イッツ・ア・スモールワールド




ここからは、本作初登場の怪獣達について一部除いて「登場怪獣」順に。
とにかく多いですf^_^


・シン・ゴジラ(蒲田くん)
特別編4でのフラグから満を持して登場した今回の「真」主人公なので、彼を中心とした話にしつつ、鎌倉さん・品川くんとはアプローチを変えた立ち位置で登場させてみました。
もしシン・ゴジラが敵に回ったら?と言うシチュエーションにしたかったので、最初は悪しき怪獣に騙されて敵になり、子供故の過ちや身勝手を描写しつつ、改心して最後は救われる・・・と、鎌倉さんの話をアレンジした筋立てにしています。
第三形態は皇さんの意見で自分を見失っている事を示す為、一人称を「ジブン」にしまして、第四形態は他のシンゴジ二人とは違う「凄み」を出す為、僕の意向で「バキシリーズ」を意識した喋りにしています。


・サバイヴ
ミレゴジ枠初登場ですが、今回の話の都合上ミニラとしての登場が多く、あまり活躍させられなかったかな・・・と思います。
次世代組やミニラ仲間のゆいとはある程度絡めましたが、幼馴染のセラフィとはあまり・・・次回以降はそれを生かした活躍をさせたいです。


・リトルゴジラ
前回登場予定だったのをスライドさせる形で登場させました。
まだ守られる存在なので、子供組との交流や監禁時のリアクション重視で動かしています。


・紘平
レジェンド登場から遅れましたがようやく出て来た、城村さん宅の平成ゴジラです。喧嘩っ早い設定ですが個人的には他の平成ゴジラ組と比べて普段はおとなしめな印象だったので、主にツッコミ要員にしました。
あと気を付けた点として、愛美華さんを必ず一緒にさせたり・・・(汗)


・幸
彼のベビー時代を出す為に書いたような話なので、ベビー時の描写は読者を萌え殺す勢いで書きました(笑)
通常時も次世代組と最低限一緒にさせましたし、次の機会の際は幅広く交流させたいです。


・シュウ
初にして唯一のGFW枠であるからして、ワイルドを通り越してヤの付く人レベルで描きました。キレた時に台詞にピー音が付いているのも、城村さんからの要望だったりしますf^_^
ですが突き放し過ぎた印象にならないよう、主にゆいへの優しさを出したり「‐」ゴジラに詫びを入れたりと、「デレ過ぎないデレ」の台詞バランスに気を使いました。
ただ、ゴジラジオinゴジラフェスでフラグを立てたゴジラ・レッドとの絡みを入れられなかったのは課題点ですので、今後何処かで必ず絡ませたいです。


・ゆい
大変貴重な女ゴジラ族で、女故にクリス姐さんから見せしめにさせられかけるピンチは、彼女だからこそ出来たと思います。
子供組寄りにしましたが、元ミニラのサバイヴと絡めさせられたのも良かったですね。


・アイレナ
第五弾で名前だけ出してからようやくの登場となった、モスラ姉妹現・長女のお母様です。
参考に出来るのがプロフのみだったので執筆前に柳さんに相談し、「風の谷のナウシカ」のナウシカがイメージと言う事で凛々しく、優しく、貫禄ある立派なキャラとしました。
シチュエーションの都合モスラ姉妹との交流はあまり描けなかったものの、子供と共にゴジラ組にいても問題は無かったと思いますし、原典が原典なだけに機龍とJr.との関係を描く事も必要でしたので。


・アジゴ、アジマ
こちらも第五弾で名前だけ出してからようやくの登場となった双子ちゃん、こちらは独自に「おおかみこどもの雨と雪」の雪・雨姉弟(小学校低学年期)を参考に動かしました。
性別と性格の違いで監禁時も違った緊張感が出せたかな、と。
柳さんにはアイレナと共にキャラ造形は満足して頂いたので、次はモスラ姉妹と更に絡ませたいです。


・ニルヤ
特別編2から引っ張っての登場のダガーラ4の一員、他との差別化やチハヤのセコム担当と言う事で頼りがいあるやや幸薄な兄貴分にして、ダガーラ4のまとめ役としました。
UW怪獣の設定上、彼がメンバー内最強ですので。


・イードゥ
こちらはゴジラジオin京都から引っ張っての登場のダガーラ4の一員、柳さんのサイトに主役並みの短編が二編あるのでそれを参考にしながら、一番まともそうで一番おかしい人としました(汗)
愛称の出典がモスラ2の漫画なので、終盤に名付け主(?)のベルベラに触れたのが個人的ポイントです。


・シゾット、ベーレム
ダガーラ4の中で唯一の完全新規登場キャラであり、名前の由来が「毒(toxic)」の逆読みなのもあって、ブラウニー戦はみかんさん宅のダガーラ並みにバトル描写に気合を入れました。
ベーレムはまんま、男版フェアリーですf^_^
実はセラフィ以上に関係のあるキングシーサーとは、もっと話をさせたかったですね・・・


