セラフィ「さぁ、あたし達の質問に洗いざらい答えて貰うわよ！」
ブラウニー「はっ！何を聞かれようが俺達は何も話さねぇからな！ケーッ！」
ティフォン「立場を弁えよ。言葉を慎みたまえ、汝らはギドラ王の前にいるのだ・・・」
イシュタル「問答無用！絶対に答えて貰うんだから・・・じゃあまず一つ目。デスギー達を集めたのは、『破壊神』ね？」
カナエ「な、何故その名前を！？」
アサナ「はい、ストップ。どうせ顔に出るだろうけどやっぱりカナ君は黙っててよ。」
デスギー「・・・だと、したら？」



と、その時突如空から暗黒の柱が大樹に向けて降りて来たかと思うと、瞬く間に大樹を枯れさせ、DG連合達を大樹から吸出し、そのまま再び空へ連れ去って行く。



イシュタル、シン「「！？」」
デスギー「ふっ、はっはっはっ！！やっぱり、神はおれ達を見捨てはしなかったぁ！！！」
セラフィ「そんな、あたし達の力で作った封印樹が・・・！」
ティフォン「『神』の思し召しなら、致し方あるまい・・・在り難く頂戴しておく！さらばだ、チハヤ！」
アサナ「逆転されちゃったね？チハヤちゃん。じゃあ、またいつかボクと遊ぼうね・・・」
チハヤ「こんの、サナ！ティフォン！逃げる気か！早く樹の中戻れよ！！」
カナエ「戻れって言って監獄に戻る馬鹿が、何処にいるんだよ！今日は見逃してやるから、覚えてろよ！レオ！」
レオ「こら～！カナエ～！まだ、ごめんなさいも言ってないじゃな～い！」
カナエ「お前までその名前で呼ぶなよぉ！！」
ブラウニー「最高だなぁ、神様も！これで勝ったと思うなよ・・・オレの予知脳が叫んでるぜ！次会った時は、お姫サマ以外のモスラ共全員をぶち殺す！！お前らまとめてジェノサイドだ！！ケー！！」



捨て台詞を吐きながらDG連合は暗黒の柱と共に雲の向こうへ即刻消えて行き、見えなくなってしまった。



バトラ「待ちやがれ、野郎共！」
ダガーラ「・・・行ってしまった・・・！」
チハヤ「あ～もう！せっかく僕らで力を合わせて封印したのに、逃げられた～！！」
ニルヤ「やはり、ちゃんとトドメを差しておくべきだったか？」
シゾット「・・・くっ。」
ベーレム『ヒキョウモノ～！！』
イム『・・・。』
セラフィ「イム？・・・えっ？貴女がもっと早くモスラ姉さんに力を与えていたら？イム、それは違うわ。もし貴女が力を貸してくれなかったら、もっと酷い事になってた・・・封印まで出来たのは、貴女のお陰よ。」
「‐」モスラ『貴女は間違いなく、わたくし達を助けて下さいました。だから自分を責めず、胸を張って下さいな。イム。』
イム『・・・♪』
イードゥ「まさか、奴らにもエレベーターのようなものがあったとはな。」
レオ「次また来たら、土下座決定ね！」
アジゴ「ごめんなさいも言えないとか、さいて～い！！」
アジマ「俺、あんな大人にはならないぞ・・・」
アロナ「・・・もしかしてまた、チハヤや皆さんが傷付いてしまうのでしょうか・・・？」
ヒタム「大丈夫だ、アロナ。オレが守ってみせる・・・！」
「VS」モスラ「いつ逆襲に来てもいいように、私達モスラ姉妹はこれまで以上に団結しないといけないわね。」
アイレナ「邪悪に屈する事だけは、あってはいけないわ。私達は守護神、全ての生命と平和を守る者なのだから・・・」






イシュタル「・・・お母さん、感じた？あの柱から・・・」
シン「うん。この本能が危機を感じて身構えるこの感じ・・・間違いない、『破壊神』の力ね。」
イシュタル「どうする？みんなやビオに伝える？」
シン「ううん、今はまだいいと思う。破壊神も『創造神』と『守護神』の加護がある限り、うかつに怪獣界や他の世界に手出しはしてこないはずよ。」
イシュタル「うん・・・デスギーがまた出てきて悪い予感がしたけど、その中の最悪のパターンになっちゃった・・・いずれ、貴女もわたし達の前に現れるの？母蘇羅・・・」







レザーバック「アイツら、本当にゴジラタワーをぶち壊しやがった・・・！オレ達のイチヤジョーをよォ！」
オオタチ「別にいいじゃない。私も造形には不満あったし・・・それより、レザー♪これから何処に行く？ネズミの国？スカイツリー？それとも・・・私と物理的にドリフトしちゃう？」
レザーバック「バ、バカヤロウ！コタチがいるだろうが！いいから温水プールに行くぞ！」
オオタチ「えぇ～？そこ、前も行ったじゃない！別の所がいい～！」
レザーバック「なんだよ、ったく・・・じゃあ、明日ネズミの国に行くぞ！それでいいな？」
オオタチ「はぁ～い♪良かったわね、コタチ。ネズミの国でイッツ・ア・スモールワールドよ！」
コタチ「・・・！(わあ～い！！やった～！！)」



いつの間にか怪獣ランド出口付近にいたレザーバック・オオタチ・コタチ親子はそのまま退場し、明日の家族サービスへと邁(まい)進して行った。