・城村さん宅怪獣の個体名の由来
(以下、登場順に記載。)



・チハヤ(新モスラ)
インドネシア語で「光(チャハヤ)」と古語の「ちはや(ぶる)」より。
地球に「光」をもたらし導く「強い」存在になって欲しいことから。


・紘平(VSゴジラ)
「VS」シリーズ特技監督の川北紘一氏のお名前の【紘】と、平成シリーズのゴジラということで一字取って【平】。


・幸(ゴジラジュニア)
「VSメカゴジラ」にて母親代わりだった五条梓さんの「梓」の右部分「辛」に、川北紘一監督の「一」を足して【幸】。こじつけ。
あとは【幸せ】になって欲しいという個人的な思いもある。


・アロナ(VSモスラ)
インドネシア語で「太陽」の意味。
文字通り、太陽のように大きく明るく照らす存在であるように。
ちなみに「スーリヤ」とも言うそうですが、スーリヤ・・・柳さん・・・「G」クロ・・・んっ？


・ヒタム(バトラ)
インドネシア語で「黒」の意味。
「黒い」モスラから。また日本語の「ひた向きな」の意味としても性格に合うのでその音も汲み取った。


・ニルヤ(ダガーラ)
「ニライ・カナイ」の別名。
音の響きが凄く好みだったのと、柳星張さんの後押しが決定打。
ニライカナイの行く末への希望を込めて命名されたが、実際には破滅へと導き皮肉にもニライカナイそのものを体現した名前で、嘗てはこの名前が嫌いだったと言う設定。


・アサナシオス(デスギドラ)
ギリシャ語で「不死の者」の意。
デスギの性質を体現した名前だったのでそのまま採用。
名前としては長いので「アサナ」、もしくは「サナ」呼びされる事が多い。
チハヤはほぼフルネームか「サナ」と呼び、理由は母の名前(アロナ)に少し音が似ているのが嫌な為で、「アサナ」呼びはしない。


・ティフォン＝フリサフェニオス(グランドギドラ)
「ティフォン」はギリシャ神話に登場する最大最強の怪物達の王「テューポーン(現代ギリシャ語寄りの名称とのこと)」から。
ヒュドラの父でもあり、全能神ゼウスと比肩する力を持つので名前負けしない感じで選んだ。
「フリサフェニオス」は現代ギリシャ語で「金色の」の意味で、ここでの「フリサフェニオス」はミドルネーム的役割。
無論長すぎるので、主に「ティフォン」呼びされる。


・ヒルメ(婆羅護吽)
日本神話の三貴神「天照大神」の別名「大日孁貴神(オオヒルメノムチノカミ)」より、「ヒルメ」の部分を採用。
ヒルメ＝「日(太陽)の女神」という意味で、日→火→赤→赤い怪獣のバラゴンにこじつけ。
また、天照大神は三貴神の中で最初に生まれた女神という点においても、本編中の三聖獣で最初に目覚めた紅一点である婆羅護吽に当てはまると思い、相当させました。
【陽】…太陽
【留】…(当て字)
【女】…女神
漢字の意味としても原義の通り、「太陽の女神」。


・クヨミ(最珠羅)
日本神話の三貴神「月読命(ツクヨミノミコト)」より、「クヨミ」部分を採用。
本来は月の神格・夜の神とされているが、海も支配した記述がある事と性別が記述されていない事、三貴神の中で二番目に生まれた神(＝本編で二番目に目覚めた聖獣)である事から最珠羅をツクヨミに相当。
あと本編での羽化シーンから、月夜のイメージも想起。
【宮】…かこい(＝クニ的なニュアンス)
【夜】…夜(の神)
【海】…海(の神)
漢字の意味としては、「クニを護る夜と海を司る神」。


・スサノ(魏怒羅)
日本神話の三貴神「素戔男尊(スサノオノミコト)」より、最初三文字を取って【スサノ】。
アマテラス、ツクヨミの次(三番目)に生まれた＝本編で三聖獣の中で最後(三番目)に目覚めた事や、男神である事や神話における八岐大蛇退治との関連などからスサノオに相当させた。
【守】…護る
【叉】…夜叉(のように勇猛な人)
【能】…働き、能力(ほぼ当て字)
漢字の意味としては、「夜叉のように勇猛な守護神」。


・マガヒ(GMKゴジ)
日本神話に登場する災厄の神「大禍津日神(オオマガツヒノミコト)」より、数文字取って【マガヒ】。
【禍】…災い
【火】…業火
漢字は「禍(わざわい)の業火」くらいの意味。


・ミコト(釈ゴジ)
【弥】…あまねく、行き渡る。「仏教で音に当ててる(阿弥陀、弥勒などのような)イメージ→機龍二部作固有名詞(アソカ)と同じ『 仏教』縛り」
【寿】…「命」、祝う
「命」を「あまねく祝う」、「生まれた命を祝い」、「永く豊かに育っていって欲しい」。
また、機龍二部作を通して「命の尊厳を投げかける」存在であって欲しい。


・アソカ(機龍)
仏教三大霊樹の一つとされる「無憂樹(ムユウジュ)」の別名「【阿輸迦(アソカ)】の木」より。
「×メカゴジラ」にて登場した湯原沙羅ちゃんの名前「沙羅(双樹)」から「無憂樹」へ想起。
アソカ＝「憂いの無い」→生まれた事に憂いがないように。
また、釈迦が生まれた時にあったとされる樹から、釈ゴジが生まれた時にそばにいた＝初代、のような意味も汲めるようにした。いっつこじつけ。
ちなみに花言葉は「誕生」。


