LAST TRAIN ―新しい朝―
本作を見て下さり、ありがとうございます。
今回は2017年6月3日~4日に島根で開催した島根オフ会に向けて書いたものですが、残念ながら当日には間に合いませんでした・・・
ただ、それから数日後にどうにか完成には漕ぎ着けまして、第三弾・四弾とほぼ同じボリュームながら一年半や五ヶ月かからなかったのは褒めて頂きたい点ですf^_^
今回、最初は島根オフ会に合わせての話なので島根・出雲が舞台・呉爾羅が中心人物なのは同じに、本格的に悪役怪獣達を登場させてかなりのバトル長編にしようと考えていました。
ですが前回の第六弾が柳さん以外の方にとって何も言わずにいきなり書いて来た形になった反省から、先に女性陣にシチュエーションや登場怪獣のリクエストを伺い、柳さんとの念入りな打ち合わせを中心に女性陣のリクエストを盛り込んだ結果「出雲観光兼呉爾羅の邪気払い」と言う、ほとんど違うストーリーへの変更となりました。
護国聖獣で「護国戦隊シマネンジャー」を結成するだの、新モスラ+「-」モスラでプリキュア5をやるだのと迷走しまくっていたのでストーリー変更は大正解だったのですが、その軌道修正が遅れたり、せっかくだから柳さんが知っている第三弾までの怪獣を全員出したい!と欲張ってキャラを出し過ぎて台詞に悩んだ結果、オフ会には間に合いませんでしたが・・・逆に出雲大社近辺を実際に見て感じてから書いた事により、説得力や空気感を感じられる話に出来たとも思います。
この辺りはストーリー上強く求められるものですし、蔑ろにしたくない気持ちはありましたので。
そういう訳で本作は島根オフ会自体が柳さんに参加して頂けるのが絶対条件だった事もあり、あからさまに柳さん贔屓な話にしました(汗)
冒頭とラストに他世界(作者様)の怪獣が全く出てこない、フォローはしましたが過去に柳さんが書いた各短編の読了推奨、その諸短編のオマージュ・パロディ、「G」クロとのリンク及び続編と言える程に密接に関わるストーリー・・・
怪獣界関係やクリスタラックの件など、他作者様の短編の話に触れたりする事はありましたが、ここまで濃密に関わる話は初めてです。
コラボ小説としては多少よろしくない事ではありますが、再びオフ会に参加してくださる柳さんへの感謝の思いを伝えるには僕はこういう形でしか無理でしたし、呉爾羅が出雲大社の鳥居を潜って神の御前に赴くと言う、人によっては元の短編の魅力である悲壮感やメッセージ性を壊しかねない話にしたのも、ひとえにコラボ小説だからこそ出来る・・・このシリーズで積み上げてきた縁がなければ出来ない事なのと、せめてこのシリーズの中でも呉爾羅や護国聖獣達には幸せになって欲しい、異世界の怪獣達から好かれるようになった呉爾羅はもう許されてもいいのではないか・・・と言う、一ファンとしての僕の願望を形にした話となりました。
見方によっては「御都合主義」なこの結末に複雑な感想を持った方もいらっしゃるかもしれませんが、メインである女性陣、特に柳さんからは絶賛のお言葉を頂けた事は、この話の完成度・満足度の指針であると受け止めております・・・!
