イッツ・ア・スモールワールド
・・・ここまで来たら、以前から登場済の怪獣達についても書いて行きます!(汗)
こちらも一部を除き、本作での登場順です。
・ゴジラ・レッド
獣人界が舞台なので、当然かつ満を持して今回の表主人公に。
副ブログに書いてあった「外出用のコート」や、設定で存在するバーニング・G・スパーク熱線、「歴代ゴジラの記憶と宿命を受け継いでいる」と言う独自の立ち位置などの細かい設定を出してみたり、真主人公の蒲田くんとは熱い衝突・説教・交流、裏主人公のカントとは本気バトルにこれまた熱くも何処かクールな見えない絆、特別編1で既に対面済のこれまた裏主人公のダガーラとの会話、初登場時から変わらないキングシーサーへの熱き愛情など、過去作でのフラグや関係性をなるべく拾うように努力しました。
それにより様々なキャラが入り乱れる本作において、文句無く主人公と言える存在感が出せたかと。
・キングシーサー
ドゴラが囚われのヒロインと言う事で、「‐」モスラと共に戦う強いヒロインとして、ゴジラ・レッドへの深い想いを全編通して強く描写しました。
ミラクルアイやインファイターっぷりも描写出来ましたし、第三弾特別編のカメオ出演から第七弾での本格登場を経て、ようやくちゃんと登場させられたと言える出番を与えれたと思います。
・セラフィ、イム
本作でしか出せないであろう「ラーバ」期の登場ですが、ブラウニーによって昔のトラウマを掘り返されながらも毅然と立ち向かえたのは、間違いなくチハヤ達・・・モスラ姉妹との交流で得た今の「強さ」があったと言う事をちゃんと描きました。
尺はともかく、サバイヴとの関係も出せましたし。
イム人間態は執筆中に皇さんがお描きになっていたので、土壇場で出しました。「チハヤ、降る」での描写のお陰で彼女にもまた、はっきりした役割を与えられました。
・レジェンド
前半では初登場時から描いて来た「子供に好かれる」設定を、今回モロに受けた形ですf^_^
それでも「アーメンの日」で浮上したアンバーへの自覚無き思いをそこはかとなく出してみたり、品川くんと言うハンディがある中で格を落とさぬ活躍をさせたりと、今回も中々美味しくいぶし銀さを損なわない役回りだったと思います。
キングコングとはもう少し絡ませたかったですが・・・あくまで、今回は挨拶代わりだったと言う事で。
・愛美華さん
紹介がてら登場させた「アーメンの日」を経て、個人的な願望で登場させた僕らの愛美華さんです(笑)(城村さん曰く、僕以外にも愛美華さん好きは多いとの事!)
出番こそ本筋が逸れるのを考慮して控えめにしましたが、その麗しさと品のある口調には大変気を使いつつもフリーダムさとアブなさ、そして兄様LOVEさはしっかり描けたと思います(汗)
あとは弟のアヤヒ・・・ではなく英恒をいつ出すか、ですね。
・チハヤ
幸と並んで本作を書くきっかけの一つとなった彼女の幼少期の描写は、それはそれは気合を入れました(笑)
とはいえ、流石にそのままでは話が進まないのでDG連合登場以降はやや精神年齢を上げています。
セラフィとのコンビも、板に付いて来ましたね。
・アロナ、ヒタム
第七弾に出せなかったお詫びに書いた「trust you」を経ての登場となり、「VS」モスラ・バトラ夫妻と基本的に一緒に行動させましたが、先に遭遇させていたのでスムーズに一緒に行動させられました。
ヒタムはバトラとの対称さで差別化出来ましたが、いかにアロナを戦わせずに役割を与えるか、その点は苦心しました・・・
結果彼女らしさも保ちつつ、おざなりにならない活躍が出来たと思っています。
・シン・ゴジラ(品川くん、鎌倉さん)
鎌倉さんの第二・三形態は一応第六弾で出したものの、個人的に第三形態の出番に不満があったので、第二形態含めてたくさん出せたのは今回の良かった点です。みかんさんも唐突シリーズで「幼馴染みっぽい幼虫期シンと第二形態鎌倉さん」の絵を描いていたので、その再現でもあります。
品川くんの愛くるし過ぎる第二、暑苦しい三形態が描けたのも良かった点で、同時にレジェンドのハンディとしても機能させています。
蒲田くんの第三形態と合わせ、どうもオリジナルでも不遇な第三形態を一番活躍させられたのは、本作の良かった所だと自負しています。
・Jr.