・カント
今回の敵役にして裏主人公なので、変幻自在な活躍をさせました。女好きなので当然アンバーに手を出すだろうと思って今回の「惚れ」枠にしつつ、ヒジュラスと被らないようにより品性あるキャラに味付けしました。
ゴジラ・レッドやドゴラとの見えないながらも強い絆も、上手く描けたと思います。
ちなみに名前の由来はアイヌ語の「天空」なので、いつかフレアとも絡ませたいです。


・ドゴラ
カントが裏主人公と言う事で、彼女も今回のヒロイン・・・「囚われのお姫様」枠です。
カントが敵に回るくらいに大切な存在なのを重視して描き、蒲田くんと友達になる展開はアドリブでしたが、それが功を奏してよりヒロインらしさも増したと思いますね。


・ジン、えんば組
一応既に怪獣界にメガギラスがいるので、「迅速」から採った名前を貰いながら参上したジンは、数では負ける悪しき怪獣が一旦は数で押す為の手段には最適でした。
それだけでは役不足なので、皇さんのサイトにある短編「感情鳴咽」を参考に仲間思いの性格にし、主に「‐」ゴジラ親子と交流させていますが、えんば組の口調は二代目なのもあってあえて変えています。
ちなみに「えんば」は九州でトンボを意味する言葉です。


・キングコング
今回の秘蔵っ子にして、本作を書いたきっかけの一人です。当初はゲスト参加の予定だったのが、皇さんの追加パートやバラゴンとの絡みで出番やキャラが肉付けされた結果、裏主人公の座に付く事となりました。
最初キャラ造形は髑髏島に世紀末さを感じて「若かりし頃のケンシロウ」でしたが、城村さんと打ち合わせする内に「大柄な刹那・F・セイエイ」に変遷しました。
時事列・設定や2年後に公開が控える「ゴジラVSコング」の都合で今後いつ出番があるかは不明ですが、何も考えずに出した「キンゴジ」「髑髏島の巨神」ネタがまさかの伏線になったり、「本作のお陰でデザインだけだったコングのキャラが確立しました。」と言う城村さんのお言葉から、良い先行登場になったかな・・・と思います。


・レガシィコング
久々の本作完全オリジナル怪獣で、後述の都合で出したキャラです。イメージはキングコングをビックフットとするならイエティや雪男、同じですが相反する感じ・・・ポジとネガのようなキャラにしました。
性格もコングとは真逆、ガンダム00ファンには伝説であるドラマCDで出て来た「チョリ~ス刹那」が元ですが(城村さん曰く「残念な宮野キャラ」(笑))、それだけでは一発屋キャラなので「底知れぬ部分・ドライな一面」を入れて只者ではない要素も加えました。
それからブルトンやラストのコングとの会話、「「G」を継ぐ者」を見て分かった方もいらっしゃると思いますが・・・彼こそがUW・城村さん宅怪獣の招待主です。
城村さん宅の怪獣に招待主になれそうなキャラがいないと思い、かなり詳細なレガシィの設定を城村さんに伝え、許可を頂いた上で登場させています。
詳細は話すと長くなるので次の機会にさせて頂きますが・・・本作と設定を元になんと城村さんがレガシィの設定画を書いて下さいましたので、画集・弐の「頂き物」をご覧になって下さい!
キングコングとは逆に僕の中のレガシィのイメージが確立した、素晴らしい絵ですよ!



・ガイガン
クリス姐さん・キングシーサーと並んで皇さんの創作活動を代表する怪獣なので、いつかは出したいと思っていました。今回は任務に忠実な正統派悪役として描きましたが、周りが濃すぎるせいでちょっと地味だったかもしれません(汗)
メガロとコンビで出したのと、城村さんがこの二人のコンビがお気に入りと言って下さいましたので、空気にはならなかったかな・・・と。
ちなみにプロフィールにある「ブラッディモード」はGFWガイガンの設定画や超合金のバリエーションにあった「赤いガイガン」を元に独自に考えた設定で、第七弾初期構想で出す予定だった皇さんオリジナル怪獣・デスフォデスとの戦いを想定していた名残です。


・メガロ
ガイガンが出るならと出した、コンビ兼悪しき怪獣達のリア獣枠・1ですf^_^
第七弾初期構想では最後辺りでガイガンを助けてちょっとイチャつくくらいの出番でしたが、今回序盤から出る事によって出番とキャラ立ちが増えています。
電波キャラな呉爾羅とはまた違う、不思議ちゃんでコミカルで一途なキャラとして、独自の立ち位置が出来たと思いますね。


