Who will know‐誰が知っているだろう‐




ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
本作は2017年1月21日にUSJにて行ったユニバオフ会の為に書いたもので、これだけのボリュームながらモンスターさん向けの茶番短編を含めて、なんとか当日までに完成しました。
遅れるのが常態化していたので、良い傾向ですねf^_^
もしかしたら、後述の事もあるかもしれません。



今回、お気付きになったと思いますが第三弾番外編以降、諸事情で直接出さずにいた人間界やその怪獣達が登場しています。
そう・・・今年に入り、ようやく柳さんと連絡が取れるようになったのです!
それは去年末、思い切って柳さんに安否確認と連絡が出来ない旨のメッセージを書いた年賀状を送ったのがきっかけで、年始になってお返事代わりの年賀状を頂きました。
どうやらスマホ本体の設定が問題でメール等が弾かれており、今まで返事をしなかったのは連絡がしたくなかったわけではなかったそうで、一安心しました・・・
年賀状に書かれたGメールのアドレスから連絡が可能になり、柳さんから今後も擬人怪獣シリーズに参加させて欲しいとのお言葉を受けましたので、晴れてシリーズ続行も決定しました!
今年はまだ始まったばかりですのに、早速一番嬉しかった出来事になる勢いです・・・!



そう言う訳で本作は登場が解禁された人間界を舞台にし、柳さんからのリクエストで設定・イラストを頂いた秘蔵っ子のシン・ゴジラを登場させ、それならと今まで出したゴジラ一族も一挙に登場させました。
ただ、サプライズ要素を優先させたので当日まで皆様にストーリーどころか登場怪獣もお教えせず、使用許可を取らずに書いてしまいました。
いきなり予定のない怪獣を登場させるのは前からの悪癖ではあり、皆様も寛大に許して下さいましたが、今後はシークレット要素はなるべく控えないといけませんね・・・
シン・ゴジラを紹介された時から人間界怪獣の解禁と兼ねて、彼を大々的に扱う為に今回の主人公に大抜擢し、同時に偶然にも同じ名前だったシンを絶対に重要人物・ヒロインにしなければ!と思って唯一モスラ姉妹から登場させ、この二人の関係性を柱に物語を作っていきました。
わざわざラゴス・ゴジラとスペースを追いやってまでゴジラ一族で2グループで行動させたのも、まずシンとシン・ゴジラの二人だけでドラマを進行させたかったからですが、お陰でゴジラ一族の方でも違うドラマが出来るようになり、後述のクリス姐さんの登場にも繋がったり、シリアスさの軽減として変わる事の無い人間界のゴジラ勢の絆をまったり描いたり出来ました。
それに、もしラゴス・ゴジラが最初からいたら「シン・ゴジラが何を考え、どうしてこんな行動をしているのか?」と言う謎があっさり解決してしまうんですよね。
それだとちょっと話の流れが淡白になりますし、他のモスラ姉妹がいるとやさしさに包まれてしまって同じ事になるので、やはり最初はどうしてもシンと二人だけで進行させた方が良いと思いました。
二人っきりのシーンの記述文も、「彼・彼女」を使い分けてややこしくならないようにし、シン・ゴジラの存在が受け入れられてからは使い分けを無くしたり・・・と、地味にこだわってみました。



そんな今回の主人公の鎌倉さんこと、シン・ゴジラについて。
設定とイラストを頂いた時から今回は敵キャラ・ギャグキャラには絶対しないと決めていましたが、シンが出る以上は「何故同じ名前なのか?」と言う理由が必要不可欠だと思い、かつ第二・第三形態も出したかったので・・・

・実は今までも「招待」されていたが、内向的な性格から皆の前に現れなかった。
・最初の「招待」場である謎の島に置いていかれ、第四形態になって自ら脱出してシンの元に現れた。

