怪獣今昔物語集






ブラウニー「それから、50周年・・・ある意味、ここからが本番だぜ!ケー!
まずは『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』!最近ゴジラ公式が50周年を激推ししてるから、真っ先に分かったよな!
ってわけで当然、オレの悪い仲間・・・獣人界のガイガンを連れて来たぞ!」
ガイガン「オレは厳密には『GFW』版なんだが・・・まぁ、いいだろう。」
メガロ「気にしない、気にしない。」
ブラウニー「・・・オイ待て、なんでメガロがいるんだよ!お前の50周年は来年だろうが!全力で気にするわ!そもそも、ガイガン以外に呼ぶなら共演した龍聖だろ!」
メガロ「だって、どうせ来年はジェットジャガー50周年ばっかりになって僕は忘れられるだろうから、今の内におめでとうして貰っとこうと思って・・・と言うか、ガイガンと一緒にいたいし。」
ブラウニー「・・・そのハブられ感、分からなくないから今回は許してやる。おめでとう。」
ガイガン「確かに、デスギドラ〇〇周年なんて全然聞いたコトが無いからな。それで、他に50周年を迎える作品は何だ?」
ブラウニー「えっとな・・・同じ怪獣映画なら、『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』。」
メガロ「ちゃーん♪」
ガイガン「それは『子連れ狼』の方のダイゴロウだ。しかし、あのマヌケ怪獣と一緒とは・・・複雑だな。」
ブラウニー「同じ怪獣なだけ、まだマシじゃねぇか?この頃は変身ブーム真っ只中だから、特撮ヒーローまみれなんだぞ?例えば・・・『人造人間キカイダー』。」
メガロ「破壊だ!破壊だ!」
ガイガン「ハカイダーじゃなくて、キカイダーだ。まぁ、ハカイダーにも主役映画はあるにはあるが。」
ブラウニー「それと、『超人バロム・1』。」
メガロ「ルロロロロロロロロロッ、ド~ルゲ~!!」
ガイガン「このドラマにでてくるドルゲはかくうのものでじっさいのひととはかんけいありません。」
ブラウニー「『怪傑ライオン丸』・・・」
メガロ「まじめにふまじめに、ズバっと解決!」
ガイガン「どっちも『かいけつ』違いだ。」
ブラウニー「『変身忍者 嵐』・・・」
メガロ「だいじょ~ぶっ♪」
ガイガン「それは仮面の忍者の方だぞ?」
ブラウニー「『アイアンキング』・・・」
メガロ「ウルトラマンの都市伝説!」
ガイガン「ウルトラマンが街を破壊して終わる最終回、の件か?詳細はググれ。」
ブラウニー「『突撃!ヒューマン!!』・・・」
メガロ「漫画が打ち切り!」
ガイガン「ソードマスターヤマトを超える、2ページ2コマ最終回のヤツか?」
ブラウニー「『サンダーマスク』・・・」
メガロ「封印作品!」
ガイガン「特撮版はそうだが、漫画版は大丈夫らしいぞ。」
ブラウニー「『レインボーマン』・・・」
メガロ「死ね死ね団!」
ガイガン「死ね死ね死ね死ね、死んじまえ~!黄色いブタめを、やっつけろ~!金で心を、汚してしまえ!死ね、死ね、死ね死ね~!日本人は、邪魔っけだ!!」
ブラウニー「ハイ、カラオケはそこまで!!何でノリノリでかつ正確に歌えるんだよ、お前!ってか、一問一答みたいに無理していちいちコメントしなくていいわ!キリが無くなるっての・・・他にも『トリプルファイター』とか『緊急指令10‐4・10‐10』とか、吐いて捨てるくらい特撮ヒーローがいるが、1972年のヒーローと言えばやはり『ウルトラマンA』か・・・」


ベロクロン「『ウルトラマンA』50周年と聞いて。」
バキシム「『A』50周年、それはつまり僕達超獣誕生も50周年!」
ドラゴリー「ここで出しゃばらないと、女がすたるわっ!」
ルナチクス「今こそ、超獣軍団大進撃なのら~!」
ガラン「僕も忘れないで下さい・・・」
エースキラー『・・・』


メガロ「うわっ、出た!怪獣の敵!」
ガイガン「ここぞとばかりに出て来たな・・・」
ブラウニー「・・・オレの予知脳が告げてるぜ・・・!ここで悪役が出しゃばると、必ずヒーローがやって来るってな・・・!」
ドラゴリー「ちょっと、変なフラグ立てないでよ!」
バキシム「まぁ、誰が来ようとこれだけ超獣がいれば大丈夫だよ。」
ベロクロン「それに、そんなご都合主義なんてあるわけ・・・」





