イッツ・ア・スモールワールド
セラフィ「・・・よし、これで樹は元通りよ。」
チハヤ「折角僕らで造った立派な樹を、あいつらと来たら・・・!」
イシュタル「でも、こうしてまたこの樹は甦ってくれた・・・それだけでもいいって、わたしは思うな。」
レオ「うん。勝手に生やした形にはなるけど、この遊園地の名所になるといいわね。」
「‐」モスラ『ここは広場ですから、休憩場所としてもちょうどいいとわたくしも思いますわ。ほら、このお二人のように。』
アロナ「すぅ~、は~っ・・・チハヤ達の樹の下にいると、気分が安らぎますね・・・」
ヒタム「そうだな・・・」
「VS」モスラ「うふふっ、二人ともすっかり和んでる。」
アイレナ「この樹は私達モスラ姉妹、そして新モスラ達の絆の証・・・出来れば、後世まで残したいわね。」
シン「残るモスラ一族も姉妹入りしたら、ここで改めて姉妹の誓いをやるわよ~!!で、残るはアロナの世界の護国聖獣最珠羅と武闘派モスラと親子モスラよね?アロナ、ヒタム、そこんとこどうなの?」
ヒタム「すまないが、まだ会えていない。だが武闘派モスラは確か、シュウとゆいが知り合いだったと思う。」
アロナ「いずれは必ずお会いして、私達モスラ姉妹に入って欲しいです・・・」
シン「モチのロンよ!見つかったら、絶対声掛けしてねっ!」
セラフィ「・・・あたしも、生き残りのモスラ一族がいないか探してみる。本当にいないかもしれないけど・・・」
チハヤ「でもまだ『確定』じゃない、だよね?」
「‐」モスラ『僅かにでも可能性があるのでしたら、是非トライしてみるべきですわ。』
「VS」モスラ「辛いかもしれないけど、諦めないで。私達も見付かるように願っているわ。」
アイレナ「信じる者は救われる、努力は必ず報われる・・・だからきっと貴女にも、その思いの結果がもたらされるはずよ。」
セラフィ「・・・うん!みんな、ありがとう!」
アジゴ「それにしても、私達みたいな双子モスラって、どんな子だろ~な~!私の妹になってくれるといいな~!」
イシュタル「アジゴ、今レディース組だと末っ子だからね。わたしも気になる!」
アジマ「武闘派モスラって、どんな人なんだろ・・・?」
レオ「シン姉さんみたいな人・・・なのかな?」
チハヤ「もし会えたら、僕はお手合せして欲しいかなぁ。」
シン「とにかくっ!あたし達モスラ姉妹が踏み揃いの日が来るまで、愛と平和の為に頑張るわよ~!!
ってわけで、改めて姉妹順に点呼!いくわよ!!」
アイレナ「一番、私が長女のアイレナ。」
「VS」モスラ「二番、次女のレオママよ。」
シン「さんっ!!あたしは三女のシン!!」
アロナ「四番・・・四女の、アロナです。」
「‐」モスラ『五番、美しき星の守り神の五女、モスラですわ!』
レオ「六番、六女のレオよ。よろしくね。」
チハヤ「七番、僕は七女のチハヤだよ。」
セラフィ「八番、あたしは八女のセラフィよ。」
イシュタル「九番、九女のイシュタル♪」
アジゴ「十番!私、十女のアジゴ!」
モスラ姉妹「「「『絶対無敵最強可憐美女姉妹、ここに集合!!!』」」」
イム『~~!』
バトラ「く~っ!やっぱ俺の妻と娘は最高だな~!」
ヒタム「・・・何時の間に戻って来たんだ?」
アジマ「いいな~。かっこいいな~・・・あっ!姉ちゃん!そろそろかけっこの時間!」
アジゴ「ほんとだ!じゃあ、行ってくるね~!!」
モスラ姉妹「「『いってらっしゃい!』」」
シン「あっ、シンゴジはっけ~ん!!シンゴジ~!!たのしんでる~?」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・」
シン・ゴジラ(品川くん)「かまさま、かかさまみえう(てる)。ぶぅさまんお(と)こ、いこー?」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・。」
ラドン「じゃあ、位置に着いて・・・よ~~~い、ドン!!」
リトル「えぇ~い!!」
ジュニア「ボク、まけない!!」
チャイルド『ぼくだってまけないぞ~
!!』
アジゴ「一位はわ、た、し!よ~っ!!」
アジマ「今日こそ、姉ちゃんに勝つんだ~!!」
シン・ゴジラ(蒲田くん)「かまも、まけないもん!!ぶ~~~う!!」
――たのしい・・・たのしい!!
ブルトン・・・ともだちがいるって、こんなにたのしいんだね!
かま、にきにきのわきわき!だよ!!
みんなみんな、だ~いすきっ!!
シン・ゴジラ(蒲田くん)が願い続けていた「小さな世界」は、今ここに現実となったのだった。