イッツ・ア・スモールワールド
そして、DG連合(+1)VSダガーラ4(+1)の激闘が始まった。
ブラウニー「ケーッ!!なんでだよオイ!なんなんだよ!一度くらいオレにヤラせろよこの魚野郎ォォォォォ!!」
シゾット「一度くらい・・・?そんなもの、金輪際ない!」
ベーレム『ソーダ!』
ブラウニー「ソーダじゃねぇよ!炭酸でもナトリウムでも無い癖に一丁前なバリア張りやがってぇ!全部燃やしてやる!火龍、重撃波ぁ!!」
ブラウニーVSシゾット、激昂しながら撃たれるブラウニーの火炎流攻撃「火龍重撃波」をシゾットはベーレム達のバリアで防ぎ、すかさず愛用の銛(モリ)でブラウニーに近接戦闘を仕掛ける。
ブラウニーもまた溶岩の剣を生成して激しく応戦し、力を込めてシゾットを押し飛ばすが、すぐにシゾットもベーレム混じりの竜巻「轟渦赤猛毒弾」で追撃する。
ベーレム『行ケー!キョウダーイ!』
シゾット「・・・俺の盾と矛になったベーレム達よ。その無念、俺が晴らす・・・!」
アサナ「ニルヤくんさぁ、なーんか最近イヤな感じだよね。すっかりチハヤちゃんのセコムみたいになっちゃって、さ。元はボクやフォンくんと同じ穴の狢(ムジナ)だったって事、忘れたの?」
ティフォン「我も同意する・・・ニルヤ。今の汝は過多の海水の浸透で腑抜けた、只の若布(ワカメ)だ。海人(うみんちゅ)などである筈も無い、我ら悪しき者共への怠惰なる反逆者だと言う事実を、早急に理解する事だな?」
ニルヤ「言いたい事はそれだけか?なら、いい加減に帰れ・・・!」
「‐」モスラ『往生際の悪い殿方は、何時の世もご免被りますわね!』
アサナ・ティフォンVSニルヤ・「‐」モスラはダブルバトル故の乱戦が繰り広げられ、「アクア」体に変わった「‐」モスラがティフォンを、ニルヤがアサナを主に攻撃している。
「‐」モスラ『それに、ワカメは昔も今も人間の食卓の人気者なんですのよ!迷惑なだけの藻のような貴方達と彼を、一緒にしないで下さいませ!』
ティフォン「藻、だと?この馬の骨如きが・・・!我を愚弄するなど、一万光年早いわ!」
アサナ「おーい、光年は時間じゃなくて距離の単位だからー。」
ティフォン「五月蝿いぞ、アサナシオス。それだけ我と凡人共には広大な差があると言う隠喩だ・・・理解出来ぬなら、余計な口を挟むな。」
アサナ「はいはーい。」
ニルヤ「その慢心がある限り、お前はいつまでもチハヤには勝てない・・・お前もだ!アサナ!無駄に長生きだけしながら、反省の文字も知らない馬鹿の一つ覚えが!学習しろ!」
アサナ「えっ?もしかしてそれ、ボクに説教してんの?なーんか、ボクの頭までイヤな感じになって来たなぁ・・・キミ、倒すけどいいよね?答えは聞いてない!」
ニルヤ「ちゃんと聞け!」
カナエ「二番煎じのパチモンだ?お前こそ、ソフビすら出して貰えなかったマイナー怪獣街道まっしぐらじゃねーかよ!!」
イードゥ「『怪獣惑星』とやらには出たぞ。お前とパクリ元と違ってな。」
カナエ「ぐっ・・・!だが、あんな2秒も無い回想の一枚絵で出たって言えんのか!背景と変わんねーよ!!」
イードゥ「それに俺は最近キャストの特撮大百科オーナメントで立体化された。全ての形態をだ。」
カナエ「ぐはっ!!だ・・・だが、バトスピじゃあ俺の勝ちだ!俺はキラッキラのマスターレア!それに比べてお前はキラキラも何の能力も無い、パワーだけが取り得の一番価値の無いコモン野郎だったろうがぁ!!」
イードゥ「・・・お前のパクリ元(グランドギドラ)も、微妙な能力一つだけのコモン野郎だったぞ。」
カナエ「ひでぶっ!!」
イードゥVSカナエ、光線が飛び交う代わりに現実的事情が飛び交う大舌戦を繰り広げていたが、知性派を自称するイードゥに所詮は腕っ節の強いヤンキーでしかないカナエが叶うはずもなく、威勢を張るやカウンターで仕掛けられる言葉の暴力にカナエのメンタルはズタボロにされていた。
デスギー「まず、先にお前らから始末するべきだったな!!敵対したモスラ共と仲良くなるなんて愚かな道を選んだ、失敗作揃いのダガーラ共が!!」
