集合!絶対無敵最強可憐美女姉妹!




呉爾羅「だけど、長生きなら俺だって負けてないからな!だって俺は・・・」
「VS」ゴジラ「・・・ちょっとすまないが、あいつと話していいか?」
呉爾羅「え?」
機龍「いや、呉爾羅にも聞いて貰おう。」
ラゴス・ゴジラ「どうしたんだよ、二人共?」
機龍「ラゴス、覚えているか?俺は昔、『初代ゴジラ』で・・・」
「VS」ゴジラ「俺は、『ゴジラザウルス』だった事を。」
呉爾羅、ラゴス・ゴジラ「「はっ・・・!」」



ラゴス・ゴジラと呉爾羅の脳裏に蘇る、こことは違う世界の「ラゴス島」に行った時の事。
島にいた、二人のゴジラ・・・温厚でのんびりとしたゴジラザウルスと、人間への憎悪を秘めた冷酷な初代ゴジラ。
そしてラゴス・ゴジラの思い出にあるそのまた前、機龍と「VS」ゴジラとなった後の姿の二人と出会った、謎の島での思い出。
覚えてはいながらも、繋がっていなかった記憶が今繋がり、それは呉爾羅も同じであった。



ラゴス・ゴジラ「・・・そうだ。そうだったよな。」
呉爾羅「ゴジラザウルスに、初代ゴジラ。」
ラゴス・ゴジラ「今は、こうなってたんだよな。」
機龍「正直、ここに来るまで不安だった。あまりにも違う姿になってるから、戸惑うんじゃないかって。俺はまだ昔に比べたらましにはなってるけど、こっちはまさに初代ゴジラの時の俺みたいだし・・・」
「VS」ゴジラ「そこを察して、スペースがフォローして来た。」



――あいつと、呉爾羅ならお前の昔を知っているからこそ、お前を受け入れる。違うか?


――あいつは今、昔を思い出して悲しみに暮れている。
だが、だからこそああ振る舞っている。
お前達を思っての事だ。
だから、お前達の本心を今こそ伝えてくれ。
きっと、お前達で無いと駄目だと・・・オレは思う。



ラゴス・ゴジラ「アニキが?」
呉爾羅「え、えっと・・・」
機龍「そう固くならずに。俺は色々あって、人間の事はもう許してるから。それにゴジラも、ああ見えて心を許してる人間が何人かいたりするし。」
「VS」ゴジラ「お、おい機龍さん!」
ラゴス・ゴジラ「ははっ・・・お前ら二人も、凄い経験してるじゃん。」
機龍「だけど、姿が変わっても思い出は同じだ。俺もゴジラとこの姿で会った時は戸惑ったけど、こうやってましな関係が出来てるし。だからこそ・・・ゴジラ。」
「VS」ゴジラ「っ・・・だからこそ、お前達は今の俺と機龍さんを見て、どう思う・・・?」
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好釦