HEAD to HEAD to HEAD
デスギー「・・・まさか、あのラクスとウマが合う奴がいるなんて・・・」
ドゥッカ「オレはあのザ・ニュー神父と本気で仲良く出来そうな奴が現れた、ってのが驚きだがな?」
龍皇「戦力にはなるが、王になるためには同族を手に掛ける事すら厭わない・・・あの男は、恐らくそう言うヤツだ。」
アパシー(ドゥエ)「『いきなり喋り出したぞ、こいつ!』」
ブラウニー「オイ、こいつ呼ばわりはやめろ。このお方は今こそセーブ形態であるモンスターXの姿をしているが、本当の姿はギドラさんの双子の兄にして、獣人界のギドラ族を管轄する、オレ達の実質の長・・・カイザーギドラこと『龍皇(リュウオウ)』さんだぞ?」
ラクス「龍皇・・・ジークフリードか?」
アパシー(ウノ)「カイザー、つまりギドラ族の『皇帝』と言うわけか。こちらも随分な立場だな?」
龍皇「カイザーの姿と力を見たければ、見せてやっても良いが・・・後悔するだけだ、止めておけ。三分の一人前の未熟者。」
アパシー(ドゥエ)「『三分の一人前?なんだァ?てめェ・・・』
(トレ)『ドゥエ、キレた!ちなみにぼくはカイザーが見たいな~!』
(ウノ)『余計な事を言うな、トレ。』」
龍聖「あまり新入りを煽るな、龍皇。」
龍皇「煽ってはいない、事実を突き付けているだけだ。龍聖。」
アニトヤ「まぁ、カイザーギドラがトンデモ強いのは多分ホントだよ?」
ドゥッカ「オレ達の世界にもカイザーギドラがいたようでな、『最終戦争』の勝者とかほざいてやがる無駄に強いあるゴジラ族を、あと一歩と言う所まで追い詰めた強豪らしい。」
シューニャ「だが、転生自体はさせられたようだが所在は未だ不明だ。案外、以前の俺達のように封印されているのかもしれんな?」
アパシー(ドゥエ)「『そうかいそうかい!そんなにカイザー様が強ぇってなら、戦場で是非拝みてぇトコだなぁ?楽しみにしといてやるよ!!』」
ブラウニー「封印されしギドラかぁ・・・インファント島に封印されてるらしい、オレの生みの親の『龍爛(リュウラン)』か、『怪獣忠臣蔵』でボコられて亡霊になった『龍鬼(リュウキ)』を復活させられれば、ゴジラ共が相手でも絶対勝てるんだがなぁ・・・」
龍聖「冗談でもそれは止めろ、ブラウニー・・・!」
龍皇「・・・そうだな。どちらも我々をも滅ぼしかねない、危険過ぎる存在だ。絶対に止めておけ。それとも、お前はデスフォデスを『悪しき怪獣達』に加えたいと私が言おうと、文句は一切言わないのだな?」
ブラウニー「えげぇ!?そ、それには全力で反対するぞ!ケーッ!!」
龍皇「なら、黙っていろ。」
ガイガン「ちょっとお待ち下さい、カイザー様。その件には流石にオレも全力ゼンカイで反対しますよ?」
龍聖「案ずるな、ガイガン。あくまで引き合いに出す名前を選べ、と言う例えだ。私もデスフォデスなど加入させる気は無い。」
ガイガン「ほっ・・・」
ルケティウスーー・・・そのデスフォデスがいる「何処か遠くの名も無き惑星」に我もいて、彼とは配下のような間柄なのだと知ったら、ガイガンとブラウニーはどう反応するのだろうね?
いきなり我の元に転がり込んで来た時は驚いたが、少なくともあの二人にとって良い手綱となりそうだよ・・・!
