新・記録日誌

「・・・だと言ったら?」

2025/04/11 13:04
小説
さて、前回の日記通り今回は「Geek」の解説後編・・・主要人物以外のキャラ達やオマージュ・パロディの元ネタについての解説を、こちらでは書いて行きます。
本編及び前回の日記を見た事前提で書いて行きますので、両方ご覧になった方のみ下に進んで下さい。




















◇その他婆羅陀魏キャラ
・引田
「求ム者」でパレッタ共々宇多瀬編で最初に登場した婆羅陀魏キャラであり、パレッタのPTSD設定が浮かんだ時に真っ先に登場を思い付きました。「第二次関東大震災」時点で53歳と言う事でパレッタに言わせた「小ジワ」発言は、シリアス展開の良い緩衝材になってくれました(笑)
・チェリィ
「GUARDIAN」の時のようにパレッタの守護霊になった以外は会話要員ですが、「時間」と「空間」の「G」の再現を提案する下りは、元ネタがギラティナだからこそ出来た・・・ハズ。
・隼薙
パレッタ同様、「守ル者」のほぼ無口状態の補完の為に穂野香と大喧嘩した事にしました。まぁ、瀬上や八重樫の言う通りアンバーのいない44歳の穂野香が来た所で・・・なので、隼薙の言い分も事実なのですが。ちなみに沼津防衛戦後、ちゃんと穂野香と仲直りは出来ています。
キャシャーン軍団との戦いの補完で大技「草薙」や即興で思い付いた派生技「草薙・鼬」を披露したり、「組織」へのリベンジマッチを決意してからの「月ノ民決戦」にて復活したアンバーと共にリベンジマッチを果たす、と言う展開は弦義同様に本作が宇多瀬編第二部の総集編だったからこそ出来た流れですね。
・アーク
沼津防衛戦での活躍は既に決まっていたので、桐生千早との絡みに説得力を持たせる意味も込めて、「ジークフリードの剣」を見て合体技を閃く展開を思い付きました。実は引用前だと、アークと千早が話す必要性はあまり無かったりするので・・・f^_^
・弦義
「守ル者」での八重樫の「隼薙・千早・弦義の中では弦義が一番優勢を保っている」、と言う台詞からキャシャーン軍団戦の補完でも強者として描きました。実際、何でも吸収する羅無蛇は分裂するキャシャーン相手に有効だと思いますし。
その後となる「求ム者」で復活したゴジラと共に戦うシーンが描かれていましたので、そのシーンへと繋がって行くリベンジマッチを決意する台詞を言わせました。ちなみに、「『凰愛の大噴火』後、華と共に黄・獄焔に助けられた」下りは「Gazar」にて描く予定です。
・験司&亨平
「決着の日」でのやり取りを元に、裏方として根回し中の様子を描いてみました。何気に亨平に「ガメラ2」の台詞「我々の火力も、無限では無い・・・!」をオマージュした台詞を言わせたりしています。
・レン&紀子&碧
出番こそ一言だけですが、「はじめての・・・」で存在だけ示唆した息子・碧(あおい)と共に出せました。名前は「Gift」にも一言だけ出した華墨編第二章「綿津見」の登場キャラ・五条葵(あおい)との被り覚悟で、ガメラ人間体の名前「アオイ」から採っています。
同じように「求ム者」で和夜が一瞬だけ見た形で存在が示唆されていたガメラも、今書いたからこその「ガメラリバース」版こと「フェイズR」の姿として、やっとソウ・ネウのネオ玄武組と共に出せたのも、個人的に良かったですね。
・イヴァンコフ
「GHOST」の登場キャラ・ダイコーの子孫である彼はお察しの通り、宇多瀬編第二部の登場キャラ・イヴァンの先祖と言う設定です。一応「Goes」でも触れてはいましたし、さりげなく未来編の宇多瀬キャラとの接点を作ってみました。パレッタからのあだ名の「イヴァー君」は、「探ス者」で出て来たイヴァンの愛称から採っています。
・朱夏
今回は入院中のパレッタの前に登場したり、あからさまに各所でアレコレ触れられていますが・・・今はただ、「GLOOVY」をお楽しみに!としか言えません(汗)
ニューヨーク会談中の関口・一樹の台詞及び、入院中のパレッタの前に現れるくらいの出番にするつもりが(この辺りも「GLOOVY」で詳しく描く予定)、どうせ色々仕込むならと仕込みまくってしまいました・・・ただ、「GLOOVY」公開の暁には必ずやこの伏線が実を結びますので、今はただただご期待下さい・・・!