堅い話はこれまでにしまして・・・
他に柳さんに満足して頂こうと思った最大の満足ポイントが今回のタイトルでして、デュエリスト諸兄ならずばりお分かりの通り、由来は「遊戯王5D's」の同名のOP、あの鬼柳さんが初登場したダークシグナー編のOPからです。
実は、このシリーズに終わりが来れば最終話のタイトルに使おうと思っていたのですが、それを撤回して呉爾羅の終わりと新たなる始まりを象徴する意味を込めて使いました。
実際、今回における呉爾羅にはぴったりな歌詞だと思いますし、もう一人の主人公・「VS」ゴジラにも当てはまる歌詞でもあります。
ちなみにこの歌を聞いた方は丸分かりだと思いますが、後半辺りの呉爾羅・「VS」ゴジラ・ガジャ・ナーガの台詞には原曲の歌詞がそれはもう沢山入っていますf^_^
それだけ良い歌と言う証拠でもありますので、遊戯王を知らない方も是非聞いてみて、本作での呉爾羅達に思いを馳せてみて下さい。
本作もう一つの柳さん満足ポイントであり、サプライズ要素にもなったガジャ・ナーガですが、前から「G」クロ内で僕もゴジラを出す以上は絡ませたいと話は通していまして、結末としてあえて日出ずる国=日本に行った以降は曖昧になり、亡骸だけを僕の四神ゴジラに絡ませる形で考えていました。
登場する第五章はまだ公開もしていませんが(汗)、単なるガジャ・ナーガの再生した姿だと色々違和感のある立ち位置なので魂は既に何処かへ行き、亡骸だけが使われた設定にしていました。
・・・では、魂は何処へ行ったのか。
曖昧にしていたその設定と今作が僕の中で繋がった時、思い切って今回ガジャ・ナーガを出してみたいと言う気持ちに駆られました。
シリーズの核に関わる「神」に近い位置で無ければならない以上は、柳さんサイドのキャラとして屈指の威厳ある存在である彼こそはこのポジションに最適ですし、元からガジャ・ナーガはGMKゴジのイメージだった影響でキレた17歳モード(暴走)呉爾羅及び「VS」ゴジラとの共通点も多かったですから、本作の中核である二人の理解者・救済者として描き、二人の過去と第二弾との関係も密にして、最後はカルナ・ウシャスと一緒に理想郷を探しに異世界へと旅立つ・・・と言う、ガジャ・ナーガもまた最後に救済された結末としました。
本作は呉爾羅・「VS」ゴジラが表主人公、最珠羅・機龍が裏主人公、そしてガジャ・ナーガが真の主人公として書いていますので、この結末は真っ先に浮かんだシーンでした。
一応これで「G」クロとも繋がりが出来ましたが、ガジャ・ナーガを出したのは特例なので、今後ここまで「G」クロ要素が出てくる事は無い筈・・・です。
ちなみに「G」クロ関係で補足しておきますと、ガジャ・ナーガの回想で登場したウシャスの子孫の「東雲」ですが、群馬で研究所を構えている背中にねじの付いたロボを作った女の子と関係あるとか(汗)、オリジナル設定とかではなく、裏設定として存在しています。
現在は非公開(お蔵入り?)になっていますが、宇多瀬さんが第六章に書く予定としてあった短編に「東雲家の一族」と言う話があり、この短編に登場する東雲家が代々受け継ぐ「予見」の「G(特殊能力)」は、ウシャスがカルナから与えられた力が継承されていると言う設定になっており、更に4010年を舞台にした第四・五章に登場するトーウンと言う予見者も、東雲家の系統にある設定です。
「ウシャス」がサンスクリット語で「暁」を意味するので、同じ意味を持つ「東雲」になったと言うわけです。
またガジャ・ナーガが少々の時空操作力を持つのは、スーリヤのゴジラザウルス達に力を与えた「白夜」と言う存在(「G」の語源になった別次元のゴジラ、こちらもモデルはGMKゴジ)が時空を超える能力を持っているからで、第二弾だけ一行がバラバラの場所に到着したのもガジャ・ナーガが少々の時空操作力しか持っていなかったから・・・と言う裏設定もあったりします。
あと、劇中ガジャ・ナーガが他の招待主について語っていますが、これは本編完成後にみかんさんと招待主達について話し合い、追加した箇所です。
シリーズの核となる事なのでまだ詳しくは話せませんが、とりあえずここでは「各世界ごとに一人は招待主がいる」事は明かしておきますので、皆様で予想してみて下さい。