・レザーバック
後述のティフォンや前述のガイガンを差し置き、中盤までの蒲田くんと並んで今回の悪役サイドの主人公と言っても過言ではない活躍・出番を見せた彼ですが、今回遊園地が舞台なのも「ゴジラジオin京都」の伏線を拾う為だったりしますし、妻子共々悪役サイドでほぼ物語の最初と最後に出てきていたりもしますので、ある意味必然の結果でしょうか。
感情移入出来る、憎めない悪役としては立ち回らせたかったのは当初からの予定ですが、やはり皇さんが書いて下さった追加パートが大きいですね。どこか似たキングコングと激しく戦わせられたのも良かったです。
そんな追加パート部分での彼の回想の台詞の内、オオタチと出会った時とイェーガー(ジプシー・デンジャー)に倒され死ぬ間際の台詞は皇さんの漫画から台詞を拝借しまして、前者は「BLUE WALTZ」のサンプル分、後者は「とある電磁波暴獣の最終熱望」から頂きました。
どちらも副ブログでご覧になれますが、前者はサンプル分は大丈夫ですが18禁本、後者は少々グロテスクかつ見たらジプシー・デンジャーがまるで悪役に見えてしまうので注意です(汗)


・オオタチ、コタチ
夫が出る以上は出ないわけがないリア獣枠・2、KAIJU界のお色気若奥さまとその愛娘です。
妻子共に夫より基本的に過激で苛烈な言動をさせましたが、夫と同様に憎めない悪役にしたかったので、そことのバランス取りに苦労しました。
同じリア獣枠のメガロとは、あざとさと苛烈さと色気で差別化出来たかと思います。
また、皇さんのサイトの副ブログには対初代ゴジラ戦のラフ画絵が二点ありますので、是非ご覧になって下さい!


・ティフォン
今回のメインヴィランの一角にして、「閉ざされた世界」「チハヤ、降る」から連なる形で登場したロリペド王様ですf^_^
城村さん曰くのイメージは「常に冷静でめんどくさいグラハム・エーカー」と「面倒」を形にしたかのようなキャラなので(汗)、とにかくやりすぎない程度にめんどくさく難しい漢字や単語を多用するように心がけました(笑)
「‐」バランにやや似た口調なのも、その結果です。
なお、彼とアサナ・ニルヤをSD体型にしたのは城村さんが以前描かれたディフォルメ絵もありますが、UW怪獣の異世界パワーアップ設定も理由の一つです。
もしアサナと共にそのまま出撃していれば、ニルヤ込みで全滅出来たと言う裏設定もあったりします。


・アサナ
こちらも「閉ざされた世界」から引っ張っての登場となったドS超魔獣で(笑)、同作での伏線をティフォンと共に回収しました。
キャラ造形として、子供っぽい点は「仮面ライダー電王」のリュウタロス、ドSな点は「銀魂」の沖田総悟が元になって・・・って、どっちも声が一緒ですね(汗)
感情が欠落している設定なので、なるべく強い感情を出させないように心掛け、常に淡々と軽口や煽り言葉を言い、(普通のキャラなら)怒る場面はどちらかと言えばイライラしているイメージで書きました。


・デスギー
怪獣界からも悪役が出せないかとみかんさんに相談した結果採用となった、貴重な怪獣界出身のヴィランです。
個人的にはDG連合のまとめ役で、対戦相手のダガーラが目立っているのに合わせて自然と出番が増えました。
それ以外にも、彼には「悪しき怪獣達」内において重要な役割があるのですが、このシリーズの核心に触れる事項なので今は話さないでおきます。
ただ彼のプロフ及び退場時の描写を見れば、ある程度予想は出来るかと思います。


・カナエ
・・・で、ここまでデスギドラが揃っているならと白羽の矢が立ったのが、この男です。
ある意味、DG連合誕生のきっかけですね(汗)
第三弾番外編で話題になった、柳さんのサイトのカラオケ短編で出てきているのでキャラや役回りは掴みやすかったです。
ちなみに劇中アサナが「タカノ」と名付けようとする一幕がありますが、この名前は執筆当初考えていた個体名で、後から柳さんからの意見で中央の首の渾名だった「カナエ」になった経緯があります。


・イウィルア、クローラーズ
最初はサプライズとしてラストで一言喋らせるだけだった筈が、キングコングVSレザーバックの追加文章で城村さんからの添削を受けた台詞が増えて一気に存在感が増した、まさかの大躍進キャラです。
当初イウィルアは性別が決まっておらず、男・女両方に見える両性のようなデザインでしたが、城村さんが「女性相手でも使命を果たすキングコングの意思の強さ」を出したいとして女性になり、僕を含めた城村さんファンに驚きの嵐を巻き起こしたので、それをバラゴンの台詞に出してみました(汗)
クローラーズは叫びから分かる通り、まんま「北斗の拳」のザコがイメージ元で(笑)、最初のキングコングのイメージがケンシロウだった影響がそのまま残っています。
時事列の都合、もう全滅しているので今後は出ないかもしれませんが・・・もったいない気持ちもありますね。
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好釦