新・記録日誌
『・・・ええ。私と貴方は、永遠に・・・いつまでも一緒よ。だから、今はおやすみ・・・ゼマ。』
2026/02/18 19:38小説
さて、今日は暫定完結から遅れましたが、先月完結した「ゴジラ0」について書いて行こうと思います。
例によって、読み終わった事前提で書いて行きますので、出来れば読み終わってから下に進んで下さい。
「‐」シリーズ作品で詳細を書くのは初めてですが、婆羅陀魏作品初の超古代文明モノ作品である本作、皆様はどう思いましたでしょうか?
僕は改めて書き直してみて・・・正直、超古代文明モノとしては、色々練り込み不足のように感じました。
この頃の僕はアイディアと勢いで勝負していて、基本的にアイディアは上手く行っていたり、多少の粗も勢いで押し切れていた感はあり、本作を思い付いたのが「‐」シリーズのタイトルが「ゴジラ‐〇〇」のような所謂「対決モノ方式」では無くナンバリングタイトルになったきっかけなのですが・・・それにしては文明設定がちぐはぐだなぁ、と。
超古代文明設定は恐らく「VSモスラ」やガメラシリーズ、もしくは「ウルトラマンティガ」や「超星神グランセイザー」辺りから思い付いた要素で、「‐」ゴジラの正体解明や後の「G」クロ婆羅陀魏編の設定に繋がったりはしましたが、それらがあえて詳細に描かなかった超古代文明の描写を自分なりに勢いで考えた結果が、現代以上に文明が発達しているのに戦車の代わりに投石機が登場する等の乖離を生んだのだと思います。
一応ただの岩を投げているわけではなかったり、ディラのような人造怪獣やディラハルコンやレグチュアなどのロボット、工作員(テロリスト)が使った「水晶孔」の存在などで、現代以上のテクノロジーを描いてはいますが・・・
ただ、「前日談」と言うテーマや主人公・ゼマの成長譚、サイワ・エンルゥを介しての「自分の過ちは自分で償う」事の必要さはちゃんと描けたと思いますし、正しくオマージュ元の機龍と同じ役回りを果たしたディラハルコンや、「‐」シリーズでの初代ゴジラポジションとなったディラ、そして最初からこうすると決めていたゼマとハルコン・ディラの心中エンド、「絶望の一夜」からの文明再生、現代に時間を進めての衝撃のラスト・・・等、上手く行った点もまたあると思います。
あとがきとしては珍しくダメ出しから書いてしまいましたが、超古代文明モノにチャレンジしてみた意義はありましたし、シリーズ全体の伏線を回収しつつ新しい伏線を幾つも張れたので、本作を書いてみた事自体は良かったと思っています。
本作が今書いている「ゴジラ8」や、今後書こうと思っている「G」クロ世界の一万年前を描いた作品などにフィードバック出来た時にこそ、本作の存在意義が出ると信じて・・・
ここからは、本作の各ポイントについて解説を。
〇ストーリー・設定
前述通り、結末は最初から決めていたので本筋はゼマの成長物語を描きつつ、後の現代へと繋がる描写をなるべく入れました。
超古代文明と言えばのアトランティス・ムー大陸だけでなく、他の超古代文明のニライ・カナイやレムリアも入れてみました。
南極以外の各大陸を現代の大陸に置き換えると・・・
アトランティス=ヨーロッパ(ユーラシア)・アフリカ大陸
ムー=北・南アメリカ大陸
ニライ・カナイ=ユーラシア大陸アジア圏