・シュウ(GFWゴジ)
漢字で書くと「終」。
出典作の「ファイナルウォーズ(直訳：最【終】戦争)」より。
また、全てを【終】わらせる力を持つ個体だと言う思いも込められている。


・ゆい(GFWミニラ)
漢字で書くと「結」。
人間とゴジラを【結】ぶ役目を担った子だったから。
あとは「シュウ(終)」と同じ部首を持たせて、兄妹感を出す為に。
ちなみにこの二人で以て、ゴジラシリーズを一度「終結」させたという意味も込めている。こじつけ。


・愛美華(ビオランテ)
赤いバラの花言葉の「あなたを【愛】しています」と「【美】」、花＝【華】より。
読み方は「VSビオランテ」に登場する「白神英理加(エリカ)」の音に近づけた。
最初は「紅愛(くれあ)」の予定だった。


・英恒(スペースゴジラ)
英語の「echo(エコー、反響・共鳴・模倣者・(電磁波の)反射の意味)」から。
また、「VSスペースゴジラ」主題歌である「エコーズ・オブ・ラヴ」から。
漢字は水晶の別名である「石【英】」と、宇宙の「【恒】星」より。
「英」は「はな」とも読み、「英(＝花)」→愛美華の弟という意味で関連付けた。
ちなみに訓読みの「あやひさ」には特に由来は無い・・・アヤヒサ言うな！


・ウィルトス(ムートー♂)
ラテン語で「寄生虫」を意味する「パラシー【トゥス】」と、「男性」を意味する「ウィル」を組み合わせての「ウィルトス」。
完全な造語のつもりだったが、よくよく調べてみたら、古典ラテン語でウィルトスは「勇気」みたいな意味があるらしい。


・パラミナ(ムートー♀)
ラテン語で「寄生虫」を意味する「【パラ】シートゥス」と、「女性」を意味する「フェー【ミナ】」より二字ずつ取って「パラミナ」。
ゴジラ族に寄生して生きていたので、「寄生虫」という語句を持ってきた。



・志那刀(波羅蛇麒)
日本神話に登場する風の女神「級長戸辺命(シナトべノミコト)」より、最初三文字を取って【シナト】。
風使いということで、日本神話に出てくる風の女神から名前を頂いた。
漢字は全て万葉仮名(漢字の音を字に当てたもの)なのでそのものに意味は無い。


・香久追(罵螺醐羅)
日本神話に登場する火の神「軻遇突智(カグツチ)」より、最初三文字を取って【カグツ】。
設定で火を操ると聞いたので、日本神話の火の神から名前を頂いた。
シナトと同じく、漢字は万葉仮名を参考に音のみを当てているので、そのものに意味は無し。


・安奇都(晏麒羅)
日本神話に登場する水戸神(河口の神)「速秋津日子神(ハヤアキツヒコノカミ)」より、一部を取って【アキツ】。
シナト・カグツと同じく万葉仮名として漢字を当てているので字そのものに意味はなく、日本神話に氷を司る神が見受けられなかったので、語感的に晏麒羅っぽいイメージで決めた。


・ラナキラ(キングコング)
ハワイ語の「勝利、勝つ」から。
敗北が死に繋がる、シビアな世界である髑髏島の王だから。
某アローラの山とは関係ありません(笑)


・イウィルア(スカル・デビル)
ハワイ語で「骸骨」を意味する「【イウィ】 カナカ」と、同じくハワイ語で「魂、霊」などを意味する「ワイ【ルア】」を一部を取り出し、組み合わせた造語的な名前。
意味的には「骨と魂」。「肉」を求めて彷徨う「骨と魂(＝亡霊)」のような雰囲気。



・ルンフイ(KoMモスラ)
中国語で「輪廻」を意味する「轮回(ルンフイ)」から。
死んでも記憶を持ったまま卵から再び生まれる、と言う裏設定と彼女の生き様が由来。


・カロル(KoMラドン)
スペイン語で「熱」を意味する言葉から。
ラドンの熱を帯びたような翼や、身体のイメージのまま。


・シューニャ(KoMギドラ長男)
サンスクリット語で「0(ゼロ)」、「うつろな」。
般若心経の「空(くう)」、または仏教用語の三相の一つ「無我(アナッター)」の意味とも重ねている。
無我…あらゆる事物は現象として生成しているだけであり、それ自体を根拠づける不変的な本質は存在しない。
その考え方が後の般若思想の「空(実体がない)」に継承されているとの事。


・ドゥッカ(KoMギドラ次男)
サンスクリット語で「苦」。
仏教における三相の一つである「苦(精神的肉体的に悩ませる状態のこと。思い通りにならないこと)」より。


・アニトヤ(KoMギドラ三男)
サンスクリット語で「無常」。
仏教用語の三相の一つ「無常(全てのものは移り変わり、しばらくも同じ状態にいないこと)」より。



・ヒオニ(スキュラ)
ギリシャ語で「雪」。
本編の南極の氷融解を遅らせたという表現から冷凍系由来と想定して、氷、つらら、雪と言った語句を探し、「雪」を採用。