レガ母蘇・愛の物語「暇を持て余した神々の遊び」







夜の怪獣界、生き残りの丘・・・



ラゴス・ゴジラ「・・・あれ?ここ、何処だ?オレ、寝てたよな?」
レガシィ『そうだよ~?だからここはキミの夢の中ってわけさ、ラゴス・ゴジラ君。』
ラゴス・ゴジラ「あっ!あんた、この前の『招待』の時にいた・・・えっと、レッサーコング!」
レガシィ『レガシィコング、ね。人の事をレッサーパンダみたいに言わないでくれるかなぁ?』
ラゴス・ゴジラ「あっ、ゴメン寝惚けてた・・・それで、『招待主』が何の用なんだ?もしかしてオレの疑問に答えに来てくれたのか?」
レガシィ『あれれ、そこまで勘繰ってたの?能天気そうに見えて、油断ならないねぇ・・・それなら話は早いや。ボクちゃんはキミがあの時何か聞きたそうにしてたって聞いて、夢枕に立ってあげたんだよ。質問次第じゃ曖昧にするかもしれないけど、ノーコメントとは言わないつもりだよん♪』
ラゴス・ゴジラ「そっか、じゃあ・・・その招待主の中に、『創造神』と『守護神』っているか?あのブルトンって奴と・・・後は、オレが知ってる奴も。」
レガシィ『ん~、え~っとね・・・』
ラゴス・ゴジラ「オレ、この前あんたとブルトンの事見て・・・もしかしたらオレの疑問に答えられる存在かもしれない、って思ったんだ。でもなんかワケありみたいだし・・・だから、答えれる範囲でいいから答えてくれ。」


レガシィーーそれ、正直答えられない質問なんだけどなぁ・・・
でも、母蘇羅たんもゴジさんもビオちゃんもああ言ってたし・・・






ーーゴジラ・ラゴス・キングの中に疑問が積もり過ぎた事で、心が乱れかけている。
奴の心が乱れれば、怪獣界に何が起こるか分からない。
・・・最悪、他の世界も。


ーーじゃが、まだ私達が教えるわけにはいかん・・・だから、勝手に「招待」に参加したお前が行って来るんじゃな。
口だけは達者なお前なら、大丈夫じゃろ?


ーー少しだけでいいの。あの子の疑問を解消してあげて。
お願い、レガシィちゃん。






レガシィーーまっ、ボクちゃんもキミの「正体」を知ってるからこそ、興味はあるんだけどね。
でもまだ、キミは知る時じゃない・・・それなら・・・


ラゴス・ゴジラ「やっぱ・・・無理か?」
レガシィ『・・・キミがそう思ってるなら、きっとそうなんじゃないかなぁ?ボクちゃんから言えるのはここまでだけど・・・分かってくれるよね?』
ラゴス・ゴジラ「・・・あぁ。あんたは嘘は言ってないみたいだし、オレはあんたの言葉を信じる。ありがとな。」
レガシィ『ボクちゃんも、サンキューで~す☆多分いつかは分かる日が来るから、それまでは素直に「招待」を楽しんだらいいと思うよ?だって、ボクちゃんみたいなイカした悪人がいると思うかい?』
ラゴス・ゴジラ「・・・確かに。」
レガシィ『ちょっと、ちょっとちょっと!なになに?その間?』
ラゴス・ゴジラ「いや、悪い奴じゃないって思うんだけどさ、なんかつかみ所が無いから心を読みにくいし、確かキングコングはあんたと話しながらしかめっ面してたし・・・」
レガシィ『ボーちゃんは基本しかめっ面だから、そこで判断しちゃダメ!ダメ!こうやってキミの質問に答えてあげたんだから、信用くらいは欲しいなぁ~?』
ラゴス・ゴジラ「分かってるって。そこはすごく感謝してるし、ちょっと気が楽になった。」
レガシィ『でしょでしょ?じゃあ質問が無いならボクちゃん、愛の巣に帰るよ?』
ラゴス・ゴジラ「あっ、最後に一つ・・・ガジャ・ナーガは元気か?」
レガシィ『・・・モチのロン、さ。それじゃ、チャオッ♪』
ラゴス・ゴジラ「おう、じゃあな。また会おうぜ!」


ーー・・・やっぱ、オレの思ってた事は正しかったんだ。
レガシィはいつかは話してくれるって言ってたけど・・・じゃあ、いつか会えるんだよな?
「創造神」、あんたに。










レガシィ『さぁて、頼まれ事は済ませたし・・・ここからはイッツ、ショータイム!
今日は「キスの日」だから、キミとチューしちゃおっかな♪母蘇羅たん☆』
母蘇羅『そうなの?じゃあまた私とキスしたいのね?いいわよ、レガシィちゃん。』
レガシィ『イェェェェイッ!!母蘇羅たん太っ腹ぁ♪じゃあ早速・・・あべしっ!!』
ビオランテ『やめんか、たわけがっ!母蘇羅も恐ろしい事を言うでないわ!』



この後、レガシィコングは終始ビオランテの蔦に絡め取られ、キスの日にキスする事は出来なかったと言う・・・






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好釦