レムリア=オセアニア大陸
・・・となります。なので、ニライ・カナイの一部が後の日本列島に当たります。
ムー大陸の首都をマチュピチュにした理由は、「マチュピチュが何故こんな山の上に作られたのか?」と言う疑問に対して「昔は低所にあった大陸が年月を経て隆起した結果?」と昔ながらに考察し、大陸が沈没しても残りそうな実在の場所としてマチュピチュを採用しました・・・まぁ、マチュピチュが残るなら他にも残りそうな場所あるだろうとか、インカ帝国の宗教信仰が大体の理由だと判明しているとか、ツッコミ所満載なのですがf^_^
アトランティス大陸の首都をラピュタにしたのは・・・空中に浮かんでいるのを含め、理由は不要でしょう(笑)
超古代文明が現代以上の文明だと示す為のギミックの一つとしてノリで採用した記憶があり、最後は本家宜しく雲の上へと飛んで行きましたが・・・裏設定として、「ゴジラ7」にてNASAがロズウェル事件を機に接触したとされるエイリアンの正体はラピュタ人の生き残りで、自分達の存在を秘匿する代わりに反重力などの技術提供をした、と言う設定があります。
つまりは「‐」シリーズ世界における宇宙人の正体はラピュタ人で、UFOはラピュタ人の建造物と言う事になり、今も光学迷彩や天候操作を使って成層圏辺りに留まっていると言う設定です(宇宙空間にいないのは人工衛星にバレるのを防ぐ為と、地球圏内にいた方が生活しやすい為)。
これらは「宇宙人の正体は未来人、つまり地球外生命体ではなく地球人のなれの果てでは無いか?」と言う都市伝説から閃いたのですが、後に「シンカリオンZ」がかなり似た設定を出して来た時は内心焦っていましたね(汗)
さらっと出した衝撃の裏設定ですが、実は今の所「ゴジラ8」でも最終作「ゴジラ9」でも触れる予定はありません。この設定は「ゴジラ9」のプロットを書いた後に閃いた設定でして・・・もし本格的に扱うとしたら、「‐」シリーズのその先の物語が実現すれば、かも?
インファント島関係では、後の小美人の祖となった「勇気・知恵・愛の妖精三姉妹」はそもそも「結晶」からお察しの通りエリアス三姉妹が元ネタで、彼女達が「結晶」誕生に関わっています。
ちなみに、本作に登場した小美人はシリーズ本編の小美人ではなく先祖で、モスラは存在していますが卵の状態だったので「絶望の一夜」に関与出来なかった、と言う設定です。
それから、本作には「日本語に翻訳された物語」と言う設定があるので、固有名詞を除いて横文字は一切使用していません。
横文字の置き換え(テロリスト→工作員、ブースター→推進器など)には苦労しましたが(汗)、本作独自の要素になったかと。
更にこの設定を踏まえ、フォレスト+移行後に付けたページタイトルは全て「仮面ライダーセイバー」のタイトルから採りました。
最終回を除いて「〇〇、〇〇。」で統一し、最終回だけ「〇〇、〇〇、」なのも含めて一緒です。
〇キャラクター
・ゼマ
人物画の解説に書いていますが、初期構想では志真の先祖だったので志真(シマ)→ゼマに。結末を思い付いて明らかに矛盾するのですぐに無くなりました。
キャライメージは今の僕から見ると、 恐らく「ガンダムシリーズの少年主人公」。執筆開始時に「ガンダム00」の1stシーズンが放送していたので、1stシーズンの刹那が一番近い?