◇その他作者キャラ
・冬樹
一応モンスターさんのアバターキャラと言う事で、実際にモンスターさんの今のお仕事であるリモートのフリーライターと某大学(の大元)のアメフト部のコーチをしている、と言う設定にしました。
恐らく「「G」友の会」メンバーでは、モンスター編第三章短編「シンリャクカイロ」くらいでしか「G」に関わっていない一般人側の人間なので、この時の出来事をひたすら擦っている事にしましたが(汗)、だからこそ今の所はデルタンダルAと共に平穏な日々を過ごす事が出来て、関口・コンドウを無事に見送れたのだと思います。
・桐生江司
初めてちゃんと扱いましたが、沼津カルテットの1人にしてパレッタ同様に関口が珍しく敬意を示す相手の1人、そしてコンドウとも縁のある相手なので、多少台詞を増やしました。
関口を「偽善者」と言い切れるのも、長い付き合いであるクリエイター仲間同士だからこそですし、元紀・パレッタ共々関口の死の秘密を共有する相手に選ばれたのだと思いましたね。
・瀬上&菜奈美
「爾禍錬成」以来の神戸上陸にして、瀬上は「Grasper」・菜奈美はモンスター編第二章「ジラクノオモイ」及び「GALE」とのリンク役を担わせました。やっぱりこの2人、とにかく使いやすいですねぇ・・・
ちなみにコンドウとの合流場所を神戸メリケンパークにしたのは、コンドウ・・・と言うか僕が1人で行こうと思えるギリギリの範囲なのと(汗)、「第二次関東大震災」を扱ったのでそれに匹敵する大震災である「阪神・淡路大震災」が起こった場所だからです。わざわざ「BE KOBE」モニュメントの前、としていますし。
また、気付いた方もいるかと思いますが「G」クロ世界では「東日本大震災」が起こっておらず、代わりに「第二次関東大震災」が起こり、年号も「平成」以降は「令和」では無く「麒黎」となっています(この辺りは全て華墨編第三章が初出になる予定でした)。
・玄奘
「Zプラン」パートを「組織」に邪魔されずに完了させる手段として「転移」を思い付き、翔子よりは自由な旅人で設定上弟子のレンと関係がある彼を起用する事にしました。
急遽登場させた割には「カシマシ君」と言う渾名を賜ったり(笑)、レンとの密かな縁を押し出したり、世莉と桐哉の幸せを願う台詞を増やしたりと、中々粋な立ち回りをさせられたかと。
・「事務所」組
世莉・翔子は引用パートが主な出番ですが、一樹の指摘通りただの一般人の桐哉が参加した理由付けに「爾禍錬成」でのエリクシアとの約束を絡ませられたのは、今書いたからこそ出来たかと思います。
・「警鋭セキュリティ」組
一樹は沼津カルテット絡みで多少目立っていましたが、凌は引用パート以外では八重樫と共に綾に対する不安と言うか死亡フラグを煽ってしまったり、綾は死亡フラグを立てまくってからの殉職シーンをこちらでも描く事になってしまったり・・・何より、「Grasper」に続いてAWACS編要素をあまり出せなかったのは悔やまれるものの、追加した綾の今際の際の台詞やデルタンダルAの存在が、せめてものフォローになったかと思っています・・・!
余談ながら、「月ノ民決戦」パートでパレッタと関口が再会するシーンにて、パレッタ側の描写として一樹と共に和夜から傍受されないように通信装置を改造している最中に日本丸と旧J.G.R.C.沼津開発部跡地が繋がり、クーガーに呼ばれて関口の元へ行く・・・と言う場面を描く予定でしたが、あえてパレッタの関口(渚ユウジ)に対する内心の思いをボカしたまま、前回の日記のタイトルに使った問いを関口へ投げ掛けさせたいと思い、ボツにしました。
一樹含めて、元沼津カルテット・・・いやトリオがめでたく揃ったかもしれなかったですし、一樹の出番も増やせたので泣く泣くな所はあるのですが・・・再会の下りは本作の構想当初から考えていた、このシーンに辿り着く為に今までの展開があったと言っても良い、本作最大のクライマックス故に大事にしたかったオチなので、ご容赦願えればと思います・・・
・レイア
基本的に引用パートが出番の中心ですが、追加・加筆シーンではドS・女王様っぷりを存分に感じられるよう、細心の注意を払いました(笑)
ちなみに、レイアの外見描写は以前宇多瀬さんがカスタムキャストで作っていた画像を元にしまして、「時空」の赤子(蒲生五月)には村崎明の細胞片が使われていたり、和夜には「マイトレヤ(レイア)に瓜二つの女性(村崎)が書いた『竹取物語』から『和夜』と名乗った」と言う裏設定がある事から、関口がレイアから村崎の面影を見る描写を入れました。
外見関係で更に補足するなら、パレッタは「GHOST」にて一応村崎と会ってはいるのですが、かれこれ600年以上前の室町時代に一度会っているのみの人の顔なんて流石に覚えていないだろう、と思った事から特に触れさせていません。
それと、僕はレイアは赤子の五月をマーカー代わりにして「時空」を超えて来たと解釈し、パレッタの脳裏に語り掛けたのは赤子伝いで声を「転移」した、関口が無事だったのは爆弾の爆発寸前に現れて「転移」辺りで助けたから、としています。
・「事遅」の男
「爾禍錬成」ラストで明日香と共に登場した「組織」の男で、モンスターさんがあとがきで好きに使っていい、と書いていたので使わせて頂きました。
出番自体は少ないので、主に「組織」への忠義と慇懃(いんぎん)無礼さを出してみまして、後出しキャラと言う事情はありますが沼津防衛戦では姿を見せていない都合、若干似たキャラのアネモスと同じくもしかしたら何処かで再登場するかもしれません。

