ロダン温泉湯煙事件 前編・後編







カント「さて、別れの挨拶は終わりましたでしょうか、皆さん。それでは、またのご来訪を・・・」
カント、ドゴラ、ジン、えんば組「「「『『お待ちしています!』』」」」



そして約束の時間になり、「招待」怪獣達は元の世界に帰って行った。
獣人界の怪獣達もまた、各々の場所へ帰って行く。



キングシーサー「途中まで一緒ですね。色々ありましたが、今日の思い出を語り合いましょう。シゾットさん。」
シゾット「あ、あぁ・・・」
ベーレム『ヨカッタネ、シゾット!』
セラフィ「明日、怪獣島のみんなに今日の事を話しに行くから、みー君も一緒に来て。」
サバイヴ「おう、分かった。」
シン・ゴジラ(蒲田くん)「かまはブルトンがあっちにきて、っていってたからいくね!みんな、またかまとあそんでね!あそんでくれないと、ぶぅ~っ!だよ!」
リトル「だいじょうぶだよ、かまたくん。僕もみんなも、いつでもかまたくんとあそぶよ!」
ゴジラ・レッド「お前はもうオレ達と同じ、立派なゴジラ一族の仲間だ。『ブルトン五つの誓い』は守りながら、また来いよ。それからカント、下心出すのも程々にしろよ?じゃあな!」






カント「はぁ・・・貴方に言われなくても分かっていますとも、ゴジラ・・・」
ドゴラ「とりあえず、今後のかんし役はえんば組のたんとうね。」
えんば組『『『ぎょい!』』』
ジン「まぁ、今回ばっかりはバチが当たったって言われても、仕方ないですねぇ。流石のオレもこんなの出来ませんし、うらやま・・・じゃなくて、やり過ぎですし。」
ヘドラ「ところでここ、泥風呂ってある~?」
ジン「アイエッ!?」
ドゴラ「それにしても、うわさのゆうれいの正体がヘドラさんだったなんて。」
カント「そ、そんな物は無い!いいから帰ってくれ!」
ヘドラ「な~んだ、そっかぁ。じゃあ僕、また新しい家を探しに行こっと・・・
汚れちまった、海♪
汚れちまった、空♪
いきものみ~んな、いな~くなって、
野も、山も、だまっちまった~♪」



突然の参加者にして、カントの自信をどん底にまで叩き落としたヘドラもまた、次の住処を探しに宇宙へ飛び去って行った。



ジン「あ~、びっくりした・・・忍者のオレを驚かせるなんて、忍者の素質はありそうだけどさ。」
カント「君が入れば何処も泥風呂、いやヘドロ風呂になるじゃないか・・・勘弁してくれ・・・」
ドゴラ「カントさん、あれからずっとおちこんでたね・・・でも私は同じ宇宙怪獣として、ヘドラさんのブレなさは見習わないと。」
カント「全く、折角ロダン温泉にまで連れて来れたと言うのに、『骨折り損のくたびれ儲け』だったよ・・・」
ドゴラ「私はみんなとコーヒー牛乳のめたりして、たのしかったよ?」
ジン「カントさんはずっと警備室にこもってたから、そう思っちゃうんですよ。やっぱ、ここはみんなと一緒に温泉を楽しまないと!」
ドゴラ「だから・・・最後はみんなでいっしょにお風呂入ろ?カントさん。」
カント「えっ?」
10/13ページ
好釦