基本的に親に恵まれていない、悲しい過去持ち、復讐に走る、メカに強く操縦技術も高い、結果として単独行動をする、ゼマにニュータイプ的な能力はありませんが感応描写がある・・・と、ガンダムシリーズの主人公っぽい事は割とやっていたりします。
心中オチは「本当にメカと心中した『東京SOS』の中條義人」と言う感じで、全体的に機龍二部作オマージュが多くなったので違いを出したかった・・・と言うより「宇宙を知らない者が宇宙に行ったら天国だと思うのでは無いか」、と言うのを描きたかった点が大きいです。まぁ現代以上の文明なのに誰も空の上を目指そうとしなかったのか、とは思いますがf^_^
ちなみに「創造画集」の人物画に書いてある、アスハと共通の名字「マイス」は「神話」の英訳からですが、「職人」を意味する「マイスター」とのダブルミーニングでもあります。ガンダムマイスター・・・
・アスハ
ゼマがガンダムシリーズの主人公なら、主人公と死に別れるニュータイプなヒロインと言う立ち位置・・・でしょうか。意外にも主人公の幼馴染みがニュータイプで死に別れた、と言うガンダム作品は僕の知る限りではありませんが。
彼女にも色々裏設定があり・・・
・アスハも賢者達も、「G」クロ世界のアトランティスから「ヤタノカガミ」を使って転移して来た異世界人で、アスハだけ転移中にはぐれてレムリア大陸に流れ付き、記憶喪失になった。
・アスハは「予見」の能力者。能力は本編で本人が語った通り、少し先の未来の光景が見える。自分の意志で未来を見る事は出来るが、大体は偶発的。要は「SPY×FAMILY」のボンド。
ディラに襲われた際はゼマが死ぬ未来が見えていて、ゼマを助ける為に自分が死ぬ事で未来を変えた。要は「仮面ライダー龍騎」の手塚。
・賢者達が不老だったのは、全員爾落人だから。「絶望の一夜」後からアンギラスを封印するまで、文明には一切干渉せずに人類を見守り続けていた。
・・・このように、実は「G」クロとリンクしていたりします。
当然ながら「G」クロ婆羅陀魏編の大体の構想をした後に思い付いた設定で、当初はただの異世界人と言う設定でした。
今の所は「‐」シリーズで「G」クロと繋げる予定はありませんが、逆に「G」クロ側では前述の1万年前の話を書いた時、もしかしたらアスハや賢者達を出すかもしれません。
・サイワ
主人公の兄貴分にして主犯①。執筆当時のキャライメージとしては「仮面ライダー響鬼」のヒビキさん(ゼマを「少年」呼びするなど)。
機械より遺伝子(生物)の方が整頓されている発言や本気を出せばプログラミング出来る等、雑な印象に反してインテリな面も描写は出来たかと思いますし、ゼマに自分がディラを生み出した事を土下座で謝罪したり、自らを盾にしてゼマを行かせたりと、ちゃんと大人として責任を果たす、罪を償う事の大切さも見せられたかと。
余談ながら・・・ハルコンと共に格納庫を脱出するゼマを大の字で見送るシーンは、「GFW」の熊坂教官がミュータント達を撃破して外に現れ、大の字で倒れ込んで新・轟天号を高笑いしながら見送るシーンをオマージュしていたりします。細かい(笑)
人物画にある名字「デオス」は「デオキシリボ核酸」からで、この頃はフィーリングで名前を決めていたので全くの偶然ながら、エンルゥと名前を足すと「サイエンス」になると気付き、「デオキシリボ+ス」で「デオス」にしました。
・エンルゥ
主犯②にして、いかにもロボットアニメにいそうな性悪眼鏡博士。キャライメージも本当にこの通りのままなのでイメージ元は特になし。
本作のメインキャラで唯一生き残り、サイワの影響で改心してその生涯を文明再興に捧げる・・・と、対比させているサイワとは逆の末路を迎えさせたのもプロット通りです。
連載再開時の変更点としては、親友のコダカ博士をディラによって喪った過去を増やした、格納庫でサイワを射殺する予定だった、賢者と共にマナの噴出する地に「絶望の一夜」のイコン画が描かれた石碑を配置する役を担った点です。
これらが無いと「薄っぺらい味方の中の悪役」「サイワを追い詰めたいだけの愉快犯」でしかなく、生き残って生涯を贖罪に費やす説得性に欠けますので、プロット丸写しの「暫定版」としながらその場で変更してみて良かったかと思います。
名字の「マキス」はサイワと同じ命名方法で、「マキナ(ラテン語で「機械」の意)+ス」です。
