集合!絶対無敵最強可憐美女姉妹!




レオ「それでシン姉さん、決めたい事って何ですか?」
シン「あたし達、大事な事を決めてなかったのよ・・・そう、レオママの姉妹の順番。」
「VS」モスラ「私の順番?」
「‐」モスラ『今の所、シンが長女でわたくしが次女、レオが三女でイシュタルが四女になっていますの。ですから、レオママさんが入った以上は順番の入れ替えが必要なのです。』
イシュタル「う~ん、わたしとレオよりは上だけど、レオママはモスラ姉さんと母さん、どっちより下なんだろう?」
シン「レオママって、何歳ぐらいなの?」
「VS」モスラ「えっと、二十歳くらいね。」
シン「えっ!あたしやモスラより年上!?」
「VS」モスラ「実年齢は違うけど・・・それくらいって言われるわね。」
シン「うそ、同い年か1歳上くらいかなって思ってたけど・・・だいぶ上じゃない!」
「‐」モスラ『レオママさんからは、わたくしやシンとは違う貫禄を感じますわ。』


「‐」モスラ――それに・・・なんだかわたくしの・・・


「VS」モスラ「・・・?どうしたの?急に悲しそうな顔をして。」
「‐」モスラ『いっ、いえ・・・なんでもありませんわ。』
「VS」モスラ「そう。なにか辛い事があったら、いつでも私に言ってね。」
「‐」モスラ『は、はい。頼りにしていますわ。』
レオ「私はシン姉さんには悪いけど・・・お母さんは長女かしら。」
イシュタル「うんうん!なんだかごめんね、母さん。でも、わたしもちょうどいいと思う!」
「VS」モスラ「そう?でも、私はシンお姉ちゃんでも・・・」
シン「・・・ううん。あたしは今日を持って、モスラ姉妹の長女を辞めるわ。」
「VS」モスラ「えっ?」
シン「最初に会った時から、薄々思ってたのよ。レオママってこう・・・あたしよりも母性のオーラに満ちてるって言うか・・・なんだか、立場を下にしたらいけないような感じがするの。」
「VS」モスラ「いいのよ?年齢なんて目安だから私は次女でも全然・・・」
シン「そういうとこが、もうあたしより上なの!だからお願い!新しい長女になって、レオママ姉さん!!」
「VS」モスラ「・・・分かったわ。私、レオだけじゃなくて・・・同じモスラ一族を引っ張っていくわ!」
シン「その言葉、待ってました~!!レオママ姉さん、頑張って!」
イシュタル「五女のわたしも、応援するね!」
「‐」モスラ『頼りにしてますわよ、お姉様!』
「VS」モスラ「ええ!私・・・やってみせるわ!」


レオ――あんなに張り切ってるお母さん、久々に見た・・・
多分、ゴジラさんとラドンさんと一緒にトリオになった時、「トリオの中の影の薄いメンバー」ってキングギドラに言われたのを、地味に気にしてたのね・・・
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好釦