この二パターンを考えました。
ですが前者はドラマとして弱いので却下、後者もどうしようか・・・と考えていた所で柳さんから「今まで辿り着けなかったのではないか?」とのご意見を頂き、それを元に「フランケンシュタイン対地底怪獣」のフランケンシュタインのキャラクター像を中心にして、劇中の行動に説得力のある哀しき出生を構築しました。
特にフランケンは元から共通点が多いと思っていましたので、かなりオマージュを捧げましたね。
放射能を浴びて変異、幼体から段階を経て成長、死を超越した生命体、周りから疎まれる・・・
更に本作のシン・ゴジラとの共通点である「唯一優しくしてくれた女性に母性を抱き、その女性を守る為に全力で脅威に立ち向かう」所は、まさに同じです。
「フラバラ」を未見と言う方は是非ご覧下さい。東宝特撮黄金期の傑作です。
ちなみに「ディメンション・タイドで歪んだ時空から島に飛ばされた」のと「光のエレベーターに干渉出来る」設定は後者のパターンの名残であり、「登場怪獣紹介」に載せているシン・ゴジラのプロフィールはまだ柳さんのサイトに載っていないと言う事で、少々の改変や追加(誕生日、第一形態全般・第四形態一部)はしましたが、ほぼそのまま頂いた通りの文を使っています。
それから、シンの元ネタがセーラームーンなのはビジュアルや第三弾でのキメ台詞ネタでなんとなくお分かりだと思いますが、今回の話を受けてみかんさんからシン・イシュタル・アンシャル(シンの兄モスラ)の三人の名前の元ネタは、セーラームーンのSFC版ゲームオリジナルキャラからだと言う裏話を聞きました。
シンの誕生から約20年過ぎて、まさかこんな偶然が起こるとは・・・感慨深い話ですね。



また、時事列の整合性を取る為に第四弾から「ゴジラジオ」の間に数年の隙間を空けていた事で、第二・第三形態も違和感なく出せたと思います。
まぁ、第三形態の出番がかなり少ないですが・・・原作再現と言うことで(汗)
タイトルも映画にてゴジラが熱線を初めて発射する、かの「内閣総辞職ビーム」の場面で流れるBGMの名前で、本小説でのシン・ゴジラの孤独と嘆きが込められたものです。
このBGMには英語コーラスが入っていて、本作を書いている時には特に意識していなかったのですが、このコーラスの日本語訳を完成後に調べてみて・・・鳥肌が立ちました。
それ程までに、本作でのシン・ゴジラの内心の思いと合致していたのです・・・!
この日本語訳を知らない方は是非、自分で調べてみて下さい。映画と本作、両方の理解が広がると思います。
そんな彼の内閣総辞職ビーム発射前に頬当を外す動作は、オリジナルの熱線発射前の顎裂けを意識したものですが、この時の絶叫に使った「あ」の数は62個・・・つまり、映画公開当時のゴジラ62周年目の意味を込めてこの数にしていますf^_^
映画のあのシーンの驚きを再現しようと、構想当初からやりたかった場面です。
それから劇中で映画の重要人物である牧博士の名前を出しましたが、特に伏線などは考えていません(汗)
一人の怪獣(シン・ゴジラ)を主軸に据えた群像劇にした事によって本作はシリーズ随一のシリアス長編になりましたが、最近の作品はギャグ一等辺になりがちだったので、良い塩梅で良い話を書けたと思います。




あと、「ゴジラジオのラゴス・ゴジラのお便りパートで内閣総辞職ビームだのシン・ゴジラだの言っていなかったか?」と思う方も多かったと思うのですが・・・はっきり申します、あえて無視しました!
「怪獣界の地球では違うデザインのゴジラを使った「シン・ゴジラ」が公開されていて、地球に伝承されたゴジラ一族の痕跡などを元に作った初代ゴジラは存在した(つまり「シン」は「新」が主な意味)」・・・などの理由を考えてどうにか整合性を取ろうとしたのですが、どうも本編との折り合いが付かず、執筆期限もあったのでスルーする形となりました(汗)
そもそも、ゴジラジオ自体がかなりメタ成分が入った話なので・・・納得がいかない方は、どうか上の理由で納得して下さい!m(__)m