〇怪獣・メカ
・ディラハルコン
「G」クロ界の機龍(メカゴジラ)ポジションなのは即座にお分かりになったかと思いますが、これは現代パートの技術力ではまだメカゴジラは出せず、本当の侵略宇宙人が持って来るのも作風としては荒唐無稽が過ぎるので、超古代文明ならメカゴジラを出しても良いかと思い、ディラが対話・共存不可能の存在なのもあって「‐」シリーズのキモである「人間と怪獣の絆」を描く為、機龍のように意志を宿したメカにしました。
歴代メカゴジラと差別化する為、覚醒後の描写や「光の翼」でなんとなく分かった方もいらっしゃるかと思いますが、ゼマが「ガンダムシリーズの少年主人公」のイメージと言う事で、「エネルギー放出系のガンダム」のイメージで書きました。
光の翼はプロットにもあったので、これは間違いなく執筆当時のイメージであり、一番近いのは∀ガンダム(月光蝶)、執筆当時ならV2ガンダムやストライクフリーダムガンダム、今ならユニコーンガンダム(覚醒)やダブルオーライザー(クアンタ)辺りでしょうか。
他にもフロギストンやアーテルなどの架空の元素を武器に使ったり、「メカ」を「オリハルコン」に置き換えた「ディラハルコン」と言う名前・・・と、差別化は出来たのでは無いかと思います。
現代では既に朽ち果てている都合、「‐」シリーズではもう出番は無い予定ですが、「絶望の一夜」絡みで触れさせる予定はありますし、書いている内に何か思い付く可能性はありますので、今後にご期待下さい。
・ディラ
前述通り「‐」シリーズでの初ゴジポジションで、本編のゴジラが完全なるヒーロー怪獣である事から人類の敵としてのゴジラも描く為、ラストを除いて理性なき獣として暴れさせました。イメージとしてはGMKゴジ、今ならマイゴジみたいな感じでしょうか。
名前は「DNA」+「ジラ」=「ディラ」です。
ラストに登場した隕石「ハイド・ジーン」にはハルコンと共に月に辿り着き、そのまま白骨化したディラの骨が含まれています。これは本作の機龍二部作オマージュ要素の、現代パート含めて「東京SOS」ラストの遺伝子貯蔵庫のシーンのオマージュとなりますが、と言う事はつまり・・・この辺りは、今後の「‐」シリーズをお楽しみに。
余談ながら、「ハイド・ジーン」は「轟轟戦隊ボウケンジャー」の劇場版「最強のプレシャス」の同名のボスが名前の由来で、「ハイド・ジーン」は「遺伝子を隠す」と言う意味であり、正体が地球外生命体であった事から「地球外生命体の遺伝子が隠されている?」となっている隕石の名前として拝借しました。
・ジラ
同名の日本版エメゴジとは一切関係無く、「‐」シリーズにおけるゴジラザウルス、「神の獣」のゴジラには至らないただの巨獣、と言うポジションで出しました。
・・・揶揄する意図は無かったと思いますが、この点含めて本家ジラと似たポジションでもあるのは何とも・・・f^_^
劇中では舞台装置として出した感は否めませんが、同族を傷付けられるとカタストロフ(「絶望の一夜」)を引き起こす、大自然のエネルギー(マナ)を扱える、理性を無くして大群で報復する・・・など、「風の谷のナウシカ」の王蟲のイメージもあったのでは無いかと今では思います。
デザインとしては、本家ジラと言うよりはゴジラザウルスのようなイメージだったのですが、今だと「ゴジラ-1.0」版呉爾羅がかなりイメージに近いので、皆様もこれでイメージしておいて下さい。
・レグチュア
「ゴジラ4」からの伏線だった、後の岩石怪獣。
前述の文明描写のちぐはぐさを示している部分はありますが、怪獣だと思っていたら超古代文明のロボットだった、と言う設定自体は良かったかと思います。自動操縦モードがあった、と言うのは正直こじ付けですが(汗)
なお、「ゴジラ4」でフィリピン・ミンドロ島の遺跡から現れたのは島のマナの噴出が活性化した影響で自動操縦モードが誤って起動したから、モスラがレグチュアを破壊しなかったのは小美人からレグチュアの正体を聞いていたのと、「ファイヤー・ヒート・アタック」を受ける直前に自動操縦モードが止まり、脅威で無くなったとモスラが判断したからです。
「絶望の一夜」で全機がジラ共々地の底に沈みましたが、少なくとも「ゴジラ4」のレグチュアは現存していますので、もしかしたら・・・?