その他のキャラ達・・・と十把一絡げにするのは憚られる面々ですが(汗)、沼津防衛戦前後の追加パートではなるべく「らしい」台詞を言わせるように心掛けました。
個人的には弦義と戦ったキャシャーンに玄奘との因縁を強調させたり、「キャシャーンがやらねば、誰がやる!」と言わせられたのは良かったと思っています。
ちなみに今回、さりげなく和夜の外見描写で「何処か蛾雷夜の面影を感じる」と書いていますが、これは以前リモート飲み会で宇多瀬さんから「蛾雷夜は『怪人二十面相』が元ネタなので決まった外見は持たないが、真の外見は和夜とよく似た細目で、ポケモンのタケシ+シバなイメージ」、と聞いていた事から描写してみました(ちなみに和夜はテニプリの不二のような線の細い美形な感じの細目キャラ、との事)。
あと、遂に登場したAさんのアバターキャラ?の「デルタンダルA」は・・・現状はこれからの展開次第、と言う事で(汗)
もちろん、Aさんからは名前込みで登場許可を頂いています。
HNの「デルタンダル」は「ウルトラマンブレーザー」の同名の登場怪獣が元ネタで、航空機の特性を強く持った怪獣である事と、後に爆撃機の特性を持った大型個体「デルタンダルB」が登場した事から、その僚伴機役として偵察機の特性を持った「デルタンダルA(WACS)」がきっといる筈だ!とリモート飲み会で力説していたのを思い出し、名前として使ってみました。
いつか本当にウルトラシリーズに「デルタンダルA」が出て来る事を内心願いつつ、彼の今後にもご期待下さい!