ベビー期になっても突っ込み・まとも役ですが、アイレナの登場によって漠然とした設定だけあった、機龍二部作での役割を描写出来ました。
ゴジラジュニアには大き過ぎる役割かもしれませんが、逆にJr.がかつてこんな重荷を背負っていたと言う事実は彼のキャラにより深みを与えたかと思いますし、これにより提示された「もしゴジラジュニアが主人公を継いでミレニアムシリーズが展開されていたら」・・・と言うifも、ワクワクさせられる展開です。
ちなみに、ベビー期の外見イメージは柳さん曰く「ブラッククローバーのユノ幼少期」だそうです。
・「VS」ゴジラ(ゴジラザウルス)
今の姿より、前作も含めば三度目となるゴジラザウルスでの出番が中心となりましたが、第二弾の時に台詞回しやキャラ付けを上手く出来なかった後悔があったのが、大きな要因でしょう。
「るろうに剣心」の瀬田宗次郎のような感じ、と言うかつて頂いた柳さんからのアドバイスに細心の注意を払いながら動かした結果、「とにかく彼らしくって尊い・・・」とのお言葉を頂けたので、リベンジは果たせたかと思います。
もちろん「‐」バランやスペース、機龍やラゴス・ゴジラとの会話で「今」の彼らしさもなるべく描きました。
・機龍(初代ゴジラ)
こちらも初代ゴジラでの出番が多かったですが、彼は逆に「機龍」としてアイレナとの因縁とその解消をはっきり描けたのが良かったです。
「東京SOS」時の回想描写は執筆前に「ゴジラ誕生祭2017in京都」にて機龍二部作をスクリーンで観た影響もありますが、柳さんお気に入りの作品でもあるのでなるべく細かくこだわって書きました。
また、その後の茜さん・義人との会話は柳さんのサイトの短編「PoPo Looise」より引用させて頂いています。
初ゴジ時ではオオタチとの文字通りの大立ち回りを書けたり、レザーバックをあえて見逃す等の機龍となってからの心境の変化による言動をさせられましたし、回想の最後ではこれまでで一番しっくり来る「満足」を言わせられました・・・「これで、満足したぜ。」
ちなみにかめはめ波こと白熱光の発射シーケンスや恥じらい描写は、柳さんのサイトの「VS」ゴジラの擬人化設定にのみ記載されている「超(スーパー)ゴジラ」の一文を意識しています。
・「VS」モスラ、バトラ
アロナ・ヒタム夫妻同様、基本的に二人行動をさせました。第三弾では最初と最後以外は別行動だったので、前作や「Trust you」とで差別化は出来たと思います。
土下座発言で空回りはさせたものの(汗)、バトラはヒタムと共にかっこよく、「VS」モスラはアロナと共にサポート役として華々しく活躍させられました。
・レオ
Jr.同様、元からしっかりしているので幼児化してもあまり変わらずに動かしましたが、特記事項としては初めて「鎧」モードを描いた事でしょうか。
これに当たって柳さんから鎧モード時の設定やラフ画を頂き、「fate/stay night」のセイバーのイメージと窺ったので剣で斬るような感じでひぐち・・・ではなく、鎧・翼カッターを繰り出させてみました。
・ラゴス・ゴジラ、ジュニア、ラドン
正直、もっと出番を与えられなかったのか・・・と後悔している三人です。
一応、みかんさんの指示で今後の伏線となる台詞を加えたラゴス・ゴジラ、同族のカントと会話したラドン、蒲田くんと親しくなったジュニアなど空気化は避けられたと思いますし、監禁中のラゴス・ゴジラとジュニアが暴れる姿を追加したりしましたが、それでもラゴス・ゴジラやジュニアにもっとたくさん暴れさせたり、ラドンと子供達が交流する機会をもっと与えられていれば・・・と思う所はありますね。
・シン、イシュタル
シンの幼獣期は番外編3で書きましたが、イシュタルの幼獣期人間体は劇中のシンの台詞通り本邦初公開・・・と言うのも、「禁断の書物」第二戦ではイシュタルは人間態になる間も無くすぐに成虫になってしまう展開との事なので、ちょっと大きめに扱っています。みかんさんからイラストを頂けたのも、外見描写に役立ちました。
シンもまた、幼馴染みな並びになった鎌倉さんとの変わらずも新鮮な交流を描けました。
・スペース
今回、念願のクリス姐さんとのバトルをがっつり書けたのが一番良かった所ですが・・・それ以外でもモンスターサイズのパフェを食べたり、スペースゴジラとしての設定を生かしてゴジラ組でいち早く元に戻ったり、さりげなくアンバー美人発言をしたりと、全体的にレジェンド並みに美味しい役どころだったと思います。