・・・解説は以上です。
思っていた倍以上に書いてしまいましたが、なんだかんだ本作への愛着や書いてみて良かったと言う証拠だとも思いますし、こうして本作について色々書ける日がようやく来たのが、嬉しくてたまりません(^^)d
ここまで読んで頂いて、ありがとうございます!引き続き「ゴジラ8」の応援も、宜しくお願いします(^^ゞ
例によって、読み終わった事前提で書いて行きますので、出来れば読み終わってから下に進んで下さい。
「‐」シリーズ作品で詳細を書くのは初めてですが、婆羅陀魏作品初の超古代文明モノ作品である本作、皆様はどう思いましたでしょうか?
僕は改めて書き直してみて・・・正直、超古代文明モノとしては、色々練り込み不足のように感じました。
この頃の僕はアイディアと勢いで勝負していて、基本的にアイディアは上手く行っていたり、多少の粗も勢いで押し切れていた感はあり、本作を思い付いたのが「‐」シリーズのタイトルが「ゴジラ‐〇〇」のような所謂「対決モノ方式」では無くナンバリングタイトルになったきっかけなのですが・・・それにしては文明設定がちぐはぐだなぁ、と。
超古代文明設定は恐らく「VSモスラ」やガメラシリーズ、もしくは「ウルトラマンティガ」や「超星神グランセイザー」辺りから思い付いた要素で、「‐」ゴジラの正体解明や後の「G」クロ婆羅陀魏編の設定に繋がったりはしましたが、それらがあえて詳細に描かなかった超古代文明の描写を自分なりに勢いで考えた結果が、現代以上に文明が発達しているのに戦車の代わりに投石機が登場する等の乖離を生んだのだと思います。
一応ただの岩を投げているわけではなかったり、ディラのような人造怪獣やディラハルコンやレグチュアなどのロボット、工作員(テロリスト)が使った「水晶孔」の存在などで、現代以上のテクノロジーを描いてはいますが・・・
ただ、「前日談」と言うテーマや主人公・ゼマの成長譚、サイワ・エンルゥを介しての「自分の過ちは自分で償う」事の必要さはちゃんと描けたと思いますし、正しくオマージュ元の機龍と同じ役回りを果たしたディラハルコンや、「‐」シリーズでの初代ゴジラポジションとなったディラ、そして最初からこうすると決めていたゼマとハルコン・ディラの心中エンド、「絶望の一夜」からの文明再生、現代に時間を進めての衝撃のラスト・・・等、上手く行った点もまたあると思います。
あとがきとしては珍しくダメ出しから書いてしまいましたが、超古代文明モノにチャレンジしてみた意義はありましたし、シリーズ全体の伏線を回収しつつ新しい伏線を幾つも張れたので、本作を書いてみた事自体は良かったと思っています。
本作が今書いている「ゴジラ8」や、今後書こうと思っている「G」クロ世界の一万年前を描いた作品などにフィードバック出来た時にこそ、本作の存在意義が出ると信じて・・・
ここからは、本作の各ポイントについて解説を。
〇ストーリー・設定
前述通り、結末は最初から決めていたので本筋はゼマの成長物語を描きつつ、後の現代へと繋がる描写をなるべく入れました。
超古代文明と言えばのアトランティス・ムー大陸だけでなく、他の超古代文明のニライ・カナイやレムリアも入れてみました。
南極以外の各大陸を現代の大陸に置き換えると・・・
アトランティス=ヨーロッパ(ユーラシア)・アフリカ大陸
ムー=北・南アメリカ大陸
ニライ・カナイ=ユーラシア大陸アジア圏
レムリア=オセアニア大陸
・・・となります。なので、ニライ・カナイの一部が後の日本列島に当たります。
ムー大陸の首都をマチュピチュにした理由は、「マチュピチュが何故こんな山の上に作られたのか?」と言う疑問に対して「昔は低所にあった大陸が年月を経て隆起した結果?」と昔ながらに考察し、大陸が沈没しても残りそうな実在の場所としてマチュピチュを採用しました・・・まぁ、マチュピチュが残るなら他にも残りそうな場所あるだろうとか、インカ帝国の宗教信仰が大体の理由だと判明しているとか、ツッコミ所満載なのですがf^_^