ウルトラマンエース『テェェェェェェェイ!!』
ベロクロン、バキシム、ドラゴリー「「「ぎゃあああああ~!!」」」
メガロ「うわっ、出た!ギロチン王子!!」
ブラウニー「ほら、やっぱりな!オレの予知脳も、まだ衰えて無いぜ・・・ケー!」
ガイガン「相変わらず、いい切れ味だな・・・そこは認めるぞ、ウルトラマンエース。」
エースキラー『オノレ、ウルトラマンエース・・・!』
ルナチクス「に、逃げるのら~!」
ガラン「影薄なお陰で、助かったぁ・・・」





レッドマン「・・・レッドファイッ!!」
ガラン「」
ルナチクス「に、逃げられないのら!?」
レッドマン「レッドナイフ!!レッドアロー!!レッドフォール!!」
ルナチクス、ガラン「「あべしっ!!」」
エースキラー『ヒデ、ブッ・・・』
メガロ「で、出た!赤いアイツ!!」
ガイガン「噂に聞く通り魔っぷりだな・・・」
ブラウニー「ギロチン王子と赤い通り魔の組み合わせとか、最悪だろ・・・ってわけであの『レッドマン』も50周年、ついでに次番組の『行け!ゴッドマン』も50周年なんだと・・・」
レッドマン「・・・レッドファイッ!!」
ブラウニー「ちょ、待てよ!?なんでオレまでターゲットになってんだ!」
メガロ「カイジュウ、殺すべし。慈悲はない・・・それが赤いアイツ、なのさ。」
ガイガン「解説はいい。ヤツに捕まる前に早くこの場を離れるぞ、メガロ。」
メガロ「りょ~かい。ってわけで僕、今からガイガンとデートに行って来るから、バ、ハ、ハ~イ。」
ブラウニー「おいコラ、お前らだけ先に逃げんなぁ!!オレも一緒に・・・い、行っちまいやがった!?ケーッ!
・・・おーい、ゴッドマーン!聞こえるかーい!」










