私と、ワルツを




交流の終了後、一同は人間界に戻ってお別れの挨拶。全員「招待」状を見て今回が人間界にとって最後の「招待」になる事を知っていた。
それから異世界の怪獣達がエレベーターで帰還しようとした直後、生き延びていたデストロイアが登場。
メテオライトの欠片でエレベーターを破壊し、「招待」怪獣達を次元の狭間に追放しようとする。
「VS」ゴジラは刀を取り出しバーニングに、機龍は目を赤くして暴走状態に、レオは「鎧」モードになってデストロイアを止めようとするが、彼の手によって召集され、GNウォールの特性を再現した粒子を纏ってパワーアップした「勝手に侵略者」達の襲撃もあって上手くいかず、メテオライトから引き出した破壊神の力でパワーアップしたデストロイアに「VS」ゴジラ・機龍の二人がかりですら互角の状態に。
「招待」怪獣達もエレベーターに入ってしまって干渉する事が出来ないまま、デストロイアがエレベーターを破壊しようとしたその時、護国聖獣達が帰還し加勢。
呉爾羅はラゴスにメテオライトを破壊できるのは自分以外にはラゴスしかおらず、その為に「心を具えろ」とアドバイスする。
呉爾羅「『心火』だ、ラゴス。心の炎を、とことん燃やせ・・・心火を燃やして、ぶっ潰せ!!」

アドバイスを受けてラゴスは特殊な光線を放ち、メテオライトの欠片を破壊。
更にそれを見て発奮したJr.が、デストロイアへの恐怖を怒りと克己心と皆を守りたい思いで克服し、ミレゴジ化して放った赤い熱線でデストロイアを退ける。
Jr.「来いよ、デストロイア・・・!俺はもう、お前なんか怖くねぇぞ!!」

アイレナ・「VS」モスラの鱗粉によって粒子の効果も打ち消され、キングギドラの腕を引っ掻いて取った皮膚で無理矢理ギドラDNAを体に取り込んだ「VS」ゴジラが「超ゴジラ」となり、引力インフィニット熱線でデストロイアと「勝手に侵略者」達をまとめて空の彼方に爆ぜ飛ばす。
呉爾羅は今までの間、異世界から来たガジャ・ナーガの助けも借りながらアンティヴァースとこの世界との繋がりを絶つ、通称「嫌がらせ」を行った事でもう「勝手に侵略者」達が悪しき怪獣達とのコンタクトを取れなくしたと告げる。
呉爾羅「えっと、ランディ・バースだっけ?そことの繋がりを切ってたんだよ。」
最珠羅「アンティヴァースだ。」

呉爾羅は自分のせいでもうこの世界の怪獣達が「招待」に参加出来なくなった事を恨んでもいいと言う。
呉爾羅「・・・俺を怨んでくれていい。俺、怨まれ慣れてるし。」

が、呉爾羅を責める者は誰もいなかった。
そして去って行く「招待」怪獣達に「VS」ゴジラ達は手を振り、人間界最後の「招待」は終了した。



それから三ヶ月後の2018年11月29日、各場所で怪獣達はパートナーの人間達と交流。
その夜に「VS」ゴジラは広島の慰霊碑前に祈り、やって来たガメラと会話。
「VS」ゴジラ「ガメラ・・・俺達は、永遠に違う道を行き続ける。俺達が交わる事は、無い・・・だから、お前は人間達の中で生き続けろ。」
ガメラ「・・・ゴジラ、なら俺は永遠に運命に抗い続ける。そして、勝ってみせる。悪にも、神にも・・・君にも。俺は絶対に、君を含めて全てを救う。」
「VS」ゴジラ・ガメラ「「・・・さよなら。」」

二人は笑みを浮かべながら、それぞれ反対の道へ歩いて行く。
「VS」ゴジラは機龍・Jr.・「VS」モスラの元へ、ガメラはイリスの元へ。
その様子を天から呉爾羅が見守り、今日も地球は回って行く・・・(完)

呉爾羅「回る、回るよ、時代は回る。喜び、悲しみ繰り返し・・・
今日は倒れた旅人達も・・・生まれ代わって巡り会う・・・っと。」
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好釦