アトランティス大陸の首都をラピュタにしたのは・・・空中に浮かんでいるのを含め、理由は不要でしょう(笑)
超古代文明が現代以上の文明だと示す為のギミックの一つとしてノリで採用した記憶があり、最後は本家宜しく雲の上へと飛んで行きましたが・・・裏設定として、「ゴジラ7」にてNASAがロズウェル事件を機に接触したとされるエイリアンの正体はラピュタ人の生き残りで、自分達の存在を秘匿する代わりに反重力などの技術提供をした、と言う設定があります。
つまりは「‐」シリーズ世界における宇宙人の正体はラピュタ人で、UFOはラピュタ人の建造物と言う事になり、今も光学迷彩や天候操作を使って成層圏辺りに留まっていると言う設定です(宇宙空間にいないのは人工衛星にバレるのを防ぐ為と、地球圏内にいた方が生活しやすい為)。
これらは「宇宙人の正体は未来人、つまり地球外生命体ではなく地球人のなれの果てでは無いか?」と言う都市伝説から閃いたのですが、後に「シンカリオンZ」がかなり似た設定を出して来た時は内心焦っていましたね(汗)
さらっと出した衝撃の裏設定ですが、実は今の所「ゴジラ8」でも最終作「ゴジラ9」でも触れる予定はありません。この設定は「ゴジラ9」のプロットを書いた後に閃いた設定でして・・・もし本格的に扱うとしたら、「‐」シリーズのその先の物語が実現すれば、かも?
インファント島関係では、後の小美人の祖となった「勇気・知恵・愛の妖精三姉妹」はそもそも「結晶」からお察しの通りエリアス三姉妹が元ネタで、彼女達が「結晶」誕生に関わっています。
ちなみに、本作に登場した小美人はシリーズ本編の小美人ではなく先祖で、モスラは存在していますが卵の状態だったので「絶望の一夜」に関与出来なかった、と言う設定です。
それから、本作には「日本語に翻訳された物語」と言う設定があるので、固有名詞を除いて横文字は一切使用していません。
横文字の置き換え(テロリスト→工作員、ブースター→推進器など)には苦労しましたが(汗)、本作独自の要素になったかと。
更にこの設定を踏まえ、フォレスト+移行後に付けたページタイトルは全て「仮面ライダーセイバー」のタイトルから採りました。
最終回を除いて「〇〇、〇〇。」で統一し、最終回だけ「〇〇、〇〇、」なのも含めて一緒です。
〇キャラクター
・ゼマ
人物画の解説に書いていますが、初期構想では志真の先祖だったので志真(シマ)→ゼマに。結末を思い付いて明らかに矛盾するのですぐに無くなりました。
キャライメージは今の僕から見ると、 恐らく「ガンダムシリーズの少年主人公」。執筆開始時に「ガンダム00」の1stシーズンが放送していたので、1stシーズンの刹那が一番近い?
基本的に親に恵まれていない、悲しい過去持ち、復讐に走る、メカに強く操縦技術も高い、結果として単独行動をする、ゼマにニュータイプ的な能力はありませんが感応描写がある・・・と、ガンダムシリーズの主人公っぽい事は割とやっていたりします。
心中オチは「本当にメカと心中した『東京SOS』の中條義人」と言う感じで、全体的に機龍二部作オマージュが多くなったので違いを出したかった・・・と言うより「宇宙を知らない者が宇宙に行ったら天国だと思うのでは無いか」、と言うのを描きたかった点が大きいです。まぁ現代以上の文明なのに誰も空の上を目指そうとしなかったのか、とは思いますがf^_^
ちなみに「創造画集」の人物画に書いてある、アスハと共通の名字「マイス」は「神話」の英訳からですが、「職人」を意味する「マイスター」とのダブルミーニングでもあります。ガンダムマイスター・・・
・アスハ
ゼマがガンダムシリーズの主人公なら、主人公と死に別れるニュータイプなヒロインと言う立ち位置・・・でしょうか。意外にも主人公の幼馴染みがニュータイプで死に別れた、と言うガンダム作品は僕の知る限りではありませんが。
