Who will know‐誰が知っているだろう‐
Jr.「く、鯨!」
「VS」ゴジラ「ら、らご・・・来襲。」
ラゴス・ゴジラ「う・・・宇宙!」
スペース「運動。」
呉爾羅「また『う』かよ!ええっと・・・じゃあ、うち(家)!」
機龍「チーム・サティスファクショ・・・あっ。」
Jr.「今『サティスファクション』って言おうとしたでしょ?はい、機龍失格。」
機龍「あらら、見逃してはくれないか。」
「VS」ゴジラ「機龍さん、あんたさっきも『満足』って二度言って失格になったばかりだろ?どっか故障してんのか?」
呉爾羅「機龍は単純だな~。だからここは俺に『パンツ』って言わせれば良かったのに。」
Jr.「いや、それ呉爾羅が言いたいだけだし。しかも順番的には文句はスペースに言わないと。」
「VS」ゴジラ「言った所で何も変わら無いからな、Jr.・・・」
スペース「そうか、『ウンパルンパ』とでも言えば良かったのか?」
Jr.「えっ、何そのチョコレート工場にいそうな人の名前?」
ラゴス・ゴジラ「怪獣界にある果実の名前なんだ。チョコみたいにすっごく甘くて、アニキの大好物なんだけど・・・」
スペース「おいゴジラ!それ以上余計な事を言うな!」
ラゴス・ゴジラ「いって!!」
一方、目的地まで目と鼻の先まで来ている「VS」ゴジラ一行。
現在しりとり第二回戦が機龍の再敗北と言う結果で決着が付き、ラゴス・ゴジラが失言によってスペースの結晶剣で叩かれている所だ。
ラゴス・ゴジラ「なんだよアニキ、剣で叩く事無いじゃんか!」
スペース「お前の悪癖に罰を与えただけだ。」
Jr.「その辺詳しく聞きたい所だけど、俺までやられそうだからやめとこう・・・」
「VS」ゴジラ「あいつ本当に100年以上生きてるのか、たまに疑問に思うな・・・」
機龍「・・・そうこうしてる内に、目的地に到着したみたいだな。」
山道を上がり、一行の前に現れた家屋。
間違いなく、シンが先に入って行った家屋だ。
呉爾羅「うーん・・・なんか『ノイローゼ』を感じるなぁ・・・」
Jr.「それを言うなら『ノルスタジー』、でしょ?」
呉爾羅「そうとも言う。」
ジラ『おっ、みんないるじゃないか!お~い!』
「‐」ゴジラ『ほんとだ!お~いっ!!』
チャイルド『お~いっ!』
更にそこへ「‐」ゴジラ一行も到着、合流し、これでシンと「彼」を除く全ての怪獣、今まで「招待」経験のあるゴジラ一族が出揃う事となった。
ラゴス・ゴジラ「ジラ!それにチャイルド親子とレッドも!」
機龍「なるほど、今回は多種多様なゴジラ一族が勢ぞろいって事か。」
呉爾羅「ほんとだ!こりゃ、ゴジラのよりどりみどりだぜ~!」
ゴジラ・レッド「確かに、これだけゴジラがいると悪い気はしないな。」
「VS」ゴジラ「おい、なんで偽者までここにいるんだ?」
ジラ『なっ!あんたって奴はもう毎回毎回・・・!国産じゃ無いと駄目って言うのかい!それなら、ここにいる彼も偽者になっちゃうよ?』
レジェンド「・・・」
スペース「一人知らない者がいると思ったが、黙っていても凄まじい力のオーラを感じる・・・何者だ?」
ジラ『彼はここにいる私達とはまた違う世界から来た、ゴジラ・レジェンド。実は彼も私と同じ、アメリカ出身のゴジラなのさ。』
呉爾羅「・・・えっと、ハ、ハロウ?あの、俺の、名前、ネイムイズ、ガッズィーラ!」
レジェンド「・・・日本語でいい。」
「VS」ゴジラ「まぁ、確かにこいつはれっきとしたゴジラだな。こいつを見たら、お前はやっぱり偽者に見える。」
ジラ『なっ!私も彼も同じアメリカンゴジラなのに、差別するのかい!?』
「VS」ゴジラ「安心しろ、少なくとも人間共からの評価も俺と一緒だ。」
Jr.「志はともかく、見た目なら確実にレジェンドさんの方がゴジラっぽいですからね。」
ジラ『ま、またまた親子揃ってひどい・・・』
レジェンド「・・・気にするな。風評被害はいずれ消える。」
ジラ『あ、ありがとうよ・・・』