ダガーラ「俺達は、失敗作なんかじゃない!!それをイシュタルが、新モスラ達が俺達に教えてくれたんだ・・・!だから、俺達はお前達を倒す!必ず!!」
デスギーVSダガーラ、力任せに火炎弾「火砕流撃弾」を撃ちまくるデスギーに対し、ダガーラは回避しながら反撃の隙を窺う。
デスギー「こんの!避けてないで戦えっ!!」
ダガーラ「・・・」
デスギー「臆病者めがぁ、やはりお前は失敗作なんだなぁ!!はっはっはっ!!」
ダガーラ「・・・いや、失敗作はお前だ。だからお前はイシュタルに勝てないんだ、出来損ないのギドラ族。」
デスギー「おれが失敗作?出来損ない!?ふ、ふざけんなぁ!!!おれは破壊神様の手で生まれ・・・」
ダガーラ「今だ!爆龍赤塊光波!」
デスギーをあえて挑発して動揺させ、彼の気が一瞬滅入った隙を突いてダガーラは高速回転しながらリング状の光線「爆龍赤塊光波」を発射した。
光線はデスギーの動揺で生まれた火炎弾の隙を正確に通過し、デスギーの体を直撃。
受け身も取れず、デスギーは大きく後退する。
デスギー「ぐ、ぐあああああ!!」
イシュタル「ダガーラ、すごい・・・わたしとたたかったときよりつよいかも・・・!」
ダガーラ「諦めるなら今のうちだ・・・俺達の前からいなくなれ!」
デスギー「ふ、ふざけんなよ!!おれは、おれ達は、こんな所で・・・んん?」
シン「いけ~!!ダガーラ~!!」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・」
デスギー「・・・はっはっはっ!!そっちがお留守だぜぇ!!!くらえ、剛烈駆雷震!!」
ダガーラ「なにっ!?」
デスギーは高笑いをするや、シンとシン・ゴジラ(鎌倉さん)に向けてマグマの火柱「剛烈駆雷震」を発射した。
この不意打ちにダガーラは対応しきれず、火柱を阻止しようと両手から長距離光線「超重龍爆炎」を打つも始動タイミングの差で間に合わず、全ての火柱を阻止できなかった。
ダガーラ「くっ!阻止しきれない・・・!」
イシュタル「おかーさん!?シンゴジっ!?」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「!!」
シン「シンゴジ、あぶなぁい!!!」
そして、火柱はシン・ゴジラ(鎌倉さん)を庇ったシンを無慈悲に襲った。
瞬時に糸のバリアを纏って直撃は避けたものの、業火はその勢いだけで子供のシンの体を軽々と弾き飛ばし、容赦なく地面に叩き付けた。
シン「あうううっ!!」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「!!」
イシュタル「お、おかぁさぁん!!!」
ダガーラ「デスギドラ!お前って奴は・・・っ!!!」
デスギー「あ~はっはっはっ!!!やっぱり子供相手だと楽に痛め付けられるなぁ!!ダガーラを始末したら、次はお前の番だ!イシュタル!!」
イシュタルとシン・ゴジラ(鎌倉さん)は慌ててシンの元に駆け寄る。
直撃は避けたので致命傷には至っていないものの、「‐」モスラから貰ったアクセサリーが砕けてしまっており、子供の体にはきつい攻撃なのは確かであった。
が、それでもシンは二人に心配をかけまいと懸命に明るく振舞う。
イシュタル「おかあさぁん!!しっかりしてぇ!!」
シン「だいじょうぶよ・・・イシュ、シンゴジ。ちょっとふっとばされただけだから、しんぱいしないで・・・シンゴジ、ごめんね。おそろいのアクセ、こわれちゃった・・・」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・」
シン「イシュ・・・ここはダガーラ4にまかせて、はやくにげて・・・あたしもすぐ、おうから・・・」
イシュタル「そ、そんなの、できないよ!!いっしょににげようよ!!」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・!!」