ここからは、本作のパロディ・オマージュ関連の元ネタ解説を。

・コンドウの台詞「僕は酒はダメなんで、オレンジジュースで行きますよ!ウーロン茶も捨てがたいですけど!」は、関口の返しの通り「幽遊白書」を代表する名悪役・戸愚呂弟の台詞が元ネタです。ちなみに「ウーロン茶~」はアニメで追加された台詞だったりします。
・パレッタの『いえ~い!』からの『いやった~!』→『トロピカルヤッホー!』は、パレッタの元ネタキャラの一つである「テイルズオブグレイセス」のパスカルの戦闘終了後の台詞の一つです。「トロピカルヤッホー!」は色んな作品で言わせているので、もはやお馴染みですねf^_^
同じくテイルズシリーズ関係のネタとして、パレッタが桐生篤之に名乗った偽名「ハロルド」は、パレッタのもう一つの元ネタキャラである「テイルズオブデスティニー2」のハロルドが元です。
・4ページ目のタイトル「災害とスランプは突然に」は、説明不用かもしれませんが小田和正さんの神曲「ラブストーリーは突然に」が元ネタで、コンドウ一周忌パートで冬樹・パレッタにも歌詞を引用させています。
なんか、ここまでやるならいっそパレッタの初恋相手を関口にすれば良かったのでは?とか思ったりしたのですが、本作はあくまで「マブダチ」だから出来る話でもあると思い、止めました。何千年経っても発明と探求に絶賛ベタ惚れ中の彼女の「人間への初恋」は、いつになるやら・・・
・パレッタが「G」動力炉の動力部に使おうと名前を挙げていたのは、全てロボット関係のエンジンでして・・・

太陽炉・・・「機動戦士ガンダム00」より。またの名を「GNドライヴ」。もし採用していたら「GN」動力炉になっていたり、パイロットがイノベイター化してシンクロ能力無しでシンクロしたり、MOGERAを真っ赤にしてパワーアップさせたり量子化して瞬間移動させたり出来ていたかも?
スーパーソレノイド機関・・・エヴァシリーズより。「S2機関」の方が通りは良く、時空間エネルギー(世界を構成する螺旋状構造・スーパーソレノイド)を使っているとの事。旧エヴァで初号機がゼルエルを捕食して取り込んだのはコレ。
次元連結システム・・・「冥王計画ゼオライマー」より。チェリィに協力して貰えれば大丈夫かも、と言っていたのは「反物質世界との連結による平行宇宙を丸ごとリソースとした対消滅エネルギー」、つまり反物質世界が絡んだ設定の為。これも次元連結システムのちょっとした応用だ・・・
ブラックホールエンジン・・・スパロボシリーズより。グランゾンやヒュッケバインなどの有名所が搭載。ちなみに「トップをねらえ!」シリーズや「∀ガンダム」等に登場する「縮退炉」も殆ど同じ物だとか。

