で引き離されるだろうに。
「え?それはもちろん "そらをとぶ" でついていきますが、こう、低空飛行で行こうかと」
低空飛行でついてくるゴルーグを想像してみる。
206番道路を駆けるギャロップとその横を飛ぶゴルーグ……そもそもクロガネシティからついてくるから街並みを歩くゴルーグ……
「却下」
「何故です!?」
「あまりにも酷い絵面なので却下」
「これは俺としても却下したい」
「シュウさんまで!?何故です、ゴルーグなのに!!」
「だからその理屈なんなんだ!!?」
余談だけど「ポケモンレース」は基本的に地上部門に用いられる通称で、水中部門はオーシャンレース、空中部門はエアレースとも呼ばれてる。
水中部門は "ガチで水中" で行われるレースで、レーサーは酸素ボンベを付けてポケモンに騎乗するスタイルだ。会場は海が多く、ガチで水中というのは要するに「水面からポケモンかレーサーの頭が出たらアウト」というレースの中で最も鬼畜、いや過酷と言われてたりする。そしてゴルダックが規定外どころか使用禁止のポケモンに指定されているよ、詳しくはお手元のポケモン図鑑を見てほしい。
「ん?というかこの間ゴルーグに教えてもらったわざの中にそらをとぶはなかった気がするんだけど」
「ああそれな、喋れる様になったおかげで俺との意思疎通が楽になったからなのか、知能が上がったからなのかはよくわからんがそらをとぶみたいな普段使いするわざは、最早自転車に乗る感覚で使える様になったんだ。
……本当に、なんでなのかはよくわからないんだが自主的に飛ぶんだこいつ……何故だ?」
「悩むな!軽率に聞いてごめんだから悩むな!!」