さて、ここからは今回続々と初登場した怪獣達について色々と。
トップバッターは本作のプロローグ短編「閉ざされた世界」にて先に登場している城村さん宅の新モスラ・チハヤと、ゴジラジオin京都にて名前だけ登場していた皇さん宅の新モスラ・セラフィについて。
各世界の新モスラ集合が見たい、と言う城村さんのリクエストに応える形で満を持して登場した、まさに「新たなるモスラ」ですが、執筆時点でお互いに面識ありと言う設定があったからか、ニチアサヒーロー・ヒロインでいう追加戦士枠のイメージがあったからかは知りませんが、基本的にニコイチで行動させました。
チハヤの方は他にはないボーイッシュでサバサバとしたキャラ、問題児(Wギドラ)に付きまとわれながらそれを跳ね除けるタフさ、そんな中に隠し持つ乙女な所を描けたと思います。
セラフィはプロフィールを読んで何処か他のモスラ一族には無い「影」を感じ、思い切って一族を全滅させられている設定とし、それを同じくたった一人のモスラである「‐」モスラや再会したチハヤ、そしてモスラ姉妹によって癒される・・・と言う流れにしました。
何だかセラフィの方が目立っている気がしなくもないですが、チハヤもその独特な立ち位置をなるべく生かして空気キャラにしないように心がけましたし、特別編2及び3の一エピソードでは主人公ですから、パワーバランスは取れているとは・・・思います!f^_^
城村さんと皇さんからは幸いにも特に苦情は来ず、セラフィへの理解の深さやチハヤが早くもセラフィの親友ポジションにいる事を喜んで頂けました・・・
また、一応こちらも初登場のセラフィの相棒・イムは本来「フェアリー」が名前ですが、お察しの通り既にみかんさん宅のフェアリーがいるので、生前の名前を使わせて頂きました。
そんなフェアリーとの共演・親友化は、もはや鉄板ですね!
ちなみに、新モスラ勢揃いと言う事で「デスギドラが危ない!」と言う意見が女性陣で共通していまして、何処かのデスギドラに犠牲になって貰おうとも考えましたが・・・諸々の都合で無しとしました(汗)
次に久々の怪獣界からの新キャラ・ジュニアについて。
正直、本当に設定とイラストのみのキャラだったので登場を避け、そうしている内に本家シリーズとの時間軸がどんどんずれて行った事から今まで登場出来ずにいましたが、みかんさんからの強い要望を受けてネタバレ込みの色々な情報共有や打ち合わせをし、「怪獣界は他世界に比べて時間の進みが緩慢」と言う、登場を控えた年月分のツケ・・・ではなく新設定を入れた上での登場となりました。
不安要素さえ無ければあとは色々と絡めて馴染ませるだけですから、同じ子供ゴジラのチャイルドとは双子のように常に、他にすっかり引率者が似合う(?)レジェンド、子供のおもちゃ枠(笑)で魏怒羅、後述の理由で品川くん、ショタコンでお馴染みのクリス姐さんと絡ませてみました。
怪獣界組の新たなるレギュラーにして、子供枠としての活躍が期待されるキャラですね。
続けてこちらもみかんさんのリクエストで登場となった、「品川くん」こと城村さん宅のシン・ゴジラについて。
既に「鎌倉さん」こと柳さん宅のシン・ゴジラが前作で大々的に登場しているので、品川くんの立ち位置をどうしようかと考えた結果・・・「ちょっと不気味な子供ゴジラ枠」として行動させる事にしました(笑)
実際品川くんは精神年齢5歳で、前作で鎌倉さんとひと悶着起こしかけた引率者レジェンドの優しさも出せるかな・・・と思いましたし、本シリーズ内では特別な思いが込められた名前である「シン・ゴジラ」と呼ばれる理由も、「閉ざされた世界」を含めて理由付け出来ました。
鎌倉さんによる封印解除は前作の鎌倉さん同様、おぞましい強さを引き立てる為に熱線を発射するシチュエーションが欲しいと思い、鎌倉さんとの差別化で袖から放とうと考えたのですが、自分から封印を解けるなら封印されし者の意味が無くなると思い、条件の一つとして同族の力・・・つまり鎌倉さんの協力が必要な設定としました。
あえて引っ掛かるように挑戦した「たなら」封印の台詞もあって、鎌倉さんとはまた違った濃いキャラになったと思いますし、城村さんにも満足して頂けまして、後日みかんさんとゴジラストアに行った際に「真顔品川くん&鎌倉さん」を描こうとされていたと聞きました・・・!