・関口がPTSDに罹ったパレッタの最初の号泣を聞いて例に出した『あァァァんまりだァァアァ!!』は、「ジョジョの奇妙な冒険」のエシディシが行った合理的な頭のクールダウンの為の号泣・・・って、このネタ「擬人怪獣シリーズ」の短編「アイスクリーム、You Scream?」でも使いましたね(汗)
余談ながら、「ドキドキ!プリキュア」でも主人公のキュアハートがほぼ同じやり方を実践していたり。
・プリキュアネタでもう一つ、5ページ目のタイトル「あたたかいあたりまえ」は、当サイトではもはやお馴染み?「ひろがるスカイ!プリキュア」のあげはさんのキャラソンの曲名からです。あげはさんを超オマージュした朱夏が登場するのが大きな理由ではあるのですが、被災者相手には中々的を得た励ましの言葉だとも思っています。
・・・それはそれとして、曲の方の「あたたかいあたりまえ」は控えめに言って神曲なので、皆様も是非聴いてみて下さい。どこを切り取ってもあげはさんな歌詞と段々とアガって行くテンポと七瀬彩夏さんの美声に気分がアゲアゲになる事間違いなしですし、「ひろプリ」本編でも唯一(インストが)流れたキャラソンですからね。
・またまたプリキュアネタで、パレッタの台詞『はらペコった~!』は、「デリシャスパーティ♡プリキュア」の主人公・ゆい(キュアプレシャス)の口癖からです。この台詞で物語が始まり、そして終わりを告げる・・・それが「プリキュアオールスターズF」です。
加えてプリキュアの台詞ネタだと、パレッタがコンドウとの初対面時に言った「ぶっちゃけありえない」も、「ふたりはプリキュア」の原点にして頂点の片割れ、なぎさ(キュアブラック)の有名な口癖が元ネタ・・・なのですが、実はこの台詞は本編で一度も言っていなかったりします(OPの歌詞や客演・お祝いメッセージ等で言ってはいる)。
・タイムマシン(仮)の形が冷蔵庫なのは、本編でも何度か引き合いに出している「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の初期案が元ネタで、当初タイムマシンはデロリアンでは無く冷蔵庫で、中に入ってタイムトラベルする予定だったのが、子供が真似をする危険性があった事から車(デロリアン)をタイムマシンにしたそうです。
デロリアンの方が断然良いのでこれは英断だったと思いますが、冷蔵庫のタイムマシンも独創的だと思い、タイムマシン(仮)として採用してみました。ちなみに、タイムトラベルに使った「1.21ジゴワット」の電力は・・・もう説明不用ですね?
・パレッタの台詞『お~い、関口君~?聞こえるか~い?』は、「行け!ゴッドマン」のOPの歌詞が元ネタです。このネタも、「ゴジラジオinゴジラフェス大阪」で使ってますね・・・(笑)
・またしてもパレッタの台詞『なんとか、なれーーー!!』は、「ちいかわ」のハチワレによる約束された勝利の台詞が元ネタです。またハチワレ構文ネタ、ってコト?
・レイアの台詞『やだ、前前前世って事?こんな冴えない男と「誰そ彼時」に運命的に再会しても、ちっとも映えないわよ?』は、説明不用かと思いますが「君の名は。」ネタです。五月は2022年生まれとして育っているので比較的昔の映画のネタになりますが、「余談集」内短編「クラーケンの~」を見る限り確実にトレンディドラマの方が好きなレイアはともかく、五月はなんか好きそうではありますね。
・コンドウの生前最期の台詞「とっととくたばれ、クソ野郎。」は、「鬼滅の刃」の胡蝶しのぶさんの名言が元です。どの場面で使われたかは一応伏せておきますが・・・ド悪党相手に吐き捨てる辞世の句としては、この上なくぴったりな台詞だと思います。
・コンドウからのメッセージ内の台詞「散々使い倒されてボロ雑巾のように捨てられる~」は、「コードギアス」の主人公・ルルーシュの主人公にあるまじき暴言「散々使い倒して、ボロ雑巾のように捨ててやる!」が元ネタです。まぁ、愛する妹と入れ替わりに何でも言う事は聞く弟を名乗る不審者がいたら、こうも思いたくなる・・・?
・「Zプラン」及び「Zカプセル」は、実はどちらも「大怪獣ガメラ」ネタで、「Zカプセル」は本編クライマックスでガメラを宇宙へ打ち上げたカプセルの、「Zプラン」は打ち上げ計画そのものの名前です。
・瀬上の台詞「データベースは結論を出せない、って事か?」は、「氷菓」の正しくデータベース役・里志の口癖「データベースは結論を出せないんだ。」が元ネタです。「GENOCIDE」でも摩耶花(と思しき女子高生)に同じような台詞を言わせていますね。