ゴッドマン「ゴッドマン、かく~だいっ!」 






ブラウニー「・・・よし、本当にどっか行ったな・・・ったくよ、めんどくせぇよ赤い通り魔!本当にゴッドマンが来たどさくさ紛れに完璧な死んだフリしてたのに、何度も何度もレッドチェックしに来やがって!どんだけ怪獣嫌いなんだよ!ケー!
まぁいい、最後の60周年に行くぞ!
・・・とは言っても、言って分かるの二つだけなんだけどなぁ・・・あん?どういう事かって?
じゃあよ、『隠密剣士』とか『秦・始皇帝』とか『怪談 夜泣き燈籠』とか『新諸国物語 白鳥の騎士』とか、言われて分かるか?分かったら逆にスゴいぞ?
ってわけだから、特撮ファンなら黙って『キングコング対ゴジラ』!
・・・だが、キングコングは色々大人の事情で呼べない、近々ゴジバトに出るとは言え大ダコを呼ぶのも何だかなぁ・・・と、言うわけで癪だがキンゴジの記憶もあるらしいゴジラ・レッドを連れて来てやったぜ!」
ゴジラ・レッド「オレも同感だな?何でお前が仕切ってんだよ?」
ブラウニー「親子揃って同じ事を言いやがって・・・!お前と言い赤いアイツと言い、『レッド』って名前のヤツは容赦がねぇのか!」
ゴジラ・レッド「オイ、それだとポケモンの初代主人公のレッドも入っちまうじゃねぇか?オレみたいに、ポケモン界の原点にして頂点の存在だぞ?」
ブラウニー「ソイツはソイツで口数と感情表現がねぇだろうが!それにソイツ、金・銀とかサン・ムーンとかでいきなりバトルになったかと思ったら、ふざけたくらいにレベル高いポケモンを出して来るんだぞ(著者の実体験)!もうこれ赤い通り魔と変わらんわ!」
ゴジラ・レッド「真に強い男は、口じゃなくて背中で語るもんなんだよ。お前みたいにギャーギャー騒いでるようじゃ、まだまだってコトだ。」
ブラウニー「いや、オレはお前より億年は歳上だっての!マウント取ってんじゃねぇ!それはいいから、キングコングと戦った時のコトを教えろ!」
ゴジラ・レッド「キングコングと戦った時のコト?えっとな・・・とりあえずアイツ、自分の毛並み気にし過ぎだろ。最初に戦った時もちょっと熱線浴びせただけで逃げやがったし、二回目の勝負も毛並み気にして熱線撃ったらすぐ逃げやがるし・・・と言うか、二回目は最初からやる気なさ過ぎなんだよ。気球から落とされたまま滑り台みたいな体勢でオレに突っ込んで来たり、中途半端に不意打ちしやがるし、岩に埋めたらそのままぐったりしてやがるし・・・まぁ、雷浴びてからはヤバかったけどな?あれはまさに雷神だ。」
ブラウニー「やたら具体的だな・・・流石は当事者ってワケか?その雷神様の方にも色々聞きてぇ所だが、ホントに今どうしてんだろうな?」
ゴジラ・レッド「多分ファロ島へ帰った、それ以外はオレにも分からん。あれから誰も姿を見てねぇようだし、テレケがモンド島で会ったヤツもこの前ラオと戦ったヤツも、違うキングコングみたいだからな?まぁ、そっとしといてやれ。」
ブラウニー「むぅ、そう言われるとますます行方が気になるぜ・・・ケー。何かモヤモヤするが、最後の作品の発表と行くか・・・『キンゴジ』と共に60周年を迎える作品は、『妖星ゴラス』だ!」
ゴジラ・レッド「『妖星ゴラス』か・・・あれ程地球がピンチになったのも、中々無いんじゃねぇか?」
ブラウニー「彗星とか隕石とかじゃ無くて、黒色矮星・・・つまりは月がぶつかって来るようなもんだからな?日本人もまぁ、こんな昔によくここまで大それたコトを考えるもんだ・・・ハリウッドよ、これが黄金期の東宝特撮映画だ。」
ゴジラ・レッド「月って言うより、死にかけの太陽って感じか?そういや一度X星人が妖星ゴラスが迫って来るとかホラ吹いて、実際に来たのはモンスターXこと龍皇ってオチだったコトもあったよなぁ・・・オレとしちゃ、本物を拝んでみたかった所だな?」
ブラウニー「オイコラ、そう言う変なフラグが立つようなコト言うのやめろ。こんなの来たら流石のオレでも困・・・








・・・あれ?何か空が急に歪み出し・・・」
ゴジラ・レッド「・・・んっ?アレ、妖星ゴラスじゃねぇか?」
ブラウニー「ホントに来やがった!?なんでホントに来るんだよ!来るんなら、マグマとか言うセイウチの方だろうがよ!これじゃあ『人類滅亡シリーズ』のオチみたいになっちまうじゃねぇかよぉ!!
オイ、全部お前のせいだぞ!お前が変なフラグ立てたせいでこうなったんだぞ!どうすんだコラ!ケー!!」
ゴジラ・レッド「アレをブッ壊せばいいんだろ?いい機会だ、100%・・・いや、200%のオレのパワーを見せてやるか!!かかって来やがれこの・・・」
ブラウニー「それ以上言うな!やめろォ!不死身のオレも本体ごと全部消し飛んだらヤベェんだよ!こんな形でくたばりたくなんかねぇんだよ!だから素直に謝れ、頼むから!!作者サマもこいつに頼んでくれェ!ケ~ッ!!」








その後、妖星ゴラスはいきなり現れたゴジラ・アースのフルパワー熱線・・・じゃなかった、荷電粒子砲によって木っ端微塵に破壊され、地球に平和が戻りましたとさ。
めでたし、めでたし・・・





ブラウニー「・・・じゃねぇよ!なんだよこの展開!なんだよこの投げやりな結末はよ!確かに一応アニゴジ世界も獣人界に入ってるみたいだがな、いくらなんでも使い方が都合良過ぎるだろぉ!!
・・・あん?『プロジェクト・メカゴジラ』のオマージュだぁ?うるせぇ!オマージュって言えば、何でも解決すると思ってんじゃねぇぞ!そもそもな、こんな行き当たりばったりの企画を見切り発車で始めやがったのが・・・」








ブルトン「・・・デスギドラの愚痴はまだまだ続きそうだから、この辺りで僕とゴジラが締める事にするよ。とりあえず、だいぶバタバタしちゃったけど最後まで見てくれてありがとう。」
ゴジラ・レッド「これからもオレ達のコト、宜しく頼むぜ。それと、最後に改めて・・・誕生日、おめでとう!!」





おわり!
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好釦