登場怪獣




アンバー
(5、7、特3、特4、8、特5、特6、特8、今昔、LINE)

性別:女
外見年齢:25歳
身長:159cm
再誕日:2010年9月23日(初めて穂野香と出会った日であり、生年は一万二千年前。)
一人称:わたくし


「‐」世界のもう一人のバランであり、日本を守る四体の怪獣「四神」の西方守護・白虎に位置する怪獣。
元はバラノポーダのアルビノ(白色変異種)で、約一万二千年前に存在した巨大大陸・アトランティスの超古代文明の力によって生み出された。
製作者・バイフーの「生きる芸術品」と言うコンセプトから、怪獣・人間体共に誰もが見惚れる美しさを持っており、基本的に誰にも敬語で接する丁寧な口調・いかなる時にも相手への配慮を忘れない性格・常に礼節を弁えた品のある淑やかな物腰が、それを一層引き立たせている。
しかしながら心を許した者には比較的踏み込んだ発言をしたり、時に大胆な言動をする一面も。
他にも、よく「心」に因んだ熟語や言い回しを発言する事が多い。
その美貌と内面性から彼女に惚れる者は人間・怪獣問わずに多いが、実は既に心に決めた相手がいるようで・・・?
戦闘の際は「風」の元素を使って「‐」バランと同じく風の技を使い、本人の性格から主にサポートに回る事が多いが、「水」の元素を使った氷の精製や「風」の元素と組み合わせて起こす吹雪と言った冷凍技も得意であり、「‐」バランからも自分以上の技巧派だと認められている他、時に高い知能と思考力を活用して素早く効率的な戦略を立案する、指揮にも秀でた面も持ち合わせている。
パートナーの人間は初之穂野香。
勾玉を通じて四神に地球そのものの力「マナ」を与える存在「巫子」にして、初めて出会った時から心を許し合った「心友」。



葵(アオイ)

性別:男
外見年齢:15歳
身長:165cm
再誕日:2010年11月15日
一人称:ボク(アオイ時)、ワレ(アヴァン時)


「‐」世界出身のガメラで、アンバーと同じ「四神」の北方守護・玄武に位置する怪獣。
パートナーの人間である能登沢憐太郎の素直さと、巫子・守田紀子の大人しさを受け継いだ好青年。
名前は「素直・誠実・逞しい・威厳のある・(外見から)可愛らしい・凛とした、と言う意味がある」、「『まもる』とも読める」、「漢字を変えると『碧』にもなる」点から憐太郎と紀子が考えた名前が由来。
子供が大好きで、空気を読みつつ自分の思った事や相手が喜ぶ事を言ったり、常に相手を思いやる優しさを持っている事から、「ぽかぽかな太陽のような人」と評される。
しかし、アオイの人格は再覚醒した際に憐太郎が飼っていた亀「ガメラ」が取り込まれて偶然生まれた仮の人格で、本来の人格「アヴァン(玄武の真名に由来)」は製作者・シェンウーの「最強の存在」の意向が極端に現れてしまった、情け容赦を知らない残酷かつ残忍なバトルマニア。
「全て灰塵に帰す太陽」を自称し、自分こそが真(まこと)の玄武であると言う理由を付けて常にアオイと入れ替わる機会を伺っており、アオイが弱ったと判断するや強引に入れ替わろうとする。
普段からアヴァンを抑え込めているのも、アオイの意志の強さと憐太郎・紀子の支えがあってこそである。
アオイ時は碧色の瞳・セミロングヘアーに加えて名前もあり、初見の者からは女性にすら間違われる穏和な雰囲気の中性的な外見で、地味に女装が似合う「男の娘」系男子。
アヴァン時は瞳・髪色が紅く変わり、恐怖感を植えつける程に荒々しくワイルドな雰囲気になる。
戦闘では両者共通で「火」の元素を使った手足からの火焔と、二本のナイフを二刀流で使っての攻撃を行う。
アオイ時は掌底を駆使して攻撃を受け流したり、跳躍を駆使した攻撃を繰り出したり、「地」の元素で体を硬質化したり等、攻守を使い分けたバランスの良い戦法で戦うが、アヴァン時はひたすら苛烈で自身へのダメージも厭(いと)わない、攻撃一辺倒の戦法を取る。



ユウミ
(番4、今昔)

性別:両性(女寄り)
外見年齢:24歳
身長:167cm
再誕日:2010年6月21日
一人称:オレ


「‐」世界出身のギャオスで、四神・南方守護の「朱雀」に位置する怪獣。
サバサバとした姉御肌な性格。だがやや怒り易く男口調なので、アオイとは逆に抜群のプロポーションを持ちながら、男ではないかと初見の者からは思われてしまう。
しかし、パートナーの巫子・逸見樹には「ママ」を自称してまるで母親のように接し、時に樹が困惑する位に彼を溺愛している親馬鹿な面も。
これは樹が性同一性障害かつ母親を早くに亡くした事、製作者・スーツェーの「母親代わり」の願望が入っている事、両性故に父性も持ち合わせていた結果だと言える。
最初は樹の父・亨平(きょうへい)からは怪獣が母親になどなれるか、と存在そのものを否定されていたが、樹の幾度にも渡る説得と「樹のママ」になろうと必死に努力する姿を見て考えを改め、今は「仮母親」として亨平から認められている。
面倒見も非常に良いので、意外にも子供から好かれる身。
ギャオス一族としては非常に珍しい、悪事や曲がった事が大嫌いな性分で、そうした相手は残虐なまでに叩きのめす。
名前の由来は、樹の母親・夕和(ゆあ)の候補名だった「夕美」から。
戦闘時は四神随一の超高速で動きながら、「火」と「風」の元素を混ぜた熱風や鎌鼬(カマイタチ)を繰り出す他、両元素を結合させて人指し指と中指の間から放つ閃光の刃「超音波メス」は、鉄をも簡単に細切れに出来る切断力を誇る。



