怪獣今昔物語集







前回のあらすじ・・・
あのスペースがアンバーとよくスイーツを食べる仲と知り、勝手にヒリヒリし始める男達。
あくまで「スイーツ仲間」の認識である当人二人を置き去りにして、男達は勝負で決着を付ける事になった・・・






「‐」バラン『此の題名は良く分からんが、要は御前達と漸く決着を付けられると言う事だな?』
ヒジュラス『そう言う事になるな、バラン!今度こそ、貴様達にも味あわせてやる・・・我の恐ろしさをな!そして見ていて下さい、姫!』
僧バラン「悪いが、同志だろうがストーカーだろうがナンパ師だろうが新入りだろうが、加減はせんぞ?琥珀の君とスイーツを食べるのは、拙僧だぁ!」
カント「まことに遺憾ながら、『クイズ アンバーの100のコト』には出られませんでしたが・・・これで、私こそがアンバーさんに最も相応しい男だと証明出来ますね?」
カロル「これに勝てば、自然な流れで女神に謝れるッス・・・だからお前ら大人しく、オレの大義の為の犠牲になれ!つうか燃え尽くせッス!」



スペース「・・・はぁ。こう言う事には巻き込むなと言ったんだがな・・・」
アンバー『わたくしが言わなくていい、と仰るかと思いますが・・・どうか言わせて下さい。
申し訳ありません、スペース様・・・』



レガシィ『そーそー、このままだと人数不足になっちゃうんで~、元アンバーたそLOVEだったレジェっちも数合わせで入るって事で、シクヨロで~す♪』
一同『『「「「なっ!?」」」』』
レジェンド「・・・宜しく頼む。」
レガシィ『だけど、多分ちゃんとルールが分かってないガラパゴス怪獣も多いと思うから、まずルール説明をするよ~♪ってわけで実演するから、レジェっちとその部下の三下怪獣のキミ、カモ~ン!』
カロル「三下怪獣って、オレか?しっかり指差してるオレなんだな?」
カント「早く行って下さい。そして出来ればこの時点でなるべく消耗して来て下さい。私以外のラドン族が優勝するなんて事は、一番避けたいので。」
ヒジュラス『そうだな。貴様は、我と色々被っていると思っていた・・・姫と添い遂げようとする黒いマントを羽織った、灼熱の力と翼を持つ怪獣など、我だけでいい!』
「‐」バラン『勘違い掏るな。貴様等に相応しいのは茶番要員・・・真に相応しいのは、私だ。何故為らば、私はアンバーと同じバラン族にして同じ世界に生きる「同志」だからな!』
僧バラン「それを言うなら、拙僧も同じバラン族の『同志』!誰かを愛する心に、世界の壁など無い・・・つまりは神に通ずる僧の道を生きる拙僧こそが、琥珀の君に相応しいと言う事よ!!」
カロル「お前ら、よくそこまで人の前で本音が言えるよなぁ・・・!ある意味羨ましいわ!」
レジェンド「・・・カロル、始めるぞ。」
カロル「了解ッス、王・・・」
レガシィ『ってわけで、ルール説明タ~イムッ!!ルールは簡単、ジャンケンをして・・・
勝った人は負けた人の頭を叩く!
負けた人は叩かれる前にメットをかぶる!
メットで防がれたらジャンケンのやり直し!
先にメットより早く頭を叩いた人の勝ち!
・・・ねっ、簡単でしょ?』
カロル「・・・あれ?このゲームってピコハンで叩くんだよな?でもピコハン使うって言って・・・」
レジェンド「・・・ジャン、ケン。」
カロル「えっ!?王、ちょっと待・・・」
レジェンド、カロル「「ポン。」」


スペース「パーとグー、レジェンドの勝ちか。」


カロル「ええい、こうなったら絶対防いでやるッスよ!スピードならオレの方が・・・」
レジェンド「・・・!」
カロル「ちょ!!王、それ愛用の刀!しかも鞘にしまったままって事は・・・」
レジェンド「・・・一撃!」
カロル「テールスマッシュは、ダメだってぇ~!!」
ヒジュラス『ふ、風圧だけで我達までぇ~!!』
カント「これはもはや、スマッシュブラザーズだってぇ~!!」
「‐」バラン『遣り過ぎだ、レジェンドめぇ~!!』
僧バラン『な、なんとぉ~!!』



レジェンド「・・・誰も、いない?」
スペース「あれが、タイタンズを統べる者・・・『キング・オブ・モンスター』の力の片鱗か・・・」
レガシィ『あららのアラレちゃんだね~?レジェっちったら~?でもまぁ、都合良く参加者はレジェっちだけになったから・・・優勝はレジェっちって事で、オールオッケー!』
アンバー『え、えっと・・・お、おめでとうございます。レジェンド様。一応、優勝者はわたくしとスイーツを食べると言う事になっていたので・・・貴方が大丈夫でしたら、わたくしとスイーツを食べに参りましょう。』
レジェンド「・・・それは構わない。」
スペース「こんな事に無理矢理巻き込まれたんだ、オレも一緒に行ってもいいよな?」
アンバー『勿論ですよ、スペース様。是非、ご一緒にいらして下さい。』
スペース「ありがとう。お前となら、遠慮なくアイスが食べられるからな・・・それに、お前は余計な事を言わないと信頼しているぞ、レジェンド。」
レジェンド「・・・」
レガシィ『スイーツスペース君は無害だから、ボクちゃんもオッケーで~す♪と言うか、ボクちゃんも一緒にスイーツ食べに行きたいな~?ボクちゃん、一応妻子持ちだから無害なんだけどな~?』
アンバー『はい。レガシィ様もご一緒して大丈夫ですよ。』
スペース「お前は未だによく分からん奴だが・・・オレはいいぞ。」
レジェンド「・・・己も。」
レガシィ『マジで、マジか、マジだ~!サンキューで~す☆』


アンバー、スペースーー・・・あれ?「妻子持ち」?


レガシィ『それなら早速、あそこに見えるサーティワンにマッハでゴー!ゴー!ゴ~ッ!!』
レジェンド「・・・カロル達はバーブにでも探させて、ルンフイとヒオニも呼んでおくか。」







蓮浦「・・・確かに題名に偽りなしだが、『アンバーの100のコト』に参加した自分達が入っていないとは、どう言う事だ!」
マイン『矮小な人類はノーカウント、と言う事ですねぇ・・・オー、マイ。』



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好釦