集合!絶対無敵最強可憐美女姉妹!




シン「モスラ姉妹、三度目のお別れね・・・」
「‐」モスラ『楽しい時間と言うのは、どうしてこうも早く過ぎてしまうのでしょう?』
「VS」モスラ「うん、そうね。でも、出会いがあるから別れもあって、別れがあるから出会いもある。私はそう思うわ。」
「‐」モスラ『わたくし達が今回レオママと出会えたように、ですわね。一期一会のこの出会いに、わたくしは感謝します。』
「VS」モスラ「ええ。今度会う時は、もっと遥ちゃんの事を聞かせてね。」
「‐」モスラ『承知致しましたわ。』
レオ「そうだ、イシュタル。もし次ダガーラに会う時は、海に行ってあげて。」
イシュタル「えっ!?う、うん。でもなんで、レオがダガーラの事を?」
レオ「実は私の世界にもダガーラがいて、境遇もあのダガーラとほとんど同じなの。多分海は好きな所であって、同時に嫌な所でもあると思う。だけどイシュタルがいたら、きっと大好きな所になってくれるはず。だから、お願いね。」
イシュタル「うん。レオの所にもいたなんて思わなかったけど・・・わたし、ダガーラにはずっと笑ってて欲しいから、やってみる!」
レオ「ありがとう、イシュタル。」
シン「まだまだ話したい事はあるけど、それは次回の為に置いとくわ。イシュと一緒に、二回目の訪問を待ってるわね!」
「VS」モスラ「何度でも来たいわ。ねっ、レオ。」
レオ「うん。それに私、お母さんと私が住んでる私達のインファント島もいつか案内したい!」
「‐」モスラ『わたくしもですわ。それでは皆様、ごきげんよう!』
イシュタル「わたし達モスラ姉妹に、守護神『母蘇羅』の加護があらん事を・・・」
シン「絶対無敵最強可憐美女姉妹は、永遠に不滅だからね~!!」






そして、時空を超えた三度目の邂逅(かいこう)は、こうして幕を閉じたのだった。
残された怪獣界の面々は今日出来た思い出の数々を、静かに思い返す。



シン「・・・モスラ一族、最っ高!!」
イシュタル「帰ったら早くこの事を絵にしないと!」
ラゴス・ゴジラ「オレ達ゴジラ一族だって負けてないぜ!なっ、アニキ!」
スペース「あぁ。しかし、こうしてオレ達怪獣同士をわざわざ異世界から『招待』と言う形で呼んで来て、巡り合わせる存在・・・それは如何なる存在なのか、その目的が一体何なのかは疑問に思う事はある。三大神が関係しているのか、それとも神話に伝わる『彼女』こと、超越神の仕業なのか・・・」
ラゴス・ゴジラ「別にいいじゃん、そんな難しい事は。オレは違う世界にもこうしてオレ達みたいな怪獣がいるってだけで、嬉しいんだよ。」
シン「そうよ。出会えた事に理由なんて関係ない、あたしはこの出会いがあるだけでいいんだから。他の事情や理由なんていらないわ。」
イシュタル「それに三大神や『彼女』が関わっているなら、意外にわたし達の為にやってくれてるのかもしれないよ?」
スペース「・・・そうだな。出会った事自体に、深い考えは必要無い。それはオレも同じだ。」


スペース――難しい事は、その時になったら考えればいい。
今はこうして、ゴジラやシン、イシュタルが幸せなのなら・・・



ラドン「た、大変だ~っ!!」
ラゴス・ゴジラ「どうしたんだ、ラドン?」
ラドン「バ、バルが・・・さっきから何処にもいないんだ!」
ラゴス・ゴジラ「えっ?」
シン「バルサンが?って言うか、ここにいたの?」
スペース「合流してからここに来るまで、確かにオレ達と常に一緒にいた。しかし、言われてみれば別れの間は全く見掛けなかったな・・・」
イシュタル「どこかに用事があるとか、行きたい所があるとか言ってなかった?」
ラドン「・・・そういえば、ここに行く途中で『別の世界に興味がある』とは言ってたような・・・」
スペース「・・・まさか、あいつ別世界の面々に着いて行ったのか!」
ラゴス・ゴジラ、シン「「え~っ!!」」
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好釦