鎌倉さん、品川くんと来たらあとはみんなのマスコットの蒲田くんですが、そういえば皇さん宅のシン・ゴジラって気分で自在に姿を変えられるとか・・・?
それから皇さんのリクエストでゴジラジオでの出演からいよいよ正式に登場した「KAIJU」枠筆頭、ナイフヘッドについて。
前回出来なかったスペースとクリス姐さんとの対決がストーリー案に上がった時、皇さんから伺ったほぼ本編通りのシチュエーションのリクエストを元に登場の運びとなった彼ですが、軽い気持ちで「‐」モスラに言わせた怪獣芸人に本当になってしまうとは・・・と言う思いもありつつ(汗)、皇さん曰くは「KAIJU」サイドの主人公との事ですので、なるべくクリス姐さん達の影に隠れないように目立たせてみました。
クリス姐さんとの対比とキャラ設定から基本は舎弟・ヤンキーキャラにしたので、比較的凸凹コンビにもなったかなぁ、と。
また、以前皇さんと話した設定を元に今回からアンティヴァースを悪しき(ヴィラン)怪獣達のアジトと設定したので、自在にアンティヴァースとの扉を開けるナイフヘッドの出番も、ヴィラン怪獣達の活躍次第で増えるかと思います。
ちなみに、本編中ナイフヘッドがしきりに使っていた「秘密結社 鷹の爪」ネタは僕が柳さんへ捧げたネタ・・・では無く、実は皇さんからの追加リクエストですf^_^
あと、触れておくべき登場済怪獣としてはシンとシン・ゴジラ(鎌倉さん)、キングシーサーでしょうか。
シンと鎌倉さんは既に僕らの中で「シン鎌(みかんさん命名)」と言う単語が出来ているほどに人気のカップリングで、本編でもラゴス・ゴジラとの対比としてやや恋人のように描きました。
今回見せた鎌倉さんの「尻尾」もなんとみかんさんのリアル友人様からのアイデアで、「尻尾がモデルの髪を熱線だけに使うのは勿体無い」との事。
ただ、あくまで「親子」のような関係でもある点も僕らの中で変わりは無く、恋人っぽいのを楽しむカップリングですので、この二人が本当に付き合う事はありません。あしからず・・・
と言うか、僕の中では鎌倉さんはシンの忠犬のイメージだったので(笑)
キングシーサーは第三弾番外編にカメオ出演させて以来、ちゃんと出したいと常に思っていたキャラなので、こうして登場させられて良かったです。
ゴジラ・レッドのストッパーにしてリア獣枠として存分にイチャイチャさせられましたし、彼女の持つ穏やかさや優しさも出せたかと思います。
あと、人数のキャパオーバーだったのでアメリカでのカメオ出演になり、城村さん宅のモスラ夫妻未登場の煽りを受けた感のある「VS」モスラ夫妻・ジラですが、一応全員特別編3でフォロー出来ましたし、同じ世界の怪獣なのでたまにはこういう登場の仕方もいいかな・・・と思っています。
それから、本編の順序を追って本作の小ネタについての解説を。
・本作が意図的に過去の柳さんの小説のセルフパロディ・オマージュを行っているのは既に言った通りで、冒頭及びラストの最珠羅の語りとタイトルの表示は「命の別名」のオマージュです。
本作は直接の続編に位置するので統一感が出るようにしつつ、台詞は「命の別名」との対比を含めた続きの内容にしました。
ちなみにリャンコ大王ネタや「蜆に噛まれて・・・」の台詞、この後の「やだなぁ、バランさん。」→「~だよ、婆羅護吽。」のやり取り、最珠羅・護国バランに蹴っ飛ばされる呉爾羅・魏怒羅、ウノ中の護国バラン「ダウト!」、呉爾羅の好みの女性像(?)の「年上で幼馴染みで外資系OLで看護婦で未亡人で幼妻で年下な嫁」はパロディの部分です(笑)
