集合!絶対無敵最強可憐美女姉妹!
1分程して、湖畔からビオランテが唖然とするモスラ姉妹の元に戻って来た。
「‐」モスラ『あれ、ビオランテさんが戻って来ましたわよ?』
ビオランテ「いつもならそのまま水没させてやる所じゃが・・・お前達の連れなのじゃろ?なら、今回は特別じゃ。」
ビオランテは右手を軽く振って蔦を操り、湖に沈むバトラと「‐」ゴジラを引き上げモスラ姉妹の前に叩き付けた。
すっかり水浸しの二人は引き上げられるや、過呼吸なまでに空気を吸っては吐くを繰り返す。
バトラ&「‐」ゴジラ「『うおっ!ごほっ、ごほっ・・・』」
シン「あなた達・・・何してんの?」
バトラ「い・・・生きてる、俺・・・って、お前・・・!」
「‐」ゴジラ『い、いきなり水がすごいのどの中に・・・ごほっ!』
「‐」モスラ『事情は分からないですけど・・・同じ世界から来た身として、情けないですわ。』
「‐」ゴジラ『けほっ、けほっ・・・あれ、モスラ?』
レオ「お父さん・・・まさか、そんな人だったなんて・・・」
バトラ「レ、レオ!それに・・・」
「VS」モスラ「あなたったら・・・イシュちゃんのデートを邪魔して!」
バトラ「い、いや、こいつがお前になでなでして貰ったって聞いて・・・」
「VS」モスラ「そんな事でどうして乱闘になんてなるの!あなた!・・・元の世界に戻ったら、実家に帰らせて頂きます。」
バトラ「えっ、ちょっ、待って・・・」
「VS」モスラ「レオ、帰ったら家出の支度をするわよ。」
レオ「うん。」
バトラ「な・・・なっ、なんでなんだぁ~!!」
ビオランテ「見せしめも終わった事じゃし、こやつらには帰って貰うとするかの。」
「‐」モスラ『そうですわね。一刻も早く去って欲しいですわ。』
「VS」モスラ「ごめんなさいね。私の夫が貴方に勝手な事をして・・・」
「‐」ゴジラ『い、いや・・・それはいいけど・・・』
「‐」モスラ『レオママさん、ゴジラなんかに謝る必要も、なでなでする必要は無いですわ。』
「‐」ゴジラ『モスラ、なんかつめたいぞ?』
「‐」モスラ『辺りを見渡して、自分の胸に聞いてみる事ですわね。』
「‐」ゴジラ『じぶんの、むねに・・・?』
ショックの余り、放心状態のまま体育座りをするバトラと、何故自分が冷たくあしらわれたのかが理解出来ない「‐」ゴジラ。
バトラ「・・・」
シン「デリカシーが無いんじゃ、姉妹入りは当分お預けね!!あっ、そういえばダガーラとイシュは・・・」
本題を思い出し、シンはダガーラとイシュタルがいる花畑を見る。
しかしそこに二人の姿は無く、疑惑の眼差しでモスラ姉妹の事を見る二人が、シンの隣にいた。
ダガーラ「・・・これは、ドッキリだったのか?」
イシュタル「ねぇ、みんな・・・どうして、ここにいるの?」