彼女にも色々裏設定があり・・・
・アスハも賢者達も、「G」クロ世界のアトランティスから「ヤタノカガミ」を使って転移して来た異世界人で、アスハだけ転移中にはぐれてレムリア大陸に流れ付き、記憶喪失になった。
・アスハは「予見」の能力者。能力は本編で本人が語った通り、少し先の未来の光景が見える。自分の意志で未来を見る事は出来るが、大体は偶発的。要は「SPY×FAMILY」のボンド。
ディラに襲われた際はゼマが死ぬ未来が見えていて、ゼマを助ける為に自分が死ぬ事で未来を変えた。要は「仮面ライダー龍騎」の手塚。
・賢者達が不老だったのは、全員爾落人だから。「絶望の一夜」後からアンギラスを封印するまで、文明には一切干渉せずに人類を見守り続けていた。
・・・このように、実は「G」クロとリンクしていたりします。
当然ながら「G」クロ婆羅陀魏編の大体の構想をした後に思い付いた設定で、当初はただの異世界人と言う設定でした。
今の所は「‐」シリーズで「G」クロと繋げる予定はありませんが、逆に「G」クロ側では前述の1万年前の話を書いた時、もしかしたらアスハや賢者達を出すかもしれません。
・サイワ
主人公の兄貴分にして主犯①。執筆当時のキャライメージとしては「仮面ライダー響鬼」のヒビキさん(ゼマを「少年」呼びするなど)。
機械より遺伝子(生物)の方が整頓されている発言や本気を出せばプログラミング出来る等、雑な印象に反してインテリな面も描写は出来たかと思いますし、ゼマに自分がディラを生み出した事を土下座で謝罪したり、自らを盾にしてゼマを行かせたりと、ちゃんと大人として責任を果たす、罪を償う事の大切さも見せられたかと。
余談ながら・・・ハルコンと共に格納庫を脱出するゼマを大の字で見送るシーンは、「GFW」の熊坂教官がミュータント達を撃破して外に現れ、大の字で倒れ込んで新・轟天号を高笑いしながら見送るシーンをオマージュしていたりします。細かい(笑)
人物画にある名字「デオス」は「デオキシリボ核酸」からで、この頃はフィーリングで名前を決めていたので全くの偶然ながら、エンルゥと名前を足すと「サイエンス」になると気付き、「デオキシリボ+ス」で「デオス」にしました。
・エンルゥ
主犯②にして、いかにもロボットアニメにいそうな性悪眼鏡博士。キャライメージも本当にこの通りのままなのでイメージ元は特になし。
本作のメインキャラで唯一生き残り、サイワの影響で改心してその生涯を文明再興に捧げる・・・と、対比させているサイワとは逆の末路を迎えさせたのもプロット通りです。
連載再開時の変更点としては、親友のコダカ博士をディラによって喪った過去を増やした、格納庫でサイワを射殺する予定だった、賢者と共にマナの噴出する地に「絶望の一夜」のイコン画が描かれた石碑を配置する役を担った点です。
これらが無いと「薄っぺらい味方の中の悪役」「サイワを追い詰めたいだけの愉快犯」でしかなく、生き残って生涯を贖罪に費やす説得性に欠けますので、プロット丸写しの「暫定版」としながらその場で変更してみて良かったかと思います。
名字の「マキス」はサイワと同じ命名方法で、「マキナ(ラテン語で「機械」の意)+ス」です。
〇怪獣・メカ
・ディラハルコン
「G」クロ界の機龍(メカゴジラ)ポジションなのは即座にお分かりになったかと思いますが、これは現代パートの技術力ではまだメカゴジラは出せず、本当の侵略宇宙人が持って来るのも作風としては荒唐無稽が過ぎるので、超古代文明ならメカゴジラを出しても良いかと思い、ディラが対話・共存不可能の存在なのもあって「‐」シリーズのキモである「人間と怪獣の絆」を描く為、機龍のように意志を宿したメカにしました。
歴代メカゴジラと差別化する為、覚醒後の描写や「光の翼」でなんとなく分かった方もいらっしゃるかと思いますが、ゼマが「ガンダムシリーズの少年主人公」のイメージと言う事で、「エネルギー放出系のガンダム」のイメージで書きました。