・呉爾羅と最珠羅達の精神世界での会話は「語り継ぐこと」の部分で、後半部分の最珠羅と呉爾羅の台詞はほぼそのまま使わせて頂き、婆羅護吽・魏怒羅の台詞やガジャ・ナーガ介入の台詞を追加しています。
・呉爾羅の電波台詞「これからお前らには「招待」されて貰いま~す。」は映画「バトル・ロワイヤル」の有名な台詞、「今日は皆さんにちょっと殺し合いをして貰います。」をうろ覚えのままパロディしたものです。
・・・うろ覚えと書いたのは、今まさに「あれ?」と思って調べたからですf^_^
・本作で魏怒羅が喋る台詞(「カイガン」、「レッツゴー、覚悟」等)のほとんどは「仮面ライダーゴースト」ネタです。
冗談半分・本気半分と言う感じで、ゴーストも「死生観がテーマ、死んだ者の意思や魂を受け継ぐ描写、主人公が生者でも死者でもない幽霊のような存在で、複数の魂を扱っていて、明るい性格だが幽霊故の切なさを抱えている、主人公に似た存在でただの人間ではない仲間がいる」と言う共通点があり、後々アンバーが言う「我思う、故に我あり」もゴーストのOPがふと頭に流れて思いつき、引用しました。
ちなみにゴーストのOPの方は「我ら思う、故に我らあり」と複数系になっていますので混同注意ですが、歌詞が本作の呉爾羅の心境を中々に現していたりしますので、裏イメージソングとして聴いてみて下さい。
・バラゴンが婆羅護吽お姉さんに聞かせようとしている「髑髏島で出会った巨神」は言うまでも無く、「キングコング 髑髏島の巨神」からです。
前に第四弾で同じキングコングネタの「ファロ島の大いなる魔神」ネタ使ってんじゃん、と思った方もいるかもしれませんが、使いたくてたまらなかったので・・・(汗)
・「VS」ゴジラが回想した、人類への復讐を誓った日の台詞は柳さんの小説「ラドン温泉湯煙事件・後半」内の「VS」ゴジラの独白を引用し、書き足して一つの台詞にしたものです。
ラストの余韻及び第二弾でのゴジラザウルスの台詞に対応させる為にも、新堂さんへの思いは強調したかった所です。
・スペースが頼んだ呪文コーヒーはもしかしたら聞き覚えがある方も多いかもしれません、「日常」の有名なネタである「ちゃんみおスペシャル」・・・と言うか、一度過去作で使った事がある(「Great」)ネタです(笑)
ついでに「ドッピオ」ネタも日常ネタで(呪文コーヒーとは違う話)、スタバに来たなら使わなければ!と被り上等で使いましたf^_^
・レオの「どんな関係かって聞かれたら・・・友達以上かな?」と言う台詞、続くイシュタルの「それも少し違う・・・かな?」の台詞はこれまたデュエリストには一発で分かるネタ、「遊戯王5D's」のエンディング「‐OZONE‐」の歌詞からです。
「オゾンより下なら問題ない」で有名な歌ですね(笑)
・呉爾羅の「鷹!孔雀!コンドル!」の台詞の元ネタは、「仮面ライダーオーズ」のタジャドルコンボの変身音声です。
松江フォーゲルパークにタカとクジャクがいると調べて分かったので、コンドルがいないのを承知で言わせてみました(汗)
・ジラの奇妙な飛び方は気付いた方も多いと思いますが、「ゴジラ対へドラ」におけるゴジラの飛行方法そのままです。
これでも飛べないのが、偽者と呼ばれる存在の悲しみ・・・なのでしょうか?
