カント「さて、これからどうしましょうか？契約主には逃げられましたし・・・」
ゴジラ・レッド「知るか。ここはオレ達怪獣の遊び場、ならオレ達の好きに使わせて貰うだけだ。」
カント「全く、貴方って人は勝手な事を・・・まぁ、私も同感ですけど。そういうわけで、怪獣ランドのプレ・オープンツアーの再開です！」
ジン「いよっ、待ってました！えんば組、出動～！！」
えんば組『『『『ぎょいー！！』』』』



そして、一同は再び交流を開始したのだった。






キングシーサー「あっ、そういえばシゾットさん。セラフィさんやモスラ姉妹の皆さんを守って下さったようで、ありがとうございます。」
シゾット「べ、別に・・・！」
ベーレム『オッ、照レテル照レテル！今ガチャンスダゾ！シゾット！』
シゾット「・・・銛の串刺しにされたくないなら、黙っていろ・・・！」
ベーレム『ハ、ハァイ！！』
キングシーサー「・・・？どうしました？」
シゾット「いや、何も無い。いいからゴジラの所にでも行ってくれ・・・」
キングシーサー「は、はい・・・とりあえず、また後日沖縄の何処かでお話でも致しましょう。私とシゾットさんは同じウチナン仲間ですから。それでは、失礼します。」
シゾット「あ、あぁ・・・」
ベーレム『エエッ！？行カセチャウノ！？セッカクノチャンスダッタノ二・・・』
シゾット「今現在、決定打が無い。それだけだ。」
ダガーラ、イードゥ「「・・・お前も、苦労しているんだな・・・」」
ニルヤ「『ダガーラ4』ってグループ名もあるんだ、これからも俺達支え合っていこうじゃないか。」
ダガーラ、シゾット、イードゥ、「「「勿論！」」」






カント「初めまして、お嬢さん。私と同じ気配を感じると思ったら、まさかこんなボーイッシュな同族と出会えるとは。私の名前はカント。この世界のラドンです。どうかよろしく。」
ラドン「おっしゃるとおり、僕もラドンです。よろしくお願いしますね・・・ただ僕、男なんですけど。」
カント「なっ！？この私の目が、男の娘に気付かなかったなんて・・・！一生の不覚！！」
「‐」バラン『阿呆が。』
ドゴラ「もう・・・さっきはかっこよかったのに・・・」
ジン「まっ、カントさんがいつも通りなのはイイ事なんだけど・・・さ。」
カント「仕方無い、では気を取り直して今度こそアンバーさんと・・・」
レジェンド「・・・この女に近寄るな。」
カント「な、なんですか貴方？貴方もアンバーさんに心奪われた、私のライバルですか？」
レジェンド「・・・よく分からないが、お前はあの女にとって有害な存在。排除する。」
カント「ゆ、有害！？」
「‐」バラン『私も同意だ。矢張り、スケコマシに碌(ろく)な奴は居ない。』
カント「ほう、二対一と言うわけですか？それなら私も、スポンサー権限を使わせて貰いましょうか・・・！」



ラドン「あのアンバーって人、話には聞いてたけどモテモテだな～。あのゴジラが美人だって言うくらいだし・・・気持ちは分かるけど。」
スペース「それに知的で配慮や応用が利くのも好印象だな。美人と言うのは、オレも多少は思うが。」
ラドン「ス、スペゴジまで美人って言った！？恐るべし、元爬虫類系女子・・・」






