イッツ・ア・スモールワールド




ブラウニー「ケ、ケー!!俺の予知脳はやっぱり正確だぁ!!」
ティフォン「ありえん・・・!我がネバーランド建国の礎が・・・何と言う驚天動地!」
カナエ「どーすんだこれ、どうしてくれんだよこれってよぉ!!」
デスギー「お、落ち着け!まず一人ずつに集中砲火しろ!確実に潰すんだ!!」
アサナ「それにボクらDG連合は、死なない事に定評があるからね・・・フォン君は別として。」
ティフォン「アサナシオス、然り気無く我を愚弄したな?汝と言う輩は・・・だがしかし、そこのデスギドラの言う事にも一理ありだ。我らに仇名した事を、再び後悔させてくれる!行くぞ、DG連合よ!我に続けぇ!!」
DG連合「「「「命令すんな!!」」」」



DG連合がティフォンに突っ込みを入れた、その刹那。
エクセル・ダッシュを使って超加速したシン達が、瞬きをする間にDG連合達の眼前に現れた。



DG連合「「「「・・・あっ?」」」」
レオ「いい加減に、しなさいっ!鎧・翼カッター!」
シン、イシュタル「「親子合体技!ダブル・ダッシュ!!」」
セラフィ「イリュージョン・ミラージュ!」



髪のグラデーションを紫に変え、白銀の甲冑を着込んだ「鎧」モードのレオが巨岩をも真っ二つにする手刀でカナエを吹き飛ばし、シンとイシュタルが呼吸と速度とタイミングを合わせてデスギーに同時に超高速のタックルを浴びせ、セラフィは無数のクリスタルモスラに分裂してブラウニーの全身にダメージを与える。



カナエ「ひぐちカッターか、よおぉ~っ!!」
デスギー「ぐふうっ!!!」
ブラウニー「ケーッ!こんの、うっとおしいんだよぉ!!」
イシュタル「更にクロスヒート・レーザー!いけっ!!」
セラフィ「今よ、チハヤ!」
チハヤ「変態もサナもティフォンも、まとめてくらえっ!!アローバスター!!」



続けてイシュタルは愛用の弓「エリアス」を取り出して間髪入れずに弓から複合光線をデスギーに放って追い撃ちし、セラフィが元に戻った瞬間に上空からチハヤが旋回しながら光の弾丸を斉射してブラウニー・アサナ・ティフォンをまとめて狙撃した。



アサナ「だから、範囲攻撃は卑怯だって言ってる、でしょ・・・!」
ティフォン「おのれ、チハヤめ・・・小癪な!」
ブラウニー「また俺にっ、ケエェェェェッ!!」



イシュタル「すごい!力がどんどんみなぎって来る・・・!今のわたし達なら、負ける気がしない!」
チハヤ「じゃあ、僕にいいアイデアがあるんだけど・・・ここにうんと大きな樹を植えない?ねっ、セラフィ?」
セラフィ「・・・そう言う事ね、チハヤ。それならあたしも賛成!」
レオ「前に聞いた、二人が始めて出会った時にやった方法ね!ほんのちょっとだけ可哀想な気はするけど、自業自得って事にしておくわ。」
シン「じゃあ、それでけってーいっ!!ってわけでダガーラ4とバトラーズはもう一回足止めお願い!!」
ダガーラ「分かった!任せてくれ・・・!」
イードゥ「やはり、俺達はこうなるか。」
ニルヤ「まぁいい。あの面倒な連中をまとめて片付ける、絶好の機会だからな!」
シゾット「・・・行くぞ!」
バトラ「覚悟しろ、お前ら!二度とレオ達に手出し出来ないようにしてやるぜ!」
ヒタム「爆ぜろ(きえろ)・・・!」