デュオ『キヒヒッ!アイツらを服従させるのが楽しみだなぁ、ルケティウス!キッヒッヒ!』
龍聖「服従?」
ルケティウス「いや、こちらの話さ・・・我の配下にしようとしている者がいてね、あまりに言う事を聞かないから、服従させる為の方法を考えているんだよ。」
龍聖「・・・そうか。」
龍皇「・・・」
トリア『こら、デュオ!ルケティウスの本音を喋っちゃダメ!喋っちゃダメ!』
デュオ『ホントの事言って、何が悪いんだよ!』
ルケティウス「ケンカしては駄目じゃないか、デュオ。トリア。誤解されなければ、別に構わないのだから・・・」
龍聖「・・・話を戻すぞ。余は同じ亡霊のギドラ族ならば、「‐」世界にいたギドラ族達を復活させた方が余程良いと考えている。キング・カイザーに加え、『クィーン』と呼ばれるギドラ族を生み出せる女王ギドラ、それに大量の兵隊ギドラ族が手に入るからな。」
ラスール「おやおや、女王ギドラが別の世界にはいたのかい?しかも、あたしの分身みたいにギドラの兵隊を生み出せるなんて・・・これは聞き捨てならないねぇ♪」
ラクス「ギドラの大軍・・・それは一度は喰らってみたいものだ・・・」
龍皇「その世界のカイザーギドラはセーブ形態がデスギドラで、キングギドラにもセーブ形態があるらしいな。私も興味はある。」
アサナ「でもさ、その兵隊ギドラの中にデスギドラがわんさかいるんだよね?何か、ボクまでザコ扱いされそうだからボクは嫌だなぁ。」
デスギー「デスギドラが、ザコ!?お、おれの立場がますます無くなる・・・!」
ブラウニー「ケー!なんか、カイザーのかませみたいな扱いじゃねぇか!」
ティフォン「そんな興味すら沸かん雑多なギドラ共の事より、我が龍爛とやらに心底興味を抱いている事の方が重要。何せ、我の平行同位体・グランドギドラであると言う共通項が存在するからな?」
アサナ「すこぶるどうでもいい。」
ラスール「待ちな?ティフォンとやら、その言い草はあたしの話にも興味が沸かない、って言いたいのかい?いい度胸だねぇ?」
ティフォン「それは実に遺憾だな?貴様の話に興味が沸かないとは、一言も断言してはいない。我は我の話の方が重要だと、発言したに過ぎない。早急に認識を改善せよ。」
ブラウニー「いや、それ大して意味変わんねぇって!」
ラスール「はぁ・・・あいつとは、話にならないねぇ?」
龍聖「あの男と話を合わせようとは、最初から思わない事だ。好きに言わせておけ。」
アパシー(ドゥエ)「『あの野郎、どんだけ自己中なんだっての・・・ウザイを通り越して、呆れ果てるぜ。』
(ウノ)『身勝手の極意、と言う事か。』
(トレ)『そう?ぼくとしてはオモロー!だけどね~。』」
アニトヤ「トレ君もそう思う?おれもフォン君は存在自体がネタって感じで、見てて飽きないよ♪」
ルケティウス「我としては、もう少し譲歩する事を覚えて欲しいね・・・」
ドゥッカ「つうか、俺はあの金メッキ野郎と同族って思われるのが癪なんだがな?」
アパシー(ウノ)「私もどんな輩がいようと構わん。『破壊神』のメッセンジャーと言う必要最低限の役割はあるのだからな。」
シューニャ「メッセンジャー?貴様も、『破壊神』と繋がっているのか?」
アパシー(ウノ)「そうだ。ちなみにラクスもラスールの姉御も、メッセンジャーとしての力がある。」
ラクス「我らは全て、『破壊神』の手により生み出された存在・・・よって、我らが『破壊神』と繋がっているのは当然の摂理。」
アサナ「それ、デスギー君の唯一のアイデンティティがなくなったって事だよね?」
デスギー「!!?」
ラスール「そう言うわけで、これからはデス共々『破壊神』のメッセンジャーとしても、宜しく頼むねぇ?」
アパシー(トレ)「『破壊神』に言いたい事があったら、ぼく達にも言ってね~?』
(ドゥエ)『俺はあんましデスギドラみたいにパシリ扱いするってなら、容赦しねぇぞ?』
(ウノ)『それと・・・我らに「協力」しろと言うのなら、我らにも「協力」して貰おうか?我らの宿願はあくまで、ザーゲを地獄に叩き『堕とす』事だからな?』」
ラクス「私は必ず、デアを喰らう・・・だが邪魔者が現れるなら、その排除は要求するかもしれない。」
ラスール「そうだねぇ。あたしもシン・ゴジラのボウヤに、落とし前を着けたくてしょうがなくてさ・・・協力してくれるってなら、あたしもあんたらになるべく協力してやるよ・・・『持ちつ持たれつ』、ってやつさね?」
龍聖「それは当然分かっている。内容にもよるが、出来る限りの協力は約束しよう。」
ラスール「それなら、助かるねぇ?さぁ、待っておれよシン・ゴジラ・・・あんたへの落とし前、この恨み晴らしておくべきか・・・!」
アパシー(ウノ)「楽しみだな、ザーゲ・・・貴様が『王』の座から堕ち、我らが真の『王』になるその日が・・・!!
(ドゥエ)『そしてそん時は、野郎に従った事を後悔させてやるからなぁ!!タイタン共ぉ!!』
(トレ)『みんな、またぼくらと遊ぼうね~!!みんな血祭りだよ~!!』」
ラクス「・・・今度こそ喰らうぞ、デア。」
デスギーーーおれ・・・こんな中で、メッセンジャーとしての役目もあいつらに取られて・・・一体これから、どうすりゃいいんだぁ!?
ブラウニー「・・・ドンマイだぜ、デスギー?」
デスギー「・・・ありがとうな、ブラウニー。」