「VS」ゴジラ「・・・」
ラゴス・ゴジラ「どうしたんだよ、Jr.パパ。そんなガチガチな顔で人間の事考えてさ。」
「VS」ゴジラ「おい、勝手に人の心を覗くな！・・・どうも昔の頃に戻ったからか、人間について改めて考え直しているだけだ。」
ラゴス・ゴジラ「だよな！だって読むなって言われても、オレが読まなくても叫んでるみたいに心の声が聞こえて来てるし。『新堂さん』と『三枝さん』って人間は信じられるんだな～。」
「VS」ゴジラ「お前、それを口に出して言うな・・・！それにだからと言って俺は今すぐ人間に終戦宣言迫ったり、お前にまた謝ったりはしないからな？」
ラゴス・ゴジラ「分かってるって。お前が正しいって思ってやって来た事、だろ？オレもそれにどうこう言わねぇって。でもさ・・・さっきまでザウルスになったお前を見ててオレ、思ったんだ。お前はやっぱ、ゴジラザウルスの頃から根っこは変わってない、仲間を大切にして平和を願ってる・・・オレの大好きなJr.パパなんだって！」
「VS」ゴジラ「・・・そう、かもな。」






シュウ「・・・さっきは悪かった。」
「‐」ゴジラ『いいって、別に。お前のきもちも分かるし。でも、あんまりムカムカすんなよ？早く死んじゃうって、しまも言ってたし。』
シュウ「言いたい事も言えないこんな世の中じゃ、仕方ねぇだろ。」
ゆい「ぽいずんっ！！」
バトラ「そんな時は温泉にでも入るのが一番だな。これからモスラ姉妹と一緒に行こうって思ってるんだけど、チャイルドパパ達も来るか？」
「‐」ゴジラ『おう！モチのロンだぜ！』
ゆい「あたしも行きたい！お兄ちゃんも一緒に行かない？いいでしょ？お兄ちゃん。」
シュウ「あん？なんでだよ・・・」
「‐」ゴジラ『そんなこと言わずに、いっしょに行こうぜ！』
バトラ「いろんな家族と水入らずで過ごすのも、『招待』の醍醐味なんだけどな？」
ゆい「あたし、覗かれないか不安だな～、お兄ちゃんに見張ってて欲しいなぁ～？」
シュウ「んだよ、お前ら・・・ったく、勝手にしやがれ。」
ゆい「やったー！！」
「‐」ゴジラ『ありがとな、シュウ！』
バトラ「じゃあ、あとは・・・」
愛美華「は～い！私と兄様と幸ちゃんも、一緒に行きます♪」
紘平「おい待て、何勝手に決めてんだよ。」
愛美華「だって、親子水入らずが『招待』の醍醐味なのでしょう？それなら、私と兄様と幸ちゃんが一緒に温泉に行くのは必然じゃない？」
紘平「ほんとお前って強引な・・・はぁ、分かった。行くって・・・」
幸「僕は別に嫌じゃないし、喜んで行きますね。」
「‐」ゴジラ『そっか！おれはいいぜ！』
バトラ「来る者拒まず、それがモスラ一族流。だから俺もオッケー。」
シュウ「どっちでもいいから、早くしろよ・・・」
愛美華「皆さん、ありがとうございます。あっ、それと兄様？魔が差して女湯覗いたりなんてしたら、どうなるか知らないわよ♪」
紘平「するか！」


――・・・次「招待」されたら、絶対に英恒(えこう)連れて行こう・・・



ゆい「愛美華さんが来るなら安心だね～。あっ、ミニラ・・・じゃなかった、サバイヴくんも来る？」
サバイヴ「なんで俺が・・・と言うか、もう俺が元に戻ったんだからお姉さんごっこは終わりだ。」
ゆい「え～っ。そんな事言わないで、またゆいお姉さんって呼んでよ～。」
サバイヴ「嫌だっての！結構恥ずかしかったんだぞ、あれ・・・」
ゆい「でもぉ・・・」
幸「今だけでも呼んであげて、サバイヴ。」
Jr.「次いつ会えるか分からないし、ミニラ同士仲良くしたらいいじゃないか。」
サバイヴ「お前らまで・・・あぁ、もう！分かったって・・・ゆい、お姉さん。」
ゆい「やった～！呼んでくれた～♪ありがとう、サバイヴくん！」
サバイヴ「・・・今回だけだぞ。」
幸、Jr.「「ニヤニヤ。」」
サバイヴ「・・・はぁ。」