次に今回もう一人の新規登場怪獣であり、皇さん宅からのゲスト怪獣であるクリス姐さんについて。
「ゴジラジオ」でもリスナーとして少し登場させましたが、いつかちゃんと登場させたいと思っていました。
そこでシン・ゴジラが熱線を使う程の事態、出来れば隕石落下みたいな展開が欲しい・・・と言う事で宇宙怪獣でありヴィラン(悪役)怪獣代表のクリス姐さんに白羽の矢を立て、ターゲットにしていた「‐」ゴジラ親子を狙わせて伏線を回収したり、ゲスト組のゴジラ・レッド、レジェンド、あと今回個人的に活躍させたかったジラを加えて久々にバトルシーンを描いたりして、中々の長さになりました。
当初はラゴス・ゴジラも一緒に捕獲され、スペースも助けに行かせてスペースゴジラ同士で対決させる展開も考えていましたが、それだと人数が偏り過ぎるのと、流石に怪獣界最強のラゴス・ゴジラは捕まらないだろうと思い、ボツにしました。
しかし・・・クリス姐さんの台詞は、一応健全で売っているつもりである当サイトと僕の表現のボーダーラインを試されるものでした(汗)
同時にお色気キャラをちゃんと初めて書いた事で、描写の勉強にもなりましたね。
結晶フィールドの設定など色々付けたしたりしましたが、皇さんにはそのヴィランっぷりを喜んで頂けまして、リクエストで最初は控えていた「牛」「オバサン」発言をジラに言わせたりといった細かい添削を頂いたり、なんと初登場シーンを意識したイラストも描かれています。
なんとも素晴らしいイラストですので、是非皇さんのサイトで確認を!


他、劇中の話に出てきた「クリスタラック」は皇さんのサイトの短編リクエスト小説「The Pledge」に登場する怪獣で、日本未発売ゲーム「GODZILLA Unleashed(アンリーシュド)」に登場するゲームオリジナル怪獣「Krystalak」が元になった怪獣です。
このKrystalakにはスペースゴジラの結晶エネルギーを浴びて生まれた怪獣と言う設定があり、エメゴジとの繋がりはありませんが外観は「スペースエメゴジ」と言う感じで、今回クリス姐さんとゴジラ・レッド、そしてジラが出るので必ずこのエピソードを引用しようと思いました。
ゴジラ・レッドとクリス姐さんの口調の勉強の為に読みまくっていたのもあると思いますがf^_^
あと、最後に登場した「悪しき怪獣達」はこの小説を書いた時点では皇さん宅のヴィラン怪獣達のつもりでしたが、皇さんと話している内に「各異世界のヴィラン怪獣連合」の設定が浮かびまして、もしかしたらそれの伏線になるかもしれません。
ヒジュラス、ブラウニー、KAIJU勢、クリス姐さんの登場と来て僕の中でそろそろ各作者様のヴィラン怪獣も本格的に出したい気持ちが出てきまして・・・
ただ、このシリーズは他世界の怪獣の交流がメインなので、悪役の台頭で作風がシリアスがちになり、基本的にほのぼのとした世界観が崩れないかとの心配はありますし、その辺りのバランスも考えて今後の展開を見据えようと思います。


それから、今回遂に一堂に会した各ゴジラ一族について小話を。

・「‐」ゴジラ
「ゴジラジオ」での伏線回収により、登場してすぐに貞操の危機に陥る波乱の役回りですが(汗)、チャイルドと並んでレジェンドのストッパー役にうってつけでした。
別れの前にシン・ゴジラに送った言葉はタイトルと対になっていまして、どうしても入れたいと思いながらもどうしようかと悩んでいる内に完成報告が遅くなりましたf^_^

