イッツ・ア・スモールワールド




・グループ2
「‐」モスラ、シン、イシュタル、ダガーラ、レオ、「VS」モスラ、バトラ、シン・ゴジラ(鎌倉さん)、イードゥ、セラフィ、シゾット、チハヤ、アロナ、ヒタム、ニルヤ



シン「ゴジラたちになんてことするのよ!!そんなことさせな・・・」
デスギー「はっはっはっ!ちょっと待てよ、シン。お前の相手はこのおれだ。」



ラゴス・ゴジラを助けに行こうとするシンの前に、両手を叩きながらの高笑いと共に立ちふさがるデスギー。
これは相手を確実に不快な気分にさせて気を削ぐ、彼特有のパーソナルアクションだ。



イシュタル「デスギー!じゃましないで!」
デスギー「そうはいかないんだなぁ。もちろん、お前の相手もこのおれだ。イシュタル・・・!お前らにやられ、あのお方の元へ逃げてからずっと溜まりに溜まったこの恨み・・・晴らさずしておくべきかぁ!!!」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「!!」



レオ「もう!たんじょうびはいわったんだから、はやくかえって!それとも、プレゼントもほしいの?」
カナエ「ちーがーうーだーろぉ!!そうイキがってられんのも今の内だぁ!だから今日くらいはおとなしくやられとけぇ!レオ!!」



ブラウニー「ケー!!オレ達の敗北の歴史も、今日で最後だ!そのお祝いに他のモスラ共と一緒に、景気良くたくさん喘いで貰うぜ!!」
ラーバ「やっぱり、こわい・・・!あのとき、おかあさんとおわかれしたときみたいに・・・!
でも、あたしまけない!もうなかないって、ちかったの!」
イム『~!!』



アサナ「ゾクゾクするねぇ。だって、また小さい頃のチハヤちゃんをいじめられるなんて・・・あのオバサンには感謝しなくちゃ。」
ティフォン「我も高揚が止まらぬ・・・まさか、チハヤが我好みの年端の娘になってくれようとは。その華奢で小さな魅惑の躰・・・抱き締めたいな、チハヤ!まさにかぐや姫だ!」
チハヤ「ほんと、さいあく・・・でも、ラーバのためにもまけないよ!」



バトラ「お前ら好き勝手言ってるけどな、そんなのこの俺が許すと思ってんのか!」
「VS」モスラ「私も戦うわ。レオ達に手出しなんて、絶対にさせない!」
「‐」モスラ『わたくしも加勢致しますわよ!覚悟なさい、この下劣龍達!』
ヒタム「アロナ、すまないが俺も戦う。チハヤと、その友達を守る為に・・・!」
アロナ「・・・はい。」
ブラウニー「そうはさせるか!お前らの相手はこいつらだ!」
えんば組『『『ぎょいー!!』』』



ブラウニーがそう叫ぶや、どこからともなく現れた無数のメガヌロン・メガニューラ達がバトラ達へ向かって来た。
当然、全員がジン率いる「えんば組」の増援である。



ティフォン「これで親モスラ連中の介入は不可能。これぞ、完全戦略・・・!」
カナエ「さぁ、おとなしく・・・」
デスギー「おれ達に・・・」
ブラウニー「ヤラれちまいなぁ!!」
アサナ「答えは聞かないけど。」



欲望を剥き出しにしながら、DG連合とティフォンは新モスラ達に飛び掛った・・・



「「「「ちょっと待った!!」」」」



が、その時。
五人の顔に猛烈な勢いで直撃したのは、顔を覆わんばかりの特大サイズのベーレムだった。



DG連合「「「「アバーーーッ!!」」」」
ティフォン「目が、目がぁ~!」



情けない悲鳴と共に五人は落下、慌ててベーレムを顔から払うも、酸の煙が一帯に充満しそうな程の酸攻撃を受け、顔面にも精神的にも大ダメージだった。



イードゥ「黙ってろ、二番煎じのパチモン共。」
シゾット「・・・!」
ベーレム『トニカクブッコロォス!!・・・ダッテ!』
ニルヤ「あのバカギドラ二人がいる以上、こうなる気しかしなかったが・・・」
ダガーラ「イシュタルを、その姉妹達を傷付ける事は、俺が・・・俺達が、絶対に許さない!」
ダガーラ、イードゥ、シゾット、ニルヤ「「「「ユナ王女に誓って、俺達が新モスラを守る!!」」」」



そして五人の前に敢然と現れる、ベーレムを投げ付けた張本人達・・・異世界の四人のダガーラ。
それぞれ度合いは違えど、同じ世界の新モスラ達を大切に思う気持ちは一つであった彼らは今、一つのチームを結成しているようなものだった。



イシュタル「ダ、ダガーラ!!」
ダガーラ「大丈夫そうで良かった・・・」
シン「うわぁ~っ!!ダガーラいちぞく、せいぞろいじゃな~い!!まさに『ダガーラ4』ね♪」
レオ「イードゥ、ごめんなさい。わたしたちがようちゅうになっちゃったから・・・」
イードゥ「気にするな。それよりここは俺達に任せて、お前は姉妹と一緒に安全な所に逃げろ。」
ラーバ「シゾット、ありがと・・・」
シゾット「別に・・・」
ベーレム『コレハシゾットナリノ、恩返シ!「お礼なんていらない、取っとけ。」ッテサ!』
イム『~~♪』
チハヤ「ニルヤ、ありがとね!」
ニルヤ「デフォルメされた上に二人相手は、骨が折れるな・・・まぁ、あいつらに引導を渡すいい機会か。」
「‐」モスラ『あら?でしたらわたくしもご協力致しますわよ!』



更に、えんば組の妨害を掻い潜った「‐」モスラがそう言うや両手に召喚した小型弓からそれぞれ五本の矢を放ち、DG連合+ティフォンを射って行く。



DG同盟「「「「うおっ!」」」」
ティフォン「ぐぬぬ、小癪なモスラ族め・・・親でもなければ新でもない、何処の馬の骨とも知れぬ半端な身分の分際が、身を弁えろ・・・!」
「‐」モスラ『だからこそ、お邪魔するに決まっていますわ。ごめんあそばせ?』
ニルヤ「お前、あの増援の中よく来れたな?」
「‐」モスラ『ふふっ。もうあちら側にわたくしの協力は必要はありませんの。なにせ・・・』






えんば組『『ばたんきゅー・・・』』



バトラ、ヒタム「「・・・俺の妻に、指一本手を出すな!」」
アロナ「ヒタムさん・・・!」
「VS」モスラ「あなた・・・!」



「‐」モスラ『最強メンズ組のタッグが、いらっしゃいますから。』
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好釦