・品川くんの「カイ、カン・・・」は映画「セーラー服と機関銃」の最も有名な台詞からです。
昔の作品ですが、見た事がなくてもこの台詞は知っている方もいると思います。僕もそうですf^_^
・所謂「両手を広げてマントをたなびかせる」ポーズをジュディ・オングさんではなく欧陽菲菲さんと間違えるネタは、僕のリアル勘違いが元です(笑)
・意を決した呉爾羅が鳥居へ飛び込んだ時の台詞、「よろしくお願いしまああああああす!!」は「サマーウォーズ」ラストの台詞が元です。
・同じく呉爾羅の「地球に生まれてよかったあああああ!!」は世界陸上での織田裕二さんの叫びが元ですが・・・どちらかと言えば山本高広さんのネタの方が浮かびますね(笑)
・ガジャ・ナーガの台詞「集いし絆が、新たな縁を紡ぎ出す・・・」は、遊戯王5D'sの主人公・不動遊星の召喚口上です。
俺達の絆パワーで、必ず倒してみせる!
・「そろそろお別れの時間だ、俺はあんたなんか怖くない。行かなくちゃ、嘘つきにはなりたくないから。自分の人生を過ごせないなら、俺は死んでいるのも同然なんだ。」の台詞は、歌の方の「LAST TRAIN」のCメロ(間奏部分)の英語歌詞を日本語訳したものです。
この曲は元々5D'sとは関係の無い曲で、OPに採用される際に新しく日本語の歌詞を付け直して歌い直された、と言う逸話があるのですが・・・英語版・日本語版共にこの部分だけは一緒です。
一応呉爾羅の台詞と言う事にしていまして、やや違和感があるかもしれませんが、呉爾羅の決意表明の言葉としてどうしても入れたかった台詞です。
今回は前回に引き続き柳さん贔屓な作品にしあり、急遽第三弾までの怪獣達を全て出したいと言う思いにかられてたくさん怪獣を出した結果、登場人物や話の骨子を特化する事で上手くまとまっていた前作に比べると、ちょっと所々のまとまりや怪獣同士の交流はおろそかになったかな・・・と思います。
ですが、「呉爾羅とガジャ・ナーガの呪縛の終わりと新たなる始まり」「それぞれの忌まわしき過去との清算」と言うテーマは最後まで貫けましたし、女性陣にも島根観光・交流の部分はとても楽しんで頂けました。
それに今回残念ながら出せなかった怪獣達(怪獣界・怪獣島の面々、城村さん宅のモスラ夫妻)は特別編3に登場させられましたし、怪獣同士の交流も特別編3で多少は増やせました。
当初予定に無かった特別編2・3弾の存在が本作自体の規模を底上げしたのもあって、ある意味色々と本作を書くにあたって意識していた第三弾のような作品になったと思います。
登場を示唆した「獣人界・UWのバラン」「UWの他のモスラ達」「悪役怪獣連合」、スペースVSクリス姐さんのシチュエーションは次回以降の作品で必ず出したいですね。
長期に渡るシリーズ化と女性陣の強い信頼があったからこそ出来た、シリーズ一のスケールと大きな一区切りとなった一作だと思いますが、まだまだいる出したい怪獣や書きたいシチュエーション、未だ舞台にしていない獣人界(皇さんの世界)を今度こそ舞台にしたい思いなどもあるので、あくまで区切りが付いただけでシリーズはもっともっと続けていく所存です。
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