集合!絶対無敵最強可憐美女姉妹!
「‐」ゴジラ『じゃあ、あの新しいモスラだけはあれのすごさを知らないんだな・・・よし、早くおしえに行こう。』
チャイルド『とうちゃん、ぼくもいく~!』
かつてチャイルドを昇天させかけてしまった、イシュタルの殺獣チョコの恐ろしさを教えようと、「‐」ゴジラはチャイルドを連れて「VS」モスラの元へ向かった。
「‐」ゴジラ『えっと、お前がレオの母さんのモスラだっけ?ちょっといいか?』
「VS」モスラ「あら、貴方は確か違う世界のゴジラと・・・」
チャイルド『ぼく、チャイルド!はじめまして、れおさんのおかあさん!』
「VS」モスラ「初めまして。チャイルドくんに、お父さん。私の事は『レオママ』って呼んでね。」
「‐」ゴジラ『うん。それでレオママに話があるんだけど・・・イシュタルを早く止めた方がいい。』
「VS」モスラ「イシュちゃんを?どうして?」
「‐」ゴジラ『イシュタルのチョコは、とにかくきけんなんだ。前に会った時にチャイルドがイシュタルのチョコを食べて、たいへんなことになったんだよ。』
チャイルド『んっとね、あんまりおぼえてないんだけど・・・おはなばたけにいっちゃったんだ。』
「VS」モスラ「お、お花畑?」
「‐」ゴジラ『ばくはつおんがきこえて、見たらチャイルドが目を回して、たおれてたんだ・・・レオママはイシュタルの「なまか」なんだろ?だったら、なまかから言ってやってほしいんだ!』
「VS」モスラ「・・・貴方も親だから、チャイルドくんの一件でとても不安なのね。だけど、今回のイシュちゃんは大丈夫よ。」
「‐」ゴジラ『そうなのか?』
「VS」モスラ「イシュちゃんはダガーラって言う子とお出掛けするだけ。それに、今日はチョコは持ってなかったわ。」
「‐」ゴジラ『そっか、よかった・・・じゃあ、うたがってごめんって言ってくるよ。』
「VS」モスラ「いいえ。それは私が言っておくから、大丈夫よ。」
「‐」ゴジラ『そうなのか?レオママ、ありがとな!』
「‐」ゴジラが見せる、満面の笑み。
だが、それを見た「VS」モスラに、ある感情が生まれる。
「VS」モスラ――・・・っ!
あぁ、駄目よ。私の悪い癖が・・・
でも、この二人を見てたらやっぱり・・・
「‐」ゴジラ『レオママ、どうしたんだ?』
「VS」モスラ「い、いえ、何でも無いわ。それより・・・貴方とチャイルドくん、ちょっと・・・頭出して。」
チャイルド『うん!』
「‐」ゴジラ『あたまを?こうか?』
二人が「VS」モスラの方へ頭を出した瞬間、その頭に温かい感触が宿る。
「‐」ゴジラが目を上に向けると、そこには満足気な表情で二人の頭を撫でる「VS」モスラの姿があった。
チャイルド『うぅ~ん・・・きもちいい・・・』
「‐」ゴジラ『な、なんでおれにも・・・?』
「VS」モスラ「いいのよ・・・今は私に身を任せてね・・・」
「‐」ゴジラ『おれ、べつにこどもじゃないのに・・・まぁ、いっか。』
「VS」モスラ――・・・私、今すっごく幸せだわ・・・!
シン「ねぇ、レオママは何してるの?」
レオ「お母さんって、可愛いものを見ると母性愛がどうとか言って、ああやってなでなでする癖があるんです・・・」
イシュタル「で、でも、チャイルドパパも一緒にされてるよ?」
「‐」モスラ『きっと、レオママにとってはゴジラも範囲内なのでしょうね・・・ゴジラって童顔で、子供っぽい所がありますし・・・』
「‐」モスラ――・・・ちょっと、ゴジラが羨ましいですわ・・・