・一樹の台詞「オイオイオイ、死ぬわあのアニキ。」は、「グラップラー刃牙」第一話冒頭の有名過ぎるやり取り「オイオイオイ」「死ぬわアイツ」が元ネタです。ほう、たいした名言ですね・・・
・隼薙の台詞「闇を飲み込め、俺の・・・俺達の嵐!」は、ウルトラマンゼット デルタライズクローの変身時の台詞「闇を飲み込め!黄金の嵐!」からです。ちなみに当初はガラテアにウルトラマンオーブトリニティの変身時台詞を元にした「瀬上殿!隼薙殿!アーク殿!三つの力、お借りする!」と言わせる予定でしたが、「爾落転換」で一樹トリニティがほぼ同じネタを使っているので却下。
代わりに凌にこの後の合体技で、ウルトラマンオーブ ハリケーンスラッシュの変身時台詞「キレのいいヤツ、頼みます!」を言わせました。
・そんな凌が命名した合体技「ライザーソード」は、「ガンダム00」のダブルオーライザーの同名の必殺技から採りました。ロボットアニメ好きなら「1kmの巨大な光の剣」と聞けばイデオンソード・断空光牙剣・ライザーソードのいずれかが頭に浮かびますので・・・異論は認めます。
・隼薙と戦ったキャシャーンの台詞『・・・ふう、死ぬかと思ったぜ。』は、「超時空要塞マクロス」屈指のネタキャラ・柿崎が劇場版「愛・おぼえていますか」にて本来は情けないのに無駄にエグく死ぬ場面・・・の筈がスパロボαにて運良く生き残った際の台詞です。ちなみに柿崎死亡→主人公・輝による「柿崎いいいいいいいっ!!」の絶叫コンボが一部で有名ですが、この絶叫はスパロボαやPS2のマクロスのゲームが由来であり、劇場版本編では「柿崎ッ!」と呟くような感じなので注意が必要です(?)
・13ページのタイトル「あれから一年・・・」は、「はじめてのおつかい」で昔おつかいに行った子の近況映像を流す前のテロップ「あれから〇〇年・・・」が元です。
・コンドウとパレッタを運命的に出会わせた「神話の幻獣 ユニジン」は「ウルトラマンマックス」に登場する怪獣で、「インパーフェクト」にてパレッタが名前を出した事があるのと、ユニジン登場回の「クリスマスのエリー」がマックスで好きな話なので登場させてみました。
冬樹が述べている通り、ユニジンを特定の手段(トネルコの枝をユニジンがいる場所の東西南北に置く)で捕まえてしまうと、だんだんと世界が時空の裂け目に落ちて行き、あらゆる物が消えて行く・・・と言うマックス怪獣に相応しいトンデモ設定があるので、それこそ幻のポケモンのように一瞬だけ目撃させるに留めましたが、かえって原典と同じ神秘性が出せたかと思いますし、コンドウの言う「とびっきりの非現実、夢のように素晴らしい「G」」を体現した存在として、ユニジンは適任だったと思いますね(^^)d
ちなみにユニジンを見た際のパレッタの台詞『あたしも見た!確かにあれはユニジンだよ!』は54ゴジラの山根博士の有名な台詞「私は見た、確かにジュラ期の生物だ!」が、コンドウの台詞『やりましたよ、パレッタさん!!』は「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」一期最終回でのアイン狂乱の台詞『やりましたよクランク二尉!!』が元ネタです(汗)
・「月ノ民決戦」でガメラと戦っていた「ライジュウ」は「パシフィック・リム」のKAIJUで、怪獣の海中戦で真っ先に浮かんだ事で起用しました。描写はありませんが、同じ場所で相方のスカナーとボスのスラターンとも戦っている設定です。
アンバーと戦っていた「バランガス」は「ウルトラマンG」の登場怪獣で、ギャオスが巨大ジラ・ゴジラがゼノモーフ・ガメラはライジュウ・・・と、海外産の怪獣と戦っているので統一性を持たせる為、アンバーはバランガスと当てる事にしました。何せ名前に「バラン」が入っていますしねf^_^
ついでにオーストラリアの「UMA」コロニーは「ウルトラマンG」の防衛隊・UMAから採っています。






・・・解説は以上です。お疲れさんです(ガイさん)。
旧フォレストの日記と違って10000字制限があったとは言え、「GENOCIDE」以来の前後編解説となりましたが、それだけ中身を詰め込みまくった作品だったと言う事で。
前編合わせてここまで読んで下さり、本当にありがとうございました!

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