リキ

性別:男
外見年齢:47歳
身長:192cm
再誕日:1963年2月4日
一人称:わし


「‐」世界出身のマンダで、四神・東方守護の「青龍」に位置する怪獣。
製作者・チンロンの「画竜点睛(がりょうてんせい)」の意向を受け、一見すると厳格そうな外見だが、実際は気さくでノリの良いおじさんで、本人曰く「いなせ」なマフラーがチャームポイント。
パートナーの巫子であるジュリア・R(ラント)・グレイスの話に合わせる為、人間社会のトレンドにかなり詳しいが、若者言葉を妙なタイミングで使う事が多い。
複雑な家系の事情から外の世界に出られないジュリアの昔からの遊び相手でもあり、ジュリアも彼をとても強く好いている。
ジュリアを守る騎士(ボディーガード)を自認しているが、同じくジュリアの騎士にして彼女の幼馴染みの蘭戸弦義(つるぎ)からはジュリアを巫子の運命に巻き込んだ元凶として嫌われており、彼との接し方に日々頭を悩ませている。
名前の由来は、本人曰くはミナミにいる方の「マンダ」の中の人の名前らしい。
戦闘の際は「水」の元素を使って周囲の水・・・それこそ空気中の水分子をも自在に操り、いかなる場所でも不自由なく戦える。
大量の水を手足の様に扱い、大水流で豪快に相手を押し潰すのが得意。
アオイと同じく「地」の元素で体を硬質化する事も可能だが、彼はどちらかと言えば下腕部を硬質化させて手刀やラリアット、コブラツイストを繰り出したり等の攻撃用に使う。



天乃狭霧(ネブラ)
(今昔)

性別:不明(服装は女寄り。)
外見年齢:15歳
身長:153cm
生年月日:12月29日(初めて多紀理と会った日、生年は不詳。少なくとも数千歳。)
一人称:ワタシ


九州・大分県の竹田市にある、年中霧が発生する山「狭霧山」の山頂近くの湖「紫苑(しおん)湖」に潜む、幻の怪獣。
白亜期末の大量絶滅を辛くも生き伸びた首長竜の末裔であり、数千年前から紫苑湖で暮らしている。
まるで日本人形のような印象を与える、男女両方にも見える中性的な容貌で、包帯で覆われたその薄水色の眼は生まれながらの盲目であるが、後に開眼した「心眼」で辺りの様子を察知する事が出来る。
「霧笛」のようと例えられる通りの良い声に古風な喋り方をしており、場所の事を「國」と表現する。
あまり社交的では無いものの、「心眼」で邪(よこしま)な念が見えなかった者・・・特に、共振する個性を持った者にはとても優しく接する。
普段はおとなしく感情表現も乏しい方だが、一度怒ると誰にも手が付けられない程に暴れ、見た目に反して力も強い。
人間体の外見は、かつて同じ「居場所無き盲目」として人と怪獣の垣根を越えて心を通わせていた少女・多紀理(たきり)を「心眼」で見た際の姿を参考にしており、神体としての名前「天乃 狭霧(あめの さぎり)は多紀理の先祖(本家)が古事記に登場する、霧と異界との境界を司る神「天之狭霧命(アメノサギリノミコト)」から拝借したもの。
神体での名前の通り、霧をある程度自在に発生させる事が可能で、狭霧山に年中霧が発生する原因。
これを使って周囲のものを捉えやすくすると同時に、人間達から見つかりにくくしている。
そして霧の中でなら異界との「境界」を越え、異世界と「‐」世界を繋ぐ事も可能で、異世界以外にも死後の世界や反物質世界へも繋げられるが、自分は繋いだ先の世界へ行く事は出来ず、悪しき者や騒動を呼び込む可能性が高い事から、余程の事が無い限りは使わない。
攻撃する際は緑色の扇子「弧獨(こどく)」に風を纏わせ、霧混じりの猛風「息吹」で相手を吹き飛ばす。
パートナーの人間は明治42年(1909年)の「ある出来事」までは多紀理で、今は彼女の子孫「勇魚(いさな)」と交流があるらしい。

※仮設定?
実は1万2千年前、アトランティス文明で四大元素を制御する為に黄龍よりも早く作られた、言わばアトランティス出身怪獣達のプロトタイプ。
結果として四大元素全てを扱う事が可能になったが、力としては微妙にしか扱う事が出来ず、盲目なのもあって失敗作として封印され、数千年前に起きた地盤沈下によって復活するまで眠りに付いていた。
それから次に作られた黄龍は「雷」の元素まで加えた結果、逆に力が強すぎて制御出来ない存在になった為、四神は四大元素を分担して扱い、「雷」の元素は扱えないようにし、巫子と勾玉で力を制御する仕組みになった。
扱えるキャパシティは少ないが、圧倒的な経験の差と万物を捉える「心眼」持ちである事から、四神達以上に熟練された技巧で四大元素を使いこなす「達人」。
霧は「火」と「水」の元素で周囲に温度差を作って起こしている他、「地」の元素で植物を操る事が可能。
「息吹」も最も扱いやすい「風」の元素を使っての攻撃であり、更に「火」「水」「地」の元素を掛け合わせて炎・水・木の葉を足した風撃「紫苑之息吹‐(炎・水・地・全)乃型‐」を使えるが、体への負担が増えるのであまり多用しない。
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好釦