・チャイルド
父と同じく波乱の役回りであり、レジェンドとの絡み役にしてストッパー役です。
ある意味、原作と同じ役回りですね。

・ラゴス・ゴジラ
読心術設定からシンに次ぐシン・ゴジラの理解役になりましたが、それ故しばらくシン・ゴジラから遠ざける必要もありましたf^_^
彼が正統派主人公キャラなのも、理由としてあるかもしれません。

・スペース
実はクリス姐さんとの兼ね合いで外す事も考えましたが、出演済のゴジラ一族で彼だけ省くのもおかしいと思って出演させ、出してみてそれは正しかったと思いました。
甘党設定も出せましたし(笑)

・「VS」ゴジラ
久々の登場なので、かなり台詞や出番に気を使ったキャラです。
機龍やジラへの突っ込み役が目立ってしまいましたが、交流を重ねる事で少しずつ現れている彼本来の温和さや優しさが描写できれば・・・と思いました。
シン・ゴジラとレジェンド、双方の理解役にも最適でした。

・機龍
主に僕のせいで、満足から抜け出せずにいますね(汗)
だからこそ、和ませ役や仲裁役など彼本来の魅力が出せるようにしてみました。
複雑な経歴を持つ彼だからこそ、「後悔先に立たず」と言う台詞に説得力があると思います。

・Jr.
とにかく突っ込み役が目立ってしまいましたが、僕の中ではまとも役・橋渡し役です。
最初は初登場からの時間経過と、ゴジラ一族のバリエーション増加の為にミレゴジとして出そうと思ったものの、色々考えてボツにしました。

・呉爾羅
賑やかし役にしてボケ役ですが、だからこそ台詞に一番悩まされました。
その努力あって(?)、シリーズ中で一番自然な電波ボーイとして描けたと思いますし、柳さんからも「120%そのままです!」とお墨付きも頂きました!
命の在処を語れるのも、残留思念の塊である彼だからこそですね。

・ジラ
今回、シン・ゴジラと並んで自分の思い通りかつ上手く書けたと思うキャラです。
前回での立ち回りが個人的に微妙になってしまった後悔と、昨年シン・ゴジラ公開記念の一環で日本映画専門チャンネルで放送されたエメゴジを久々に見た影響から、あの大活躍となりました。
それまでエメゴジは茶化されても仕方ないかな・・・と内心思っていたのですが、ちゃんと見直してからエメゴジが愛おしいとまで思い、内容も観客を楽しませる娯楽性に優れた作品だったのだと感じ、逆にとりあえずエメゴジは否定・茶化せばいいと言う風潮に腹が立つくらいにまで思い入れが強くなりました。
蒲田くんやムートーが許されるならエメゴジだって許されるべきだし「原始怪獣現る」リメイクがしたかっただけと言うけど初ゴジだってオマージュしてんだから一緒みたいなもんだし続編シノプシス見たら分かるけどエメゴジは生物としての魅力とゴジラとしても新しい魅力に満ち溢れてるし映画はそれを娯楽作品としてちゃんと描きながら完成させてるしテーマ性がどうとか言うけど結局みんな性格より見かけで決めるみたいにエメゴジもデザインだけで判断してわざと良い所は見ない傾向あるしリメイクしたら姿や設定が変わるなんてよくある事だしまずマグロだの茶化さないとって思ってんだろいじめかよいじめなんて人間最低の行為で・・・
あぁすみません、珍しく本音を・・・ここでは関係ありませんね(汗)
とにかく、今回絶対に出して活躍させたかったキャラです。

・ゴジラ・レッド
ゲスト登場した第三弾番外編、名前だけ出した第五弾からこれまた久々の登場にして、初めて本格的な登場となる皇さん宅のゴジラです。
割と歳上(28歳)なので機龍・スペース・レジェンドとはまた違う、ワイルドな兄貴分として描いてみました。
クリスタラックの件も絡め、彼の同族への優しさも出せたと思います。