ダガーラ4とバトラ・ヒタムは今まさに誰かに一斉攻撃しようとしていたDG連合へ向かって行き、ダガーラ4は破壊光線「輝雷衝撃波」を、バトラ・ヒタムはプリズム光線を同時に撃ち、DG連合の足を止めた。
その間にセラフィは両手を真っ直ぐ突き出し、これまで何度もブラウニーを封印して来た最終奥義「ファイナル・フォール・オブ・ガイア」の発動準備に入り、イシュタル・レオ・チハヤはセラフィにエネルギーを送って奥義の威力を上げる。



シン「よーし、あたしも・・・」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・!」
シン「あっ、シンゴジ♪なんかさっきまで幼馴染みたいだったのに、急にあたしがお姉さんになって驚いた?」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・」
シン「えっ?そうじゃなくって・・・」



一方、シンは突然やって来たシン・ゴジラ(鎌倉さん)の話を聞いている所だった。
シン・ゴジラ(鎌倉さん)はひたすらにゴジラタワーを指差して何かを伝えようとしており、言葉は無いもののシンには彼が何を言いたいのかが、おぼろげに分かっていた。



シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・」
シン「・・・シンゴジ、ゴジラタワーに行きたいのね?あそこに、なにかあるのね?」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・。」
シン「よし、分かった!あたしに任せて!!」



シン・ゴジラ(鎌倉さん)の目的が掴めたシンは両手に光の鞭「コスモス」を生成し、鞭の先端を重ね合わせて宙に置く。



シン「シンゴジ、ここに乗って!あたしがゴジラタワーまで投げてあげるっ!!」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・!」



シン・ゴジラ(鎌倉さん)もまた、自分の真意を理解してくれたシンに一礼すると、鞭の交差部分に飛び乗った。



シン「いっ、けーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」



そしてシンは全身全霊の全力で、シン・ゴジラ(鎌倉さん)をゴジラタワーへ向かって放り投げた。
シン・ゴジラ(鎌倉さん)の体は砲丸投げの球の如く超高速でゴジラタワーに飛んで行き、すぐさま最上階の顔部分にまで迫る。



シン「シンゴジーーーー!!ファイトーーーーーーーーーーーっ!!!」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・!」



世界で一番元気と力をくれる、シンの声援を背に受けたシン・ゴジラ(鎌倉さん)は口を開け、迫るゴジラタワーの目の部分に溶岩流を発射する準備に入った。






シン・ゴジラ(品川くん)「あぁう・・・あ、かまさま・・・!」



ゴジラタワー管制室では、シン・ゴジラ(蒲田くん)と見つめ合っていたシン・ゴジラ(品川くん)がここへ迫るシン・ゴジラ(鎌倉さん)に気付き、睨めっこを止めて窓に向かった。



バラゴン『あれ、品川くん?』
ザウルス「どうしたんだろう?」
シン・ゴジラ(蒲田くん)「・・・?」
ガイガン「今だ!スキあり!」
メガロ「どっかーーーん!」



ゴジラ・レッド達が一瞬シン・ゴジラ(品川くん)に気を取られた隙を突いてガイガンは両目から拡散光線を撃ち、メガロは口から泥団子状のナパーム弾を放って、ゴジラ・レッド達に奇襲をしかけた。



「‐」バラン『ふん、浅墓な攻撃を!』
初代ゴジラ「・・・お見通しだ!」



しかし、警戒心を解いていなかった「‐」バランと初代ゴジラは奇襲にいち早く気付き、「‐」バランは疾風でナパーム弾の軌道を天井に変え、初代ゴジラは白熱光で拡散光線を受けとめた。



ガイガン「く、くそっ・・・!」
メガロ「僕の爆弾さん・・・」



ナパーム弾は天井に当たるも何故か爆発せずにそのままバウンドし、ガイガンとメガロの足元に転がり落ちる。



メガロ「よしよし。おかえりなさい、僕の爆弾さん。」
ガイガン「おかえり、じゃない!何故爆発しなかっ・・・」
ガイガン、メガロ「「・・・あっ。」」



二人は気付くも・・・時、既に遅し。
ナパーム弾は二人の足元で爆発し、まるでコントのように仲良く吹っ飛ばされた二人は情けない自滅を遂げた。
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好釦