イッツ・ア・スモールワールド










Jr.――・・・あれから、僕も機龍もアイレナさんとはあんまりあってない・・・
まえの「招待」のときも、ほとんどべつべつだったし・・・
あのときはかみさまがゆるしたらいい、みたいにいってたとおもうけど・・・どうなるんだろ・・・



初代ゴジラ「・・・」
アイレナ「・・・早く『今の身体』に、戻れるといいわね。」
Jr.「・・・えっ?」
アジゴ「お母さん、どうしたの・・・って、このお兄さん、だれ?」
アイレナ「この人は機龍。だけど、あの光線のせいで機械になる前の昔の姿になっちゃったのよ。アジゴ。」
アジゴ「ええっ!?機龍さん!?」
アジマ「かっこいい・・・」
アイレナ「でも、みんなみたいにあの光線を受けて昔の姿に戻っただけだから、早く戻れるように二人もお祈りしてちょうだい。」
アジマ「ええっ。俺、あの姿の方がいい。だって、あっちの方がかっこいいもん。」
アジゴ「もう、アジマ!お母さんがそうだっていったら、そうなの!」



ザウルス「どうやらゴジラさんについては大丈夫そうだよ、Jr.。」
Jr.「・・・そうだね。」



初代ゴジラ「・・・この姿でいて欲しい、とは言わないんだな?」
アイレナ「思ってもいない事を言っても、仕方ないでしょう?全ては『神』が決めた事、私はそれを受け入れるだけ・・・それに、あのゴジラ達が受け入れられて、貴方だけ許されない事情なんてないと、私は思うわ。」






シン「シンゴジっ♪あたしたち、ほんとにおさななじみになったみたいだねっ☆」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・!」
ラゴス・ゴジラ「おっ、シンゴジもうれしがってるぜ!ほんとにむかしにもどったみたいだなシン!あにき!」
スペース「あ、あぁ・・・」
シン「うんうん!なつかし・・・い?あれ?むかしのゴジラって、もっとおとなしくなかったっけ?」
スペース「そうだな・・・こんなになまいきじゃなかったはずだぞ。」
ラゴス・ゴジラ「そっか?」
ラドン「確かに、中身だけ今のゴジラみたいな感じ・・・あっ、シンゴジも子供の頃は可愛いんだね~。」
イシュタル「わたし、おかーさんもゴジラもスペゴジもわたしといっしょになって、なんだかうれしいな!」
ジュニア「ボク、すごくうれしい!ゴジ兄とスー兄とシンゴジ、ボクのおとうとみたい!」
ダガーラ「・・・む、昔のイシュタル・・・可愛い過ぎる・・・!!」
シン「ちなみに!こどものときのイシュにんげんたいは『本邦初公開』!で~す☆」



シン・ゴジラ(品川くん)「あう、あう。ぽぽしゃま。ぽぽしゃま。」
紘平「ほら、ちゃんと捕まってろよ。」
幸「は~いっ!ぶらぶら~!ぶらぶら~!」
レジェンド「・・・」
幸「ぶらぶら~!ぶらぶら~!わあぁ~いっ!」
シン・ゴジラ(品川くん)「ぽー、ぽー、しゃーまー。」
シュウ「伝説のゴジラとやらも、子供の前ではただのおっさんだな。」
ゆい「・・・やっぱり、あたしもおじさんとあそびたいな~。ミニラくんも来る?」
ミニラ「えっ?う、うん。」
ゆい「じゃあ、一緒に行こっ!おじさ~ん!あたし達ともあそんで~!」
シュウ「おい、お前まで行ったらあいつやばいだろ・・・ったく。」






初代ゴジラ「・・・そうかもな。」
アイレナ「そういえば、貴方の会った『神』はどんな方だったの?」
初代ゴジラ「地上に戻って来てからは忘れていたが、この前の出雲の「招待」の後に思い出した・・・お節介焼きでゴジラ族贔屓の、今は何処か知らない世界へ行った巨大な神様だ。」


――・・・俺もまた、奴のお節介に助けられていたとは。
だったら、早く機龍に戻らなければな。
このままだと、奴も満足出来ないだろう・・・



ラゴス・ゴジラ「あっ!よくみたらゴジラ・ザ・ファーストじゃん!」
シン「ほんとだ!ひさしぶり~!初ゴジ~!!」
初代ゴジラ「お前ら・・・一応、記憶と人格は機龍なんだが。」
ザウルス「まぁ、そう言わないで。」
スペース「Jr.パパがむかしのすがたにもどったように、機龍も初代ゴジラにもどっていたのか。」
「‐」バラン『ラゴス島の主を探して・・・の時を思い出すな。惜しむらくは、護国聖獣の面々と同志が居ない事か・・・』
「‐」モスラ『同感ですわね・・・あっ、そうです!シン!!それにシンゴジ!!』
シン、シン・ゴジラ(鎌倉さん)「「?」」




ラーバ「・・・はっ!」
チハヤ「どうしたの?ラーバ?」
ラーバ「じつはね、あたしまえにこんなゆめみたの・・・シンねえさんとシンゴジさんがちいさくなって、モスラねえさんがじぶんのとこにつれていっちゃうの!」
チハヤ「えぇ~っ!!それ、もしかしなくても、『でじゃぶ』だ!」
レオ「でじゃぶ?それって、まずくない?」
ラーバ「もしゆめみたいなことになったら、あたしがとめないと!」
チハヤ「ぼくもいっしょにやるよ!ラーバ!」
レオ「わたしも!」
ラーバ「ありがとう!ふたりとも!」



「‐」モスラ『・・・』



ラーバ、チハヤ、レオ「「「どきどき・・・!」」」



「‐」モスラ『・・・このアクセサリーがよく似合いますわね♪付けてみて下さいな。』
シン「うん!ありがと~!!うわぁーーー!おそろいだね!シンゴジ!」
シン・ゴジラ(鎌倉さん)「・・・。」
イシュタル「わあ~っ!おかーさんもシンゴジも、かわいい~っ!!」
「‐」モスラ『二人共、良く似合っていますわよ♪では、わたくしはちょっとゴジラザウルスと話して来ますわね。』



ラーバ「・・・あれ?」
チハヤ「でじゃぶだったら、ここでモスラねえさんがシンねえさんとかまくらさんをつれていくんだよね?」
レオ「きのせい、かな?」
ラーバ「それならよかったぁ・・・」
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好釦