・レジェンド
ゴジラジオから引き続き登場、城村さん宅のギャレゴジさんです。
今回は無口キャラのシン・ゴジラとの差別化の為、よりいぶし銀要素を強めたり口数をやや多めにしました。
ただ、シン・ゴジラの脅威性を出す為に損な役回りをさせてしまったな・・・とも思います。
一応、城村さんからは特に苦情はなく、地球を護ると言う使命感とチャイルド達を危険に晒したくない優しさ故の苦渋の決断である事が伝わればいいのですが・・・
ちなみに、対クリス姐さん戦で見せた斬撃のシーケンスのイメージ元はオリジナルの熱線を出す前の発光動作と、宇宙刑事シリーズのレーザーブレードです。
あの「段階を経る発光」を刀で再現したかったのですが、やってみたらレーザーブレードにしか見えなくなりましてf^_^
あと「おじさん」の下りは城村さんからの添削を元に追加した会話です。



その他、今回の小ネタの数々を。


・ジラ初登場時の台詞「最初からクライマックス」は「仮面ライダー電王」の有名な台詞の一つです。
そういえば前作でも「俺、誕生!」って使っていましたね・・・


・クリス姐さんの禁句の一つ「オカマみたいな名前」は言うまでもなくクリス松村さんの事です。
本家では特に禁句ではありませんが、ふと思い付いて言わせてみました(汗)


・なんとなく分かった方も多いと思いますが、劇中クリス姐さんが使う技は全てオリジナルの技を意識しています。

電撃光線=スペース・ビーム
結晶攻撃=ホーミング・ゴースト
ロッドでの突き攻撃=テール・スマッシャー
鏡のようなバリア=フォトン・リアクティブ・シールド

なお、ゴジラ・レッドが使った赤い爆炎はバーン・スパイラル熱線、チャイルド親子に使った「十字架の磔」についてはウルトラシリーズのお庭芸を意識しています。


・ジラの「究極!ジライダーキック」はスパロボシリーズオリジナルロボット「ゲシュペンスト」が使う必殺技「究極!ゲシュペンストキック」+「ライダーキック」です。
「究極!ゲシュペンストキック」は叫んでなんぼの技ですので、下のネタもある意味ちょうど良かったわけですf^_^


・ゴジラ・レッドが言っていた「野郎オブクラッシャー」は超名作アクション映画「コマンドー」の悪役・べネットの空耳です。
なので直前のジラの「ヤロォォォ~」も「野郎オブクラッシャー」として再生してください(笑)


・同じくゴジラ・レッドの台詞内の「リミットブレイク」は「仮面ライダーフォーゼ」の必殺音声からです。


・スペースが言っていた「ウンパルンパ」はJr.も普及していますが、「チャーリーとチョコレート工場」に登場する小人の従業員の名前です。
何か「う」で始まって「ぱ」で終わる単語はないかと探した末に行きつきました(汗)
何気にスペース初めてのボケですね。


・呉爾羅の「そうとも言う。」は「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけの有名な口癖が元です。
間違った言葉を使ったくせに謝らないこの感じが、電波ボーイ全開ですね(笑)


・同じく呉爾羅の「なんだ?かんだ?ざけんなって・・・」は藤井隆さんの懐メロソング「ナンダカンダ」の歌詞が元です。
やりたい事、やるべきデス!


・またまた(汗)呉爾羅の「じぇじぇじぇっ!」は説明不要かもしれませんが、一世を風靡した朝ドラ「あまちゃん」の有名過ぎる台詞が元です。
なんか、呉爾羅ってずっと昔から朝ドラ見てそうですし・・・


・ジラの「スーパーゴジラブラザーズ」は説明不要かもしれませんが、「スーパーマリオブラザーズ」からです。
まぁ、「ゴジラーズ」や「ゴジレンジャー」に比べたらこちらの方がいいです・・・よね?



