集合!絶対無敵最強可憐美女姉妹!




フェアリー『ネェネェ、今ノモスラ姉妹ッテドンナ順番ニナッテルノ?』
シン「今まであたしが長女だったけど、今日限りでレオママに譲ったから、今の長女はレオママで次女はあたし、後は同じよ。」
フェアリー『ソウナンダ・・・デモ、年ノ順ナラ絶対シンガ上ナノニネ!』
レオ「どうして?」
シン「えっ、ちょっとフェアリ・・・」
フェアリー『ダッテ、シンッテ100年ハ生キテルシ・・・』
レオ・「VS」モスラ「「え、ええっ!!」」



フェアリーが唐突に告げた、シンの本当の年齢に唖然とする親子。
シンは頭に手を置いて落胆し、イシュタルも母の落胆の理由をすぐに理解する。
そして「‐」モスラも驚いてはいるが、レオ親子に比べると落ち着いた様子だ。



シン「もうっ!フェアリったらなんで言っちゃうのよーーっ!」
フェアリー『エッ、エッ?』
イシュタル「母さん、この事だけは内緒にしてたのに・・・」
「‐」モスラ『・・・初めてシンにお会いした時、イシュタルとの年齢差をレオに聞かれた際に、どうも様子がおかしいと思っていましたが・・・長命でしたのね。』
イシュタル「母さんは、みんなと出来るだけ同じ距離感でいたいから、年を隠してたんだ。逆にわたしは本当はまだ産まれて4年くらいで、それは怪獣界のモスラ一族が成体になる時、一気に見た目が大人になるのが原因なの。」
「‐」モスラ『なるほど・・・イシュタルの年齢までは予想しきれなかったので、そこは内心驚いてますが・・・』
フェアリー『ゴ、ゴメンネ!シン!』
シン「ううん、もういいわ。きっと姉妹同士で隠し事をするなって事なのよ。流石に他の世界の男子達には言いたくないけど、あたし達は姉妹なんだから・・・!」
レオ「驚いたのは驚いたけど、だからと言ってシン姉さんの事を除け者になんてしないわ。別に悪い事じゃないんだから。」
「VS」モスラ「それに、姉妹同士だからこそ共有し合える秘密なら、どんな事でもいいと思うわ。」
「‐」モスラ『だから、落ち込まないで下さい。年は違っても、シンは立派な姉妹の次女ですわ。』
シン「あ・・・あっ、ありがと~!!やっぱり、モスラ姉妹は最高よーー!!」



ずっとしまっていた秘密が、受け入れられる事で消えて行ったシン。
歩んで来た、年月の差と言う引っ掛かりから解放された彼女の顔はとても晴れやかであり、眩しいばかりの笑顔に姉妹達の顔もほころんでいた。
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好釦