台詞もみかんさんの指示で全体的に書き直し、かなり年齢・イメージ相応の口調になっています。
・ダガーラ
本作の裏主人公の一人として、第三弾以降冴えない出番が多かったのを払拭する活躍をさせました。
ダガーラ4で一番出番・バトル描写を多くしたり、ある意味シンイシュ親子関係では対となる鎌倉さんと共闘させたり、ゴジラ・レッドに時に発破を掛け時にリスペクトしたり、でも相変わらずイシュタル相手だとモジモジしてしまう・・・など、彼らしく目立てられたかなぁ、と。
・「‐」ゴジラ、チャイルド
今回もクリス姐さんに狙われて監禁されてしまう役割ですが、今回は自力で脱出させてちょっとした意向返しをさせてみました。ジンとの交流やシュウのストッパーなど、地味に光る活躍が出来たかと思います。
示唆だけした「真」形態も、何処かで出したいですね・・・
・「‐」バラン、アンバー
カント・ヒジュラス・レジェンド(仮)・スペース(一応)と嫉妬心を煽る男が四人もいるからか「‐」バランは安定の嫉妬役ですが(汗)、自分から事態解決に動いたり、ヒジュラスとの真剣勝負が描けたりしました。
アンバーも人間体で初めてのバトル描写が描けたり、相変わらず複雑な恋愛模様に巻き込まれたりしましたが・・・なんと言うか、結構な贔屓キャラだからだけかもしれませんが・・・彼女がいるだけで空気が良くなる感じがしませんか?f^_^
・「‐」モスラ
実は今回の裏ヒロインです(正ヒロインはキングシーサー、真ヒロインはドゴラ)。
あえて「半端」な立場なのを生かそうと思い、ティフォン・アサナや因縁のブラウニーと縦横無尽に戦わせたりしましたが、特にこのサイトとしては久々に「特別顧問」こと遥との交感及び「エターナル」体、しかも人間態で登場させられたのは今回個人的にやって物凄く嬉しかったポイントです。
エターナル体の人間体はリボンの色が変わるだけの他の形態と違って、最強形態にふさわしくデザインそのものを変えようと思いまして、「Go!プリンセスプリキュア」のドレスアップ・ロイヤルをモチーフに強く・優しく・美しい姿をイメージしています。
・バラゴン
レジェンドとの遭遇から割と特異な立ち位置にいつつある彼、今回はキングコングと知り合いだったと言う設定が生まれました。
偶然二度に渡ってキングコングネタを使ったのもありますが、冷淡ながら寂しがり屋なキングコングとの相性は良いと思いましたね。
いつかレジェンドとキングコングが対決する時、二人の友としてどんな立ち位置で動くのか・・・今から楽しみです。
・クリス姐さん、ナイフヘッド
今回ナイフヘッドの口調をやや荒っぽくしていますが、これは「不眠不休でゴジラタワー建設に駆り出されていたのでイライラしている」と言う皇さんの意見を取り入れたのが理由です。
クリス姐さんはだんだんやられる描写が増えて来たかな・・・と思いつつ、相手の数も規模も増えて来ていますから、対抗出来ているだけでも強いと言う事にしておいて下さいっ!
・ヒジュラス
第五弾から久々の登場にして、「‐」世界の悪役代表ですが、周りにもっと活躍させたい悪役がいるので、でしゃばりですがでしゃばり過ぎないようにしましたf^_^
悪しき怪獣達では唯一最後は行方不明になりましたが、適当に回収されたと言う事にしておいて下さい(汗)
・ブラウニー
今回はラーバ(セラフィ)、チハヤとの初対決の再現をすると共に、ゴジラジオin京都で因縁が出来た「‐」モスラとの対決も実現しました。
皇さんサイドの怪獣では、クリス姐さんにも通じる懲りなさと悪びれなさと人気があるので、恐らく今後も定期的に登場すると思います。
・ブルトン
彼が招待主なのはもう「それぞれのHappy birthday」で示していますので、ガジャ・ナーガと同じく他の怪獣とはレベルの違う登場・活躍をさせました。
さりげなく設定にあった、「GREATEST」でも登場させている完全生命体・イフも出せましたし、レガシィとの意味深で高位な会話はみかんさんお気に入りの場面です。
勿論それだけでは無く、レガシィからお節介と称される優しさも主に蒲田くん関係で描写出来ました。
やはり、ミステリアスなキャラは管理者ポジションが似合います・・・!