それとラストの折り鶴を飛ばす場面と「アリガトウ。」の〆を見て、それぞれ僕が昔書いた「証明写真」と「履行期間」のラストが浮かんだ方は・・・正解です!
正直この二編と被っているのは分かっていましたが、あれ以上に良いエンディングが浮かばず、承知の上でやりました。
あっ、それと「チーム・サティスファクション」についてはもうあえて解説しないのでf^_^
本作のイメージソングは・・・特にありません。
無いと言うより、「シン・ゴジラ」のサントラがそのままイメージソングみたいな感じです。
皆様も脳内再生余裕なくらい聞いているでしょうから(汗)、場面に合ったBGMを適時再生しながら読んでみて下さい。



今回はもうとにかく、シリーズ続行と柳さんの怪獣達がまた出せるのがたまらなく嬉しくて、その思いをぶつけまくった話となりました。
スパロボで言う「ヒュッケバイン問題」のような感じで(ちなみに「ヒュッケバイン問題」とはこの名前のオリジナルロボットが突然メディアへの露出が無くなったのを機にゲーム本編にすら出なくなって行った問題の事で、顔がガンダムに似ているのにアニメに出すのかと某社から言われたのが切欠とされています)、この問題とは違って僕が自主的に控えていただけではありますが、それでも「もう出せないと思っていたキャラが再び出せるようになった」のは歓喜の極みです。
このヒュッケバインも今年2月発売の「スパロボV」でまさかの再登場を果たしましたし、こちらの問題も進展があったのを祈りたいですね。
もし柳さんからの連絡が無ければ、最初は獣人界を舞台に「擬人化怪獣専用の娯楽施設『怪獣ランド』で様々な怪獣達がユニバ的なアトラクションで楽しむ」話か「皇さん宅のガメラと僕のガメラのW主人公」の話をやる予定でした。
特にWガメラの話はガメラ怪獣解禁・マンネリ化打破としても良いと思っていたので、柳さん宅のガメラも交えて次回にでもやってみたいです。
更にこれを機に第四弾ではカットした東京組サイド・モスラ姉妹サイドの話、護国バランと皇さん宅のバランを加えた完全版「同志の集い」、「‐」モスラとバガンの因縁などの話も書いてみたい気持ちもありますね。
今までになくあとがきが長くなってしまいましたが(汗)、それだけ書けるくらいの思いを込めて書いた本格的なシリアス長編であり、閉じつつあった可能性が再び解き放たれた、シリーズ第二の分岐点となる話でした。






あと、シリーズ続行によりもう無しにしましたが第四弾あとがきで言っていたシリーズ最終回までの構想も書き残しておきます。
もしかしたら、形を変えて採用するかもしれませんしf^_^


・四神全員、「‐」敵怪獣(ヒジュラス・プレシオル・マジロス・フォライド)、設定を変えて怪獣界出身ではなく異世界を渡る旅人(外来種)のようなホオリンガ、ゲスト的にレジェンドが登場する第四弾の後日談短編。
アンバーがビオランテから貰った宝琳の中に紛れ、「‐」世界に来たホオリンガの存在自体が「‐」世界を乱す。「『招待』を快く思わない悪意(金紅魏怒羅辺り?)」にそう教えられたヒジュラス達が襲って来る。
レジェンドはホオリンガを守る為に「招待」主から特別に遣わされる。


・本作に登場したのとは違うシン・ゴジラ(皇さんか城村さん辺りからの出演)により、異世界への道が断たれた十数年後の「‐」世界を舞台にした完結編。
「‐」怪獣総出演で、彼らの回想する形で今に至るまでの出来事を描き、加えて口頭で伏線を全て回収。
「‐」モスラVSバガン、シン・ゴジラ対ゴジラ・真。
ラストに「彼女」の尽力で再び道が開き、エレベーターから異世界の怪獣が現れ・・・で〆。
両作共に、「‐」怪獣以外はなるべく出さない方針。
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