怪獣島ツーリズム・延長戦!







こうして、怪獣達はあるべき世界へと帰り、普段の日常に戻りつつ、大小あれど次の「招待」の時を密かに待つ事となった。
今、各世界のモスラ姉妹達が今回の「招待」にて起こった、様々な出来事を思い返している。



「VS」モスラ「今日は本当に楽しかったわ。イシュちゃん、次のデートは大丈夫かしら。」
レオ「きっと大丈夫よ。だって、私もダガーラと仲良くなれたんだから。あの二人が仲良くなれる日も、そう遠くないわ。」
バトラ「ゆ・・・夢じゃないんだよな?モスラと、レオが、俺とまた一緒にいてくれるこの光景は!」
「VS」モスラ「ふふっ、あなたったら。私とレオなら、ずっとこの島にいますよ。」
レオ「家出宣言、ほんとに気にしてたのね・・・はい、お父さん。お土産の宝琳食べる?」
バトラ「あ、ありがとう・・・う、美味い!これは愛と幸せの味だ!」
レオ「もう。それは言い過ぎだよ、お父さん。」


レオ――イシュタル、次に会う時にはもっとダガーラと仲良くなって、色んな話を聞かせてね。
私も、次はダガーラと一緒に行きたいな。


「VS」モスラ――・・・私は守護神として、母親としてあの子を救えた。私にもまだ、出来る事があったのね。
またこんな機会があったらもう一度・・・いえ、出来るなら何度でも会いたいわ。
絶対無敵な、モスラ姉妹の貴女達に。






「‐」モスラ『只今戻りましたわ。』
小美人『『お帰りなさい。今回も楽しかった?』』
「‐」モスラ『ええ。とても実りのある「招待」でしたわ。あっ、そうそう・・・明日、お母様の話を伺ってもよろしいでしょうか?』
小美人『『えっ?今まで話をして欲しくないって言っていたのに?』」
「‐」モスラ『今回の経験を経て、わたくしはお母様の存在と向き合う事が出来るようになりました。それも、異世界のモスラ達のお陰ですわ。だから貴女達が知っているお母様の全てを、わたくしにお話下さいませ。』
小美人『『分かったわ。本当に強くなったわね、モスラ。生まれたての時の貴方の姿が、遠い日のよう。』』
「‐」モスラ『女は常に、進化して行くものですわよ?それと今から、ちょっと遥とお話します。』
小美人『『夜は用事が多いらしいから、あまり長くならないようにね。』』
「‐」モスラ『分かっていますわ。』


「‐」モスラ――お母様、どうか天からわたくしとこの世界を、見ていて下さいませ。
それから、次お会いする際には必ずお母様の事をお話し致しますわ。
最強可憐な、モスラ姉妹達・・・






シン「ねぇ、イシュ。今度アイレナグランマのお墓参りに行かない?」
イシュタル「グランマのお墓参り?わたしはいいけど、突然どうしたの?」
シン「感動の再会を間近で見たから・・・かな?イシュで言う、アイレナグランマがあたしの母親だし、お墓になっちゃっても会いに行きたくなるのよ。」
イシュタル「そうだよね。家族はいつまでも家族だもん。わたしも行く!」
シン「じゃあ、決まりね!あっ、フェアリー!」
イシュタル「お帰り♪」
フェアリー『タダイマ!ヤッパリ、バルハ何処ニモ見ツカラナカッタヨ・・・』
シン「そう・・・ありがと。じゃあ、バルサンってばほんとに別世界に行っちゃったのね・・・」
フェアリー『マサカ、コノママズット帰ッテ来ナイノ!?』
イシュタル「スペゴジが言うには、その世界にとっての『異物』を置き続けるのはまずいから、いつかは帰って来ると思うけど・・・」
シン「ならあたしも行きたかった~!!なんで誘ってくれなかったのよ、バルサーン!!」
イシュタル「それは駄目だよ、母さん・・・」
フェアリー『ソウソウ!ゴジラトカスペコジトカニ、怒ラレチャウヨ!』
シン「・・・まっ、またあたし達姉妹が揃う日は必ず来るわ!それに他の世界にはまだまだあたし達が知らないモスラ一族がいるみたいだし、これからが楽しみね!」
イシュタル「うん!絶対無敵最強可憐美女姉妹は、永遠に!・・・やっと覚えれた。」
フェアリー『フェアリモ「ショウタイ」サレタイナ~!』


イシュタル――わたし、世界は違ってもわたし達と同じモスラ一族がこんなにもいて、仲良くなれたのが凄く嬉しい。
「母蘇羅」、きっとあなたが・・・


シン――・・・モスラ姉妹のみんな!
何処の世界でもいいから、次は数を増やしてもう一回全員集合よ!
絶対!だからねっ!!
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好釦