光の翼はプロットにもあったので、これは間違いなく執筆当時のイメージであり、一番近いのは∀ガンダム(月光蝶)、執筆当時ならV2ガンダムやストライクフリーダムガンダム、今ならユニコーンガンダム(覚醒)やダブルオーライザー(クアンタ)辺りでしょうか。
他にもフロギストンやアーテルなどの架空の元素を武器に使ったり、「メカ」を「オリハルコン」に置き換えた「ディラハルコン」と言う名前・・・と、差別化は出来たのでは無いかと思います。
現代では既に朽ち果てている都合、「‐」シリーズではもう出番は無い予定ですが、「絶望の一夜」絡みで触れさせる予定はありますし、書いている内に何か思い付く可能性はありますので、今後にご期待下さい。
・ディラ
前述通り「‐」シリーズでの初ゴジポジションで、本編のゴジラが完全なるヒーロー怪獣である事から人類の敵としてのゴジラも描く為、ラストを除いて理性なき獣として暴れさせました。イメージとしてはGMKゴジ、今ならマイゴジみたいな感じでしょうか。
名前は「DNA」+「ジラ」=「ディラ」です。
ラストに登場した隕石「ハイド・ジーン」にはハルコンと共に月に辿り着き、そのまま白骨化したディラの骨が含まれています。これは本作の機龍二部作オマージュ要素の、現代パート含めて「東京SOS」ラストの遺伝子貯蔵庫のシーンのオマージュとなりますが、と言う事はつまり・・・この辺りは、今後の「‐」シリーズをお楽しみに。
余談ながら、「ハイド・ジーン」は「轟轟戦隊ボウケンジャー」の劇場版「最強のプレシャス」の同名のボスが名前の由来で、「ハイド・ジーン」は「遺伝子を隠す」と言う意味であり、正体が地球外生命体であった事から「地球外生命体の遺伝子が隠されている?」となっている隕石の名前として拝借しました。
・ジラ
同名の日本版エメゴジとは一切関係無く、「‐」シリーズにおけるゴジラザウルス、「神の獣」のゴジラには至らないただの巨獣、と言うポジションで出しました。
・・・揶揄する意図は無かったと思いますが、この点含めて本家ジラと似たポジションでもあるのは何とも・・・f^_^
劇中では舞台装置として出した感は否めませんが、同族を傷付けられるとカタストロフ(「絶望の一夜」)を引き起こす、大自然のエネルギー(マナ)を扱える、理性を無くして大群で報復する・・・など、「風の谷のナウシカ」の王蟲のイメージもあったのでは無いかと今では思います。
デザインとしては、本家ジラと言うよりはゴジラザウルスのようなイメージだったのですが、今だと「ゴジラ-1.0」版呉爾羅がかなりイメージに近いので、皆様もこれでイメージしておいて下さい。
・レグチュア
「ゴジラ4」からの伏線だった、後の岩石怪獣。
前述の文明描写のちぐはぐさを示している部分はありますが、怪獣だと思っていたら超古代文明のロボットだった、と言う設定自体は良かったかと思います。自動操縦モードがあった、と言うのは正直こじ付けですが(汗)
なお、「ゴジラ4」でフィリピン・ミンドロ島の遺跡から現れたのは島のマナの噴出が活性化した影響で自動操縦モードが誤って起動したから、モスラがレグチュアを破壊しなかったのは小美人からレグチュアの正体を聞いていたのと、「ファイヤー・ヒート・アタック」を受ける直前に自動操縦モードが止まり、脅威で無くなったとモスラが判断したからです。
「絶望の一夜」で全機がジラ共々地の底に沈みましたが、少なくとも「ゴジラ4」のレグチュアは現存していますので、もしかしたら・・・?
・・・解説は以上です。
思っていた倍以上に書いてしまいましたが、なんだかんだ本作への愛着や書いてみて良かったと言う証拠だとも思いますし、こうして本作について色々書ける日がようやく来たのが、嬉しくてたまりません(^^)d
ここまで読んで頂いて、ありがとうございます!引き続き「ゴジラ8」の応援も、宜しくお願いします(^^ゞ
