イッツ・ア・スモールワールド







メガロ「楽しかった~!あっ、次あれ行こうよ、ガイガン!」
ガイガン「分かってる、だから引っ張るなお前は・・・」



一方、獣人界・某ネズミの国に観覧車を降り、恋人繋ぎをしながら歩くガイガンとメガロの姿があった。
昨日、あれからガイガンはメガロと共にアンティヴァースに戻り、悪しき怪獣達に作戦の失敗を報告。
上司となる怪獣達の判断次第ではメガロとのデートはおろか、処分や罰も受けるつもりだった・・・が、今回は彼の上司である獣人界のキングギドラ・龍聖(リュウセイ)が便宜を計った事もあってか特にお咎め無しとなり、こうしてメガロとの約束を守れる事となったのだ。



ガイガン「全く、お前ももう少しギドラに感謝したらどうだ。あの方がいなければ、オレもお前もどうなっていたか・・・」
メガロ「あのやな感じの女オトコに?イヤ。」
ガイガン「女なのにアレが付いている、お前が言えるのか?それ・・・」
メガロ「あの人、絶対僕に嫉妬してるもん・・・でもガイガンはフォローしてくれないし。」
ガイガン「だからこそ、ここに来たんだろう・・・ほら、乗るぞ。」
メガロ「うん!」



メガロのリクエストで二人はアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」の待機列に並び、順番を待つ。
しばらくしてガイガンとメガロが乗るゴンドラが止まり、中から前のゲストが出てきたのだが・・・



レザーバック「あぁー!!タノシかったぜぇ!!一気に世界侵略した気分だな!!」
オオタチ「私もよ、レザー♪あのカラクリ人形達に毒液をかけれたら、もっと良かったんだけど・・・コタチ、面白かったでしょ?」
コタチ「・・・(うん!わーいわーい!)」
レザーバック「また人間共と一緒に並ぶのはシャクだが、もう一回乗るか!じゃあ・・・って、ゲェッ!!テ、テメェら!?」
ガイガン「お、お前達!今日は新イェーガーの偵察調査に行っていたんじゃ無かったのか!何故こんな所にいる!」
オオタチ「ちょっと!私達お忍びで来たのに、なんで~?」
メガロ「あ~あ、サボりなんていっけないんだ~!」
コタチ「・・・(イッツ・ア・スモールワールド!)」



世界はせまく、おなじく、まるく・・・
そして、ただひとつであった。










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好釦